這いよれ!ニャル子さんW 3話。
毎回、色々な作品の元ネタが多いのだが、
今回は最終回のパロディが印象的だった。
俺達の戦いはこれからだED
アバンでニャル子は「私達の戦いはまだ始まったばかりです」と言い敵達に突撃する。
確かに、アバンなので始まったばかりという意味で正しい。
まず俗にいう「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」最終回EDを使ってきた。
この「俺たちの戦いはこれからだ」
または「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」の元ネタは
少年ジャンプに連載されていた、1990年のゆでたまご作の「蹴撃手マモル」なのかもしれない。
参考:
「蹴撃手マモル」4巻。一体コイツは何を考えているんだろう作者は何を考えているんだろうと小一時間問い詰めたい。ドラゴンクエストアベル伝説ED
次の最終回EDパロディは、「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」だ。
「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」は1989年にフジテレビで放映された。
ゲーム原作のアニメ化がまだ珍しい時期で、人気原作のため話題になったが、
物語的には途中のまま32話で一旦終了。たぶん打ち切り。
そこで用意されたEDが、老婆がその後のストーリーを少年少女に聞かせるシーン。
当時見ていた人にとっては印象深い打ち切りEDの一つだっただろう。
※その後、時間帯を変えて再開。最後まで物語は描かれた。
ライダーやガンダム、ジャンプネタが多いニャル子さんの中でも
ちょっと渋いチョイスではある。
SILENT KNIGHT翔ED-NEVER END
最後の最終回EDパロは「SILENT KNIGHT翔」だ。
この作品は、1992年に車田正美が聖闘士星矢連載終了後少年ジャンプで連載した作品。
防具を身にまとい敵と戦う世界観・設定を含め、
星矢的なものを引き継いだ(人気を狙った)作品だが、わずか13週で打ち切られた。
この「SILENT KNIGHT翔」の連載最終回の最後のコマで使われたのが「NEVER END」。
この言葉が後に打ち切り漫画愛好家達を中心に広がっていった。
参考;
1992年48号ジャンプ感想また、連載時と単行本では「NEVER END」の使われ方が違う。
ニャル子さんのパロは連載時版の方である。
まとめ
最終回EDパロディはアバンで一つ、Aパートで二つ使われたので、
Bパートでもあるのかなぁと思ってみていたら、全くなかったので拍子抜けした。
そんな最終話EDパロディは、やってみたいパロディの一つではある。
ちなみに、使われた作品の年代がそれぞれ1989年、1990年、1992年と
90年代前後であり、マモルと翔が少年ジャンプの連載作品であり
ドラゴンクエストのアニメも鳥山明つながりで、少年ジャンプで多く宣伝されていた点も含め
打ち切りといえば少年ジャンプなんだろう、という事を改めて思った。
おまけ-EDについて
まさかEDにこの方々が参加されるとは・・・撮影も江面さんだし・・・
ニャル子やクー子の着替えのシーンが素晴らしかったのと、
キャラクターをグイングインと回転させるのが面白かった。