~昨シーズン訪れた宮古島遠征より~ [探鳥3日目・最終日]
AM11:30-PM2:00
☞エメラルドグリーンの海が眩しい -宮古遠征-
大潮の干潮時に合わせ、宮古島沖十数キロの岩礁地帯にあるアジサシのコロニーへ向かいました。
周囲0.5kmにも満たない小さな無人島です。
![「クロアジサシ」_f0176070_2227142.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_2227142.jpg)
ここは、2,000羽近いクロアジサシを中心に100羽強のマミジロアジサシの繁殖地です。その他、エリグロアジサシやベニアジサシが少数飛び回り、また、運が良ければごく少数のヒメクロアジサシに会うことが出来ます。
ただ、気象条件に左右されやすく年により個体数の変動は大きいようです。
今回は、撮影法についても少し触れながら振り返ろうと思います。
僕の場合、「こういう写真を撮りたい」と常に頭の中で出来上がった画を描くように意識しています。
そして、実際の撮影時には、被写体だけでなく背景に目を配るようにしています。こうすれば、自然と横構図・縦構図が選択出来、被写体を画面のどの位置に入れるかも決まってきます。
👇干潮に現れた島の周辺で羽を休める少群
鳥視線の高さにカメラ位置を下げて撮るのが基本です。こうすれば、奥の水平線も映り込み遠近感も表現出きます。群れの中に飛び込んでくるクロアジサシのタイミングに合わせてシャッターを切ります。
「クロアジサシ」 夏鳥・L=42cm
![「クロアジサシ」_f0176070_23115783.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_23115783.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR +TC17EⅡ
1/640s F8 ISO400
👇青空をバックに舞い降りるシーンを広角的に狙う
青空をバックに撮ると単調な写真になりやすいです。浮かんでる雲を画面内に取り入れたりし変化を加えることが大切だと思います。このシーンでは、画面の下に海面を取り入れることで広がりを表現しました。
![「クロアジサシ」_f0176070_23531948.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_23531948.jpg)
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NikonD3s+NIKKOR AF-S70-200mmF2.8G ED VR
1/1250s F5.6 ISO400 *トリミング
☞NG写真
青空バックだと単調になりやすい
このような時は出来ればアップで狙いたいです。
👇青い海をバックに親子の姿を狙う
この場所での定番ショットと言えます。強い日差しがトップから降り注ぐ中、親鳥の頭頂部、ひな鳥の白い産毛、岩場のハイライト部の諧調に気を付けて露出を決定します。
![「クロアジサシ」_f0176070_21374220.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/02/70/f0176070_21374220.jpg)
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NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR +TC17EⅡ
1/400s F8 ISO400
![「クロアジサシ」_f0176070_22191269.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/02/70/f0176070_22191269.jpg)
☞NG写真
撮影場所(角度)によっては、バックがこのように写ります。右手前のボケも余計な映り込みです。
👇ローアングルで遠近感を出しつつ、正面からの飛形を狙う
縦横無尽に飛び回るように見える鳥たちも、「よく通過するルート」があるようです。この時は、中央の岩場で休む個体の頭の上付近を複数個体が通過するのが目に留まりました。カメラをローアングルに構え、青空と岩場に植生する緑が映えるように構図をセッティング。リモートコントロールにて撮影しました。
![「クロアジサシ」_f0176070_22283146.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/03/70/f0176070_22283146.jpg)
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NikonD300+NIKKOR AF-S70-200mmF2.8G ED VR
1/400s F8 ISO400 *トリミング
👇親子の姿をアップで狙う
この場所では至る所でこのような親子の姿を目にすることが出来ます。基本的に僕の好みの問題として、少し引き気味に周りの景色も取り込むことが多いのですが、シンプルに1枚押さえておこうと思いました。
![「クロアジサシ」_f0176070_2121171.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_2121171.jpg)
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NikonD300+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR
1/1000s F6.3 ISO400
![「クロアジサシ」_f0176070_2126366.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_2126366.jpg)
☞NG写真
水平線を入れて、後ろに飛び交う個体を入れながら撮ってみましたが、主役がぼやけた写真になりました。前ボケの使い方も下手としか言いようがありません。
👇バックの写り込みに注意して親子の姿を狙う
この日は島を挟んで東西の雲の様子が大きく違いました。背景に大きな岩場を持ってくるような構図にし、霞んだグレーの海が極力写りこまないようにしました。この時の日差しの加減も手伝って柔らかな羽毛の質感が再現できたと思います。
因みに、事前に数冊確認したクロアジサシのページには「雛は普通1羽」と書いてありました。これは、めずらしいと思い2羽の雛が顔を上げてくれるのを待ちましたが、無理でした。![「クロアジサシ」_f0176070_21401255.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_21401255.jpg)
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NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR
1/500s F6.3 ISO400
![059.gif](https://pds.exblog.jp/emoji/059.gif)
