ときめきメモリアルOnly Love 総評
コナミが、オンラインゲーム「ときめきメモリアルOnline」を普及させるために放映したような気もしないでもない本作。当初はどうかと思わせたものの、割と普通に面白かった作品だったようにも思えます。
いけませんね、先入観と言うヤツは( ̄∇ ̄;)
では、そんなことも踏まえつつ、続きをどうぞ。
ときめきメモリアルOnly Love
放映日:2006年10月~2007年03月(全25話) 私が視聴した放映局:テレビ東京
○総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
基本的に1話完結の話を季節ごとに繋ぎ合せた感じ。伏線の設置や回収と言ったものは特になかったこともあって、シナリオとしてはこういう感じが妥当かなぁ、と。
個人的にはラストで小百合と結ばれるルートなら、もっとそれ一直線でも良かったかなぁ、って思います。つかさとか水奈とかが最後どころか、中盤くらいからすでに空回りが始まっちゃってたし(それはそれで面白かったけれど)。
演出 評価:B
基本的に恋愛+コメディみたいな感じなので、演出は主に恋愛時におけるキャラクターの描写ですが、相手のことを意識した最終回はともかく、そこに至るまでどういう経緯でどういうきっかけで相手を好きになっていく過程がすっぱ抜かれていたのが残念。まぁ、水奈はともかく、つかさとかぶつかって「運命!」で最後まで駆け抜けた感じが否めないし。
作画 評価:S
割とコナミが提供するアニメは、作画の質が安定している気がします。Dグレとかね。そんなわけで、ときメモも高いレベルで安定していたような気がします。目立った作画の質低下も見られなかったと思いますが。
CAST 評価:A
私が最近の声優界に詳しくないためか、実はメインキャストの方々はほとんど知りませんでした(せいぜい、犬飼洸也役の高橋広樹さんくらい)。なので、その分率直に演技力だけで判断出来ていると思いますが……そうですね、メインキャストだと春日つかさ役の吉川友佳子さんと桜井晴役の中尾良平さんがそれなりに良かったかな、と思います。まぁ、後のメインキャストについては……そう言うことかと。
その分、脇役が有名どころで固められていたせいか、全体的に崩れることが絶対になかったため、キャスティングとしては巧い方だと思います。
OP/ED/BGM 評価:A
個人的には悪くなかったと思います。前期のEDは割と好きな方だったかもしれません。
まぁ、ただ疑問があるとすればEDは前期と後期で分けているのに、OPはそのままだったことですね( ̄∇ ̄;) まぁ、必ずしも変わることがベストではありませんし、OPも悪くなかったので下手に変わるよりはずっと良いですが。
総合 評価:A
意外と面白かった、と言ってしまってはファンの方に失礼かもしれませんが、それが率直な感想ですね。
ストーリーも結末も平坦だったことだけが残念ですが、基本的に1話の中で学園生活をベースにしていろいろなイベントごとをしていくことで、面白さを引き出していたと思います。
○おまけ
ベストキャラTOP3
1位 椎名あやめ
個人的に好き、ただそれだけです(ぇ まぁ、それを差し引いても良い意味で親友をやってくれたと思います。天宮小百合と春日つかさの両方と親友と言う立場に立ちながら、こっそり陸を狙ってくれるとなお面白かったかも。
2位 天宮小百合
まぁ、名実ともにおそらくこの物語のメインヒロインですからね、外せません。もうちょっと自分の気持ちに早く、且つ明確に気づいてくれるとつかさ・水奈と四角関係になって観ている方は面白かったと思います。
3位 ひよこ
最初から最後まで「ピヨ」で通しつつ、ほぼ毎回出てきたであろう凄キャラ。何より演じ切ったCVの方の方が凄い。まぁ、何だかんだ言って欠かせないキャラですよね( ̄∇ ̄;)
ベストエピソード
21話「ときめきの聖夜(クリスマス)」
まぁ、あやめが意外な活躍をした回です。あくまで個人的なベストエピソードですが、小百合の嫉妬を目に見えて引き出したと言う点では、割と重要な話だったと思います。
- at 17:39
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