ブラッディ・クロス キャラ紹介【天使編】
紹介文も長くなってきたので、勢力別にしてみました。ここは天使勢力のページです。
掲載キャラクター
・続
・花村
最終更新日:2015年09月21日
続(つづき)
概要
種族:天使
性別:男性(画像右側の白服少年)
年齢:18歳
能力:刀を使った近接戦闘、天使の力
初出:1話『呪いの烙印』
備考:神託を受けた作中唯一の天使
神託を受けた作中唯一の天使(尚は堕天使化しているので除外)。
背が低いことを気にしている金髪碧眼の少年。年齢は不明だが、皐の二つ年下の弟であることが判明しており、十代半ば程度だと思われる。白い海軍風の襟詰服と同じく白いファー付きのコートを愛用する。唯我独尊的な部分が強く、天使や神託を受けた者として高いプライドを抱える。
聖戦に参加している二人の候補者の内の一人。過去に兄である皐によって救われながら、姿を消した皐を憎む矛盾を抱えたまま聖戦に参加したが、その真の目的は皐を倒して次代の神になることではなく、聖戦の中でもう一度逢って皐に謝罪をすることだった。
兄・皐と共に神候補として外界から隔離された生活を送っていたが、11歳の頃に花村と出会い神候補ながら負傷した花村の手当てをし、他の魔族に追われていた花村に加勢。その時に花村から恩を売り、それを買い戻す形で2年後の13歳の時に続の従者となった。
また11歳の頃までは皐と生活を共にし行動も共にしていた。仲の良い兄弟だったが、続がうっかり封印していた魔族を解放してしまい、その魔族に魅入られてしまったことで状況が一。続は気付いていないものの、続にかけられた【契約】を皐が引き取り、その皐は姿を消し、今に至る。
正式な神候補になった際には、その契約の代価として自らの「幸運」を差し出した。それがのちの、アイテム「幸運を喰う砂時計」だと思われる。
戦闘能力は高いが、神託を受けた者として自分が動くと神の遺産の在り処が周囲にも知れてしまうため、聖戦序盤では月宮と日向を遺産回収役として利用していた。しかし、アルカナや神葬の登場で自陣営の人手の少なさも相まって最近は自らも戦場に赴くことがほとんど。日本刀を使った攻撃は天使の力も付与されているのが威力が高い。
また、天使の力を行使出来る他、日向や皐が使った術を一度見ただけで複製・改良し自分の技として使うことが出来るほどの観察眼と術式に対する天賦の才能を持つ。しかしながら、現時点においては堕天使である皐や常盤に一対一でも劣勢のシーンが多く、純粋な戦闘能力では彼らに一歩及ばないと考えられる。
アルカナと皐の不和につけ込もうとするが、逆に誘き出されそうになるが、日向・月宮の活躍でアルカナと交換交渉を成功させた後、一時アルカナと同盟を結んでいたが、アルカナが非協力的になり行動に不審さが入り混じったことで同盟破棄。直後に、同じように皐に対して反感を抱いていた神葬と利害が一致し同盟を結んでいる。
最終決戦では聖戦という仕組みを破壊しようとする日向と共に和泉を討つと、聖戦の破壊や聖杯の使い方を日向に一任し、自らは真の目的である皐との邂逅に向かい、自らの幸運全てを代価にすることで皐の魔族化をキャンセルし和解に成功した。
性格は表面上冷徹さと残忍さを兼ね備えているように見せているが、実際にはたびたび感情を露わにしたり、自分を慕う尚を嬉しく感じたりするなど、作中のキャラクターの中でも特に人間的で特に仲間や味方に厚い情を見せる。月宮か、常盤のどちらか黒印を持つ者を犠牲にする聖戦のやり方にも疑問を呈しそれを回避する方法を模索していたが、当初から本人は神になるつもりがなかったのでその方法すら不要だったのかもしれない。
表向きは自らが次代の神となることに疑いが無く演出しており、事あるごとに「将来の神」であることを周囲の強調するほか、趣向もゴージャス指向がきわめて強い。焼肉は最初からカルビを焼く派。律儀に日記をちゃんとつけるタイプ。日記名は「偉大なる続様~その栄光ある人生の記録~」。
