~Pianista Asako Kishimoto~ Brasil2017
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Pastelにありつくまで
前回の投稿から随分経ってしまいましたが。。。

さて、リオに来てから最初の木曜日は、尚美さんとご友人のサイクリングに便乗させていただきました。
ピッカピカに晴れていて、むしろ日の光が痛いくらいの外の気温は30度越え。春とは名ばかりで暑いのです。

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フラメンゴの海岸まで歩き、自転車を借りにレンタルスペースへ。係のおじさんに「このくらいのサイズだろう!」と見繕ってもらいいざ出発。

海岸沿いをまず抜けて行くわけですが、ジョギングする人、サイクリングする人、犬の散歩をする人、砂浜ではビーチバレーを楽しむ人々で溢れていました。風がすごく気持ちよくて、走り出しは好調♪


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私の撮った写真とはあまり関連性がないのですが…ポルトガル王朝時代に占領されていた広場や、リオデジャネイロ市立劇場、海軍基地にサントスデュモン空港など教えてもらいながら進んで行きます。

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まだ元気に談笑(笑)ちなみに、左端に写っている建物が一つ前の写真です。


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「明日の博物館」こちらは、ご存知の方も多いのでは。
スペイン人建築家のサンティアゴ・カラトラバ氏の作品で、リオオリンピックを控えた2015年末にオープン。施設内には、ホールやカフェレストランも併設との事。とにかく巨大すぎて、少し離れて見上げても全体が把握できませんでした。


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さらに海沿いを走って、赤レンガ倉庫街まで来るとこれまたスケールの大きいアート作品に出会いました。このサイズのものがいくつか並んでいたなぁ。。。一番お気に入りの前で一枚。


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リオ美術館なんかも通り過ぎて、とにかく端っこまで来てようやく辿り着いたのは新しくできた水族館「AquaRio Aquário Marinho do Rio de Janeiro」。とっても近代的な水族館だなぁと思っていたら、あまり目に付かないであろう端の方はブロック塀!!面白がっていたら、こんな所がブラジルっぽいのよね…と尚美さん。勉強になります(笑)

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人混みでごった返していたエントランスに潜り込み、天井から吊るされている鯨のオブジェを見物。写真だと伝わりにくいですが、結構迫力ありました。ついでにトイレ〜などと思っていましたが甘かったです。オープン直後な上、この日は子供の日でイベントも多く、どこへ行っても人人人。サクッと退散しました。


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帰り道は、セントロを抜けるルートで。尚美さんが途中ここで自転車をおりて、「昔はここからちょっと奥に入って行ったりもできてたんだけどね…今は危ないから。」と教えてくださいました。国の事情が変わって、今まで通りにはいかない事もたくさんあるのだと。とはいえ、初めての私の目には、この建物の色合いと質感がとても魅力的に映りましたし、この時の匂いや街の騒音はなぜか鮮明に思い出されます。

その他、たくさんの見どころを小まめに説明していただきながらのサイクリングは、なんと2時間におよびました。もう、本当に最後のゆるやかな登り坂は、死ぬ気でこいで…こぎきれずに後ろから押してもらったりしながら(笑)膝が笑うどころの騒ぎでなかったです。

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家の近所でフレッシュジュース(パイナップル)とパステウを。なかなか食べ応え十分、どっしりしてました。
アパートに帰ってベッドに倒れこみ、しばしの休憩。ここで終われない!夜は尚美さん宅でホームパーティー♪

つづく
【2018/02/01 23:39】 | Brasil2017 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Casa do choro『Siqueira 80 anos』~Trapiche Gamboa
お世話になっていたアパートの部屋は最上階だったので、毎日朝夕は鳩が窓辺まで小休憩をしに来ていました。
最初は、入ってこないで〜とヒヤヒヤしていたのですが、あちらも心得ているようでじっとコチラを眺めるだけ。途中からは、ちょっと話しかけてみたり仲良くなった気になっていました(笑)

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(わかっとるわい)



さて、この日もとても暑かったですが朝からしっかり食べて、初めての中心地セントロへ。
お目当ては、Casa do choroでの「SIQUEIRA 80 ANOS」のコンサート。ワクワクする気持ちを落ち着かせながら、少し早めに近くまで到着した我々はお茶をすることにしました。

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なんだか良さげだから入りたい!と、思い切って入ったお店は「CASA CAVÉ」。後から尚美さんに伺ったのですが、こちらは1800年後半から創業のとても伝統のある場所で、シキーニャ・ゴンザーガも通っていたのだそう。ヨーロッパの香り漂う店内で、それぞれ好きなお菓子を頼んでゆっくりと過ごしました。

