2015年07月 - 宝塚やまぼうしとハナミズキの山歩道
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2015/07/23

150.パスポート更新

 海外旅行はしばらくないが、パスポートの期限が来るので10年ぶりに更新手続きに赴く。妻の分と合わせて。阪神間では阪急塚口駅近くに旅券発行事務所がある。町中の写真ボックスでパスポートサイズの写真を撮影した。10年前には写真の顔のサイズが規定オーバーだ(馬ずらのため)といわれて撮り直した覚えがあるので、今度ばかりはしっかり寸法を合わしてこれで間違いないと確信していた。
 雨の中で、事務所には数人のお客がいるだけで、女子事務員は手持ちぶたさの様子。申請書と写真を提示した途端、この写真は受け付けられませんですと。えー、どこが・・・。写真は貼り付けてはいけないので申請書にクリップで止めていたのがダメで、クリップの跡がちょっとついてるからだと。よーく光に当ててみるとわずかにその跡がわかる。二人分ともである。クリップで止めるなら裏向きにしたらいいとのたまう。
 さらに、めがねをかけた写真は、目の縁にガラスを通した光が写っている(少し透明になっている)からこれもダメだ。眼鏡が反射するならダメとは思うが、素人目にはどこがまずいのか全く分からない。町中の写真ボックスで撮ったら眼鏡をかけた写真は確実に不合格である。眼鏡は外して撮影しなさいとのたまう。それじゃ本人と分からないではないかといえば、その時は眼鏡を外せばいいと。

 なんだかんだの押し問答の末、条件付きで受理してもらうことになった。申請書の備考欄にクリップ跡あり、めがねに光の陰有と書いているようであった。出入国で問題になったら本人であることを何らかの手段で証明すること。
厳しいことはわかっていたが、これでは一回でパスする人はあまりいないのではないだろうか。写真撮影上の注意はたくさん書いてあり悪い見本を展示してあるが、クリップ跡など不可とかめがねを外して撮影しろとはどこにも書いてない。運転免許更新のように、当局がその場で本人を撮影したらいいと思う。
2015/07/05

149.宝塚丁字ヶ滝

宝塚の滝と言ってもなかなか思い当たりませんが、実は宝塚駅から歩10分ぐらいのところに丁字ヶ滝という滝があるんです。宝来橋西詰から武庫川左岸に沿って生瀬橋へ抜ける県道377号線は見返岩を通りますが、その手前に見返橋があります。車に乗っていると見返り岩の切通しに気を取られてほとんど気づかずに通り過ぎてしまいます。

≪県道377の見返岩切通しと見返橋≫
橋の電柱脇の藪に踏み込むと落石や瓦礫で足元が危険ですが丁字ヶ滝川に下りられます。鉄条網がありますが横をすり抜けて竹や倒木の奥へ進むと白い流れが見えてきますがこれが丁字ヶ滝です。

≪道路から降りた河床から≫

≪河床から道路を振り返る≫
苔むした岩を伝って滝壺へ近寄ります。一直線に流れ落ちる滝の高さは10mぐらいでしょうか。ビニール袋などゴミが散乱していますが、宝塚にこんな立派な滝があったのかと驚きます。

≪丁字ヶ滝 落差約10m≫
昔は見返り岩と共に宝塚の観光名所で、茶店などがあったのだそうです。少し草刈りやゴミ拾いをしましたが、一度大掃除して道路からのアプローチをきちんとすれば昔の姿を復元できそうです。ただこの県道はR176のバイパスとして車の往来が多く、また見返橋を含め離合できないところが数か所あるのでなかなか難しそうです。
2015/07/01

148.お通し

 居酒屋チェーン○民の割引クーポン券を手に入れたのでゴルフの帰りに仲間を誘う。車なので一度帰宅して出直す。予約が必要かと思ったが平日の17:00開店には誰もいない。ボックス席に案内され、とりあえず生中と言ったら注文はタッチパネル画面からお願いしますといわれて、戸惑う。私も仲間も居酒屋などへめったに行かないから要領を得ない。画面をあちこち触ってビールを注文する。しばらく出てこない。画面で承りましたという表示が出ないので注文が通ったのかどうかはわからない。・・・・・。やってきました。続いておつまみが。サービスがいいな、おつまみ付きだと思いながら。でも生中はジョッキも小さく、これは小生だ。容量は書いていないが缶ビール一杯程度だ。瞬時に飲み干して、今度は大生を注文する。出てきたのは中生だ。注文と違うとアルバイト学生のような店員を追い返す。やっぱりタッチパネル画面の注文はこういう間違いがある。


 さて、小料理を注文したいが、テーブルに置いてあるメニュー表の料理を探すのが大変だ。トップ画面のどの分類から入っていくのか、ああでもないこうでもないと触りまくって該当品に行き当たる。せめて料理番号を押すようにできればこんな手間はいらない。注文に疲れて酔っぱらっている暇はない。しかし、会計ボタンを押すと現在の費用が出てくるから予算管理には便利である。全員で割り勘して2時間ほどで退席する。


 100以上あるボックス席は3割ほどしか埋まっていない。若い女性が多いが、シニアはほとんどいない。出口で精算しようとしたら、請求額が画面の会計より1500円ほど高い。おかしいではないかと詰め寄ると実はお通し代が入っていないという。こちらは画面の会計通りの値段で割り勘して集金し、仲間は帰ってしまった。しばらく押し問答が続き、結局はお通し代は払わず、不愉快な思いで店をでた。

 お通し代というのは日本の古くからの慣習のようで、注文の料理が出てくるまでのつなぎの小料理とのこと。断らない限りほとんど300円~500円の有料のようだ。私どもような居酒屋に縁のないシニアや若者には不可解な仕組みである。席料やチップと思えばいいが、知らずに入り、会計の後で請求されるのは納得がいかない。全員が2度とこの店にはいかないで意見が一致した。