Live In Boston/John Abercrombie,Marc Johnson,Peter Erskine - 1988.04.21 Thu
[sales data] 1988 [producer] Manfred Eicher [member] John Abercrombie(g) Marc Johnson(b) Peter Erskine(ds) | ![]() |
1988年4月21日、ボストン「ザ・ナイトステージ」でのライヴ音源。
ジョンアバさんの演奏作品を多く聴いたわけではありませんが、シンセギターを
弾きまくっているので意表をつかれました。
(これホールズワースが裏で弾いていても区別がつきませんよね(笑)
イメージ的にはホールズワースのウネウネギターとイメージがだぶっていましたが
スタイルが変わったのか?本作はエフェクターのせいか全体的にスティーヴ・カーンに
似ている気がします。
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マーク・ジョンソンの「bass desire」の収録曲「Samrai Hee-Haw」はジョンスコが弾いてましたが、
ジョンアバのシンセギターと聴き比べるのも面白いです。
(ECM音源はyoutubeにUPできないので1989年イタリア、オツィエーリのライヴ音源です)
Getting There/John Abercrombie,Marc Johnson,Peter Erskine & Michael Brecker - 1988.01.15 Fri
[sales data] 1988 Rec(1987/4) [producer] Lee Townsend [member] John Abercrombie(g/synthe g) Michael Brecker(sax) Marc Johnson(b) Peter Erskine(ds) | ![]() |
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お馴染みの三人衆ジョンアバさん、マーク・ジョンソン、ピーター・アースキンの演奏に
マイケル・ブレッカーをゲストに迎えた作品。
ジョンアバ、マーク・ジョンソン、ピーター・アースキンはこの頃お互いのソロアルバムで
共演する機会が多く、ジョンアバ作品だと「Current Events」に続く安定のリズムセクションです。
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ジョンアバさんがいつごろからシンセギターを弾き始めたのか分かりませんが
この頃は既にシンセギター性能(特性)をマスターした感じで、鍵盤楽器のようなバッキングも
披露しています。
ただ個人的には本来のギター性能や自身の個性を封印してまで一律のデジタルシンセ音を
わざわざギターで表現することに未だ魅力を感じません、ジョンアバに限らず・・・
Gateway/Abercrombie/Holland/Dejohnette - 1976.01.15 Thu
[sales data] 1976 (Rec:1975/3) [producer] Manfred Eicher [member] John Abercrombie(g) Dave Holland(b) Jack DeJohnette(ds) | ![]() |
ジョンアバ、ホランド、ディジョネットのトリオによるGateway名義第一弾。
ジョンアバさんについてはギターオムニバスアルバムやジョンスコとの共演アルバムで
少々聴きかじった程度で、ウネウネしたギターという印象以外はあまりないのですが
少しづつ開拓して行こうとまずはGatewayに手を出してみました。
(6曲中4曲はホランドの楽曲)
「Backwoods Song」はパット・メセニーの「Two Folk Song」を彷彿させるような曲調で
ホランドののらりくらりと繰り出すベース音が効いたしっかり曲の型というのがあるのですが
全体的に自由度の高い演奏で、「Unshielded Desire」ではマハビシュヌ時代のマクラフリンのごとく
暴君ギターで決してメロディアスとは言えないので取っつきにくさを感じます。
この作品は3人のグルーヴ感を楽しみにしていたのですが、何というか冷徹というか
意図的にグルーヴ感を引き出さないようにしている?ような楽器の交差(調和)を
外しているように感じます。
(多分3人の熱いインプロの終着点の見えない所が個人的にモヤモヤするんだと思います(笑)
ジョンアバに似たタイプのギタリストはアラン・ホールズワースが浮かびますが、
まだホールズワースの方がメロディアスと思えるほど難解で、一般受けするギタリストでは
なかったと思いますが、マンフレート・アイヒャーという稀代の名プロデューサーに見初められ、
40数年にわたってECM一筋で50作以上のアルバムを残していることに驚きを隠せません。
Timeless/John Abercrombie - 1974.06.22 Sat
[sales data] 1974 Rec(1974/6/21-22) [producer] Manfred Eicher [member] John Abercrombie(g) Jan Hammer(org/synthe/p) Jack DeJohnette(ds) | ![]() |
ジョンアバの初ソロ作品は思いがけず面子がヤン・ハーマーとジャック・ディジョネットの
トリオ編成だったのでとても得した気分。
本作はジョンアバ4曲、ヤン・ハマー2曲。
1曲目からいきなりヤン・ハマー節炸裂でスピード&パワーで押しまくる
ジョンアバvsヤン・ハマーの構図のアルバムなのかな?と思いながら聴き進めると
オルガントリオ物とアコースティックバラード物を交互に演奏し
(Moogシンセのイメージが強いヤン・ハマーがオルガンを弾ているのは珍しいと思いますが
初期はオルガントリオで活躍していたようです)
最後のタイトル曲はギターアンビエント物のような感じで重く静かに〆るという感じです。
私の聴き知っているジョンアバはホールズワース並みにウネウネ弾き倒すイメージだったので、
デビュー時はいたってシンプルな音出しをしていたことがちょっと意外でした。
ECMの色ではないヤン・ハマーのECM音源は珍しいのですが、
もう1枚同トリオにマイケル・ブレッカーを加えた「ナイト」(1984)という作品があります
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