ちょっとお話 2023年02月
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別れる決心

別れる決心   (2022年、 韓国、138分)
原題:Decision to Leave

監督
パク・チャヌク
脚本
パク・チャヌク チョン・ソギョン
撮影
キム・ジヨン
美術
リュ・ソンヒ
衣装
クァク・ジョンエ
編集
キム・サンボム
音楽
チョ・ヨンウク

パク・ヘイル(チャン・ヘジュン)
タン・ウェイ(ソン・ソレ)
イ・ジョンヒョン(アン・ジョンアン)
コ・ギョンピョ(スワン)
パク・ヨンウ
キム・シニョン(ヨンス)

男性が山頂から転落死する事件が起こる
被害者の妻ソレが怪しいとにらんだ、刑事ヘジュン。張り込みをしはじめるヘジュンは次第に、ソレに惹かれていくのだが

2022年・第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。


感想

パク・チャヌク監督、6年ぶりの新作。楽しみにしていました。
とっても後を引きずる映画で、面白かったですね~~。賛否両論で
、嵌る人には嵌るけど、そうでない人には、なんだ~~~って感じの映画なのかなって気がしました。

私は、嵌ったな~~(笑)、もう一度観たいっていう気持ちになった映画だったし(拾いきれない要素多数あり)、観る人によって
いろんな解釈ができる部分もあるので、映画ならではの楽しみを感じるような作品でした。
まあ、人によっては、モヤ感ありの苛立ちも覚えるかもですが・・。

監督作はわりと見ている方なんですけど、今までに比べて、暴力&裸のエロ・・が少なかったも、好印象。
目を覆うようなシーンはほぼないので(死体ぐらいかな)見やすいです。そして特有の、ブラックユーモアー?、も、
ところどころ散りばめていて、そこは今まで同様の、変わりなしでしたね。

以下ネタバレもあり(未見の人はスルーで)

あらすじを聞いたとき、容疑者と刑事の恋愛?それって、「氷の微笑」みたいじゃん(⇒そういえば、同じ時期2月17日、
ポール・ヴァーホーヴェンの新作も公開だったな~~、)と、よくある題材なのになあ・・・って思ってた部分はあったのですが、
やっぱり、この監督ならではの特徴があり
こういう風に見せてくるのねってことで、惹きつけられました。カメラワークも(専門的な用語はわからないけど)独特で、厭きることなく
物語の行く末を見守ることができました。
ミステリー要素もありますが、それはほぼ背景として。やはり恋愛映画だと思います。
あと裸のエロは少ないという部分、主人公と妻のエッチシーンはあるものの、メイン2人、刑事と容疑者の、身体接触はキスのみで
ほぼなし。それなのに、漂う雰囲気が、とっても艶めかしいです。
この漂う雰囲気が、何とも言葉では表現しにくいんですよね。だからみて、そこは各自が感じ取るような映画なわけで。

容疑者ソレは中国人で母国語が中国語、そして刑事は韓国人。当然、言葉の解釈の違いもあったりします。

愛しているとか、好きって言葉がなくても、惹かれ合う、通じ合うことの不思議さ、相性とかね、そういう男と女の不思議さを
しみじみと感じ取ることができるんですよね
すれ違う気持ちの変化も
興味深かったです。思いがすれ違うゆえに、二人の決心のタイミングも違っていたのかなって思ったりもします。
ただ、翻訳ソフトを使ってソレが中国語を韓国語に訳する、それを日本語に訳した字幕で
私たちが観るという部分もあったので、多少、戸惑うところもありました。私の理解が鈍いというか。
言語って翻訳ソフトをつかったからといって、すべてが正しく伝わらないんですよねえ。
微妙なニュアンスの違いっていうのはあるだろうしね・・・。



自分のためにも内容整理
物語上で事件は、2つ。ただし、映画の中では、刑事ヘジュンが追い続けている事件も描かれています(ややこしい、ね)
容疑者は追い詰められて自殺してしまうという末路です。これに関しては、メインの物語には特に関係なし。
さらに、後半、スッポンを盗む事件(違ったかな?)なんかもあったかな、これもメインの物語には特に関係なし(ややこしい・・・)
で、ソレにまつわる2つの事件を整理。

