【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
去りゆく秋に (秩父鉄道)
2024.11.04 秩父鉄道 武州日野-武州中川
柔らかな陽ざしが降り注ぐ穏やかな秋の日
小径の脇に倒れかけたコスモスの花が
可憐に咲いていました。
すでに咲き終わった花弁も多い中
懸命に咲くピンクの花は愛おしくも感じます。
コスモスの季節がが終わると
そろそろ冬支度の始まりです。
華やかな景色は来春まで待つことにいたしましょう。
紅葉を探して (秩父鉄道)
紅葉事情 (秩父鉄道)
2024.11.04 秩父鉄道 武州中川-武州日野
今年の夏の猛暑と秋の高温の影響により、
紅葉は例年より1~2週間程度遅れていると
言われています。
毎年この時期には色鮮やかに染まる安谷川の渓谷も、
今年は一部の樹木がやっと黄色くなり始めたところです。
秋の気温が高いと、葉が色づく前に
茶色く枯れてしまうことがあると聞いたことがあります。
今年の紅葉は、例年とは異なる様子で、少しばかり心配です。
立冬近し (東武東上線)
2024.10.30 東武東上線 みなみ寄居-男衾
朝晩の気温が少しづつ低くなり
秋の深まりを感じられるようになりました。
線路沿いに実っていた柿の実も
持ち主の方に少しづつ収穫されて、
残りが少なくなっていてきます。
暦の上では11月7日は立冬です
例年より遅れてやって来た秋ですが、
駆け足で季節が進んで行く気がします。
秋便り (東武東上線)
2024.10.30 東武東上線 みなみ寄居-男衾
月が替わり11月になりましたが、
今年の秋は暖かいというよりも暑い日が多く、
残暑が厳しい日が続きました。
前線や台風の影響もあって、
秋らしい爽やかな日が少ないまま、
季節が深まっています。
ようやくにして、秋らしい筋雲が広がり、
線路沿いの柿の木が色づいてきたことで、
遅れて来た秋の訪れを感じます。
段丘崖を行く (秩父鉄道)
2024.10.13 秩父鉄道 浦山口-武州中川
埼玉県の西部に位置する秩父盆地は
同地域を流れる荒川の氾濫や浸食作用によって
いくつもの河岸段丘が形成されています。
その段丘崖に張り付くように
線路が敷かれている場所もあり、
崖下の急斜面には樹木や笹が生い茂り
段丘の上には住居が広がっています。
遥か昔に造られた大地の営みに
思いを馳せてみるのも楽しいですね。
秋色の蒸気 (秩父鉄道)
2024.10.13 秩父鉄道 樋口-波久礼
彼岸を過ぎて、太陽の角度が低くなるにつれ、
線路際に咲くキバナコスモスは、
夕陽の光を浴びて黄金色に輝きます。
そのキバナコスモスの向こうから
力強く白い煙を吐きながら
SLパレオエクスプレスがやってきました。
秋の深まりを感じさせる中、
蒸気機関車の黒いシルエットと白い煙に
コスモスの黄色い花が映えて、
どこか懐かしい風景を作り出していました。