アマガミSS+(plus) 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[アマガミSS+ plus]
仮面優等生《絢辻詞》、
ぽっちゃり系幼馴染《桜井梨穂子》、
サバサバした悪友《棚町薫》、
ふかふかボディの後輩《中多紗江》、
面倒見のいい水泳部のホープ《七咲逢》、
無邪気の学園のアイドル《森島はるか》
それぞれの世界で彼女たちとの甘く、時に切ない恋愛の末に結ばれた橘純一。あれから月日は流れて恋人たちには新たな事件や試練が待ち構えていた!?
オムニバス形式で進む『アマガミSS』のアフターストーリー。
そんな『アマガミSS+(plus)』の私の評価ですが...
A
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
アマガミSS+(plus) 総評
放映日:2012年01月~2012年03月(全13話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
ヒロイン一人2話×6ヒロイン+おまけで全13話構成。2クールあった前作と比べれば当然話の展開やボリュームと言う点で劣ってしまうのは致し方ないが、それを差し引いても前後編の2話でそれぞれのヒロインの魅力を引き出し、原作のイベントなども上手く使いながら見事にアフターストーリーを構築したと思う。
演出 評価:A
心理描写がメインになるのだが、アフターストーリーであるため彼女たちの内面は半ば完成されており、あとは成熟に向かうだけと言う部分が大きかった。まぁ、無駄にライバルが出てきたりしてドロドロになるよりはよほど良いのだけどw
その中で光ったのは、前作では結ばれなかった梨穂子がある意味このアフターストーリーを迎えたことで一つの大きな区切りに到達出来たことか。この二人の内面は幼馴染としてある意味完成状態からスタートしているので、そこからの熟成・変成と言う部分が、このアフターストーリーの中では特に光ったと思う。
あとは、詞・紗江・逢辺りは純一に対する絶対的な信頼がある上への上積みとなったので、そういう部分ではこの手の恋愛系ストーリーとしては起伏は無いが面白い演出になっていたと思う。
作画 評価:A
ヒロインたちが可愛い。それ以上のことは特に要求するべき作品でもないと思うが、前作だと逢編の最終話など作画のクオリティがやたら高いシーンもあったので、それと比較するとまぁこの程度になるのかなと思う。
CAST 評価:B
原作ゲーム、ドラマCD、前作とそれぞれからの変更なしの継承なのでこれと言って、本作だから言えるようなことはない。まぁ、サプライズがあるとそれはそれで賛否両論を生んでしまいそうではあるがw
個々の声優さんの演技については素人でしかない私には、よほど上手いか、目も当てられないほどでもない限り判別は難しいのだが、森島はるか・ジェシカ役の伊藤静さんと田中恵子・上崎裡沙役の門脇舞以さんは一人二役の回があったので、その辺りはお疲れ様でしたと言えるくらいかな。
OP/ED/BGM 評価:A
前作から引き続きOP、さらに今回はEDもazusaさんが担当。アマガミと言う作品を考えた時にとても良くあっている。さすがに前後編で担当回が2話しかない状態ではキャラごとの専用EDと言うわけにはいかなかったようだが、その分OPとEDはそれぞれキャラごとに一部のカットが差し替えになる工夫があるなど、相変わらず本作のスタッフがこうした楽曲部分の演出にも何かとこだわりを入れようとしている意図がある。
総合 評価:A
内訳:S評価(5点)×1+A評価(4点)×3+B評価(3点)×1=A(4.0点)
正直、オリジナルストーリーとなる続編と言うことで原作ファンとしては第一期のアニメ化以上に不安が大きかった第二期だが、原作から流用できるイベントは流用しながら組まれたお話はなかなか良かったと思う。話が進むにつてれてオリジナル展開が増えていくのも、原作があるアニメでは原作ファンへの配慮として十分実用的な手法だったと言える(まぁ、この手法が本作以外で使えるかどうかはともかくとして)。
一人のキャラで2話ずつという限られた尺の中でアフターストーリーとして完成させているのは凄かった。個人的にはやはり原作イベントがより多く絡んでいた絢辻詞編が、とりわけ総合的な完成度が高かったかなと言う評価。あとは心情的に前述のように前作で明確に結ばれなかった梨穂子に大きな節目が迎えられたことでホッとしたし、逢・紗江の後輩ヒロインたちの純一を強く信頼し想い続ける姿には、二次元であるはずの純一に思わず嫉妬してしまったほどwww
キャラごと、ヒロインごとのストーリーがオムニバスな分だけ、ハマったヒロインとハマらなかったヒロインがいるのは事実ではあるが、楽しめた作品だった。
まぁ、そんな作品に一つ何かを要求して良いのなら、もう少し純一が変態紳士であっても良かったのかなと言うことか。結局、詞編からスタートし、梨穂子、逢、紗江、薫と来て、はるか編がスタートする頃には少しずつ彼の変態成分は抜け落ちてしまっていて、どのヒロイン相手にも紳士な部分が大部分を占めてしまったのは、変態紳士による私たちの想像もしなかった展開を期待していた数多くの前作ファンからすると、少し勿体ない部分だったかなと思う。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 絢辻詞
キャラ的に特にお気に入りと言うわけではないが、ヒロインたちの中では一番その魅力を余すところなく発揮したのはたぶん詞だと思う。
2位 七咲逢
個人的に原作からのお気に入りキャラと言うこともあるが、やはりあの某枕シーンなど計り知れないインパクトがありながら、一途に思ってくれる姿はある種の男の理想のような部分がある気がする。
3位 高橋麻耶
随所に本音が漏れるところがね、なんか愛嬌があったw まぁ、結局オチとして使われてしまう彼女だけど、ファンディスク的要素の「ちょっとおまけ劇場」では彼女と結ばれるシナリオも(ぉ 第三期をやる時にはぜひそこをアニメ化して欲しい(マテコラ
- at 20:47
- [アニメ(放送終了):アマガミSSplus]
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