人間関係も味方陣営においては比較的良好で、従者である花村には時折悪戯程度の下剋上されるなどお茶目な部分もあるが、一度は裏切った尚を傍に置くだけでなく、烙印の発作に苦しむその尚のために第八の遺産を使用して呪いを解こうとする意図が垣間見えるなど、情に厚い部分を多々見せる。黒印として聖戦において生贄とされる運命の月宮に対しても、「自分が巻き込んだ(聖戦に巻き込まれただけの部外者)」と考え月宮を生かすことを決意している(ただしそれは常盤が生きていることが前提ではあったが)。香撫曰く「味方と決めた人間を過剰に信用する」とのことだが、その香撫然り、尚然り、裏切りに鈍感ではなくむしろ敏感でその時の冷酷さは皐に匹敵する。
当初は月宮と日向に鍵を求め殺し合わせるなどもしたが、聖櫃奪取以降日向にスパイを命じたり、事あるごとに月宮に気を配ったりと、この二人は少なくとも他の者たちよりも信頼を寄せているようである。また、一度は裏切りながらも自分のために特攻を仕掛けた尚にも、本物の信頼を寄せていた。逆に花村や日向、あるいは月宮からも「次の神には皐ではなく続になってもらわないと困る」と認識されており、相対的に「(次の神としては)皐よりはまだマシ」という評価。
(以下、巻ごとの動向)
桃瀬によって穢されようとしていた神の預言書を奪取、直後に浄化した。その後、烙印の呪いを解くことを条件に預言書の力を解放する“鍵”を月宮と日向で奪い合うよう仕向けたが、逆に二人に出し抜かれ預言書と鍵を奪われて力を行使されてしまう。(一巻)
皐から第一の遺産を強奪すると、神の遺産回収役として皐によって精神を殺された日向と月宮を別の神の力を使って蘇生させる。聖櫃獲得後、アルカナと繋がっていた形跡のある日向にはアルカナへのスパイを命じ、月宮は手元に置き第二の遺産回収へと向かう。(二巻)
第二の遺産“深淵の章”を皐に奪われ、自身も左腕右足骨折、右腕ほか各部裂傷を負い敗北。完治後、皐とアルカナの計画を察知しその妨害と、“深淵の章”強奪作戦を開始する。(三巻)
計画の妨害には成功したが“深淵の章”奪取に失敗。その後、第三、第四、第五の神の遺産が同時出現することを感知し、自らは月宮と共に第三の遺産回収へと向かう。そこで第三の遺産を回収し、月宮にも日向が自分の命令でアルカナに潜んでいるスパイであり仲間であったことを打ち明けた。(四巻)
第三、第四、第五の遺産争奪戦で日向を使い第三の遺産を事実上確保。なんとかしてアルカナの手に渡った第四の遺産を入手しようとし、アルカナと対堕天使用の遺産を使っての交換交渉に応じる。アルカナ側が「対天使用遺産を続が入手していること」という交渉条件が追加されたせいで窮地に陥るが、月宮が日向から預かったその遺産によって交渉を成立させる。その後、皐と同盟が決裂したアルカナと今度は自分がアルカナと同盟を結んだ。(五巻)
同盟を結んだアルカナと定例会議を行うが、その場を神葬が襲撃。アルカナに恩を売ろうと自ら神葬を撃退しようとするが、逆に神葬が持ち出した対天使用遺産によって昏倒してしまう。その後、気を失ったままだったが日向によって救出されている。その後、少しずつ進めていた第一の預言書の解読を完了し、月宮の『黒印』についても何か知っている模様。(六巻)
次の聖戦の神託を受けたため、自陣営の決起を促すためド派手なホームパーティを開催して見せた。その裏では、皐に加え神葬の登場に危機感を覚え、自陣営の結束がなければ次の遺産争奪戦では勝てないと感じたからだと思われる。(七巻)
第六・第七の遺産の情報を、『王冠の章』の解読によって得たため、両遺産の獲得とそれを奪いに来た皐勢力の一網打尽を狙うが、逆に皐によってその状況を利用されてしまう。対天使用の結界と強力に濃縮された負の力によって調子を大きく崩す。しかし、即座に第八の遺産の啓示をうけたため、本調子でないながらも自ら出撃する。
