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2024-11-18 (Mon) 16:40

生前葬などやる元気があるなら

Dr.ちゅり男著「世界一やさしい投資信託・ETFの教科書」読了。
竹中恵美子著作集Ⅱ「戦後女子労働史論」、日本労働研究機
構編「育児休業制度の調査研究報告書」読み進む。
ある人が古希を迎え生前葬をやったそうだ。最近傘寿を過ぎ
たその人はやつれたが元気でおられる。
ファイナルコンサートも近年されたそうだが、終わりの好き
な人なのだろうか。
だいたい生前葬など元気があるから思いつくのであって、古
希だからできるのである。
傘寿や米寿に生前葬をやれば丁度いいのだろうが、それでは
あまりにも生々しい。
古希などまだまだ若僧だということなのだろう。
生前葬をやろうなどと考えるのは生意気だからである。
生意気いう元気が余っているということである。
80歳で生前葬をやる元気のある人はいないのではないか。
老人の生意気盛りが丁度70歳くらいなのだろう。
世のしがらみからも離れるころでもあり、得意になって生前
葬などと考えるのではないか。
特に奇特ということではないに違いない。
葬式などやらなくてもいいと思っているので、生前葬などと
んでもないが、やっても集まってくれる付き合いの良い友達
もいない。
生前葬には付き合ってくれる人が必要なのである。
従って誰もがやれるわけでもない。
自分の葬式を見てみたいと思う人もいるだろうが、見ない方
がよい気がする。
皆が泣いて惜しんでくれるわけではないし、むしろ粛々と行
われるだけだろう。酔っ払いも出てくるかもしれない。
葬式は儀式であるので当然であるが、作法はあっても心はな
いことが多いはづである。
早く終わってくれないかと思う人も多いだろう。
結婚式以来の主役になれると思ったら大間違いである。
主役は生きている人達なのである。
一世一代の大仕事と弔辞を張り切って読む人もいるだろう
し、悲しみを演じる主人公の配偶者もいるかもしれない。
付き合ってくれる人がいるなら主役を演じられる生前葬もい
いだろうが、気持ちは分かってもらえまい。
色々な意味で寂しきもの、それが葬式である。
生前葬をやる元気や金があるなら海外旅行にでも行きたいも
のである。
偏哲
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最終更新日 : 2024-11-18

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