感想隣人部設立の経緯 再び絆を創りたい夜空
前回、髪をロングからショートにバッサリした夜空ですが
それを見た小鷹が夜空がかつて子供時代「友達」だった少女であることを思いだします。
そして時間軸は少し昔へ、小鷹が始めて高校に転入してきた日。
小鷹が教室へやってきますが、確かにこの表情は感じが悪い。
先生も怯えています(先生かわいい)。
夜空は髪の色と表情で小鷹を「タカ」と気づきましたが
小鷹は全く気付かず。まぁ小鷹は夜空(ソラ)を少年として認識していたようですから
女の夜空と認識するのは難しかったのでしょう。
逆に小鷹には特徴が多いって事です。
そしてまだまだ続く回想。1話の最初で夜空が一人で喋っていたシーン。
これは小鷹と再会していた夜空の心境の独白でしたね。
あーここに繋がるんだと感心しました。
小鷹の話を自分としていたのに、その小鷹に聞かれた・見られたのですから大変でしょう。
でも「エア友達」という言葉を契機にしたのかはわかりませんが、
夜空は何かを思いついたようです。
(かわいいなぁ、夜空のアップ)
夜空は小鷹と再び友達になりたい為に「部活動」を通じて行いたいと決心したようです。
それが隣人部。二人にかつてあった絆を取り戻す為のサークルです。
夜空は部活動設立の為に準備をします。
部活動を行う上で丁度良さそうな部屋を使っていたマリアにも掛け合う夜空。
でも、マリアの態度がアレ過ぎたのでキレた夜空。マリアを叩きます。
そして今の隣人部に至るというわけです。
長いブランク
まぁ、小鷹と夜空、二人は再会したわけですが、
どうやら再会したといっても、昔には戻れないと感じているようです。
その事はお互いに「ソラ」「タカ」と呼べない事に起因しています。
それでも、二人が改めて新たな関係を築きたいという気持ちは同じのようです。
小鷹の方も「ソラ」と再会した事で、改めて「隣人部」で頑張りたいと思うようになりました。
でも小鷹に「ソラ」と気づかれた夜空はなんだか照れているので可愛いですね。
それでも変わらない隣人部
部室に行く夜空と小鷹。そして髪を切ったので部にいたほとんどが
夜空を夜空だと認識できなかったようです。
理科はもうカッコイイ人がやってきたみたいな感じで妄想を繰り広げています。
「この娘何とかしないと」と思ってしまいますが、面白いので放置した方がよいでしょう。
でも肉だけは夜空が髪を切っても夜空だとわかったようです。
そして「失恋したのでしょう」と声を掛ける肉。あっさり否定する夜空。
そして理科はどこからとなく、男性の制服を用意。夜空に着させます。
やはりお似合いのようで、理科は大興奮。あと小鷹もまんざらではないようです。
まぁこのノリはいつもの隣人部という事です。
小鷹の方も隣人部が夜空との新たな関係を築き上げる為の部であると感じたようです。
という締めくくり方で、シリーズはひとまず幕を終えた感じですね。
全体の感想
大人気ラノベのアニメ化という事で、
私はどういう話なのかなぁという点が気になって観ていましたが、
それがわかったので良かったです。
思うのは「友達」を「ともだち」っていえない難しさ。
今回にしても久しぶりに「タカ」は「ソラ」に会ったのだから
友達として「ソラ」って呼んであげてもいいのでしょうが、それができない小鷹。
こういう微妙な感情が多くの人の琴線に触れるのではないでしょうか。
何より楽しそうな彼ら彼女達を見ることで、視聴者にも楽しさが伝わってきた作品でした。
まぁ大事なのは「友達」になる為の過程ですから、
まずは隣人部でお互いを「友達」だと思えるようになれるよう頑張ってほしいものです。
その過程の答えの一つとして
再び夜空と小鷹が「ソラ」「タカ」と呼び合える日も来るかもしれません。
「僕は友達が少ない」。良いタイトルです。
このタイトルで飯3杯食べられるぐらい素晴らしいです。
キャラ的には肉の存在感が素晴らしかった。
これはブリキさんのデザインが光ったところでもあります。
そしてアニメ化してもその存在感は変わらなかったという事です。
あとは理科の頑張り具合が凄かったですね。福圓さんの演技が凄かった。
まぁ続編はいつでも出せるような幕の引き方でしたね。
2期をやるのかどうかは、売上次第・原作ストック次第なのでしょうが…。
まぁあと来年からMF文庫が角川傘下に入るようなので、
2期のアニメはまた違った展開になるのかもしれませんね。
ありがとうございました!