348.初谷渓谷で暑気払い
7月22日(月)熱中症警戒アラートの中、妙見初谷渓谷でソーメンで暑気払い。おりしもオオキツネノカミソリが満開で、興を添える。妙見口駅から炎天の車道を歩き、渓谷に入る。風はないが森を流れる初谷川のせせらぎにほっとする。
初谷渓谷
植物観察のベテランOさんが、オオキツネノカミソリ保護区を通り過ぎて奥へ進む。道標4番の木製堰堤前で川向こうの高木を指さしているのは「イクノキ」。房状に白い花をつけるが花期が終わりに近く、マメ科らしく鞘が垂れ下がっているのが双眼鏡で見える。この辺りにはない珍しい木で筆者は氷ノ山林道でガイドさんから教えてもらったことがある。ユクノキはユキノキがなまった言葉で、白い花が雪をかぶったように見えることからその名がついたという。
ユクノキ観察
ユクノキ
少しバックしてオオキツネノカミソリ群生地へ。羊歯類に囲まれていますが遠目にも橙色の花が目立ちます。柵で囲まれ保護されていますが、たまたま居合せた保全活動かつガイドを務める方の許可を得て中に入ることができました。クマガイソウの時にも見かけた方です。キツネノカミソリとはなんとも面白い名前ですが、葉の形が西洋剃刀に似て花がきつね色をしているからとか、葉がなくなってから突然土の中ら茎を出して花が咲くから狐に化かされたようだとか諸説あるようです。オオがつくのは大型で、蕊が花弁よりも長くなるからのようです。花弁の反り返りも大きいです。
Oさんの説明の後にガイドさんがさらに詳しく生態を説明してくれました。
オオキツネノカミソリ保護区
Oさん説明
オオキツネノカミソリ(木陰)
保護活動している方
オオキツネノカミソリ(日向)
少し下流の河原で待望のソーメン会食です。4人の女性が手分けして16人前を作って氷とともに運んでくれました。ご苦労様でした。食べる専門で申し訳ありませんが、おいしくいただきました。体の芯から冷えてきました。川の水も冷たく足を冷やしている人もありました。食後はお得意の観察モードです。近くの水たまりにモリアオガエルのオタマジャクシがいっぱいでした。
ソーメンで暑気払い 体が冷えてきた
一同
行程図
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