ダンタリアンの書架 総評
前世紀初頭。古今東西の珍しい書籍をあさる蒐集家、いわゆるビブリオマニアの祖父を持つヒューイは、その祖父の死により、古ぼけた屋敷とそこに納められた蔵書のすべてを引き継いだ。「書架を引き継げ」という祖父からの遺言を確かめるべく、屋敷を訪れたヒューイは、うず高く本の積まれた地下室で、漆黒のドレスに身を包んだ一人の美しい少女と出会う――。
(公式HPより抜粋)
そんな『ダンタリアンの書架』の私の評価ですが...
B+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
ダンタリアンの書架 総評
放映日:2011年06月~2011年09月(全12話 ※劇中換算全14話)
私が視聴した放映局:テレビ東京
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
幻書というモノを軸に進むお話は、単発で終わるものがほとんどで観ていてとてもテンポが良く感じられる。キャラクター数も少なく限っていることで、原作を知らなくても観やすくなっているのが功を奏していたと思う。中盤、後半と新しいペアが増えたことで対比が可能になった点も構成として面白い。
演出 評価:B
キャラクターはある程度成長しきった状態っぽいので、成長要素は薄く、完成したキャラクターが幻書を追い求めるストーリーの中で、なんとか演出をしていた感じ。もう少し、幻書について詳しいと演出についてアレコレと言えるのかもしれないが、あいにくと書物にはそんなに詳しくないので(汗
作画 評価:A
独特の世界観のある作画だが、それが巧く表現されていたと思う。同時間枠で以前放映されていた『GOSICK』同様、ヒロインのダンタリアンがどこまで可愛く描けるか勝負だったが、結構良かったと思う。ただクール数の問題もあって、『GOSICK』のヴィクトリカには一歩譲る感じかな?
CAST 評価:A
主役ツートップは名実ともにトップ声優で、その脇を固める準レギュラーの二人も充実していた。キャスト数が少ない分だけ、実力派で固められた感じ。
OP/ED/BGM 評価:C
世界観を重視した結果があのOPとED、そして実写演出になったのだろうか。そういえば0話のプロローグも実写だったな……。
総合 評価:B+
内訳:A評価(4点)×3+B評価(3点)×1+C評価(2点)×1=B(3.4点)
総合評価だとBだが、シナリオやキャラクターの魅力でいえばA並みのポテンシャルを秘めている作品。ただ、ミステリー要素が強すぎた結果、あんまり「ダンタリアン可愛いよダンタリアン」になり切れなかったのが、評価が思いのほか伸びなかった理由だろうか。
思えば、主人公の一人・ヒューイの目的が不鮮明なままダンタリアンに振り回されて幻書を集めている印象だったが、彼には彼の目的があったわけだ。最初からそれが明確になった上で、物語が構築されたら、また違った形の良いストーリーが出来上がったかな、とは思う。
話の流れとしても第二期が期待出来る。ぜひとも、第二期を望みたい。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 ダンタリアン
まぁ、なんやかんやで可愛いわけですよ、ダンタリアン。アゲパン大好きとか可愛すぎなんですがw
2位 ヒュー・アンソニー・ディスワード
ネタキャラも多い小野D氏の超まじめな二枚目カッコイイ主人公。『伝勇伝』以来じゃなかろうか(違
3位 カミラ・ザウアー・ケインズ
能登さんキャラです(笑 とても魅力的なキャラクターだと思う。ぜひ、ダンタリアンとヒューイの取り合いをしてほしかったwww
- at 20:43
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