シゴフミ 第5話
<あらすじ>
フミカが届けることになった一通のシゴフミ。
チアキが届けることになった一通のシゴフミ。
ほぼ同じ時期に亡くなった老夫婦が同一の対象に出したシゴフミ。その相手はなんと猫。
受理者が猫と言うことで、猫が苦手なフミカは一段と届けることに苦労する。
一方、その頃。
野島要は、中学時代に想いを寄せながらフラれてしまったフミカのことがどうしても気にかかり、中学時代の名簿を引っ張り出して片っぱしから電話でフミカの行方を探っていた。
そして、辿り着いたのは―――。
感想はOPENからどうぞ。
<感想>
美川キラメキ
ひたすらに美を求め続けたフミカの父、と言うことでしょう。美を求めた父。しかも、父が求めた美は単なる外見や容姿ではなく、仕草やたち振る舞い、その心など内面にまで及ぶ。
当然その矛先は娘にも向いたはず。
それを考えれば、フミカが父を撃った理由はなーんとなく想像出来てしまうわけです。しかし、そんな単純な理由で銃を手にして撃つに至るだろうか?と考えるとまだまだ謎は深そう。
野島要を好きなように見えた(?)文歌が、彼をフるに至った理由も父親に起因しているんじゃないでしょうかね? これは直感です。独身術でも使えれば、文歌が要をフる時になんと言ったか判るんですけどね(爆
あと、“文歌”が父を撃って“フミカ”になっても持ち続ける装飾過渡の銃は、父の所有物な気がします。美しいものを好んだ父親のコレクションの一つと考えれば、文歌が父親を殺すために銃を手に出来た理由も一本に繋がります。
何より気になるのは、フミカの母親の影が一向に見えないことですかね。あと、今回の猫嫌いが撃った一因で絡んできたら、凄い脚本だと思う。
フミカとチアキ
フミカが気にかけていたように、フミカの本体である文歌の肉体はまだ理論上現実世界で生存しているのでしょう。故に意識を失っていても成長する肉体のフィードバックを、霊体(?)のフミカは常に受けており、よって配達人ながら成長を続けている。
そしてフミカが撃った父は死亡。これで実は生きていると言う展開はないようだけど、逆を言えば父親は死んでいるのだから、父からのシゴフミがフミカに届くと言う展開も……。
気になるのは、フミカがなぜ眠ったままなのか、と言うことでしょうか? 割と普通にベッドで寝ている姿を見ると自害(特に父を撃った銃での自害)した、と言うわけでもなさそうですが。
チアキは、死んだ時の姿のまま年をとらないのが配達人、と言っていたことから、まだフミカはその「死んだ時」が訪れていないと言うことでしょうからね。
そのチアキは、猫がラッキーアイテムだった少女。父は出張の多い仕事だったらしく、父の愛情をそこまで受けられなかったのかもしれません。父親の出張が早く終わって帰ってくることに喜びを感じていたことを引き合いにだしたのも、そう言うものの裏返しなのかも。
そして、チアキには彼と呼ぶ人物がいた。チアキの死んだ時の姿が今の姿なら、結構若いと思うんですけどね。父親が決めながらも、とても気に入った許婚でも出来ていたのでしょうか?
カナカとマトマ
杖はあくまで杖。そこに元々攻撃性はないですから、そう言った意味でカナカが「自分を使って戦うなー」と言うのは、ひどく正当で笑みが零れます。
さて、本題。
コードによって発動する魔法(?)に関する考察は、私よりもなっきーさん(「月の静寂、星の歌」)の方が優れているので、ぜひそちらを見て頂ければと思いますが。
とりあえず大まかに09系は霊体化、06系は融合化のコード。ただし、興味深いのは、これがフミカの場合とチアキの場合、つまりカナカとマトマで異なる可能性があると言うこと。09系は同一とも考えられるが、融合はフミカ(カナカ)の場合が06系(0609)であることに対し、チアキ(マトマ)の場合は0825(?)と言っていたことから08系だと考えられる。
また、融合化には時間制限があること。これがチアキ(マトマ)だから時間制限があるのか、それともフミカとチアキでコードの違いなどなく、06系と08系は似て非なるコードと言うだけで06系には時間制限がなくて08系には時間制限があるのか(この場合、08系の方が高性能版で06系の方が通常版とも?)、は解らない。
とにかく杖であるカナカとマトマは、これはこれで考察しがいがある。そもそも、彼らは人間になる途中と言う発言も……。
猫の帰還
さて、今回のメイン。亡くなった老夫婦のアパートに猫が帰って行き、シゴフミの中にはアパートの鍵が入っていた、と言うもの。
猫の可愛さも相まってとても良かったです。猫なのがポイントかもしれません。犬だと先が見えてしまうけど、猫だとこう言う展開になると言うのは読みにくいし。
次回「サケビ」。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
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>しかし、そんな単純な理由で銃を手にして撃つに至るだろうか?と考えるとまだまだ謎は深そう。
確かにあの「大河内一楼」さんがそんな誰もが予想出来るような展開を持ってくるとはとてもじゃないけど思えないんですよね~・・・。
>コードについての考察
大抵の視聴者がスルーしてしまう様な問題を疑問に捉えられるのがまず凄いです・・・。
しかもその考察の完成度が高い上に説得力がありるんですよね~。
本当に、毎回月詠さんの的確なレビューには感服させられっぱなしです。
これだけ完成度の高いレビューを続けるのは大変だと思いますが、これからも頑張って下さい!
今後も楽しみにしています~。