アニメーターの卵、国費で育成 文化庁、2億円投入へ という記事が朝日新聞に載り、
先日雑感を述べたが、この計画が日本アニメーター・演出協会(JAniCA)から発表された。
つまり国(文化庁)とJAniCAが組んでアニメーター育成を行うのだそうだ。
詳細・計画書は
JAniCA HPに記載。
また概要は
桀紂屋[ketchu]さんがわかりやすくまとめているので、一読してほしい。
おおまかな内容は以下の通り
・国の資金援助のもと、4本アニメ(1本3,800万)を制作。
・
このアニメ制作を通して若手アニメーターの育成が最大の目的・方針やノウハウを提供する「検討委員会」などにベテランアニメーターが参加
・アニメを制作する会社は公募
・アニメの内容に国は口出ししない
計画書も読んだが、この計画が成功するかどうかは全くの未知である。
それは日本のアニメでは初の試みだからだ。
でも計画書を読んだ限り、中々色々考えているのだなとも感じた。
そして協力するベテランアニメーターの方々はビックネームであり、
サポート体制も整えてあるとも感じたので、ぜひこの計画は成功してほしいと感じた。
また成功してこの試みが継続的に行われるようになり、毎年計画を改善できれば
良くなるのではという願望を抱かずにはいられない。
一方でアニメを制作する現場には労働環境や賃金などに構造的問題があり、
それを改善する為の一方策とするなら、改善手段を講じようとする事は良い事だと思う。
また育成には実制作が一番だから、一番良い方法だとも思った。
問題は企画である。
企画、つまりアニメの内容によって育成の方向性が大きく変わりそうな事だ。
だから企画は慎重に決定される事になるだろう。
そしてアニメーターが成長できるような企画、そして現場になってほしいと思う。
もう一つは総額2億円の計画なのだが、1本3,800万×4本=1億5,200万と、
約5千万の使途が不明なのだ。この辺りは十分に説明がほしかった。
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線が多くないキャラ推奨らしいので、ポニョみたいの作るのかな?
だとしたら、私は見ない可能性が高いな・・・(笑)。
まあ、練習用なのだから、その方が良いのでしょうね。
気になるのは、応募期間が短いことですね。
2010年5月21日って、2週間ないぞ(笑)。
これじゃ、既にある企画書を手直しするくらいしか出来ないんじゃ・・・。
小説原作はOKのようですが、2週間ではね・・・。
民主党の人たちが早く成果を挙げようとして、あせってる感がにじみ出てきますねぇ。
なんだかんだ言って、毎年、大小の選挙があるようだから、仕方ないんでしょうけどね。