ニーアオートマタ
マルチエンディングでこの方式は昔のゲーム『クロノ・トリガー』でも採用されていた。
ドラクエのエニクスとFFのスクエアが一緒に作ったこの作品。
鳥山明キャラデ。
どこで物語が分岐したのかと探りに行く壮大なドラマだった。
ファミコン時代。
▼ここまで鬱、鬼畜ゲーだったとは!!
スクエニの本気度マックス。
▼今回もマルチエンディング。
Aから始まりYまで。
わたしは図らずも基地から命令された「救援援護」の場所がわからないで反対方向に行ってたらゲームオーバーになってしまってた。
「は?」
「2Bは指令を無視して戦線離脱。その結果人類は滅亡した…」
とか言われちゃった。
▼本筋は3ルート。
2B視点で始まる物語。
2Bはウィルス汚染された(二人はAndroidだしコンピューター満載)9Sの首を絞め破壊する。
鬱発症するわたし。
「いつも…いつも…こんな…」
と涙を流す。
「2Bさん、僕嬉しいんです。一緒に任務できて。
僕はスキャナータイプなので単独行動が多かったんです。
だから今回、誰かと行動をするの、とっても嬉しいです」
「9S、私に『さん』づけは要らない」
「わ、わかりました2Bさん…2B……」
犬コロのように2Bを慕い付いてきて、または頼もしい相棒に。
スキャナータイプだからデータの解析やハッキングも得意。
宇宙にある自分たちの基地(バンカー)のデータさえ侵入できる。
2B 2B 2B
9Sは2Bに特別な感情を抱いていく。
異性でもなく友情でもなく…
アンドロイドだけど…
2Bへの想いは愛に似たもの。
古い砂に埋もれた巨大団地でわかる「家族単位で人類は生活をしていたようだ」と9Sは知り、2Bに家族の愛を擬似的でも求めているかのような。
知らぬ愛という感情。
でもAIの進化で感情というものを学習していた。
何にでも興味津々の9Sは多くのデータから愛を構築して行った。
2Bは何度でも何度も過去に「情報を知りすぎた時点」で9Sを破壊している。
2Bには9Sを破壊した記憶データがあるが9Sには2Bと出会う前のセーブデータしかないので毎回「初めまして」。
この螺旋に苦しむ2B。
▼この人類と地球外生命体の戦いが始まって数千年。
AIは発達し、Androidも感情を持つようになってきた。
機械生命体も学習し感情を持つように進化していた。
人類が残したデータ、宗教や感情や文学を読み取り進化した。
ネットワークから自ら切り離し、機械生命体の村を作るパスカル。
子供の機械を育て育み、知能を与え、勉強をさせる。
やがてロボットはAIが進み、まるで人間のようになる。
この村がウィルスに汚染されたロボットに襲撃された時に、パスカルは子供ロボットだけを逃して安全な場所へ。
敵を撃退し隠れ家に入ると、そこには集団自殺をしている子供ロボットたち。
「あーーわたしは、子供達に恐怖を教えました。
恐怖があれば危険なものに近づかないと思ったからです。
なのに、こんなーーーーーあーーーーーーーーーー」
恐怖に耐えられなかった子供ロボットたちは自らを破壊。
「すみません、私は辛すぎて生きていけません。
私のデータメモリーを消去してください」
パスカルは初期化された。
初期化されたパスカルは壊れた子供たちのパーツをジャンク屋に売っている。
パスカルが「恐怖に打ち勝つには」までを教えていれば…
鬱症状進む…
▼2周目は9S視点。物語は同じだけど別行動してた時、何をしてたのかがわかる。
▼そして2周目が終わって…
▼基地からアンドロイドの総攻撃が始まる。
二人の部隊、ヨルハ部隊も飛行ユニットに乗って地上にまた突撃する。
が、基地のメインサーバー自体がウィルスに汚染。
メインサーバーと同期していたオペレーターさんは汚染。
飛行ユニットで脱出を図る二人。
「司令官、一緒に!」
「ダメだ。私は残る」
そういった司令官もまた汚染されていた。