第八の遺産の重要度が低いことを悟ると、尚の烙印の呪いを解く目的で遺産を求めるが、先に遺産に手をかけていた神葬の常盤と遭遇し、そのまま戦闘に入る。その戦闘中に裏切ったように見せて離脱した尚に「お前は俺の僕だ。勝手に裏切ることも、勝手に死ぬことも赦さん」と漏らし、常盤との戦闘を継続した。(八巻)
第八の遺産を巡る常盤との戦いの中で尚の死を知ると、第八の遺産を放棄。それでも「続殺害命令」が出ていた常盤が戦闘を続けるとそれまでの劣勢が一転して爆発的な強さを発揮する。その中で「黒印保持者」の持つ運命と意味を知ると、同じ黒印を持つ月宮の奪還を今後の最優先事項とした。
香撫の案に乗って月宮奪還や神葬本拠地強襲に参加するが、実はその一方で尚の盗聴データを入手しており、神葬と同盟交渉をする強かさを発揮。「月宮の無事の引き渡し」を条件に出し、「裏切り者・香撫の捕縛を手伝う」という相手の条件を呑んでアルカナと同盟を破棄し、神葬と同盟を結ぶ。(九巻)
救出した月宮、同盟を結んだ神葬と共に行動する。
11歳の頃に花村と出会い、同じような頃に封印されていた魔族をそれと知らず不用意に解放してしまったため、その魔族に魅入られ、「神になるまで『養分』をその魔族に供給し続ける」という契約をさせられる。結果的にその契約は皐が引き受けることになるが、続はそのことを知らぬまま神候補として正式な神託を受け、現在に至る。(十巻)
聖戦最終戦の神託を受けた際に和泉が第三の神候補になったことを知り警戒を強めていた中、香撫によって洗脳が完全に解かれていなかった月宮を拉致されてしまう。香撫に月宮の命と、自らの遺産の所有権のどちらかを手放せと迫られて遺産を放棄。
その後、里堂の残したデータから月宮の黒印に仕込まれた魔物を共に排除することで洗脳解除に成功した。(十一巻)
聖戦最終戦において神葬と連携し、出現した五つの遺産の奪取に向かい、第九・第十の遺産を確保。それを神葬に預け、自らはアルカナ本社で和泉と戦闘するも時間を「停止」させられ窮地に陥るが、第九の遺産に仕込んだウィルスごとアルカナがコピーした遺産のデータを和泉が体内に取り込んだことと、牧野がそのウィルスを「強化」したことで形成を逆転。
和泉を討ったあとは、聖戦と聖杯の使い道を日向に一任し、自らは皐との決着をつけるべく神座に上がる。神座での戦いでも左腕を切断されるなど終始皐にリードされるが、最後に神候補としての能力であった「幸運」を全て消費し、皐の「正常」を取り戻させて和解した。
聖戦が消滅し再構築された世界では、前の世界の記憶を全て失った状態で存命。「何らかの事情で兄弟そろって大きな事故に遭った」という設定で入院中で、全治二か月で左腕にギプスをはめており、その後のカットで左腕もちゃんと残っていることが判明している。皐との関係は聖戦崩壊前の和解した正常な元の状態に戻っており、昔の「仲の良い」兄弟であり、そんな兄に引っ付こうとしている桃瀬を敵視している(十二巻)
特殊能力
天使の力
複数の効力があると思われる神託を受けた者の能力。絶大な幸運の「運気」と、神の遺産へ至るための「能力」を駆使し、特定の言葉は周囲の環境や物理法則にも影響を与える(例えば「銃弾を視、『当たらない』と宣言するだけで軌道を曲げる」)。
【浄化】:神に最も近いと言われる清浄な力。穢された神の遺産を元の状態に戻すことが可能。
【解除】:作中では【(~~を)解除しろ】として使われる、結界や拘束術式を強引に解く術。
『発現』:日向の拘束術式や結界を続流に改良した対堕天使用の結界。結界内では堕天使の力を使おうとするとその身を焼かれる。
『聖撃・改・四重』:皐が使った『聖撃』を続流にアレンジし四方向からの同時攻撃を可能にしたもの。詳細は不明だが「第6章15から24術式を展開」して使用する。
『停止』:対象の動きを封じる術。おそらく日向の術の応用と思われる。
『束縛』:対象を鎖によって拘束する術。おそらく日向の術の応用と思われる。
日本刀
