シゴフミ 総評 死後の世界から死んだ人間によって出される、最後の想いを伝えるもの―――シゴフミ。そんな要素をテーマに、人の生き方、死に方、想いを重厚に描いたのが本作だと思います。とても特徴的なテーマで人によっては、鬱展開もあるためあまり好まない場合もあるでしょうが、一つ一つの描写がしっかりしているので本当に面白い作品でした。08年1月期の作品としてはおそらくトップクラスの出来。そんなシゴフミの私の評価で...
シゴフミ 第12話(最終話)「シゴフミ」 フミカの消えた後、文歌は父キラメキを告訴する。どんな事情があれ、娘が父親を告訴したこと、さらに虐待から発砲事件のことも裁判の中で明らかにされると、文歌への風当たりは強くなっていく。奇異の目で見られ、夏香たちからも逃げだした文歌が最後に辿り着いたのは、苦い思い出の多いキラメキのアトリエだった。そして、そこで姿を現したのは、消えたはずのフミカだった―――。<感想>シ...
シゴフミ 第11話「メザメ」 目覚めた文歌。しかし、それは終幕への序曲でもあった。フミカは、ミカとしての罪を償うために文歌が起きた時には、シゴフミとしてキラメキを撃った銃で自分を撃ってもらい、人格を否定してもらうのだとチアキに漏らす。本来死人がなるはずの配達人だが、フミカだけは例外。もし、本体である文歌に否定されれば、それはフミカの死となり、この世から消滅する。それを防ぐために動き出したチアキ。要た...
シゴフミ 第10話「デアイ」 自分の描きたい絵を見失ってグラフィッカーとして入社したゲーム会社を辞めた日比谷毅彦。末期ガンに侵されていた彼は、従妹の文伽と出逢う。幼い文伽とゲームと言う共通の趣味で打ち解けた毅彦は、彼女とのふれあいの中で、自分が絵を描いていた理由を思い出すが―――。<感想>フミカ関連のお話はいったんお休みで、シゴフミらしいシゴフミなお話。意外と見失ってしまいがちなことって、灯台下暗しなご...
シゴフミ 第9話「サイカイ」 キラメキとの一件の後、自らの正体を明かしたこともあって共に眠り続ける文歌のお見舞いにきたフミカと要たち。そこに姿を現したのは先輩配達人のチアキ。以前のマタタビ購入代金が残っているからと言って旅行に誘われるフミカ。仕事があるからと言うカナカに対して、フミカは行き先を自分が決めて良いのなら、と承諾する。フミカの決めた行き先は南の島だった。宿で出逢った白石塔子(しらいし・とう...
シゴフミ 第8話「ハジマリ」 キラメキに撃たれながら自動で蘇生するフミカ。要が取り押さえ、暴走するキラメキを一室に閉じ込めると、フミカは自らの―――フミとミカと言う、美川文歌の中に生まれた二つの人格について話し始める......。それは、キラメキの見せた以上なまでの自己愛によって生まれたモノ―――。そして、それが全てのハジマリ……。※お詫び先週の第7話「キラメキ」の記事がこちらの不手際で複数アップされてしまいました...
シゴフミ 第7話「キラメキ」 病院で眠る美川文歌を自分の片割れだと言うフミカは、とある人物にシゴフミを届けることとなった。一方、葛西春乃は大ファンだった美川キラメキの編集担当となった。妹の夏香と同級生だった要は、春乃の地図から文歌が父親を撃った真相をこの世で唯一知るキラメキに逢いに行くことを決意する。そして、キラメキの前にフミカが現れる―――。<感想>時間の都合上、考察のみでいきます。まず、今回の衝撃...
シゴフミ 第7話「キラメキ」 病院で眠る美川文歌を自分の片割れだと言うフミカは、とある人物にシゴフミを届けることとなった。一方、葛西春乃は大ファンだった美川キラメキの編集担当となった。妹の夏香と同級生だった要は、春乃の地図から文歌が父親を撃った真相をこの世で唯一知るキラメキに逢いに行くことを決意する。そして、キラメキの前にフミカが現れる―――。<感想>時間の都合上、考察のみでいきます。まず、今回の衝撃...
シゴフミ 第6話「サケビ」 森下俊介は閲覧していた掲示板でイジメ被害を訴えていた人物が、同じクラスの菊川公一だと気づく。うっかり公一にそのことを話してしまった俊介は、彼から救いの手を求められてしまう。その場面をイジメの主犯格の生徒たちに観られてしまった俊介は、自分がイジメられないためにイジメに加担するしかなくなっていた。その場に限っては下準備を整えていたことで公一へのイジメを回避させた俊介。俊介はそ...
シゴフミ 第5話「タダイマ」 <あらすじ>フミカが届けることになった一通のシゴフミ。チアキが届けることになった一通のシゴフミ。ほぼ同じ時期に亡くなった老夫婦が同一の対象に出したシゴフミ。その相手はなんと猫。受理者が猫と言うことで、猫が苦手なフミカは一段と届けることに苦労する。一方、その頃。野島要は、中学時代に想いを寄せながらフラれてしまったフミカのことがどうしても気にかかり、中学時代の名簿を引っ張り...