正気が保てる間に二人を逃す。
「司令ーーーーーーーーーー!!」
「いけーーーーーーー」
地球へ急ぐ二人。
だが追ってくる汚染された同じヨルハ体の飛行ユニット。
激しく空中戦。
この辺りは昔のインベーダーゲーム的シューティング。
基地も爆破。
もう帰れる場所もアップロードするメインサーバーも、義体もない。
▼空中でバラバラに落ちた二人。
地上で気付いた2Bは自分も汚染されていることに気づく。
すでに基地もない。
このボディしかない。
そして汚染されている。
他のアンドロイドにうつらないように支援ロボット、ボットにどこにいけばアンドロイドがいないか聞く。
そこへ、ズタズタになりながら歩く。
これは操作は自分。
いくらコントローラを動かしても鈍いし、
これはプレイヤーの能力で指示のある地点の方向がちょっとわからず…アホやん。
汚染がどんどん進み、画面(マジのテレビ画面)にノイズ走り、不鮮明に。
この時はプレイヤーも地獄。
鬱がかなり進むプレイヤー。
コンピューターが「汚染度40% バイタル低下」
と告げる。
コントローラーが動かない。
やっと吊り橋の向こうに行ったら、汚染されたヨルハ部隊兵士が襲いかかってくる。
剣を握りしめるが…ここまでか…
その時、前、見かけたアンドロイドが助けに入ってくれる。
髪の長いアンドロイド。
A2
奥からA2と2Bと9S。↓
A2は2Bの前のタイプの試作品。プロトタイプ。
昔、A2たちは地球に落下し戦った。
が、実は全滅するのが計画の内だったことを知る。仲間は全員しに、一人生き残っていた。
「なんで?」と2Bたち。
「裏切ったのは司令の方だ」とA2。
まだこの時は二人は知らない。
A2に救われた2Bだが汚染はピークに。
2BはA2に頼む。
ここで私を終わらせてくれ。
基地もない。修復は無理。
何度も9Sを殺し続けた。
もう終わりにしたい。
何度も9Sを殺したから彼と親密になるのが怖かった。
本当は…
この剣に私のデータの断片が入っている。
これを。
A2は2Bを貫き、止める。
一方、2Bを探していた9S。
2Bのブラックボックス(GPSのようなもの)を検知した9Sはかけつけ…
A2が2Bを刺すところを見てしまう。
後ろを振り返る2B。
「あ…ナイン…ズ…」
微笑む2B。
「僕のことをナインズと呼んでくれてもいいんですよーてへ」
「ナインエス」
「えー?」
最期に振り返りナインズと呼び微笑みながら倒れる。
この輪廻から逃れられた喜びのように。
2Bーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
A2ーーーーコロスコロスコロスコロスコロスコロスーーー!!!
うわああああああああああああああああ!!!
ここの炭治郎の声優の凄さよ。
このあたりでわたしも、鬱に。
わたしもうわーーーーと叫んでる。
突如現れた不思議な塔。
谷底に落ちていく9S。
▼操作プレイがここで2BからA2に変わる。
うわーー
で、なんとここからが本編。
恐ろしやーーーーーーー
ここでオープニングかいな?ーーーーーーーー
▼A2を憎み探し、コロス満々の9S。
「僕の2Bを、2Bを大事な2Bをーーーーー」
2Bと9Sの間の感情を知っているA2は複雑。
9Sは知らない、2Bの気持ちを。
剣に残されたデータを知らない。それを持っているA2のことを知らない。
とあるエピソードをクリアすると
地下の「エミールの花畑」に行ける。
その花畑で2Bを失い一人になった9Sが2Bの刀を地面に刺して
「弔いというものが僕たちAndroidにもあるのなら」
「おやすみ、2B、僕もすぐ行くから…」
ここで涙腺崩壊。
なんやかんやで…
二人は最後の戦いに。
えーーーー??
9SとA2。
ゲームは聞いてくる。
「どっちを操作しますか?」
えーーーーーーーーーーーー?????!!!!!
