ご無沙汰です。管理人のみやはんです。
生きてます。
最近バタバタで長文書けなくなり、更新はほぼツイッターでつぶやくだけの生活を送っております。
今回久々にブログを更新しようと思ったのは、そのツイッターのつぶやきがきっかけ。
先週の月曜に、こんな事をつぶやきました。
若い人に言いたいのは、旅行や食べ歩き、見たい映画や読みたい本を老後の楽しみに取っておいても、それを楽しめるだけの体がその時に保てていない可能性を想像しなさいという事です。
— みやはん (@miyahann) 2016年4月11日
すぐに疲れてろくに歩けない旅行、すぐ満腹になる食べ歩き、かすみ目で読めない本や映画…
楽しむなら若いうち。
これが、つぶやいた一時間後に100RTを超え、おーなんか珍しく伸びてるなー…と云ってるうちに夜中に3000RT、丸一日後に10000RTとどんどん伸びて、週末には19000RTを少し超えたあたりでほぼ収束。俗に言う「祭り」になりました。
何故これがここまで伸びたかは正直よく分かりません。直接的、間接的含めてリプライ貰った感じだと、ある程度の年齢の方からはそこそこの共感や賛同、逆に若い方からは罵倒や反発を返される感じで。
もともとこれは、自分のTLで見た大学生さんの「食べてもすぐお腹すくから食べ歩き向いてない」というつぶやきを受けてのものでした。
40過ぎてめっきり食が細くなった自分からすると羨ましい話で、つい「年を取ると食べられなくなるんよ…」と書き込みかけて、いやちょっと待てよ、こんなクソリプ無いよな…とw
ただまあ自分も20代の頃は、まさか40代の身体というものがこんなにすぐ満腹になったり、食ったものの消化が遅くて胃もたれし、食べられる量が制限されてしまうのか…とは全く想像できなかったし、むしろ誰かに教えて欲しかったくらいでw
更に、定年して田舎に引っ込んだウチの母親が、もともと仕事しながら年間500冊ペースで本を読む読書家だったのに、緑内障を患ってしまって視界が狭くなり、今では2週間に1冊読むのがやっと。しかも出歩くのも視界のせいで階段の昇降が怖いようで、気軽に旅行も楽しめないみたいで…
折角時間ができても、楽しみたい事を楽しめる身体というものが保たれているとは限らないんだな…と。
どちらも若い頃だと実感できないし、それを実感する頃になって「もっと早くからやっておけば、もっと沢山やっておけば」と後悔するのは悲しい。いや、多かれ少なかれこういう事はあるんだけど、そういう事態を想像する事くらいはしておいたほうがいい。
自分の好きな作家が、とある本のあとがきで書いてたんだけど…
もし仮に自分が60才(これは尊敬する手塚治虫先生が亡くなった年齢)で死ぬとして、自分の頭の中でまだ書けずに残っている物語と、自分が60才になるまでの残り時間、そして物語を書く為の勉強の時間、執筆時間を考えると、全部の作品を世に出す事はできない。
つまり、書きたい物語を選ばないといけないという事だ、と。
人生の残り時間というものを、リアルに実感したのだそうな。
時間というものは誰にも等しく流れ、そして人間の肉体というものは、老いる。
若い頃には当たり前のようにできていた事はだんだんできなくなり、やりたい事の全てがやれるだけの時間は、自分が想像しているよりも残っていないかも知れない。
そういう事に気付くのは早いほうがいいし、気付かないなら誰かから教えて貰えばいい。
なんかそんな事を140文字に詰め込んで、タイムラインに流してみました。
読んで下さった方の反応は上にも書いた通りで。
直接リプライ読むだけでなく、こんな事もめったに無いからと、「リツイート直後のツイートを表示するやつ」も覗いて反応を読んだりも。
全ての方の反応を知る事は不可能ですが、肯定的な方は、ある程度の年齢の方だと、実体験として身体の衰えを感じ、既に独自に同じ見解に辿り着いた方が多く、このつぶやきを通じて広めてくれた方が多かったのかな、と。
逆にそういう衰えを感じた事のない世代の方からは、反発的な反応も沢山。これは仕方ないなとも。自分もそうでしたし。
ただ、自分が想像した以上に「金がない」「暇がない」という意見が。意見というより現実問題そうなんでしょうが。
各々が置かれている環境はそれぞれだし、まして19000以上のアカウントからの反応だと、これはもう迂闊な事は言えない。
ので、自分が昔読んだ本の中で感銘を受けた文章を貼ってみます。
"…人間の一生なんてものは、いつ死ぬにしても、40歳の今死ぬにしても、80歳で老衰で死ぬにしても、志の途中の死であるのには違いない。
人は、いつ死ぬにしても志半ばで死ぬ。
ならば。
答えは出ているではないか。
今一番やりたい事をやるべきなのだ。
そのために全力を尽くすべきなのだ。
今すぐやるべきなのだ。
しかし、それにしても、なんと様々なしがらみに我々は縛られていることか。
ならば、そのしがらみの中で、できるだけの努力をするべきなのだ。"
ここで云う「しがらみ」は、お金だったり、時間だったり、仕事だったり、学校だったり、家庭だったり様々。
でもそのしがらみに縛られている中で、やりたい事を楽しむ事を諦めないでやっていきましょうよ。
時間が残されているうちに。
自分の想像し得ない要因で、時間というものは削られる。天災や事故、その他諸々。
そういうどうにもならない要因での時間の削られ方は考えても仕方がない。
どうにかなる自分の自由時間の使い方を何とかしてみませんか。
…という、おっさんの説教くさい話でした。
つぶやきの補足にしては意味が変わった気もしますが、まあそれはそれw
楽しんでいきまっしょい。