縞梟の音楽夜噺
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2024-11

Live At The BBC/Free - 2006.11.07 Tue









[sales data]
2006/11/7
[producer]
Jeff Griffin
[member]
Paul Rodgers(vo)
Paul Kossoff(g)
Andy Fraser(b)
Simon Kirke(ds)

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Live At The BBC


1968~1971年までにオリジナルメンバーのフリーが出演したBBC音源集。

質の高いBBC音源は世界中の音楽マニアからその発掘が望まれているので
出し惜しみなくどんどん出せば良いのにと思っていたのですが、ポンポン出せない事情は
「出し惜しみ」とはちょっと事情が違うようです。

収録分数を気にせず、音の劣化も気にせず無尽蔵かつ簡易にデジタルで保存できる現代では
考えられない話ですが、ライナーによると、70年代ポピュラー音楽の類は一般に顧みられることがない
「使い捨て音楽」と看做されていてBBCも例外ではなく、録音マスターテープの殆どは
放送後処分されてしまっているらしいのです(唖然)

今回このアルバムの中に放送音源にしてはブート並みの酷い音源があるので変だな?と
思っていたら、フリーのマニアが家で録音マイク片手に息を潜めてラジオ放送を
オープンリールに録音したものだそうです(苦笑)
最近、クリムゾンのフィリップ商法が当たり前のようになり大手レコード会社が
ブート興しを公式物として商品化するのは結構ですが、値段(発売当時は3,000円)が
高すぎだよ(プンプン)

マスターテープ音源の他、ポール・コゾフ所蔵音源など出所が複数あり他のアーチストの
BBC作品と比べると音質にバラつきがあり、フリーはデビュー時からその演奏スタイルは
完成系のため、年を追ってスタイルが変化して行くのを感じる楽しみはありませんので
フリーの未発表音源を楽しみにしているマニア以外にはあまりお薦めできません。

Muddy Waters Blues/Paul Rodgers - 1993.03.27 Sat








[sales data]
1993/3/27
[producer]
Billy Sherwood
[member]
Paul Rodgers(vo/g)
Jason Bonham(ds)
Pino Palladino(b)
Ian Hatton(g)
Mark T.Williams(b-ds)
Jimmie Wood(harmonica)
Ronnie Foster(hammond)
Jimi Haun(g)
Paul Shaffer(hammond)
David Paich(p/hammond)
Alexandra Brown(bvo)
Carmen Carter(bvo)
Jean McClain(bvo)
*****
Buddy Guy(g)
Trevor Rabin(g)
Brian Setzer(g)
Jeff Beck(g)
Steve Miller(g)
David Gilmour(g)
Slash(g)
Gary Moore(g)
Brian May(g)
Neal Schon(g)
Richie Sambora(g)

4_202402061444564d8.jpg
Muddy Waters Blues


当時、Victoryレーベルはビリー・シャーウッドの旗振りでトリビュートアルバムを量産しており
ポール・ロジャ―ス名義のソロ作品としては「Cut Loose」(1983)以来となった
セカンドアルバムはポールが最も敬愛していたブルースマン「マディ・ウォーターズ」の
トリビュートアルバム。

ジミー・ペイジとの「The Firm」解散後、ケニー・ジョーンズと「The Law」を結成するも

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商業的には成功せず、都落ちしていたポール・ロジャースにとっては起死回生のヒット作
となりました。



ジェフ・ベック、ブライアン・メイ、ゲイリー・ムーア、デイヴ・ギルモアなど総勢11人の
(このアルバムでのブライアン・メイとのセッションは後のQueen参加につながります)
有名ギタリストを揃え気合十分なのですが、マディ・ウォーターズを讃えるには
ブルース質としてサウンドがあまりにも枯れてない(苦笑)
そもそもドラムをジェイソン・ボーナムにしている時点で無理ありすぎ(笑)



