カンボジアとタイの国境にポイペトという街があります。バンコクからバスで日帰りできる距離に位置しているので、タイに住む外国人がビザランで訪れる街として有名です。
ポイペトにはカジノ街という側面もあります。賭博が禁止されているタイの人達向けに、所狭しと十数件のカジノ&ホテルが建設されているのです。
日本人がカジノを楽しむ場合、韓国・マカオ・フィリピンなどのアクセスが良いため、わざわざカンボジアまで行く人はいないでしょう。
しかし、私のようなセミプロギャンブラー(プロギャンブラーではない)にとって、ポイペトのカジノ&ホテルには韓国・マカオ・フィリピンにはない旨味があります。
ポイペトのカジノ(プロモーションチップ)でホテル生活が捗る件
カジノでは、プロモーションチップを購入することで併設されているホテルの宿泊が無料になるという特典があります。「コンプ」という呼び方もされます。
韓国・マカオ・フィリピンなどのカジノ&ホテルに無料で宿泊したい場合、1日あたり百万円単位のプロモーションチップを購入しないといけません。また、プロモーションチップが使用できるのはバカラやルーレットのようなハウスエッジが高いゲームだけです。
普通に宿泊したら一泊で数万円する豪華なカジノ&ホテルに無料で宿泊できるとはいえ、百万円単位でハウスエッジが高いゲームをプレイしないといけませんので、期待値的には相応にお金が減ります。
しかし、ポイペトのカジノでは1日あたり2万バーツ(約7万円)のプロモーションチップを購入すれば無料でホテルに宿泊することができるのです。しかも、このプロモーションチップはハウスエッジが最も低いブラックジャックにも使用できます。
詳細は後述しますが、ポイペトのカジノのブラックジャックのハウスエッジを計算すると0.6%くらいになります。2万バーツ(約7万円)を回転させても、期待値的には120バーツ(約420円)しかお金が減りません。
この120バーツ(約420円)というのは、ホテルに無料で宿泊するための必要経費みたいなものです。短期的には大きく勝ったり大きく負けたりしますが、長期的にはこの120バーツ(約420円)という期待値に収斂されていきます。
金曜日・土曜日は購入が必要なプロモーションチップが3万バーツ(約10.5万円)に増額されたりしますが、それでも期待値的には180バーツ(約630円)しかお金が減りません。
ざっくり1ヶ月の滞在費を計算すると、4,080バーツ(約14,280円)です。カジノ内・ホテル内での食事は無料になります。アルコール類を含めた飲み物も無料です。なんと、ポイペトのカジノでは煙草も無料。
ざっくり1年間の滞在費を計算すると、48,960バーツ(約171,360円)です。普通に日本で生活していたら、1ヶ月分の生活費にも満たないような金額。
余談ですが、カンボジアではドル建ての定期預金が5%とか6%とかなので、理論上は500万円もあれば死ぬまで遊んで暮らせる?ことになります。
何にせよ、世界広しといえどもこれだけの高条件で飲み食いが無料のホテル生活が可能なのはポイペトのカジノだけでしょう。
ポイペトのカジノのブラックジャックのルールについて
はっきり言って、ポイペトのカジノのブラックジャックのルールは辛いです。ブラックジャックでお金を増やしたいと考えている人がわざわざ足を運ぶ価値はありません。
- ×ディーラーのホールカードなし
- ○ディーラーのソフト17はスタンド
- ×プレイヤーのダブルダウンはハード9~11のみ可能
- ○プレイヤーのスプレッド後のダブルダウンは可能
- ×プレイヤーのAのスプレッドは1回のみ可能
- ○レイトサレンダーは可能
- ×ディーラーのAはレイトサレンダー不可
上記のルールでベーシックストラテジー通りにプレイした場合、ハウスエッジは0.5~0.6%になります。ルールは辛いですが、それでもバカラやルーレットと比較するとハウスエッジは半分以下です。
ちなみに、ポイペトのカジノのブラックジャックのミニマムベットは100バーツ(約350円)と安いため、分散を抑えつつプロモーションチップを回転させるにはもってこい。
また、ポイペトのカジノではブラックジャックのテーブルにはほとんど客が座っていません。ディーラーと1対1になることも日常茶飯事ですが、短時間でプロモーションチップを回転させるには良いでしょう。2~3時間もあれば十分。
ブラックジャックはカジノにとって最も儲からないゲームなので、プロモーションチップが使用できるのは非常に珍しいです。きっと、人気がないからなのだと思います。
ポイペトのカジノ&ホテルについて
実を言うと、ポイペトのカジノ&ホテルは普通に宿泊しても1,000バーツ(約3,500円)くらいからあります。韓国のソウルやフィリピンのマニラにある一流のカジノ&ホテルとは比べ物にならないくらいチープ。
有名所としては以下のようなカジノ&ホテルがあります。プロモーションチップやブラックジャックのルールは少しずつ異なりますが、まー、似たり寄ったりです。
ポイペト リゾート カジノ (Poipet Resort Casino)
ポイペトのカジノ&ホテルに一流の部屋や食事は期待できません。だからこそ、私のような小賢しい外国人が集まっておらず旨味が残っているとも言えますが、基本的には安かろう悪かろうです。
それでも、貧乏バックパッカーが言う「東南アジアなら月○万円で生活できる!」みたいな話の前提になっている屋台飯を食べたり冷房のない部屋で暮らす生活よりは格段に快適であることは間違いないでしょう。
あくまでも思考実験です。タイ旅行ついでにコスパ良くカジノで遊びたい人は試してみる価値があります。
繰り返しになりますが、短期的には大きく勝ったり大きく負けたりすることもありますので、ご利用は計画的にお願いします。
今日は以上です。
コメント
こんばんわ
ランキングから来ました
かなり安い宿泊料金ですね