小箱とたん「スケッチブック」5巻
2008/03/31/Mon
「DVDが出たと思ったらコミクスが出た! と思ったら、前に応募してた(→スケッチブックの時計だって!? ならブレイド買わなきゃ)ブレイドの全員サービスのスケッチブック時計がやっと届いた! こ、この大攻勢は‥! ス、スケッチブック祭とかやっていいってことなのかなっ。私はうれしくて興奮して、なんか、もう、いいや‥。やったー‥」
「目を覚ませ、おい。ま、スケッチブック関連が集中してたというのはあるのでしょうけど。時計もコンパクトね。これ実際に使うの?」
「もったいないから使わない! とはいわない! 私、使います! だからあとで時計の電池買いに行こうねー。えへへ。これからは空が私の時を支配してくれるの‥。時計きらいで、もう何年も身近に時計おかなくて生活してきたけど、でもこれからはそうでない。空がねこでまったりしてる絵柄の時計が、私をおだやかに導いてくれる‥。素敵‥」
「ケータイの時計は使ってたんだからべつに時計とまったく無縁の生活ではなかったでしょうに。ま、どうでもいいけれど。」
「というわけで、コミクスのお話。今回もまたいつものスケッチブックのノリでとても楽しかったです。だから感想なんてできるわけない。スケッチブックの感想なんてむずかしいよねー。それで、気になったのはおまけページの端書きスケッチブックのとこの空閑先輩についての二言三言の文。ほんとはとても平凡な人なのだけれど、変人を演じることが素になってる。ボケとは不器用な空閑先輩のコミュニケーション手段なのだって記述があって、私はなるほどと思った。そか、そういう人はいるよねって。変人を演じることがコミュニケーション手段というのは、小箱先生の人間観察の鋭さの証明かな。私もそういわれるとその手の人はぱっとそれなり思いつくかなって思う。変人というのは、あなたへんだよねといわれることはけっこうあるかなだけど、でもだいたいは彼らは自分のことを心のどこかでふつうだよねって思ってる節があって、だけど自分のへんさもそれなり認識してる。それなのに心の底では私以外の人のほうが狂ってるのでないかなって素朴に思ってたりする。たぶん、変人とかヘンタイとか自称する人にあんまりへんな人はなくて、へんというよりずっとやさしい人のほうが多いかな。変人と自嘲しちゃう人は、自分をそうみせることで、傷つかなくてすむ術を求めてるとこがあるから。‥なんだか変人論議になっちゃった。それはちょっとあれれな気もするかもかな。」
「変人ねー。ま、空閑さんが不器用だというのは納得するところあるかしらね。変人演じることがもう常態になってるというのは笑えるけれど。」
「あと、そだな、変人というのはどこか支えられてるとこがあるよね。彼ら、孤独だから変人なのだけど、その孤独さをじっと支えてくれてる人や思想が、あることあるよね。太宰治とか吉行淳之介とか、目立たない配偶者に支えられてたからこそ、文筆業ができてたのでないかなって気がする。‥ぜんぜんスケッチブックの感想じゃなくなちゃった感あるけど、ま、いかな。スケッチブックはこのていどのことでびくともしないのだ。」
「スケッチブック自体がタフな作品というのもあるのでしょうけどね。空なんてのはまあふつうに変な人ね。自分を演じるとか思いもつかない人柄でしょう。徹底してマイペースというか、自分の興味に忠実というか、ま、それが彼女の美しいところでもあるのでしょうね。なかなか稀有な人物よ。」
→自分を特別な存在だと思いたいそんな頃
小箱とたん「スケッチブック」5巻
「目を覚ませ、おい。ま、スケッチブック関連が集中してたというのはあるのでしょうけど。時計もコンパクトね。これ実際に使うの?」
「もったいないから使わない! とはいわない! 私、使います! だからあとで時計の電池買いに行こうねー。えへへ。これからは空が私の時を支配してくれるの‥。時計きらいで、もう何年も身近に時計おかなくて生活してきたけど、でもこれからはそうでない。空がねこでまったりしてる絵柄の時計が、私をおだやかに導いてくれる‥。素敵‥」
「ケータイの時計は使ってたんだからべつに時計とまったく無縁の生活ではなかったでしょうに。ま、どうでもいいけれど。」
「というわけで、コミクスのお話。今回もまたいつものスケッチブックのノリでとても楽しかったです。だから感想なんてできるわけない。スケッチブックの感想なんてむずかしいよねー。それで、気になったのはおまけページの端書きスケッチブックのとこの空閑先輩についての二言三言の文。ほんとはとても平凡な人なのだけれど、変人を演じることが素になってる。ボケとは不器用な空閑先輩のコミュニケーション手段なのだって記述があって、私はなるほどと思った。そか、そういう人はいるよねって。変人を演じることがコミュニケーション手段というのは、小箱先生の人間観察の鋭さの証明かな。私もそういわれるとその手の人はぱっとそれなり思いつくかなって思う。変人というのは、あなたへんだよねといわれることはけっこうあるかなだけど、でもだいたいは彼らは自分のことを心のどこかでふつうだよねって思ってる節があって、だけど自分のへんさもそれなり認識してる。それなのに心の底では私以外の人のほうが狂ってるのでないかなって素朴に思ってたりする。たぶん、変人とかヘンタイとか自称する人にあんまりへんな人はなくて、へんというよりずっとやさしい人のほうが多いかな。変人と自嘲しちゃう人は、自分をそうみせることで、傷つかなくてすむ術を求めてるとこがあるから。‥なんだか変人論議になっちゃった。それはちょっとあれれな気もするかもかな。」
「変人ねー。ま、空閑さんが不器用だというのは納得するところあるかしらね。変人演じることがもう常態になってるというのは笑えるけれど。」
「あと、そだな、変人というのはどこか支えられてるとこがあるよね。彼ら、孤独だから変人なのだけど、その孤独さをじっと支えてくれてる人や思想が、あることあるよね。太宰治とか吉行淳之介とか、目立たない配偶者に支えられてたからこそ、文筆業ができてたのでないかなって気がする。‥ぜんぜんスケッチブックの感想じゃなくなちゃった感あるけど、ま、いかな。スケッチブックはこのていどのことでびくともしないのだ。」
「スケッチブック自体がタフな作品というのもあるのでしょうけどね。空なんてのはまあふつうに変な人ね。自分を演じるとか思いもつかない人柄でしょう。徹底してマイペースというか、自分の興味に忠実というか、ま、それが彼女の美しいところでもあるのでしょうね。なかなか稀有な人物よ。」
→自分を特別な存在だと思いたいそんな頃
小箱とたん「スケッチブック」5巻