Martin Armstrong : アメリカが「原爆投下直前に日本の都市に散布した警告ビラ」をロシアが見習うことにやるやも
前置き+コメント
- Martin Armstrong が主張する彼の作り上げた AI のオハナシなど真に受けないが、彼のこの観点は記録に値する。彼の見解についてはここでは論評しない。
- 論評すべきは、彼の見解ではなく、ロシアとウクライナの戦争について
・日本の Blog やニュース論評サイト、ニュース論評系 Youtuber の多くがアクセス数稼ぎに夢中で、低レベル読者層を主なターゲットに絞っており、
・それらの中身は乏しく、手を変え品を変え毎回大げさなタイトルだけで煽っている
という嘆かわしい状況。つまり見解や見識と言えるレベルのものの完全な欠如。これが「世の常」であり「世の中、そんなものだ」と諦めるしかないようだ。
予備知識
DeepL
警告ビラ
第二次世界大戦中、連合軍の爆撃機は、都市への爆撃を予告するビラを投下することがあった。このビラは、しばしば市民に避難を促し、時には指導者に降伏を迫るよう促した。1945年8月、日本のいくつかの都市(広島と長崎を含むと思われる)にビラが投下された。ルメイのビラ」と呼ばれる第一弾は、広島への原爆投下前に配布された。このビラは原爆について直接言及しておらず、特に広島と長崎の市民に警告するために使用されたかどうかは不明です。第2弾は、きのこ雲の絵とソ連軍の侵攻(8月9日開始)を伝える内容になっている。史実は不明だが、このビラが長崎に届いたのは、長崎が原爆に遭った後だったようだ。その後、天皇の公式発表に先立ち、日本政府の降伏を国民に知らせるビラも作られた。
資料の種類
一次資料
主題
広島・長崎への原爆投下
警告のビラ。画像提供:Alex Wellerstein
ルメイのリーフレット
あなたや親戚、友人の命を救うかもしれないので、これを注意深く読んでください。これから数日のうちに、裏面に書かれている都市の一部または全部がアメリカの爆弾で破壊されるでしょう。これらの都市には、軍事施設や軍事製品を生産する作業場や工場があります。私たちは、この無益な戦争を長引かせるために使っている軍事閥の道具をすべて破壊することを決意しています。しかし、残念なことに、爆弾には目がありません。そこで、アメリカの人道的政策に基づき、罪のない人々を傷つけることを望まないアメリカ空軍は、今、あなた方に、指定された都市から避難し、命を守るよう警告を発します。アメリカは日本国民と戦っているのではなく、日本国民を奴隷にした軍閥と戦っているのです。アメリカがもたらす平和は、日本国民を軍閥の抑圧から解放し、より良い新しい日本の出現を意味します。皆さんは、戦争を終わらせる新しい優れたリーダーを要求することによって、平和を回復することができます。これらの都市だけが攻撃されるとは約束できませんが、一部または全部が攻撃されるでしょうから、この警告に耳を傾け、これらの都市から直ちに避難してください。
ref:https://ahf.nuclearmuseum.org/ahf/key-documents/warning-leaflets/
原文
▼展開
What I can say is that there is an element inside Russia who have been pressing for them to just nuke Ukraine pointing out that when the US did that to Japan, it ended the war. They see this now as a war against NATO, which has been perfectly fine if every Ukrainian citizen dies for their end goal. To appear more human than the United States, Russia would give the civilians 72 hours to leave the area. They would justify themselves by pointing to the USA which gave no effective notice to civilians other than listing a number of cities and not really explaining what would happen with one nuclear bomb. It gave the impression of just bombing where people could take shelter below ground. Russia would make it clear this is a tactical or strategic nuclear weapon so leave now. Zelensky would be the first to flee.
The West has been pushing for war and the US/NATO have been hoping to destroy Russia conventionally and then just walk into Moscow to a TICJER-TAPE PARADE that they expected and never got. These people are delusional. Russia is now well aware that this is a strategic war to destroy their country once and for all. The attack on the pipeline demonstrates that this was a permanent action to cut off all fossil fuel sales to Europe. The West is pushing Russia into a corner and they now realize this is to destroy Russia as a nation. That will not leave many options. The US and NATO are not prepared to leave Russia still standing as a superpower and one of the largest producers of fossil fuels.
The US leaflet they dropped on some 50 cities read:
The ‘LeMay Leaflet’
“Read this carefully as it may save your life or the life of a relative or friend. In the next few days, some or all of the cities named on the reverse side will be destroyed by American bombs. These cities contain military installations and workshops or factories which produce military goods. We are determined to destroy all of the tools of the military clique which they are using to prolong this useless war. But, unfortunately, bombs have no eyes. So, in accordance with America’s humanitarian policies, the American Air Force, which does not wish to injure innocent people, now gives you warning to evacuate the cities named and save your lives. America is not fighting the Japanese people but is fighting the military clique which has enslaved the Japanese people. The peace which America will bring will free the people from the oppression of the military clique and mean the emergence of a new and better Japan. You can restore peace by demanding new and good leaders who will end the war. We cannot promise that only these cities will be among those attacked but some or all of them will be, so heed this warning and evacuate these cities immediately.”
