8UP 501XX
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KING OF JEANS

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最近は “VINTAGE LEVI'S 501XX” を着用する事が多くなりました。

改めて穿いてみると、その質感の素晴らしさを実感。
久しく忘れていた感覚を取り戻した感じがします。



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501XXは、私がヴィンテージ古着の世界に入った原点です。


History of my 501XX
http://nancyveloaskin.blog32.fc2.com/blog-entry-172.html


現代には素晴らしいプロダクツのジーンズが数多くリリースされておりますが、やはり本物は違います。

当時の機械・製法・ディテールを忠実に再現しても、それを扱う当時の時代背景・人間だけは絶対に再現出来ません。
当時の時代背景の結晶、これら全てが上手く昇華された品物だからこその魅力を放っているのがヴィンテージウエアではないかと思います。

最近は自分の中でヴィンテージデニムが再燃しておりますので、あえてヴィンテージを普通に穿き込みたいと思います。






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“原点という永遠”

私が子供の時に流れていたリーバイスCMの大好きなキャッチフレーズです。







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  1. 2014/07/03(木) 18:36:08|
  2. 501XX
  3. | トラックバック:0

501XX






50年代の 『LEVI'S 501XX』 は、現在数多くあるジーンズの原点です。

ヴィンテージウエア・ヴィンテージジーンズなどのデニムウェアの魅力は、個々のディテールだけにある訳では
なく1品1品がもつトータルなバランスにこそあると思います。

製作者や製造過程に携わる人々と、その消費者を生み出した時代背景・風土と調和して出来上がる事です。

当時の機械・製法・ディテールをいくら忠実に再現しても絶対に再現は不可能です。
それを扱う当時の時代背景・人間だけは絶対に再現出来ませんからね。

当時の時代背景の結晶、これら全てが上手く昇華された品物だからこその魅力を放っているのが
ヴィンテージウエアではないかと思います。




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私が中学生の時・・・当時リーバイスのCMにジェームス・ディーンの 『理由なき反抗』の映像が使われていて、
それが本当にカッコ良かったんです。









その 『ジェームス・ディーン』 のスタイルに憧れてジーンズに興味を持ちました。

それまでジミーは501を穿いていると思っておりましたが、実はLeeを着用していたんですよね。
リーバイスのCMで使われているので無理もありません。

地元にある小さなジーンズショップで購入した、80年代後半の501は現在のモデルよりかなりタイトでした。
何よりフロントがジッパーではなく、ボタンフライだったのが衝撃でした。

ジミーのように赤いスイングトップは、高校生の私には着る勇気がありませんでした。

古着の 『McGREGOR』 黒のスイングトップにインナーは『Hanes』 のTシャツ、ブーツはアメ横で買った
『CHIPPEWA』 のエンジニアブーツを合わせたスタイルが当時の自分にとって王道でした。

それからヴィンテージブームが来る少し前の高校1年生の時、友達と何気なく 『HOT DOG』 という雑誌を見ていた際、
"ヴィンテージ特集" をしていたんです。

『1950年代の501XX!』 と大きく1ページに掲載されていたのですが、値段を見てビックリしました。
『3万2千円!古着のジーンズなのにえらい高いなぁ』 と思っていたら32万円と見間違えていて更に驚愕しました。

そこからヴィンテージジーンズという物にかなり興味を持ち始めて、思い切ってそのジーンズを所有している
原宿のショップに足を運びました。

当時居た店員さんがとても親切な方でしたので、ガラスケースから501XXを出して見せて頂きました。
自分が穿いている501とは全然違う!

色合い・風合いが全然違うし、霜が降ったような綺麗な縦落ちに魅了されました。
そこから501XXに凄く興味を持ち始めて 『絶対に501XXを買おう!』 と決心しました。

あまり高額な物は買えないので予算は10万円。
高校2年生の時に、"501XX" の為だけに何ヶ月もバイトをして貯金しました。

10万円を予算に都内を探し回りますが、私のサイズ・コンディションと値段が合った物が
なかなか見つかりませんでした。当時から身長が180cm以上あったのでレングスが長い物が無かったんです。

そうこうしているうちに貯金が減ってきて、妥協して"BIG E"を購入しようかと思っていた所、
原宿 『ゴリーズ』 のレジ前のガラスケースでW33、L34の理想サイズのXXを発見!

色合い・雰囲気も自分好みで、気になるプライスは5万8千円と相場よりかなり安い。

こうして、生まれて初めて高額なヴィンテージジーンズを購入しました。
その日は嬉しくて、枕の横にジーンズを置いて寝た記憶があります(笑)


リペアを繰り返して穿いている為、色も落ちてボロボロですが18年経った今も現役です。



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実はこの501XX、最近かなりの大工事をしました。
このまま穿き続けていくと崩壊するのが目に見えておりましたので、自分で徹底的に修理しました。

一見、表面に破れは見えませんが・・・



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・・・裏返してみると、とんでもない事になっております。

大きな破れは見られなくても下糸が見えて破れるのが目に見えておりましたので、気にせず穿けるように徹底補修をしました。
シャンブレーの生地をあて、ジーンズの色に近い綿糸を使用してミシンでひたすらタタキます



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バックポケットは、普段 STOP LIGHT のゴツいウォレットを使用しても簡単に破れないようにヘビーオンスの生地をあてております。
一回ポケットを取り外さないといけないので大変な作業です。



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裾部分もかなり崩壊状態なので一回糸を解き、シャンブレーの生地でタタキをして再度裾を縫い直します。
せっかくなので、友人のお店でユニオンスペシャルのミシンを拝借してチェーンステッチで仕上げました。


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この全部の修理を業者に依頼したら、結構な値段になる事は間違いないでしょう(笑)

自分にとってヴィンテージ古着が好きになった原点な訳ですから、この先どんなにボロボロになろうと一生手放す事はないと思います。





・・・実は最近サイズ・コンディションともに良い物を発見してしまい、20年ぶりにXXを購入しました。


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やはりXXは自分の中で特別な存在です。
501XXは高額なイメージがございますが、頑張って探せば安くてコンディションの良い物はまだまだあります。

ヴィンテージジーンズを穿いた事が無い方は是非、一度足を通して頂きたいです。
なぜこのジーンズがすべてにおいて最高峰であり... 魅了し続けているのかが理解頂けると思います。


 


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  1. 2010/02/23(火) 14:12:34|
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