433.大寅(だいとら)蒲鉾工場見学 - 宝塚やまぼうしとハナミズキの山歩道
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2024/06/16

433.大寅(だいとら)蒲鉾工場見学

 6月11日(火) 仲間14人とともに大阪柏原市石川にある大寅(だいとら)蒲鉾道明寺工場を見学する。

案内によれば、【大阪の「大」と初代・小谷寅吉の「寅」を屋号に、創業以来百四十年余り、「大寅」は大阪ミナミ戎橋筋を本店に代々「おいしい蒲鉾・てんぷらを提供すること」に情熱を傾け、皆様に愛される商品作りに努めてまいりました。明治 9 年、初代社長小谷寅吉が大阪沿岸で漁獲されるハモ、エソのほかに白身の小魚を原料として蒲鉾業を創業。 明治 25 年に大阪戎橋筋に新店舗をつくり屋号を『大寅』と定めました。当時から、斬新なアイデアをとりいれ、今では一般的に見られる商品券の原型とも思われる "蒲鉾引換券" なども考案していたのです。昭和 32 年に総理大臣賞、37 年には業界最高の栄誉に輝く天皇杯を授与されたのです。その後も昭和、平成と現在に至るまで、農林大臣賞など多くの賞を受け、大寅は名実とともに蒲鉾のパイオニアとして歩みつづけています】

HP大寅蒲鉾工場
大寅蒲鉾道明寺工場
 ガイドする方は78歳現役で、だしの良しあしを判定する仕事をしているという。60年以上お勤めだそうです。

すり身にする魚は東シナ海産、瀬戸内産、代表的な原材料は鱧(ハモ)、社長自ら中央卸売市場に仕入れにおもむき、「一番身」という最初にとれた身だけを使う。仕入れた新鮮な魚は、毎日、その日のうちにさばき、自家製のすり身にする。すり身づくりに石臼、昔ながらの御影石の石臼を使う。職人の感性、熟練の目と感覚が蒲鉾の命。蒲鉾づくりの最後は成形と焼き上げ。機械化が進んだ今でも蒲鉾板の上にすり身をつけるのは熟練職人の手。蒲鉾板に吉野杉の柾目を使う。
機械化の進んだ工場よりも3倍の時間がかかるという。手づくりが自慢。
HP練り工程
ねり工程見学 石臼が並ぶ
HPハモ
巨大なハモ
 見学後はガイドさん自らすり身を包丁を使って吉野杉の板に半円状の蒲鉾の形を作っていく実演に感心、慣れれば誰でもできる?そして試食。鱧の皮、焼き入れ蒲鉾が美味であった。
HP実演
蒲鉾づくり実演
HP試食
試食
 地域の小学生の見学が年間3000人以上あったが少子化で減少。給食に大寅蒲鉾を入れてほしいという子供たちの要望にに、社長の一声でOK,当然赤字。阪神が勝つたびに売り上げが伸びる、阪神100周年より前から営業しているのが自慢など同年代のガイド氏の話が止まらない。お土産はてんぷら。正月以外に蒲鉾やてんぷらを食べることがない我が家には新鮮であった。ビールがおいしい。
HP魚


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