2020年02月 - 宝塚やまぼうしとハナミズキの山歩道
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2020/02/26

284.百舌鳥古墳群を歩く

2019 年7 月に国内23 件目として「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」(大阪府)を世界文化遺産に登録すると決定しました。クフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵と並び世界三大墳墓の伝仁徳天皇陵古墳をはじめ、現在でも40 基を超える古墳が残る百舌鳥古墳群。古墳時代に想いを馳ながら学び、博物館にて「百舌鳥古墳群疑似体験ツアー(仁徳天皇陵古墳VR ツアー)」を体験しました。
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仁徳天皇稜古墳 拝所


 JR百舌鳥駅に集合したのは自然と環境科メンバーほか24名。この地に生まれ育ったOさんのガイドです。
駅近くの長塚古墳からスタートします。新しい説明版は長塚古墳ですが、石碑は長山古墳です。どっちが正しいの?昔は長山古墳といったのでしょうか。これが世界遺産なのと疑うほど小山に松が生えてる程度のもので、誰も見向きもしません。世界遺産を示すマークもないです。この後たくさんの古墳を見て歩きますが、どれが世界遺産なのか、そうでないのかわかりません。説明版にも記載はないです。観光客の多くは仁徳天皇稜を見て帰ってしまうようです。
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長塚古墳


 次いで収塚古墳を見て大仙公園に入ります。ひときわ高い塔は平和塔で戦没者の慰霊塔だそうです。60mの塔に上れば眼下に仁徳天皇稜が見えていいと思うのですが、堺市は別に塔を建てる?気球に乗ってみる?のようです。古墳群を上から見られるところは堺市役所21階の展望台ですが、全貌を見ることはできません。googleマップか国土地理院の航空写真で見るしかないです。
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大仙公園


 堺市博物館に入りました。入館料800円は、百舌鳥古墳群VR ツアー(眼鏡をかけて、上空300mから360度の風景を見る)料金を含んだもので、結果的にやめておけばよかったと思いました。200円の入館料で百舌鳥古墳群シアター(大型スクリーン)を見れば十分です。ガイドさんの案内で百舌鳥古墳群の展示を見て回ります。仁徳天皇稜の石棺を中心に古代の様子や、埴輪、出土品などが陳列されてます。話を聞いていると、本当に仁徳天皇稜なのか疑問がわいてきます。出土品などから考証すると時代が合わないのです。宮内庁は仁徳天皇稜と言ってますが世界遺産登録名は大仙稜古墳です。
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堺市博物館 中心に仁徳天皇稜石棺


 午後から仁徳天皇稜ほかの古墳群を見て堺東まで歩きます。中心の仁徳天皇稜拝所にはボランティアガイドが待機していて観光客が来るとガイドしてくれますが、わが方はここで育ったガイドがいますから話の内容はガイドブックや説明版にない裏話中心です。警備の目を盗んで堀で釣りしていたとか、ガキの頃遊んだ小山が世界遺産になったとか興味を引きます。
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仁徳天皇稜 拝所


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堀は3重構造


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子供のころ遊んだ場所が世界遺産に(菰山古墳)



 当時の官道竹内街道を経て堺市役所へ。21階が展望台になっていて、ガラス越しに360度の風景が展開しますが、仁徳天皇稜が航空写真のように見えるわけではありません。森が広がっている程度で、前方後円墳かどうかもわかりません。
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堺市役所


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市役所展望台から仁徳天皇稜


 平日ではありましたが、ほとんど観光客の姿がありませんでした。博物館にバスで来たであろう団体を見ただけです。ちょっと寂しいです。密集した民家に隣接して世界遺産があるというのは珍しいですね。庶民的なんです。下駄ばきで世界遺産の古墳の上に立つことができる(古市古墳群)古墳もあります。人寄せにはひと工夫、ふた工夫必要な世界遺産であると思いました。
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行程図(国土地理院 空中写真)
2020/02/25

283.新型コロナウィルス拡散(フェイクニュース)

今日某所から、武漢に派遣された米国研究者からの情報として、普通の風邪との見分け方、予防策として有効な方法がメール伝達されてきたので要点だけ披露する。

1.風邪との違い
①初期症状で普通の風邪は鼻水と咳があるが、コロナウィルスでは鼻水のない乾いた咳(のどが乾燥する)
②高熱と溺れるような呼吸困難

2.予防法:
①今回のウィルスは熱に弱い(26~27度で死ぬ)のでお湯をたくさん飲む(冷たい飲み物は絶対不可)
②外出するときは暖かいお茶、お湯を持ち歩く
③ウィルスの粒子は大きいので普通のマスクでいい
④衣服は洗濯で殺菌される、日干ししてもいい。

→本件はフェークニュースであることが判明したので取り消します。熱に弱い(26~27度で死滅)なら人間の体内36度に入ったら死んでしまいます。
→新型コロナウィルス特設サイトをご覧ください
2020/02/12

282.建国記念日

令和2年2月11日建国記念日は私の誕生日で、今年も橿原神宮にお参りする。数えで傘寿(80歳)になる。昭和、平成、令和と年号が変わると自分の年がわからなくなってしまう。西暦換算するには、昭和年号に+25、平成の場合は+88、令和は+18する。
ところが橿原神宮は紀元年号で、西暦にさかのぼること660年を紀元としているから今年は紀元2680年の節目に当たる。
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橿原神宮山門で(紀元2680年)

 さて、橿原神宮へは宝塚から妻と車で行く。やや運転に不安があるのは大阪環状線を走るからである。最近高齢者運転で高速を逆走したなど事故が多いが、他人ごとではない。やはり起こりうることを実感したドライブとなった。安全運転のつもりで左車線を走行していていたが、環状線で道を誤ってしまったのである。80km以上のスピードでの一瞬の判断がものをいうのである。
 環状線で最も左の車線を走行中、前方の車の陰で標識に気付くのが遅れたこと、左車線であったため道なりに別の方向に行ってしまい,きずいた時にはもう遅く引き返せないのである。右隣車線であればよかったのである。仕方なく次のICで下車、一般道をとろとろ行く羽目に。安物のカーナビはルート図は出るものの経路線名がわからない。東大阪、柏原などの道路標識を見ながら信号、信号で2倍以上の時間を費やして現地着。もうお昼であった。
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畝傍山と橿原神宮本殿

 午後からはかねての予定で、三輪神社の御神体の三輪山に登拝することをもくろんでいた。駐車場探し、参拝、登山の支度などして登山口の狭井神社に到着したのが2時15分。受付に登拝を申し込んだら2時で受付終了で入山はできないと断られてしまった。神官曰く、インターネッとみてきましたか、登拝は神様の特別の許可をいただいており、神様との約束は守らなければなりません。そうと分かっていればもっと急いできたものを、高速での迷走がなければと悔やむことしきり。またの機会にとあきらめ、大渋滞の中を帰宅する一日となってしまった。
大神神社
大神(おおみわ)神社

登拝口
狭井(さい)神社横の登拝口


三輪山
三輪山(車窓から)