スラッシュのギターでフリーでも演奏していた「The Hunter」が収録されていますが、
(この曲は元々アルバート・キングの曲)こんなハードロック調で作るのなら
マディ・ウォーターズのトリビュートでなく、ポールの音楽キャリアのカバー集
(フリー~バッド・カンパニー~The Firm)を同面子で作っても面白かったのではないかと思います。

2nd Street(2番街の悲劇)/Back Street Crawler - 1976.04.15 Thu









[sales data]
1976/4
[producer]
Back Street Crawler
[member]
Terry Wilson Slesser(vo)
Paul Kossoff(g)
Terry Wilson(b/g)
John "Rabbit" Bundrick(key)
Tony Braunagel(ds)
*****
W.G. 'Snuffy' Walden(g)

1_202204250900325ac.jpg


ファーストアルバムリリース後、コゾフが体調を崩してしまいツアーが中止になり
アルバム殆どの楽曲を手掛けていたモンゴメリーが脱退してしまいますが
残されたメンバーは心折れず、新メンバーに元フリーのラビットを迎い入れ
早速セカンドアルバムの制作に取り掛かります。
(若いメンバーにとってはビッグネームのコゾフとの共演は名前を売る大チャンスなわけで
ここでアメリカンドリームを諦めるわけにはいかない)

bsc_20191029102212280.jpg

テリー・ウィルソンが4曲、新参のラビットが4曲、バンドメンバー共作が1曲。
(ラビットの曲はやフリーを彷彿させます(笑)

レコ―ディングはスタジオに来れないコゾフの代役でW・G・スナッフィ・ウォルデンがギターを弾いて
ベーシックトラックを先に録音して後からコゾフのギターを被せる方法をとっており
殆ど録り直せたようですが、らしくないギタープレイも多々あり、クレジットがないので
どの程度アルバムに参加しているのか判然としません(苦笑)



何とかレコーディングも完了し米での本作のプロモーションツアーのために
飛行機で移動中の1976年3月19日、コゾフは機上で心臓麻痺を起こし帰らぬ人となりました。

バッド・カンパニーの成功で念願の米進出を果たしたポール&カーク、
その一方ドラッグでヨレヨレとなりその活動もままならないままあっけなく逝ってしまった
ポール・コゾフ。
ドラッグが引き起こしたあまりにも両極端な光と影。
あまりにも早い幕切れ(享年25歳)に涙も出ません・・・

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余談ですがコゾフなきあとのバンドは「ジェフ・ホワイトホーン」(ポール・ロジャースのソロ活動の
サポートや1993年以降のプロコルハルムで活躍)を迎え名前を「クロウラー」に改名し
ホワイトスネイクのようなジャケットアルバムを2枚リリースしています。

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Band Plays On/Back Street Crawler - 1975.08.15 Fri









[sales data]
1975/8
[producer]
Back Street Crawler
[member]
Paul Kossoff(g)
Terry Wilson-Slesser(vo)
Terry Wilson(g/b)
Tony Braunagel(ds)
Mike Montgomery(key)
*****
Pete Van(sax)
Eddie Quansah(tp/flugelhorn)
George Lee(fl/sax)

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kozzof.jpg

フリー解散後、1973年にソロアルバムをリリースするもその後音沙汰がなかった
ポール・コゾフが自身のバンド「バック・ストリート・クロウラー」を結成し
2年ぶりにリリースしたファーストアルバム。

BLOONTZ.jpg

「バック・ストリート・クロウラー」のベース、ドラム、キーボードの3人は
米の「BLOONTZ」というバンドメンバーで「Stealing My Way」のみバンド名義ですが
他の殆どはモンゴメリーの楽曲でテリー・ウィルソンとトニー・ブラナゲルが1曲づつで
コゾフはフリー時代同様、楽曲制作には全くタッチしないと思われ
「BLOONTZ」的なアメリカンテイスト溢れる内容です。
タイミング的にポール・ロジャース&サイモン・カークのバッド・カンパニーが
米進出を果たしたことが、コゾフに大きな刺激になったことは間違いないでしょう。

