梅衣堂ひよと旦那様の野望 用語集
用語集は追記からどうぞ。
梅衣堂ひよと旦那様の野望
基本情報
作者:米山シヲ
掲載誌:月刊少年ガンガン(ガンガンコミックスレーベル)
連載期間:2016年3月号~連載中
発巻数:既刊2巻
ガンガンONLINEにて期間限定で公開話数有り
ガンガンONLINE 「梅衣堂ひよと旦那様の野望」
作者関連書籍
『ブラッディ・クロス』 全12巻発売中
公式特設ページ
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各巻あらすじ
イントロダクション
城勤めをしている貴族・レオンハルトは強すぎる出世街道ばく進の夢を持つ。
出世をきっかけに屋敷を購入しメイドを雇うが、そこに来たのは未来の武器やアイテムを駆使する謎で萌ラブで電波でチートなメイドだった…。
(ガンガンONLINE公式ページより一部抜粋)
第1巻
マカラデュレという都市。そこで出世とそのための名声値集めを生きがいにしている貴族・レオンハルトは、管理職への登用・出世が決まって中古ながら丘の上に屋敷を購入。その屋敷に仕えさせるメイド斡旋を依頼した帰り道、生垣に埋まっていた美少女・梅衣堂ひよを助ける。
しかし、どんな運命の悪戯か、夜になって屋敷を訪問してきたメイドはなんとそのひよ。だがその時、レオンハルトの屋敷は盗賊団に襲われていて…。
第2巻
ひよを雇ったレオンハルトに試練の日々が続く!? 野望を抱く宮廷魔術師に天才発明家、さらには怪しいレオンハルト付きの秘書や他国の王子たちまで登場してひよとレオンハルトの運命は果たしてどうなるのか。
各巻感想
第1巻
第1話「出会(しゅっかい)」
第2話「秘密」
第3話「侵入」
第4話「検証」
第5話「姫君(プリンセス)」
第6話「事件」
第2巻
第7話「賞賛」
第8話「芝居」
第9話「出世」
第10話「発明」
第11話「来訪」
第12話「生死」
登場人物
-バニラ家-
梅衣堂 ひよ(うめいどう・ひよ)
本作ヒロイン。初出1話。お金と萌え要素をこよなく愛し、銃火器を平然と振り回す新人メイド。ややドS気味。メイド服のスカートの裏には大量のマガジンやナイフを隠し持っており、急な襲撃にも万全に対する。魔法があるマカラデュレの世界でも、ひよ曰く「一発一万円」の銀製の弾丸を使うことで対応するほど。
西暦2016年から本人曰く「少々の野望」を抱いてこの世界にやってきた。具体的には兵器を欲しているようなので何らかの目的で「力」を求めていると推察される。この世界ではチートともいうべき2016年時点での科学技術を器用に使いこなす一方で、トンカチなど人力の道具の扱いは極めて不器用。クマや寿司の着ぐるみやパジャマを持つといった一風変わったセンスの持ち主。DIYもこなす。マカラデュレでの主な移動手段がスクーターな点が目下、レオンハルトの大きな悩み。
昼食の弁当を毎日のように届けたり求愛(?)をメイドとしての仕事を理由に断ったりするなどメイドとしてちゃんと主人に尽くすが、一方でレオンハルト不在だと食事をカップ麺にしようかと悩むほどの堕落っぷりが目立つ。
レオンハルト・バニラ
本作主人公(?)。21歳。初出1話。出世欲に溢れ、そのための手段として名声値集めを生きがいとする残念貴族。ひよの雇用主。
城勤め(役所勤め?)。溜めてきた名声値の評価も加味され、最近管理職に昇進した。その時の臨時ボーナスを頭金に丘の上の中古の屋敷を購入したのが運の尽き(笑)。7話で国王から直々に勲章を貰い、8話までは「南区生活管理班」に属していたが、9話に「マカラデュレ王室直属非常時緊急対策本部第一執務室長(レオンハルト曰く「出世の証の個室」)」へ栄転(?)。
実は女性恐怖症。会話程度なら問題ないが接触(ふれあい)はほぼ不可能で悲鳴を上げるレベル。
オズワルド・バニラ
初出3話。レオンハルトの弟。兄とは対照的に女性大好きな残念イケメン。現在、三股中のため金欠気味。
なぜか大剣を持っている。
-マカラデュレ王室-
国王
マカラデュレ国の国王。名前だけは1巻から出ているが、ビジュアル等の初出は7話。
ローゼリカ・ナタリア・フランボワーズ
ワガママ魔女っ娘ドSプリンセス。マカラデュレ王女。初出5話。
マカラデュレ地域周囲で唯一魔法の素質を持って産まれたが、そのためチヤホヤされて育ったためかなりワガママとなった、通称『魔女姫』。決め台詞が常に邪悪。
魔法の素養は確かなようで、物質凍結、馬車具現化などの魔法を瞬時に行える。魔力そのものも宮廷魔術コモンであるシュヴァルツの数倍はあるという。シュヴァルツ曰く「お得意は絞首刑」とのこと。
ひよを気に入っており、7話では父親である国王を通じてラインハルトにひよを献上させようとしたほど。
アルバート・グレイ
ローゼリカ御付きのドM執事。初出5話。
ローゼリカ護衛も兼ねているため特殊訓練を多数受け、実戦経験も多少ある。
シュヴァルツ・カシス
宮廷魔術顧問。初出6話。
右眼に黒い眼帯をし、耳にピアスを多数あけている宮廷に仕える魔術顧問。魔力自体はローゼリカよりも大きく下回るが研究を続けていて、ローゼリカの指南役となっている。