詳細は不明。当初から続が愛用している武器。鞘は出し入れ自由なようで一度戦闘が始まると鞘は消して、抜き身のままでいることがほとんど。愛用しているが神の遺産かどうかは不明で、素材、製造工程、製作者、強度、性能などは明らかになっていない。ただし、続の天使の力(例えば斬戟を重くするため『重力付加しろ』という命令)などに耐えるので一定の強度と耐久力はある模様だが、常盤との戦いの最中にはボロボロに砕け散った。その後も似たような刀を有しているが、再生したものなのか別のものなのかは不明。
幸運を喰う砂時計
莫大な幸運を持つ続が自らの幸運を代償にその願いを叶えるアイテム。閉鎖された結界から離脱する際や瞬間移動に使用しし、最後にはその残存する幸運全てを用いて皐を正常な状態へと戻した。
花村(はなむら)
概要
種族:魔族
性別:男性(画像右側のスーツの青年)
年齢:不明
能力:銃、変化
初出:2話『預言書の鍵』
備考:続の従者
続の従者を務める魔族の青年。魔族時の姿は犬(あるいは狼)。毛並みがかなり良いらしく、その「もふもふ」感を幼い頃の続はたいそう気に入っていた。
続とは対照的に長身の男性。何時いかなる時でもスーツを着用(こっそり腰の部分から尻尾がはみ出ている)。黒髪黒眼で、視力が悪く眼鏡を愛用。眼鏡がないと、目の前の窓の鍵すら開けられないほど視力は悪い。
その出生は魔族であるものの現在は続の従者として活動中。続からも信頼を置かれているようで、確認できる続の側近は彼一人のみである。
続が11歳の頃にほかの魔族に追われ深手の傷を負った時に続(と皐)に手当てをしてもらったことに端を発する。外部の者との接触を極端に禁じている神候補ながら、さらに追ってきた魔族を追い払った続に対して、恩を受け、その恩を買い戻すという名目でその2年後に続の従者として再び姿を見せた。
続の従者となって十巻時点で丸五年。
従者としては極めて優秀で、ビジネス方面はもちろん家事全般も得意とする。特に料理は「三ツ星ホテルの厨房+フランス+イタリア+銀座(和食)で修業したことがある」という腕前で、あの月宮があっさり籠絡されるほど。他にも陶芸家、不動産関係の仕事に就いていた経歴を持ち、そこで得た知識や技術、コネや伝手を今も最大限活用する。携帯電話を二台以上常備しており、神葬に捕まった際には一台を提出し、もう一台をこっそり月宮に貸すことで日向の介入を誘発させた。
好物は肉なのか、彼にしては珍しく用意した特上の肉に対して涎を垂らすシーンも。焼肉パーティでは、鉄板の端っこの方でハラミを焼いていた。寝る時は、獣形態に戻ることもある。その時は小型犬から中型犬サイズのイヌ科(犬or狼?)の姿となっている。
戦闘力に関しては未だその多くを見せないが、基本的に戦闘力は高くなく、中・遠距離から銃器を使ったサポート役に徹している。また、本来の姿なのか巨大な犬(オオカミ?)の姿へ変化し窮地に陥った続を救出したこともある。
性格は自他共に認めるサディスティックな性格をしており、従者でありながら主人の続がイジメられるのを愉しむ節がある。一方で、女性(月宮含む)に対する気遣いは「素敵、気の遣える大人って」と月宮に言わせるほど行き届いている。
(以下、巻ごとの動向)
月宮と日向の監視役として行動し鍵を奪取しようとするも逆に日向に出し抜かれる。その後、預言書を追う途中で桃瀬の罠にかかり、彼女の影に囚われる。(一巻)
桃瀬の影から脱出後、桃瀬にマーキングすることで皐の居場所を特定、続と共に第一の遺産を奪取する。その後、月宮に自らが続の従者として従う理由を打ち明けたのち、第二の遺産争奪戦に参加。アルカナの部隊を続と二人で相手にし、追い払うも、皐の見せる悪夢に飲まれる。(二巻)
皐の見せる悪夢の中で負傷。その後、皐との戦いで重傷を負った続を救出しそのまま離脱した。皐に取られた第二の遺産を奪うため、相手の居城に踏み込むが、そこで再び桃瀬と相対する。(三巻)