フリーと比較するなと言っても、フリー時代のコゾフのインパクトが強すぎるためその残音が
耳にこびりついて取れないというフリーフリークな方には不満足な内容かもしれませんが
(一応「It's a Long Way Down To The Top」のようなフリー調の曲もあります)
楽曲個々は丁寧に作られているし、何しろ薬と酒でヨイヨイだったはずのコゾフが
フリーとはベクトルの異なる新しい音楽でここまでしっかりギターを弾いているのには
正直驚きました。



本アルバムリリース後、ツアーに出る直前に再びコゾフは体調を崩してしまいますが
バンドメンバーは根気強くコゾフの回復を待ち、何と1976年までにセカンドアルバム
(セカンドストリート)を完成にこぎつけています。

Live at Croydon Fairfield Halls/Paul Kossoff - 1975.06.15 Sun









[sales data]
2007
[producer]
unknown
[member]
Paul Kossoff(g)
Terry Wilson-Slesser(vo)
Tony Braunagel(ds)
Terry Wilson(b)
Mike Montgomery(key)

6_20220420160506d0b.jpg


バック・ストーリー・クロウラーのアルバム「The Band Plays On」
リリース先行お披露目ライヴ。
(1975年6月15日ロンドンのクロイドン・フェアフィールド・ホールズ)

bsc.jpg

このライヴ音源は版権が複雑なのか過去には「ザ・ハンター」などフリーの曲も収録した
14曲盤もありましたが本作(徳間日本盤)は残念ながら3曲カットされています。

出だしのギターの音が少々外れ気味で「大丈夫?」と心配になるも演奏が進むにつれ安定し
ヘヴィーブルースをかましていた本家フリーと比べると全体的に軽いですが
薬物中毒で苦しんでいたとは思えないほどハツラツと演奏していて、フリー時代とは違う
新しい魅力と方向性が見え隠れします。

In Your Eyes/Andy Fraser - 1975.01.15 Wed









[sales data]
1975
[producer]
Brad Shapiro
[member]
Andy Fraser(vo/b)
Roger Hawkins(ds)
Barry Beckett(key)
Pete Carr(g)
Jimmy Johnson(g)
Muscle Shoals Horns

6_202204182018167e3.jpg


バンド名義でアルバムをリリースしたアンディ・フレイザーは同年ソロ名義の
アルバムもリリースしました。

フリー在籍時もザ・バンドに影響されスワンプっぽい曲を作っていましたが、
アンディがとりあえずソロになって一番演りたかった音楽はこういのだったのでしょうね。

サザンロックの本場、アラバマに乗り込みマッスルショールズのミュージシャンをバックに配し、
現地の空気を重いっ気入り吸い込んだアンディの新境地。

ちなみに同年マッスルショールズで録音された名盤にロッド・スチュワートが米進出を果たした
アトランティック・クロッシング」があります。

勿論、英国の湿気を含んだフリーサウンドとは全く異なりますので、フりーを期待して聴けば
がっかりすること間違いなしですが、アンディを知らずともマッスルショールズの
サウンドが好きな人の琴線に触れること間違いなし。



「Be Good To Yourself」はフランキー・ミラーが「Full House」でカバー収録しました。



この後10年の長いブランク期間に入りますが、自分がホモ・セクシャルであることに気づき、
妻子と別れ、米に移住し、田原俊彦並みにアイドル歌手に変身して再起した姿を見て
これがあのアンディ・フレイザーと同一人物だと思った人は少なかったのではないでしょうか(笑)



マイペースでソロアルバムをリリースしたりライヴ活動を行っていましたが、
2013年には美少年トビーを引き連れて42年ぶりに来日
2015年3月16日、米国カリフォルニアの自宅でエイズのため亡くなりました(享年62歳)

