CLANNAD 総評
唯一の肉親である父親と疎遠で、落ちこぼれの烙印を押された岡崎朋也。そんな彼が春先に知り合ったのは、一年留年した同じ学年の少女・古河渚だった。朋也と渚。出逢った二人の周りを取り巻く環境が、二人に与える影響、そして二人が与える影響とは。
家族をテーマにして描かれた壮大な作品……の序盤www
そんなCLANNADの私の評価ですが...
S
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
CLANNAD
放映日:2007年10月~2008年03月(全23話(番外編含む))
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
風子・ことみ編までなら、文句なしでSをつけたことでしょう。ただ、その後のことがやはり個人的にいろいろ引っかかる。人気の高い智代・杏のルート消化は本当にあれで良かったのか?と言う疑念はおそらくいつまでも持ち続けると思います。確かに現時点では、私もあの消化方法が妥当だったとは思っているのですが。
いろいろ思うところはありますが、それでもシナリオとしては良くまとまっていたのでS。
演出 評価:S
京アニ相手に評価する必要があるのだろうかと思うくらい演出は最高クラス。朋也・渚以外のキャラクター心理描写がやや弱いと感じる部分もありましたし、原作に比べて演出が劣化している部分もないわけではないですが、30分アニメとしてはとても良くまとまっていた方。
作画 評価:S
これまた京アニ相手に、って感じですね。本当に良かったです。作画レベルは高水準で今季間違いなくトップクラス。特に表情を描かせたらNo.1ですね。
CAST 評価:S
CASTは文句なし。PS2版のCASTがそのままなので、メインからサブキャラ、脇役に至るまでが超豪華仕様。まぁ、白石とかいましたけどwww
OP/ED/BGM 評価:S
OP・EDは秀逸。特にOPでしょうかね。最初聞いた時は鳥肌が立ちました。他にもBGMも原作のものを巧くアレンジしていて良かったです。
総合 評価:S
点数的にはSSです。風子編までなら文句なしでSS、ことみ編も辛うじてSSクラス。ただ、それ以降が個人的にはやはり……な感じでした。ことみ編以降、京アニがネタに走った感じも見受けられてしまった。もちろん、それは悪いことではないのだけど、それに時間を割いたせいではないかと思うくらいの智代・杏と言った渚を凌ぐ人気の二大ヒロインの扱いを思えば、どうしてもSSというわけにはいかなかった。
文句から入りましたが、作品としては本当に面白くてテーマとして描かれるものがしっかりしているアニメです。古河渚と言うメインヒロインに対して、イライラ感や憂鬱感を抱かない方であれば100%をオススメ出来る(逆に言うと渚に対して私のように嫌悪感が強いと、原作未プレイの方に薦めるのはいささか難しいですが)。
何より、CLANNADはアフターストーリーあってのCLANNAD。ここでSSをつけるわけにはいかないでしょう。全てはアフターストーリー次第です。
そのアフターストーリーも製作が決定していますし、今はタダ京アニさんへの期待を募らせて待つとしましょう。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 坂上智代
メインヒロインの中では、何だかんだで最も優遇されたメインキャラクターだと思います。個人的な好みもありますが、本当にイイヤツとして最後まで描かれた姿がカッコよく、そして聡明でした。
2位 仁科りえ
原作では立ち絵さえなかったキャラクターでしたが、アニメ化で大きくレベルアップ。京アニによってデザインされたキャラクターはメインヒロインに決して引けを取りませんw 彼女の過去とあの容姿を踏まえれば十分メインヒロインとして立ち回れる。京アニさん、ぜひ彼女をメインヒロインで一本アニメを作りませんか?(ぉ
3位 春原陽平
製作側としては、バカも出来れば、的確なアドバイスも出来る便利屋陽平。観ているこっちとしても、メインのキャラを食うことなく、でも存在感をしっかり出している良いキャラでした。
ベストエピソード
第9話「夢の最後まで」
私の中でのCLANNADピークですwww アニメ観て泣いたのは本当に久しぶり。それくらいの思い入れもあった、本当に泣けた30分でした。
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