計画の妨害には成功したが“深淵の章”奪取に失敗。そこで対皐用の堕天使に有効な神の遺産を尚と一緒になって回収する。直後、続が第三、第四、第五の遺産を感知。続が月宮と第三の遺産奪取へ向かったことで、再び尚と共に第四の遺産奪取へ向かう。(四巻)
第四の遺産の獲得に成功するも、スパイだった尚の手によって桃瀬へと第四の遺産が渡ってしまう。その後は、アルカナと交渉をする続のサポートに徹していた。(五巻)
アルカナとの定例会議時に神葬に襲われ応戦。複数の神葬隊員を射殺するが、続を捉えられて降伏。彼が連れて行かれそうになった際に反抗し左肩を撃ち抜かれ負傷してしまう。(六巻)
第六・第七の遺産を巡る聖戦では続の傍で護衛をしていたが、神葬の突入に際して対天使用の結界と負の力によって体調を崩した続の身を真っ先に案じ続けた。第八の遺産では情報の少なさもあって、続からは離れ尚と行動を共にしていたが、尚の計略によって一時的に仮死状態にされてしまう。(八巻)
尚による仮死状態から復帰すると、続の加勢に入る。その後は尚の明獣が奪取してきた『深淵の章』を安全な場所に保管してから合流。そこからは月宮奪還作戦、神葬本拠地強襲作戦など基本的に続と行動を共にした。(九巻)
今から七年前に続と出会う。負傷していた自分を手当てし、追手の魔族を倒したことで関係が生まれ、その二年後に従者として続に付き従う道を選ぶことになった。ちなみに当時は皐も堕天せずに続と共に暮らしていたため、面識がある。(十巻)
基本的に続と行動を共にする。月宮が単独で行動していることを批難する続に対して、月宮の心情を慮った発言をするなど客観的な見方で相変わらず続をサポート。月宮の洗脳完全解除でも機材の確認や操作を担当した。(十一巻)
続と共に最終戦において出現した五つの遺産の回収に奔走。その際、アルカナが遺産をコピーすることを見越し、第九の遺産に致死性のウィルスを事前に仕込んでおいた。実際そのウィルスを含めたデータをコピーし体内に取り込んだ和泉に対して、さらにそのウィルスを強化する役目を担い、そうすることによって和泉を討つきっかけを作った。和泉討伐後は神葬と合流し、儀式阻止を妨害。途中でコウモリ形態の牧野を捕獲し、残存していた三体の九妃と対峙しているところまで描かれた。
聖戦が消滅し再構築された世界では、前の世界の記憶を全て失った状態で存命。入院している皐の隣の病室に同じく入院していた桃瀬の兄という新しい立ち位置が与えられ、その後もどうやら何かと皐・続・桃瀬の三人と行動することが多いようである(十二巻)
特殊能力
銃:オートマチックハンドガンタイプの銃を具現化する。一挺で使うことが普通だが、多数を相手にする時は全方位に多数具現化し、その意思一つで同時に全ての銃の引き金を引き、多数への同時攻撃も可能。
印:マーキング。犬系の魔族だからか、特定の対象の居場所を突き止める印を施すことが出来る。
変化:本来の姿か、あるいは仮の姿か巨大な犬の姿へ変化することが出来る。獣化しているわけだから、おそらく人型の時よりも耐久力やスピードが向上していると思われる。
影:魔族特有の能力と思われる影を操る力。花村は桃瀬に飲み込まれたところから脱出する際の移動に使ったのみ。
嗅覚:犬や狼特有の非常に優れた嗅覚。彼の場合は、センサーのように働き、神葬本拠地強襲の際にはひと嗅ぎしただけで、本拠地屋外の警備人数や配置を嗅ぎ当てた。
致死性ウィルス
経緯は不明だが、最終戦までに事前に用意していたと思われるウィルス。花村曰く「発動すれば一気に心臓が停止するほどの強力なウィルス」だが、外部からの遠隔操作でさらに強化することも可能となる。また神の遺産に仕込んでも遺産が拒絶反応を示さないことから、神の力を改造したウィルスなのかもしれない。
第九の遺産に仕込んでおいたことが、和泉を討つきっかけとなった。
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