Andy Fraser Band - 1975.01.15 Wed









[sales data]
1975
[producer]
Andy Fraser Band
[member]
Andy Fraser(vo/b/g)
Kim Turner(ds)
Nick Judd(key)

4_2022041820141200a.jpg


ポール&カークがバッド・カンパニー、コゾフがバック・ストリート・コーナーで
米進出に挑んでいたので、アンディだって黙っていられません。

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「シャークス」ではレコード会社にボーカルの力量不足を指摘され、歌わせてもらえなかった
うっ憤晴らしのためにアンディ・フレイザーが結成したトリオバンド。

楽器としてのアンディのベースは控えめで、バンド編成でギターがいないため
コードはニック・ジャッドのエレピが引っ張るのですが、どうもこれがキツメでくどい(苦笑)
ところどころ味気ないギターが入るので誰が弾いているのかな?と思ったらアンディでした。

「シャークス」の時もそうでしたが、やはりフリーに一番愛着があったのは
アンディだったのでしょうね。
フリーとサウンド質の違いはありますが、楽曲は一番英国ロックの誇りを堅持しています。

肝心なアンディの歌ですが、可もなく不可もなくという感じで、「シャークス」で
NGだされるほど悪くないと思いますが、バンドの武器になるほどのものではないですね。

中途半端にギターを弾くぐらいなら全曲、アンディのベースで歌メロを弾きまくるぐらいの
斬新さがあってもよかったのではないでしょうか(フリーのファンはそれを願っていたはず)

Bad Company - 1974.06.26 Wed









[sales data]
1974/6/26
[producer]
Bad Company
[member]
Paul Rodgers(vo/g/p/tambourine)
Mick Ralphs(g.key)
Boz Burrell(b)
Simon Kirke(b)
*****
Sue Glover(bvo)
Sunny Leslie(bvo)
Mel Collins(sax)

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70年代初頭、人気バンドの解散や脱退によるメンバーシャッフルが盛んとなり
元フリーのポール・ロジャース&サイモン・カーク、元モット・ザ・フープルの
ミック・ラルフス、そして元キング・クリムゾンのボズ・バレルという4人によって
(メル・コリンズがゲスト参加)結成されたバッド・カンパニー(直訳すると今でいうブラック企業?(笑)

bad c

ロニー・レインのモービルスタジオで録音され、英国はフリーと同じくアイランドですが
米国ではレッド・ツェッペリンが設立したスワンソング・レコードの第一号アーチストアルバム
としてリリースされました。

bad company

Zeppを差し置いて何故バドカンが先にリリースされたのか考えると
これはZeppの「フィジカル・グラフィティ」のジャケットデザインに手間取ったことや
スワン・ソング設立の事務作業に忙殺され、Zeppは1973年米ツアーと平行して
映画「レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ」の撮影を行なった後、対外的にジョンジーが
病気を理由に一時脱退するなどレコーディングが遅れリリース時期がずれてまったためだと
推測されます。

bad company2

シングル「キャント・ゲット・イナフが全米5位、全英15位のヒットし、アルバムも
全米1位、全英3位を記録し、売り上げは米だけで500万枚、全世界で1200万枚を超える
大ヒットとなり、ポールやカークはフリー時代には達成できなかった米進出を果たします。

サウンドは明るいフリーと言ったら分かりやすいのではないでしょうか。



ポールはフリー時代にアンディと対立したことを反省し、ベースにはクリムゾンに加入してから
ベースを始めたばかりでプレイヤーとしての演奏力にやや疑問符のつくボズ・バレルを起用し
自己主張しないメンバーで脇を固めたワンマン体制でアメリカナイズされた路線を突き進み、
パンク全盛期は苦戦もしますが、コンスタントにアルバム6枚をリリースしています。