①前半、山からの転落事件、ソレの夫が亡くなる
②後半、山の事件が片付いてからの数か月後の事件。ソレの次の夫の殺人事件。プールで座った状態で発見。

この①と②で、二人の気持ちの変化もあり。
①の事件でヘジュンは気持ちの整理をして、別れの決心つけた?だからこそ、妻の住んでいる街に引っ越し心機一転
(妻とは、週末婚みたいだったもんね)なのかな…って感じました。物理的に距離。
②の事件は、ソレがヘジュンを思い焦がれての事件。つまりソレは思いが高まっていた、忘れ難かったのかな・・・と推測。
録音テープ何度も聞いていたしね。ソレの別れの決心は、ラストの行為につながるのかな。。


とまあ、一回見ただけではやはり、拾いきれなかったし、解釈も違っていたかもって思ったり、
わけわからないけど(笑)、とにかく、最後までも、見届けることが出来て良かったです

①の山の事件で、出てくる、認知症?っぽい、おばあさんが聴いていた、チョン・フニっていう人の歌謡曲。霧っていうのかな
これ、韓国でヒットした曲なんですね。ラストではデュエットの形で流れてきましたけど、
これについても、韓国の方は知っているんだろうけど、私全然知らなくって、そこでの反応は鈍かったです(笑)
でも、霧っていう歌の歌詞は映画自体のイメージとあっていて、非常に魅力的でもありました
クラシカルでしたね・・・日本でいう昭和歌謡。
そして、また、
①山のシーン、アリバイを崩すシーンでの曲。
マーラー 交響曲 第5番使われていました
オールドボーイでは、ヴィヴァルディ「四季」、「冬」でしたものね。良いですね・・格調高くて。
曲の選曲も
監督ならではで、素敵でした


しかし、こだわりの小道具が多かったですね

しま寿司、ザクロ、スッポン、青や緑にも見える服
アメリカンドッグ、目薬、沢山のポケット、くらげ、不眠症、
走馬灯のように浮かんできていますわ==(笑)

主人公は「殺人の追憶」のパク・ヘイルさん
あ~~あの映画のラストの出てきた青年かあ。その他の作品をみていないので殺人~~の
印象しかないけど。私的には、谷原章介さんのような印象⇒あくまでの雰囲気(笑)
ソレは、「ラスト、コーション」のタン・ウェイさん。ラスト・コーションは見てないので残念ですが、とてもお綺麗な方でしたね。


「あたたの未解決事件になりたい」っていうのも、変化球的な愛しているなのかな~~

wajarerukesshinn gazou


映画comから画像引用

今日は

2月17日。

今日はシャイロックの子供たちの、公開日ですね。

主題歌は・・・そうですね・・・(笑)

といことで、本当はそれだけのためでも、見に行っても良かったですが、
邦画は、映画館では優先順位低いので。
とりあえず、ミュージックステーションで、堪能します。

しかし、毎回、番宣をみてしまうと、
見る予定ないものでも、心は揺れますね~~
前回はず~~と、豊川悦司が、宣伝で出まくっていたし。
梅安もありかって・・・思ってしまいます。

絶対大画面で・・・・という、映画館ならでは・・・という感じで
セレクトしていきたいな。

で・・・年初めから楽しみにしていた
「別れる決心」をセレクト

うん、これは、良かった~~💛
監督色が出ていて面白かった、
もう一度みたいなー、細かい見落としありそうだから

そして、
無料券で行けたのも良かった(笑)
思い出しながら感想はゆっくりと。

バビロン

バビロン  (2022年、189分、アメリカ)
原題:Babylon
監督
デイミアン・チャゼル
製作
マーク・プラット マシュー・プルーフ オリビア・ハミルトン
製作総指揮
マイケル・ビューグ トビー・マグワイア ウィク・ゴッドフリー ヘレン・エスタブルック アダム・シーゲル ジェイソン・クロス デイブ・キャプラン
脚本
デイミアン・チャゼル
撮影
リヌス・サンドグレン
美術
フローレンシア・マーティン
衣装
メアリー・ゾフレス
編集
トム・クロス
音楽
ジャスティン・ハーウィッツ