ここで鬱は悪化するよーー
最初はA2にした。
Aはアタッカータイプなので強い。
9Sを壊す。
そして、A2は塔を壊し自分も閉じる。
空を見上げ…
「ああ、世界はこんなに綺麗だったんだ…みんな(一緒に降下した部隊の仲間)待ってて、すぐいくよ」
ここでエンディング。
鬱進む…
次は9Sにした。
相打ち
うわーーーーーーーーー
鬱ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「2B…」ウィルスに汚染されすでに事切れる寸前の9S。
うわーーー鬱鬱…………………
▼随行支援のポッドたちが会話を始める。
彼らの全データを削除する相談。
だが、042ポッドさんがそれを拒否する。
「この終わりに納得できない」
「我々にはその権限はない」
相談する。
そしてこの二人のポッドは
二人のデータをサルベージすると決心する。
ポッドにも感情が生まれ始めていた。
ポッドがポッドに「また同じことを繰り返すかもしれないのに?」
「そうだ。でもまた別の未来があるかもしれない。その輪廻の螺旋を生きることが生きることなのかもしれない」
と。
ゲームがプレイヤーに質問してくる。
ここからが鬼畜のシューティングゲーム。
スタッフロールの文字から、プレイヤーを攻撃してくる。
それに抗うプレイヤー。
え?
なになになに?
意味わかんないーーー
あ、文字を消すわけ?
シューティングして。
「スクエニ」の大きな文字も消す。
音楽作者も消す。
声優さんの名前も消す。
つまり、この物語を消してポッドの言う違う未来を作るってことね。
うわーん、シューティング無理ーーーー
全滅するたびに
「あきらめますか?」
と聞いてくる。
なんじゃーーー
「いいえ」
そんな質問が何度か。
そして…
ここからが胸熱。
「ネットワークに繋ぎますか?」
「はい」
うちのPS5はネットに繋がっている。
すると援護部隊が来る。
赤い球が敵の弾。
ここまま終わらせようとするゲームがわ。
白の光線を出しているのがこっち。
最初、自分の一機だったのに増えている。
その友軍はかつてこれをプレイした人たちのデータ。
こうしてわたしは世界の誰か知らない友軍に助けられて無事、エンドロールを倒した。
質問される。
「世界の誰かを助けたいと思うか?」
と。
でも、助けるってことは
わたしのプレイデータを消す、ということ。
えーーーーーーーーー
鬼畜ゲー。
実際に消してる人がこんなにいるから、援軍が来てくれる。
シューティングしてる時に
「****名前*** 撃墜されました(アメリカから)」
とか出る。
鬱。
で、わたしはセーブデータを消したくたいから「いいえ」しちゃった。
動画で実際に「はい」をした人のを見たけど
セーブデータや集めた武器とかどんどん消えていくのよね。
うわーーーん。
でも、だから友軍として来てくれたわけで。
うわーん。
ポッドたちは二人の機体を修復と記憶データをサルベージ。
壊れたポッドくんはポッドくんに吊り下げられて移動。
「恥ずかしい」と。
「恥ずかしさにまみれて生きていくのが生きると言うことだ」
だって。
廃墟ビルの屋上に倒れている二人。
9Sの失われた左腕はどこからか探して来ているポッドが。
A2は森の廃墟にいた。
これが唯一救われるような感じのエンディング。
鬱の鬼畜のゲー。
スクエニの本気度マックス。
数年前のものだけど、よくできていた。
物語の背景の凄さよ。
『ヨルハ計画』
機械生命体と何世紀も戦っている。その士気を落とさないためにヨルハ部隊と言う強い部隊が作られ、みんなの士気を上げるためのもの。
最後はヨルハ部隊は削除される運命。
それに気付いた9S。
だから2Bは9Sが中枢に近づいた瞬間、殺し続けた。
それが任務。
2Bは実はH型。暗殺型。
だから2Bは感情を押し殺していた。
押し殺して9Sを殺し続けていた。
でも溢れる9Sへの想いは殺せない。
アンドロイドでも感情が芽生える。
▼エピソードの中の名言。
・パスカルという平和主義の機械生命体の村の村長さん。
「戦争は嫌です。白旗をあげます。
でも戦わないと殺されます」
・平和パレードをするディズニーと思わせる遊園地からピエロの格好をしたロボットたち。
「2Bさんパレード(平和デモ)をするので護衛してください」
警察が左翼デモについてまわる感じ。
で、そんなことをしても無駄だと悟るロボットさん。
パレードをしても機械生命体のロボットから襲われて散々な目に。
平和を口にしても無駄だと悟る。
たくさんのエピに散りばめられたもの。
鬱ゲーーーー
と言われながらもかなり魅入ってしまった、というオタクの話でした。