DeepL
私が言えることは、ロシア内部には、ウクライナを核攻撃するよう圧力をかけている人たちがいて、アメリカが日本に核攻撃をしたときに戦争が終わったと指摘していることです。彼らは今、これをNATOとの戦争と見ています。NATOは、自分たちの最終目標のためにウクライナの市民が全員死んでもまったく構わないと考えています。米国よりも人間らしく見えるように、ロシアは民間人に72時間以内にその地域から立ち去るよう求めるだろう。彼らは、いくつかの都市を挙げただけで、核爆弾一発で何が起こるかをあまり説明せず、民間人に何の効果的な通知もしなかったアメリカの例を挙げて、自分たちを正当化するでしょう。それは、人々が地下に避難できる場所を爆撃しているという印象を与えるだけである。ロシアは、これは戦術核か戦略核だから、今すぐ退去せよとはっきり言うだろう。ゼレンスキーは真っ先に逃げ出すだろう。
西側諸国は戦争を促し、アメリカやNATOはロシアを通常兵器で破壊し、モスクワでティクジャータプのパレードをすることを望んでいる。この人たちは妄想しているのだ。ロシアは今、これが自国を徹底的に破壊するための戦略的戦争であることを十分認識している。パイプラインへの攻撃は、ヨーロッパへの化石燃料の販売をすべて断ち切るための恒久的な行動であることを示している。欧米はロシアを窮地に追い込んでおり、彼らは今、これがロシアという国を破壊するためのものであることを理解している。そうなると、多くの選択肢は残されていない。米国とNATOは、ロシアが超大国として、また化石燃料の最大生産国の一つとしてまだ立っていることを放置する用意はない。
彼らが約50の都市に投下したアメリカのビラには、こう書かれていた。
ルメイ・リーフレット」。
"あなたや親戚や友人の命を救うかもしれないので、これを注意深く読んでください。今後数日のうちに、裏面に書かれた都市の一部または全部がアメリカの爆弾によって破壊されるでしょう。これらの都市には、軍事施設や軍事製品を生産する作業場や工場があります。私たちは、この無益な戦争を長引かせるために使っている軍事閥の道具をすべて破壊することを決意しています。しかし、残念なことに、爆弾には目がありません。そこで、アメリカの人道的政策に基づき、罪のない人々を傷つけることを望まないアメリカ空軍は、今、あなた方に、指定された都市から避難し、命を守るよう警告を発します。アメリカは日本国民と戦っているのではなく、日本国民を奴隷にした軍閥と戦っているのです。アメリカがもたらす平和は、日本国民を軍閥の抑圧から解放し、より良い新しい日本の出現を意味します。皆さんは、戦争を終わらせる新しい優れたリーダーを要求することによって、平和を回復することができます。これらの都市だけが攻撃されるとは約束できないが、一部または全部が攻撃されるであろうから、この警告を聞き入れ、これらの都市から直ちに避難せよ。"
ref: https://www.armstrongeconomics.com/world-news/war/will-russia-have-any-choice-but-to-nuke-ukraine/
(2023-02-12)
Yuval Harari : 欧州でのこの数十年間の低軍事予算は奇跡だった
前置き
- つい数日前に行われたインタビューから。
- この数十年の奇跡の歴史が現在のロシアによる侵略によって逆戻りしようとしている…と。
手抜き
- 欧州各国の軍事予算の割合は国家予算の僅か 3-6% 程度。それが 1945年から現在までの数十年間続いてきた。1945年以前は 50-80% になることも普通だったから奇跡とも言える。
11:56
We have been living in an amazing era of peace in the last few decades.
12:00
And it wasn't some kind of hippie fantasy.
12:04
You saw it in the bottom line.
12:06
You saw it in the budgets.
12:08
In Europe, in the European Union,
12:10
the average defense budget of EU members
12:14
was around three percent of government budget.
12:18
And that's a historical miracle, almost.
12:21
For most of history,
12:23
the budget of kings and emperors and sultans, like 50 percent,
12:27
80 percent goes to war, goes to the army.
12:31
In Europe, it’s just three percent.
12:33
In the whole world, the average is about six percent, I think,
12:36
fact-check me on this, but this is the figure that I know,
12:39
six percent.
動画(49:37)
The War in Ukraine Could Change Everything | Yuval Noah Harari | TED
(2022-03-07)
ジャックマー(アリババの創業者):週 6日間、朝 9時から夜 9時まで働け、嫌なら辞めろ。
前置き
- 中国人ジャーナリスト(M)が中国情勢を日本語で毎日、youtube で解説している動画から。
- M の動画で私が知った事柄は多い。たとえば…
・ピアニストの ユンディ・リ(Yundi Li)が買春容疑で逮捕され、今後は二度とピアノ演奏ができなくなった。
・ジャッキー・チェンがスタントマンを使っていたことをようやく認めたが、開き直りの言い訳をした。
要旨
- 当然、中国の労働法に違反した発言だが、法律なんていくらでも無視できていた。
動画(23:45)
過労死 和解金350万円 製造業の変化 社会の変化 ニュース
コメント
- ジャックマーを称賛する記事が内外の経済誌に溢れかえっていたが、このような彼の悪辣ぶりはほとんど報道されてこなかった筈。経済誌は経営側・投資家側の目線でしか見ないからそれも当然か。
(2021-11-20)