国で大きな騒動を起こし、その隙に乗っ取り君臨する野望を抱き、アロ・マテラの「モナルダ」を通じてひよと同じように2016年相当の銃、暗視スコープ、無線機を保有しており、それらを傭兵に貸し与えてローゼリカ暗殺を企てたが失敗に終わった。
リゼ・アリア・ショコラ
マカラデュレ王室直属非常時緊急対策本部第一執務室長(レオンハルト)の秘書。本人が自虐を述べるほどの幼児体型。腹黒で陰湿。得意の嫌がらせは握手すると見せかけて相手に解けたチョコレートの欠片を押し付けること。
何らかの理由でレオンハルト(のメイドであるひよが)未来の武器を持っていると知っており、情報を知ろうとしている。12話の最後には彼女自身が未来のアイテムである「スタンガン」でレオンハルトを気絶させた。
ギルバート・マロン
通称「ギル」。初出10話。黒髪痩躯の青年でウィルの双子の兄。マカラデュレ第二発明研究室所属。
いつからかひよ(の持つ未知のアイテム)に目を付けており、拉致してきてしまうほど。
ウィリアム・マロン
通称「ウィル」。初出10話。ぽっちゃり体型のギルの双子の弟。マカラデュレ第二発明研究室所属。
ギルと比べて比較的常識人。肉体労働はあまり得意ではないが、ちょっとやるだけで兄並みの痩躯に変貌する。
アロ・マテラ
アヴァンシス
アロ・マテラの王子。額に第三の目を持つ。生まれた時にかけられた発光の魔法によって気を抜くとキラキラと光ってしまう謎体質。
今回のマカラデュレ来訪はマカラデュレの軍備情報の把握だったが、ひよの反撃でスパイの証拠が揃ってしまい、逆にひよに脅迫されてしまう。
ベルガモット
アヴァンシスのお伴としてマカラデュレにやってきた魔術師。自称「大魔女」。通称「猫」で、その呼び名の通り猫のような耳や尻尾を隠し持つ。
「モナルダ」という偽名を用いてシュバルツに未来の武器を貸し与えていた張本人。そうすることでマカラデュレの内乱と内部崩壊を目論んでいた。
魔術師としての腕前も確かで、一瞬で異空間を創造し、大量のぬいぐるみを模した死肉兵を操ったりしていたが、ひよの怒涛の反撃の前に消滅した。
-その他-
シトロン
マカラデュレにあるメイド協会(メイド案内所)の受付のおばさん。初出1話。
用語
マカラデュレ
本作の舞台となっている架空の都市。「緑の国」とも。まだ王政の残るのどかな国家。国土面積は小さいながら立地に恵まれ、近隣諸国を繋ぐ交易路となっている商業国。主な財源は交易路の関税で国土の割にそれなりに潤っている。
特産物は小麦とワイン。名産品はホロホロ鳥料理と果物のパイ。蒸気自動車普及率約5%で交通の主流は馬車。使用通貨は「ルッツ」。レートは日本円と同じくらい(500ルッツなら500円程度)。
城、観光案内所、メイド案内所などがある。王政が残っている影響か貴族という階級がある一方で「銃」という武器が存在しないなど私たちでいう中世~近世辺りの世界感が広がる国。
またこの世界にはまだ「魔法」という存在がわずかながらに残っている。
アロ・マテラ
黄金の国。マカラデュレの隣国。
名声値
名声を集めることで溜まる数値。ここで言う「名声」とは対外的な善行や勇敢さによって上がる他者の評価――つまり、良いことをして周囲の人に褒められたり、認められたり、羨ましがられたりすること。レオンハルトの生きがいであり出世のための手段。
名声値の溜まり具合で城務めの場合、昇進にも関わって来るようである。
これがマカラデュレ特有のシステムなのか、この世界での一般的なシステムかは不明。
西暦2016年
ひよが来た年。いわゆる「現代」。基本的には我々の現代の科学技術水準だと思われる。ちなみにひよがこの世界に持ち込んだ主な2016年のものは、
・銃火器各種
・対戦車地雷
・チェーンソー、釘打機
・フルカラーの冊子類(主にHow to本やレオンハルト用のグラビア誌類)
・電子レンジ、オーブン、冷凍冷蔵庫
・現代農業器具(耕運機、噴霧器、化学肥料)
・上記家電などを動かすための小型発電機
・トランシーバー、双眼鏡
・各種着ぐるみ(笑
どういう風に持ち込み、取り出しているかは不明。また銃弾の中には一発一万円の、死霊すら再生させずに打ち砕く銀製の弾丸すらある。
同様にシュヴァルツは上記以外に、より高性能な通信機や暗視スコープを持ち込んでいる。
マカラデュレ第二発明研究室
ウィルとギルが所属する研究室。一応、城所属なので国直属の役人(公務員)だと思われる。さまざまなアイテムを開発・自作している。具体的には、
・人体用睡眠ガス3号(一定量以上を摂取すると死ぬベンゼミトールを使用)
・目覚まし時計(30秒以内に起きないと生卵が降ってくる)
・荷馬車風自転車(荷馬車のような荷台と二台の自転車が接続されている。自転車そのものがマカラデュレでは大きな発明?)
・酸化防止スプレー(吹きかけるだけで鮮度が永遠に保てる)
・ヘミグラード式砲門搭載マカラデュレ第二発明研究室流魔力キャノン砲RX(1.5km先の破壊すら可能)
おまけ
第1巻アニメイト購入特典
第1巻ゲーマーズ購入特典
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