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私が頼んだのはこちら。めちゃめちゃ美味しい!
ブラジルでdolce de leiteに出会えると思っていませんでした。もういちど食べたいなぁ。



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ゆっくりお茶を楽しんでから、いざ会場へ。Casa do choroは、シックな黄色い建物で一階がコンサートホール、二階にショーロ関連の資料室&レッスンルーム、三階にカフェスペースという造りでした。皆さんとても親切にしてくださって、滞在中こちらに通うのが楽しみでもありました。

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二階でのレッスンを終えられた熊本尚美さんと合流して、コンサートホールへ。

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ちょうど入り口の所にハダメス!一気にテンション上がりました(笑)


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演奏中の写真はご遠慮して、開演前のステージを↑

この日は、カバキーニョ奏者Siqueira氏の80歳を記念して出されたCDからのプログラムでした。自然体な彼の内側からは、するすると流れるように音楽が湧き出てきて、素朴なんだけれどキラキラして見えました。ステージの上も会場の空気も丸ごと巻き込んであっという間の1時間でした。

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もちろん、CDも買いました♪

素敵な演奏だったなぁという余韻の中、タクシーで次の会場へ!

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到着したのは、「Trapiche Gamboa」というバーです。

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大きな倉庫を改築して作られた会場なので、とにかく天井が高くて広いのです。

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ここでの演奏は、ピアニストのFernando Leitzkeがリーダーのバンドでした。彼は、ハダメス・ニャタリの手法を使いつつ独自の世界観を作り出しているピアニストのおひとり。バンドは、ラテンのテイストもミックスされたアレンジでとてもクール♪メンバーも売れっ子さんばかりで、痺れる演奏でした。


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ここでの予約もまた尚美さんが取ってくださっていました。
一人ひとりに伝票が配られて、それぞれ注文していきます。

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お料理も美味しかったです!
まず、チーズ、干し肉、マッシュポテトと三層になっているオーブン料理「Escondidinho de cama seca」。

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ここの店の看板メニューの砂ずり料理は、ビールによく合いました!

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「Croquete de cama」、棒状のコロッケです。
干し肉が練りこまれていて、口当たりも滑らかでした。スパイスの効いたりんごジャムが添えられていて、相性もバッチリ。最後まで美味しくいただきました。

とても充実した濃い1日でした♪

つづく。。。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【2017/12/30 23:13】 | Brasil2017 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アパート周辺のことなど
まだまだ時差ボケから抜けきれない翌朝は、ベッドの中で(ニワトリって本当に明け方けたたましく鳴くんだなぁ。。。)などと思いながら目覚めました。ところでリオに来てみて、サンパウロよりだいぶん気温が高めなことに気がつきました。

ブラジルに行く前に、だいたい春から初夏くらいの気候らしいという前情報だったので、若干長袖率高めで行っておりましたがこのままでは半袖足りない(笑)買い足しには後日出るとして、とりあえず近所の探索に。

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アパート周辺は、高齢者の方や犬を散歩に連れていらっしゃる方なども多く、比較的静かで落ち着いた雰囲気の過ごしやすい地区でした。


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玄関を出た前の通りにはスーパーが3軒並んでいて、中でも一番良く利用したのがこちら。
果物の品揃えが良くて、生鮮全般充実してました。そして全部大きい!


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マンゴーとパパイヤの安さと美味しさには大感激しました。
一個R$3.9(約140円くらい)でした。


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日本であまり見ることのないフルーツに野菜、大きな肉、魚もなかなかワイルドでした。

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トウモロコシの粉、ジャガイモの粉、キャッサバ粉、粉物の種類がとっても豊富で楽しい


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キッチン用品も揃っていたので調味料も買い込み、肉料理にパスタなどなどできる範囲で楽しみました。


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毎朝欠かさず食べるようにしていたヨーグルトなのですが、だいたい一つ170mlと大容量。
このはちみつオレンジ味が一番お気に入りでした♪

長期滞在すると、食べることって大事になってきますね。

つづく。。。
【2017/12/18 17:04】 | Brasil2017 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Rioへ
サンパウロでの最後の夜は、せっかくなので泊まっていたホテルで食事をしてみました。

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私は、鶏肉のオレンジソース添えと温かいスープを。
雰囲気のあるレストランでしたので、ゆっくり過ごすことができました。

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食後はコーヒーで。
4泊したPaulista Wall Street、いいホテルでした!


