本当に本当に原作が好きなマンガです。アニメ化不可能だと思っていたのに。
これはレッドクリフのおかげとしか思えない・・・。
中国後漢末期に乱世の姦雄として活躍し、後の三国時代の魏の実質的建国者である
曹操孟徳が主人公の物語。昔は日本の三国志の物語が劉備視点、三国志演義準拠だった
作品が多かったのに対し、ライバルの曹操が主人公で一応、正史準拠な作風は
大いに日本の三国志の物語の流行を大きく変えた作品だ。
はっきし、この絵画的な絵やエログロ連発な作風からアニメ化は期待してなかったし
アニメ化が決まっても、原作を表現するのは困難だとずっと思っていた。
まぁ1話を見たら結構安心。血は赤いし、首は飛ぶしちゃんとグロをやっている。
グロ描写の無い蒼天は歯抜けとしか言い様が無いから、これでOK。
これは総監督が芦田豊雄なので納得した。芦田さんはかつて北斗の拳でも
総監督をやって、血を光らせて、うまくグロ描写を演出してたしね。
1話は曹操の少年時代のエピソードを追っかける話。子供の頃から才覚にあふれ
何より勇気や度量が桁違いな片鱗を見せ続ける展開。
月は一個という曹操と月は15個あるという許チョのやり取りが面白かった。
この頃から許チョのそういう所を曹操が認めているのがわかるエピソードだ。
話もこのペースだと原作を丁寧に追う印象もある。これもひとまず一安心だが、
しかしこれ全何話なんだろうか。26話だと全部終わらないなぁ。1年なのかなぁ。
作画もこのレベルで安定してくれるといいなぁ。
あとは曹操が異常なレベルでかっこいい事を話と演出で上手く組み立ててほしいなぁ。
正直、アニメ化されただけで十分満足な感じですね。
次回はアモーレ。水晶ですな。