☞エメラルドグリーンの海が眩しい -宮古遠征-
大潮の干潮時に合わせ、宮古島沖十数キロの岩礁地帯にあるアジサシのコロニーへ向かいました。
周囲0.5kmにも満たない小さな無人島です。
![「クロアジサシ」_f0176070_2227142.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_2227142.jpg)
ここは、2,000羽近いクロアジサシを中心に100羽強のマミジロアジサシの繁殖地です。その他、エリグロアジサシやベニアジサシが少数飛び回り、また、運が良ければごく少数のヒメクロアジサシに会うことが出来ます。
ただ、気象条件に左右されやすく年により個体数の変動は大きいようです。
今回は、撮影法についても少し触れながら振り返ろうと思います。
僕の場合、「こういう写真を撮りたい」と常に頭の中で出来上がった画を描くように意識しています。
そして、実際の撮影時には、被写体だけでなく背景に目を配るようにしています。こうすれば、自然と横構図・縦構図が選択出来、被写体を画面のどの位置に入れるかも決まってきます。
👇干潮に現れた島の周辺で羽を休める少群
鳥視線の高さにカメラ位置を下げて撮るのが基本です。こうすれば、奥の水平線も映り込み遠近感も表現出きます。群れの中に飛び込んでくるクロアジサシのタイミングに合わせてシャッターを切ります。
「クロアジサシ」 夏鳥・L=42cm
![「クロアジサシ」_f0176070_23115783.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_23115783.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR +TC17EⅡ
1/640s F8 ISO400
👇青空をバックに舞い降りるシーンを広角的に狙う
青空をバックに撮ると単調な写真になりやすいです。浮かんでる雲を画面内に取り入れたりし変化を加えることが大切だと思います。このシーンでは、画面の下に海面を取り入れることで広がりを表現しました。
![「クロアジサシ」_f0176070_23531948.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/01/70/f0176070_23531948.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD3s+NIKKOR AF-S70-200mmF2.8G ED VR
1/1250s F5.6 ISO400 *トリミング
![「クロアジサシ」_f0176070_2191661.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_2191661.jpg)
☞NG写真
青空バックだと単調になりやすい
このような時は出来ればアップで狙いたいです。
👇青い海をバックに親子の姿を狙う
この場所での定番ショットと言えます。強い日差しがトップから降り注ぐ中、親鳥の頭頂部、ひな鳥の白い産毛、岩場のハイライト部の諧調に気を付けて露出を決定します。
![「クロアジサシ」_f0176070_21374220.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/02/70/f0176070_21374220.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR +TC17EⅡ
1/400s F8 ISO400
![「クロアジサシ」_f0176070_22191269.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/02/70/f0176070_22191269.jpg)
☞NG写真
撮影場所(角度)によっては、バックがこのように写ります。右手前のボケも余計な映り込みです。
👇ローアングルで遠近感を出しつつ、正面からの飛形を狙う
縦横無尽に飛び回るように見える鳥たちも、「よく通過するルート」があるようです。この時は、中央の岩場で休む個体の頭の上付近を複数個体が通過するのが目に留まりました。カメラをローアングルに構え、青空と岩場に植生する緑が映えるように構図をセッティング。リモートコントロールにて撮影しました。
![「クロアジサシ」_f0176070_22283146.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/03/70/f0176070_22283146.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD300+NIKKOR AF-S70-200mmF2.8G ED VR
1/400s F8 ISO400 *トリミング
👇親子の姿をアップで狙う
この場所では至る所でこのような親子の姿を目にすることが出来ます。基本的に僕の好みの問題として、少し引き気味に周りの景色も取り込むことが多いのですが、シンプルに1枚押さえておこうと思いました。
![「クロアジサシ」_f0176070_2121171.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_2121171.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD300+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR
1/1000s F6.3 ISO400
![「クロアジサシ」_f0176070_2126366.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_2126366.jpg)
☞NG写真
水平線を入れて、後ろに飛び交う個体を入れながら撮ってみましたが、主役がぼやけた写真になりました。前ボケの使い方も下手としか言いようがありません。
👇バックの写り込みに注意して親子の姿を狙う
この日は島を挟んで東西の雲の様子が大きく違いました。背景に大きな岩場を持ってくるような構図にし、霞んだグレーの海が極力写りこまないようにしました。この時の日差しの加減も手伝って柔らかな羽毛の質感が再現できたと思います。
因みに、事前に数冊確認したクロアジサシのページには「雛は普通1羽」と書いてありました。これは、めずらしいと思い2羽の雛が顔を上げてくれるのを待ちましたが、無理でした。
![「クロアジサシ」_f0176070_21401255.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201309/05/70/f0176070_21401255.jpg)
[画像クリック頂くと、少し大きなサイズ&若干シャープな画像でご覧いただけます。]
NikonD3s+NIKKOR AF-S300mmF2.8G ED VR
1/500s F6.3 ISO400
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by N_BIRDER
| 2013-09-05 23:10
| 海上・岸・干潟