ストライク・ザ・ブラッド 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ストライク・ザ・ブラッド]
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、幕を開ける――!!
〝第四真祖〟――それは伝説の中にしか存在しないはずの、世界最強の吸血鬼。
十二体もの眷獣(けんじゅう)を従え、災厄を撒き散らすといわれる幻の吸血鬼が、日本に出現したという。
その〝第四真祖〟の監視・抹殺のため、政府・獅子王機関は〝剣巫(けんなぎ)〟と呼ばれる攻魔師(こうまし)の派遣を決定。
しかしなぜか監視役として選ばれたのは、見習い〝剣巫〟の少女、姫柊雪菜(ひめらぎ・ゆきな)だった。
対真祖用の最強の霊槍(れいそう)を携え、魔族特区〝絃神市(いとがみし)〟を訪れる雪菜。
そこで彼女が遭遇した〝第四真祖〟暁古城(あかつき・こじょう)の正体とは――!
(公式HP STORYより抜粋)
そんな『ストライク・ザ・ブラッド』の私の評価ですが...
B+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
ストライク・ザ・ブラッド 総評
放映日:2013年10月~2014年03月(全24話)
私が視聴した放映局:TOKYO MX
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:C
構成はお世辞にも良かったとは言いづらい。各エピソードごとも描写不足があったかと思えば、最後2話も浪費してあんなエピソードだったり、原作通りなんだろうけど毎回の展開や真相(人造生命体云々)が似通っていたり……。
その2話40分くらいあればもっといろいろ出来たり、あるいは普段出来ない日常回とか出来たんじゃないかと思うのだが。
演出 評価:B
どうやら原作だともう少し地の文での解説や補足があるようなのだが、そこをうまくアニメ化出来なかったらしい(雪菜の目のこととか)。序盤は割と大きく動いて戦闘の描写も見応えがあったものの、終盤にかけてはあまりよりよい改善というか進歩みたいなものに欠いたかな。
内面描写っていってもみんなチョロインだしなぁwww 古城の内面はもっと描けたんじゃないかと思う。負けっぱなしというか、結果的に強さを見せられないので葛藤があった方がいいのかない方がいいのかは微妙なところだが。
作画 評価:A
正直、あんまり安定してたとは言いづらいエピソードや話もないわけではなかったが、その中でもヒロインたちのアップやサービスカットでは絶対に外さないという力配分がしっかりしていたのは、「視聴者が求めそうなモノ」を作画班が理解していた証拠ではないだろうか。
CAST 評価:A
古城役の細谷さんがちょっと熱血系というか、叫びが多いキャラを演じるのはどうなのかなぁと思ったが、それはやっぱり最後までちょっと思った。まぁ、その分だけ日常パートはキッチリとハマっていたとも思う。
対称的にというか、雪菜役の種田さんはこれ以上ないほどバッチリハマっていた。はまり役だったのかな、彼女にとっても。そうだと2クール見続けた視聴者としては嬉しいところ。
他のキャスト陣もあまり外れは無かった。ただ熱演・好演があるようなシーンは素人目では感じとれるほど凄みみたいなものはなかったけど。
OP/ED/BGM 評価:A
楽曲の良さもあるがそれよりも描写の良さが光ったと思う。特に後期のEDは素晴らしかった。
総合 評価:B+
内訳:A評価(4点)×3+B評価(3点)×1+C評価(2点)×1=B+(3.4点)
可愛いヒロインたちを軸とした異能力モノ、というのが観終えた時の率直な評価だ。あくまで異能力モノとしての前に「可愛いヒロインたちを軸とした」という修飾語が必要不可欠な点が良くも悪くもこの作品らしいところ。
構成等の欄でも指摘したように、エピソードの描写不足や設定倒れなところは(原作通りだったとしても)及第点に届くか届かないかくらいの出来でしかない。何度かコメントいただいた時にも感じたのだが、この出来だと原作ファンも「ここだけは描いて欲しかった」というシーンも少なくなかったのではないだろうか?
対称的にヒロインたちは話を重ねるごとにネズミ算とまではいかないがドンドンドンドン増えていく。増えれば増えるほどラブコメは映えそうなものだったのだが、そういったところにアニメオリジナルのエピソードを割かずに、下手な短編を余りに稚拙に最終話のエピソードとしたのは構成・脚本の両面で失敗だったのが勿体ない。
これだけ魅力的なヒロインたちがいるなら、もっと頻繁に「箸休め」ではないが、ヒロインたちとの日常や、古城とのちょっとしたデートやエピソードをアニメオリジナルで組み込んだ方がキャラクターたちも活きるし、視聴者の需要にも応えられたんじゃないかな、と思う(まあ、放映が始まった時点ではこういうニーズまで汲み取れないのかもしれないが、一応プロの方々なのでそこを見極めて造られていると思うのだが)。
一応、第二期への伏線もあれこれと張っていたが、似たようなことの繰り返しになるなら第二期の内容にも期待は出来ないだろうし、観る必要は……雪菜の正妻っぷりを確認するくらいかw
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 姫柊雪菜
正妻。頑固過ぎるところが将来としては珠にキズらしいが、そういうところを暗示しちゃう(しかもほぼアニメオリジナルの短編で)のはどうなのかなぁ、とは思った。
2位 南宮那月
ロリ云々というより、黒と紫を基調としたゴスロリ少女が空戟の魔女っていう設定が厨二心に響いたw
3位 レグルス・アウルム
ホント、いろいろとお疲れさんw
- at 12:51
- [アニメ(放送終了):ストライク・ザ・ブラッド]
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