これはゾンビですか? 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[これはゾンビですか?]
連続通り魔殺人に巻き込まれて死んだはずの主人公・歩は、無言のネクロマンサー・ユークリウッドの力によってゾンビとして復活を果たした。
さらに、魔装少女を名乗るハルナがやってきたかと思えば彼女からその力を奪ってしまい、なんと歩が魔装少女となってメガロという敵と戦うことに。
極めつけはユークリウッドの力を借りようとやってきた吸血忍者・セラフィムまでもが一つ屋根の下で一緒に住むことに!?
ライトノベル原作のドタバタ過ぎるゾンビコメディが今ここに爆誕!
そんな『これはゾンビですか?』の私の評価ですが...
B
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
これはゾンビですか? 総評
放映日:2011年01月~2011年03月(全12話)
私が視聴した放映局:東京MXテレビ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
とにかく「主人公がゾンビ」と言う設定をどこまでも活かしたシナリオと戦闘が良い。思い返せば、ゾンビが主役のアニメと言うのはそうそうあるものではないし、まして昨今ではなおのこと。その中で、ゾンビの特性を生かした戦闘はやはり独特のだいご味があるものだと言えよう。
演出 評価:B
演出に関してはやや単調だった面は否めなく、心理描写も浅い部分で終わってしまったのではないか、と思ってしまう。広く浅くと言うスタンスなので、深く考え込まずに気軽に視聴するという体勢に合っているのかもしれない。
作画 評価:C
総合的で平均的な作画のレベルとしては、今クールの作品の中ではやや低かったと評さざるを得ないか。原作を知らないので、アニメ絵が原作の挿絵を高いレベルで再現しているのであればまた違うのかもしれないが。
ただ、一部一部(変身シーンや歩のユーに対する妄想ならぬ妄言シーン)では随所に光った作画を観ることが出来ており、全体の作画レベルではなくこうした一瞬の作画レベルを追求した作風だったのではないかと考えている。
CAST 評価:B
正直なところ、可もなく不可もなくと言ったところか。
将来性にかけてハルナ役の野水伊織、ユークリウッド役の月宮みどりなど若手を中心にキャスティングをしており、ベテランを極力単発ゲストに回すというやり方であった。それはそれでネタではあるのだが、ガッチリと脇を固めるベテラン勢に欠けた側面は否めなく、作風にある意味あっていたのかもしれないが落ち着かない印象も。
OP/ED/BGM 評価:C
OPはシリアス系、EDはコメディ系というありがちな手法と演出に落ち着いてしまった感じ。どちらも出演声優による楽曲と言うのも、どことなく「あぁ、ありがちだね」と悪い意味で落ち着いてしまったような気がする。
総合 評価:B
内訳:A評価(4点)×1+B評価(3点)×2+C評価(2点)×2=2.8点
作品としてはとても面白そうな設定とキャラクターを展開を持つように感じられた。
実際に設定と、それを活かした戦闘やストーリーは決して悪いものではなくむしろ面白かったと言えるだろう。ただ、アニメ化に際してそうした部分が活かせるだけのものだったかと問われれば、首を捻るしかないのかもしれない。
作風に合わせたと言われてしまえばそれまでのような気もするが、逆に言えば本作はどういった作風なのかというものが捉えにくいのではないかとも思えた。
コメディがベースだが、戦闘がある以上そこはシリアスで物事が動いている。そのどちらに重きを置くかによっていろいろ変わってくるとは思うが、本作はコメディに作画もキャスティングも楽曲も合わせ過ぎてしまった感じはどうしても否めないかな、というのが本音。
この感じなら第二期よりも、OVD辺りでクオリティの高いものを数本作ったほうがまだ視聴者受けは良いかもしれないなぁ、と思う。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 セラフィム
スタイル抜群の黒髪ポニテでCV日笠陽子って、どんだけツボなんだよということ(笑
2位 ユークリウッド
彼女と言うよりも中盤まで多かった妄想CVがすさまじく良かった。原作は知らないが、うん、これはアニメ化して良かったと思える部分かもしれないなぁ、と勝手に思っている。
3位 平松 妙子
あの結んだ髪を胸の前に左右に垂らした、おさげ髪の心優しいクラスメイト。出番少なかったなぁ、と思った。勿体ない。可愛いし、あの世界にはあまりいない控えめなタイプのキャラで逆に結構キャラ立つと思ったんだけどなぁ。
- at 21:52
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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