ログ・ホライズン 第19話
『あの背中を追いかけて』
≪あらすじ≫
海から、陸から、モンスターたちの襲撃を受けるザントリーフ半島各地で、冒険者たちの防御戦は続いていた。内陸部では、クラスティたちがゴブリンの中枢部隊を急襲。一方、海辺のチョウシの町では、新人プレーヤーも奮闘を続けていた。雨中の乱戦となるなか、トウヤに襲いかかったのは巨大なダイアウルフ。トウヤ、絶体絶命…。そこに飛び込んできたのはルンデルハウスだった。
(公式HP これまでのストーリー 第19話より抜粋)
≪感想≫
こういう話を観ると、製作にNHKが関わっていることのメリットが良く分かる。なんというか、とても作りが丁寧だよね。Eテレで放映することが前提の作品だからなのか、NHK・Eテレというブランド力がただそう思わせているだけなのかは分からないが、とても丁寧に作っている印象がある。
例えば、今回のサブタイトルは「あの背中を追いかけて」。作中で語られていることから判断すれば、「あの背中」とはシロエのことで、追いかけているのはミノリだ。でも、もう一人背中を追いかけている者がいた。
それがルディ。
彼が追いかけていた背中は、トウヤたち冒険者。自らの出生が大地人でありながら、彼は冒険者になりたいと願い努力した。そして、その最期の瞬間は間違いなく、彼は誰よりも優れた冒険者だった。もし仮に、「HPがゼロになっても復活出来ない」という状況でルディと同じ行動が取れる冒険者は果たしてどれだけ今のアキバにいるのだろうか。
また、付け加えるならルディの立ち回りは、同時にレイネシアに対する映し鏡でもあった。「貴族とは何か」を自問自答し、今は(最前線ではないが)戦場に立つ身となったレイネシア。一方で、ルディは常に「冒険者とは何か」を考えて行動していたのではないだろうか。
彼の自尊心に満ちた行動、そこから仲間を信頼し協力して戦う姿、共に死闘の中で手に入れたモノを大切にする気持ちは、たぶんルンデルハウスという一人の少年があこがれ続けた「理想の冒険者」の姿だったのだと思う。
そして、それはレイネシアも同じだ。
ただ彼女が追い求めているのは冒険者ではなく貴族だった、というだけで。
思えば、この篇は最初から「~~とは何か」を問い続けているシリーズでもある。大地人とは、冒険者とはから始まり、個々に思う理想で想いを馳せている。
その先に、この作品がどんな答えを私たち視聴者に提示してくれるのか楽しみにしたい。
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