出演

ブラッド・ピット(ジャック・コンラッド)
マーゴット・ロビー(ネリー・ラロイ)
ディエゴ・カルバ(マニー・トレス)
ジーン・スマート(エリノア・セント・ジョン)
ジョバン・アデポ(シドニー・パーマー)
リー・ジュン・リー(レディ・フェイ・ジュー)
トビー・マグワイア(ジェームズ・マッケイ)
オリビア・ハミルトン
P・J・バーン
ルーカス・ハース
マックス・ミンゲラ
ローリー・スコーベル
キャサリン・ウォーターストン
フリー
ジェフ・ガーリン
エリック・ロバーツ
イーサン・サプリー
サマラ・ウィービング
オリビア・ワイルド

1920年代.
夢を抱いてハリウッドにやってきた青年マニー。
そこで出会った、女優志望のネリー。
スターの座にいるジャック。
パーティーをきかっけに、スターの座を昇っていくネリー、そして、ジャックの付き人のようになるマニー。
時代はトーキー映画へと向かっていき、3人の運命も変化していく。


感想

雪情報の中の、初日鑑賞。上映時間3時間9分。トイレ行きたかったのもあるけど→ドリンク飲んじゃったからね(笑)
珍しく、長いかも・・・って思った映画でした。
刺激的な場面が多かったので、退屈ってわけでもなかったけれど、
なんだろう・・・ストーリーとしては、うん?って思うこと多かったです。
ここでどうしてこんなもの見せられる?っていう場面もすこしあって
それゆえの、長いっていう印象。

サイレントからトーキーに向かっていく中での
映画界の様子みたいなものは、よくわかったし、その流れの中での
それぞれの、栄枯盛衰が、あったわけだけど登場人物たちの
気持ちに寄り添える部分が少なかったのが痛かったです。もちろん、栄光を極めていた人たち、もてはやされた人たちが
忘れ去られ、悲惨な末路を迎えるという点では、痛ましさを覚えるけれど、
それでも淡々とした感じでの受け止め方。そっか・・みたいな(笑)

人物についてはあっさり感、薄い描かれ方だったので、自分の感情が揺さぶられなかったんですよね。
私は3人がメインと思っていましが、ふたを開ければ、結構、絡んでくる人物たちもいて

ブラッド・ピット扮する、ジャック
マーゴット・ロビー扮する、ネリー・ラロイ
ディエゴ・カルバ扮する、マニー・トレスの 他にも、

ジョバン・アデポ扮する、シドニー・パーマー  ⇒ 黒人のジャズ・トランペット奏者
リー・ジュン・リー扮する、レディ・フェイ・ジュー  ⇒中国系の歌手,字幕の仕事もやってたね

この二人も、時代変化に伴って、いろいろな苦労を強いられていたみたいでした。
印象としては群像劇じゃない?って感じました。(2人の出演比率は低いけど)
登場人物が多い分、あれもこれもと
いろんなエピソードを詰め込んでいるので、散漫さ感じちゃうのよね。ぶつ切り感もあったしね。

マニーとネリーについては、マニーが冒頭のあの短いパーティーですぐに好きっていい、
(マーゴット・ロビー、薬でいちゃってのノリノリ状態な姿で強烈なんだけど、一目ぼれか・・って思ったし、
まあ、それはそれでいいけど)
後半で、急に、愛している、結婚しようっていう展開になってしまうのは、え、そんなに思ってた?と思わずにはいられかったかなあ。
夢を追う同士みたいな関係かなっていうレベルにしか感じていなかったのに、急にリアルな生活の話になって、キュンキュンどころかビックリ。


ジャスティン・ハーウィッツの音楽はとても良くって
マーゴット・ロビー登場のときに流れる
トランペットの響き。あれは良かったし、観終わった後なんども聞いてしまったので、お気に入りにもなっています
逆に音楽によって、助けられたところは多かったと思うのよね。ストーリーより音楽。
あと、ラ・ラ・ランドでも流れた、カップル二人のときの、音楽(同じメロディーライン?)も良かったなあ・・

