ニコライ宮廷 極寒のさなかに緊張が走る
それは、その国の代表する者(有権者から選挙で選ばれた者または専制君主問わず)互いが面と向かって膝を突き合わせて理解を得るまで常に対話を欠かさない姿勢を維持することにある。
何もそれは国家間という大げさなことではない。
人とのつながりもこれに準ずることは言うまでもない。
そのようなさなか、はるか南の2重王国の自治保護領の村からもたらされた一通のテレックス
(実際はメールだが...)がニコライブルクに衝撃を与えることになろうとは...。
ジョゼ:おにいにゃん!!
来月、某仮想敵国内の村の村長が入国ビザの申請をしてるなのよ。
ニコ :なんじゃと?
いつ暴風雪になってもおかしくないこの時期にか?
アレク:この季節、内地の温室育ちがこの地にこようとは世の中には物好きもいるもん
じゃにょう、兄上。
ジョゼ:表敬のついでにビジネスもしたいって言うからから就労ビザもって話なのよ。
ニコ :さて、困ったのう。
どうしたものか...。
アレク:怪しいにょう。
にゃにか企ててるやもしれにゅにょう、兄上。
撫子 :おっしょさん、その村長さんって人に監視をつけましょう!!
ジョゼ:そうねぇなのよ。
なんと言ってもあの女王の手下って言うのが...なのよ。
果たして、彼の乗った飛行機は来月無事この地に降り立つことができるのか。
それはシベリアの寒気と日本海の海水温と千島沖で台風並みに発達する低気圧だけが知っている。
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