奈良女子大学生活文化学研究会編「ジェンダーで問い直す
暮らしと文化」読み進む。
今日の日経新聞一面に高齢独身女性の貧困の話が載ってい
た。高齢女性は夫と死別すると貧困になるのだという。
配偶者と死別した女性の相対的貧困率は38%にもなるの
だそうだ。
貯蓄は75歳以上の単独世帯では500万円以下が過半を
占めるのだそうだ。
BBは樋口恵子の造語のようだが、樋口さんは働けという。
今の高齢女性は専業主婦が大半で働いた経験のない人が多
い。その気になれば少なくても75歳くらいまで働かせて
もらえるし、75歳を過ぎても働いている人もいる。
そういう人は年金が少なくてもBBにはならない。
人手不足の現在では仕事を選ばなければ働き口くらいはあ
る。70歳過ぎても清掃の仕事をしている人も知っている。
貧乏が苦にならない人もいるかもしれないが、貧乏は命を
縮め、介護の可能性を高めるようだ。
長生きすれば人生も楽しめる。95歳で句会を楽しむ人が
いる。歳を取って働くことは恥ずかしいことではない。
若い女性のように働くのが当然という考えがない高齢女性
が多いことが貧困の一因だろう。
現在の高齢者は専業主婦の最も多かった時代に壮年期を過
ごした世代である。
新潟県では昭和60年代に最も専業主婦が多かった。
その時代の専業主婦が高齢者となり、貧困になっている。
働くことが尊いとは言わぬが、自分一人の食い扶持は自分
で稼ぐという精神が重要だろう。
そういう人生を送れなかった事情も分かるが、自分の身を
救えるのは自分だけである。
貧乏ばあさんにならぬためには働くしかない。
小生も働けるうちは少しは働こうと思っている。
毎日8時間働けというのではない。
一日3時間、一週8時間でも働いて後は生活を楽しめばいい。
月2、3万円の収入でも生活にゆとりが出来て楽しめる。
それぐらいの努力はしてもいいだろう。
たくましい女性はもっと働いている。
働く習慣のない女性は不幸とは言わないが、天は自ら助くる
者を助くである。
BBは自ら招いているようなところもある。
偏哲
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最終更新日 : 2023-11-19