トーキーに移ってから
ジャーナリストが、時代に乗り切れないブラピに語る言葉、それを受け止めるブラピ、哀愁漂う彼の姿は
映画の中で印象的シーンでもありました。いや、ブラピ、まだまだいけるよ・・(笑)

この映画、
タイトル出る前の、パーティーシーン。これが、この映画で語られるシーンの代表でもあるわけだけど、
やはりすさまじい、乱痴気騒ぎです。ラ・ラ・ランドのロマンチックさを求めていたらここで、たぶん、一歩
引く人もいると、おもうのよね

あれもこれも、何でもござれの、映像が繰り広げられていました。(笑)、
ぼかしもあったねえ~~、
人々のパワーに圧倒されて、もう、
何も考えられず見ていたかなあー。
マーゴット・ロビーの服装は、もういっそう裸でも?っていうくらい、ギリギリの線をせめていて
いろんな意味で見ごたえは、ありました。  踊りも、ノリノリよねえ~~
そういうパーティーを連日行っていたということなんだから、しょうがないし…爆、と思っていたので
ここでは嫌悪感はなしでした。驚いたけど(笑)

むしろ、別の部分、<、ここでどうしてこんなもの見せられる?っていう場面もすこしあって
>で、イマイチ受け付けなかったところがありました。

これは、思いつくままに書くと、

〇始まり5分の象のばきゅ~~ん、べちゃ~~んの、排泄シーン⇒これは、パーティー場面より、嫌悪感。そもそも。必要?
〇社交界でのロビーの、どひゃ~~んの、嘔吐物⇒これもねえ、ロビーのあばずれ感はわかるけど、ここまでやる?
そもそも、あんな派手にやられて不快感。
〇蛇との格闘、中国女性とのキス、毒の吸い取り、ブラビは、はねられという一連の流れ⇒え、なぜ蛇との対戦?よくわからん、笑うとこ?かもしれないけれど、笑えないし。どういう気持ちでみていいかわからないし。

〇終盤、トビーが、マニーたちを見世物小屋へ案内、ネズミを食べる巨人⇒え、ただただ、気持ち悪いんです・・・なぜ
                                            
 こんな場面が、最後の最後に、これみせられるの?
と、まあ、そういうところがね、受け付けませんでした。


ラストは
走馬灯のように、映像シーンが映り込んで、おや、ターミネーターもあるね・・・・・と発見。
ただここ
泣けなかったな~~~~。ちかちかする、映像もあり。
映画は素晴らしいと思っているし、映画は好きだし、
そこに刻まれている人々の思いも、十分感じてはいるけれど、マニーと一緒になって、ここで、感動したり
泣くことはなかったです。

とはいうものの、エンドロール音楽の魔力で、なぜか、高揚感はます、不思議な映画でした。(最後までトイレ行かずに聞いたよ・・・)

ちなみに
ラ・ラ・ランドは私、サントラ、スコア版持っています。
よって映画の内容は別にして、この映画のサントラは欲しいな。好き。
babironn gazou


映画.comより画像 引用

今年、初

「バビロン」に行ってきました(笑)

189分
最近、長~~い映画は、お家で一気に見続ける忍耐力がなくなりつつあります。
これは劇場でないと、見ないでしょ~~ということで、タイミング的に(時間と自分の予定)あったことから
GOしましたが、
長かったね・・・・(笑)
そして寒かったな~~劇場も。あまり人もいなかったし。
珍しくトイレにいきたくなちゃったよ→行かなかったけど(笑)

一体私は、何を見せられているのかな(笑)・・・みたいなところもあったんですけど。

ゆっくり見た記録残したいわ・・・

初耳学

前回の木村拓哉の対談もみたけれど
今回の豊川悦司との対談も、面白かったな

林先生、もっていきかたが上手よね。
そうそう目黒君に似ているって話はよく聞くよね・・先生・・(笑)

豊川さんの好きな俳優さん
イギリスで、ダニエルデイルイスと、ゲーリーなのね
ともに引退かあ・・

そうか・・・
貴重な話がきけて、楽しかった。
映画の宣伝だと思うけど、

渋いね
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  • レイフ・ファインズ好き
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