委任統治領 共産革命クライシス
どのような統治形態であろうと統治に組み込まれる民衆が心底日々の生活に満足し、幸福を噛みしめてさえいればたとえそれが専制制度であろうと全く問題はない。
(ちょっと前のブータン王国がいい例である)
だが、その君主または支配者階層が民衆に対し徹底的に税を吸い上げ贅沢三昧の生活をしている一方で民衆が困窮した状態が続くとどうなるか。
遂には民衆の不満が爆発し、革命という形で現政体が駆逐されてゆくのである。
過去のブルボン朝フランスやロマノフ朝ロシア、パーレビ朝イラン、現在の中東から北アフリカのイスラム圏がその典型である。
ニコ :侍従、侍従はどこにある!!
侍従 :まかり越しましてございます陛下。
ニコ :侍従!!
聞く所によると委任統治領で何やら共産革命分子が暗躍していると言うではない
か!!
そちは先日、一体何を視察しておったか!!
侍従 :な、なんと!?
それは、まことにございますか?陛下。
ニコ :彼の地で革命なぞ起こされてみよ!!
もし万が一、南の奴等が彼の共和国に侵攻してきた場合、こちらから軍を派遣す
ること極めて困難になろう!!
如何するつもじゃ!!
一方、委任統治領某アジトでは、
シロ :同志ミミ。
革命準備はどうなっている?
ミミ :万全です、同志シロ。
同志達の結束は強固です。
シロ :よし、これで決起の準備は万全だ。
ミミ :あとは圧政からニャン民、ワン民解放のため赤軍が蜂起するばかりの状態です。
マロン侯爵を拉致して早急にニコライブルクに反旗を!!
同志コロ書記長、蜂起のご決断を!!
コロ :待て!!
まだ早い!!
機が熟すのをじっくり待つのだ。
どこにニコライブルクの官憲の目が光っているとも限らぬ。
かたやニコライブルクでは
侍従 :マロン侯爵に早急に連絡を行い、革命分子に対し徹底的に弾圧をして頂きましょ
う。
ニコ :あの心優しいマロン侯爵に斯様なことができようか。
アレク:兄上!!
わしじゃ!!
わしが行く!!
わしを彼の地に派遣しろ!!
ジョゼ:(...何か考えなきゃね、なのよ)
ジョゼ:(あそこが共産化すると商売あがったりなのよ...)
フレイ:ぢぢゅう、まずはメシぢゃ。
嗚呼、一体この先どうなってしまうのか委任統治領。
革命が起きて赤化してしまうのか。
各者の思惑が複雑に交差するこの状況に解決策はあるのか。
続く(のか?→しばらくこのネタはムリだな^▽^;)
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