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さて、いよいよRioへ移動します。グアルーリョス空港からアズール航空の飛行機で移動の前にツマミ食い。ブラジルに来てからようやくここでポンデケージョを口にしたのですが、なんか固かったなぁ。

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とっても晴々としたお天気の中フライト♪

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席に着くとポテチの残骸が少々。。。その謎はこれでした。1時間半の短いフライトでしたが、しっかりおやつと飲み物のサービスがあるんですね。ついつい私もポテチをいただいてしまいました(笑)

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わぁ、リオの街♪と小さく歓声をあげながらの一枚。


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アパートに到着して荷解きしていると、間も無くして尚美さんとともに大家さんがご帰宅されました。歓迎の一杯を!と出してくださったビール瓶の大きいこと。でもあっさりしているので、4人であっという間に空にしました。


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夜は、尚美さんの行きつけのレストランでお肉を♪
好きなものしかない上に、ステーキもポテトも全部美味しくてもう大満足でした!

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生ビールは、「chope(ショッピ)」。
なんだか響きが可愛いのと直ぐ必要になるだろう…と言うわけで、この単語はサクッと覚えました。

そんなリオ初日でありました。

つづく。。。
【2017/12/10 18:10】 | Brasil2017 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
A loja de PIANOS~ホーダ
サンパウロでの3日目。実は、ピアニストの米田真希子さんが前日に連絡をつけてくださった方がいました。今回の旅で、何をおいてもお会いしたいと思っていたピアニストのHercules Gomes氏です。
Hercules Gomes HP http://www.herculesgomes.com.br/

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数年前にたまたまネットでお見掛けして以来、ハダメスの曲のほか(やってみたいなぁ・・・)と思っていたことを次々と実現させているぞ、この人なんだー!とずっと追いかけておりました。今や引っ張りだこの売れっ子だそうで、お忙しい中時間を作ってくださることに。初めはレッスンを受けたい!と思っていたのですが、一度お会いして段取りしてからまたサンパウロに飛んでくればいいか・・・と考え直していたところ、「今何を弾いているのか聞かせて」という流れでそのままピアノの前に。


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ちょうど今年の初め頃、突然彼からFacebookで友達申請がきて飛び上がって喜んだのですが、どうやら間をつなげてくださったのはリオの熊本尚美さんだったようで。(感謝です!)そのご縁で私の演奏動画も見てくださっていて、「僕もこの曲は好きだ」「この曲の演奏は良かったよ」などお話ししているうちに、私の書いてきたアレンジ譜について、それから書き譜ではないものへのアプローチについて話題が進んでいきました。

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彼は、ショーロを(というより、ショーロに近しいジャンルを)ピアノで弾く上での、左手・右手それぞれの動きのポイントについてとても丁寧にレクチャーしてくださいました。日本で画面の前で見聞きしていた表現は、「あぁそういう解釈なんだ、それを現したいものだったんだ!」と、知りたい答えの一部を垣間見たような瞬間がいくつもありました。

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真希子さんも、お忙しい合間を縫って途中から通訳として間に入ってくださって、結局少しお話が出来たらいいなと思っていたのが、いつの間にか3時間。スーパーレッスンを受けることが叶ったのでした。


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サンパウロの「A loja de PIANOS」は、電子鍵盤楽器からアップライト、グランドピアノも扱っている店舗で、彼は決まった曜日ここで練習しているんだそうです。オーナーさんはじめ、スタッフの方も皆さん良い方ばかりで気さくに声をかけてくださいました。

最後に、Herculesさんから「今日やってみたことは僕のやり方、あとは君自身の手法で形にして欲しい」というメッセージを受け取りました。思っていた通りの、おおらかで素敵な人柄のピアニストでした。この機会を実現してくださった米田真希子さんはじめ、会場の提供をしてくださったA loja de PIANOSの皆様、そしてHercules Gomes氏に心より感謝いたします。


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こんなのもありました・・・ベヒシュタインのアップライト♪


そして、それだけでは終わらない。。。
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なんとなんと、真希子さんが夜はホームパーティーを開いてくださいました。一曲終わるたびに、「どんどん弾いて」、「もっと」、「もっと」、「次は?」と鍛えていただきました。実は、このホームパーティーこそ、ショーロを紡いでいく大切な「場」なんですね。その話はおいおい・・・。

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7弦ギタリストのZe Barbeiro Silva氏はじめ、若手の売れっ子の皆さんも真希子さんが呼んでくださっていて、アンサンブル楽しいなー!という気持ちと、ついていくのに必死なので帰りはフラフラでした(笑)

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サンパウロの滞在中、真希子さんなしでは実現しなかった素晴らしい体験が山のようにありました。
米田真希子という人のタフさ、明るさ、美しさは見習いたいと思います。本当に、本当にありがとうございます!
【2017/11/13 16:44】 | Brasil2017 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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