Back Street Crawler/Paul Kossoff - 1973.10.15 Mon









[sales data]
1973/10
[producer]
Paul Kossoff
Bob Potter
Richaed "Diga" Digby Smith
Jean Roussel
[member]
Paul Kossoff(g)
Trevor Burton(b)
Alan White(ds)
John "Rabbit" Bundrick(key/org/etc)
Alan Spenner(b)
Jean Roussel(key)
Jess Roden(vo)
Tetsu Yamauchi(b)
Simon Kirke(ds)
John Martyn(g)
Paul Rodgers(vo)
Andy Fraser(b)
Conrad Isidore(ds)
Clive Chaman(b)

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フリー名義の最後のアルバム「Heartbreaker」ではドラッグで体調を崩し殆ど演奏ができず
客演扱いだった心身共に危うい状態のコゾフのソロアルバム

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収録5曲と少ないわりにバックメンバーが異なるセッションの寄せ集めのような内容なので、
コゾフの体調に合わせてスケジュールの都合のつくメンバーが参加したのかな?と
思っておりましたらコゾフが作った「Molten Gold」にはポール、アンディ、カークと
フリーメンバー勢揃いなので、解散直後なのに全員集合?と妙に思っておりましたら
「Free At Last」のアウトテイクを含んでいるようです。



他にも山内テツ、ラビット、イエスのアラン・ホワイトやハミングバードの
コンラッド・イシドアやクライヴ・チャプマンなどが参加。

フリー末期のコゾフのギタープレイは冴えないと言われていますが、ドラッグ幻聴とでも言いましょうか
独特のブルージーなフレーズは健在でむしろ死期が近いが如くギターが咽び泣いています。

この頃は相当体調は悪化していたと思いますが、1曲目(Tuesday Morning)から
17分30秒と弾きまくりでただただ圧巻!



この後コゾフは表舞台からしばらく遠ざかり1975年にバンド「Back Street Crawler」を結成し
再起するのですが・・・

First Water/Sharks - 1973.04.15 Sun









[sales data]
1973/4
[producer]
unknown
[member]
Steve Parsons(vo/g)
Chirs Spedding(g)
Andy Fraser(b/key/p)
Marty Simon(ds)

5_202203312143389e3.jpg


フリーのアンディ・フレイザーとニュークリアスのクリス・スぺディングを中心に
結成された「シャークス」。

sharks.jpg

このバンドの残念なところはスティーヴ・パーソンズのボーカルが
ポール・ロジャースのような(ところどころはロッド・スチュワートのような)しゃがれ声の
シャウト型なこととクリス・スぺディングがコゾフみたいなギターリフを真似て
没個性で弾いていて全体的にフリーっぽくしているところです(苦笑)
クリスは1本立ちできるほどのキャラなのだからもっと前に出て自分本位にガンガン弾けば
良かったのに・・・

1曲目の「world park junkies」からフリー節全開で、アンディのべ―スは
そのまま「All Right Now」に移行できるベースライン(笑)
元々フリーの楽曲はアンディが殆ど作っていたわけですからアンディっぽいというか・・・
アルバム収録曲はアンディとスティーヴ・パーソンズの曲が交互に収録されていますが
なんかスティーヴの曲もフリーっぽい・・・

アンディはポールと反目していたのだから新バンドのボーカルはもっと違うタイプの
ボーカリストを起用すれば良かったのにと思うのですが、元々このバンドの構想は
アンディがボーカルをとるトリオ編成だったらしいのですが、アンディのボーカルは
弱いということでレコード会社の指図でボーカルを加えた経緯があるようです。
(フリーっぽいのもレコード会社の指示だったのかもしれません)



この後バンドはロキシー・ミュージックのツアーに同行しますがツアー終了後
自分の意図する方向性ではないことを理由にアンディは脱退し、自分のパーマネントバンドを
結成します。

afb1.jpg

シャークスはこの後メンバーを入れ替えてセカンドアルバムをリリースして解散しますが
私は未聴ですがセカンドアルバムの方が個性的で良いという意見が多数あります

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