女は二度決断する
女は二度決断する(2017)
AUS DEM NICHTS
IN THE FADE
上映時間 106分
製作国 ドイツ
監督: ファティ・アキン
製作: ヌアハン・シェケルチ=ポルスト
ファティ・アキン
ヘルマン・ヴァイゲル
脚本: ファティ・アキン
共同脚本: ハーク・ボーム
撮影: ライナー・クラウスマン
美術: タモ・クンツ
衣装: カトリーン・アッシェンドルフ
編集: アンドリュー・バード
音楽: ジョシュア・ホーミ
出演: ダイアン・クルーガー カティヤ
デニス・モシット ダニーロ
ヨハネス・クリシュ ハーバーベック
サミア・シャンクラン ビルギット
ヌーマン・アチャル ヌーリ
ウルリッヒ・トゥクール ユルゲン・メラー
「愛より強く」のファティ・アキン監督がダイアン・クルーガーを主演に迎え、卑劣な移民排斥テロによって最愛の家族を奪われた女性が、絶望と怒りの中で立ち向かう理不尽な現実とその顛末を描いた緊迫の復讐サスペンス。カンヌ国際映画祭ではダイアン・クルーガーがみごと主演女優賞に輝いた。
ドイツ、ハンブルク。生粋のドイツ人のカティヤは学生時代に出会ったトルコ系移民のヌーリと結婚し、かわいい息子にも恵まれ幸せな日々を送っていた。そんなある日、ヌーリの事務所前で爆発事件が起こり、最愛の夫と息子を一瞬にして失う。警察はヌーリが移民だったことから外国人同士の抗争を疑うが、カティヤは移民を狙ったネオナチによるテロに違いないと訴える。やがてカティヤの主張通り、ネオナチの若いドイツ人夫婦が逮捕され、裁判にかけられるのだったが…。
<allcinemaより引用>
感想
「愛より強く」のファティ・アキン監督作品。
観たのは、10年前くらいね。いろいろ忘れている~~~(笑)
今回
3部構成の映画でとてもよく整理されていて見やすかったです。
第1章「家族」
第2章「正義」
第3章「海」
です。
事件が起きた経緯
裁判
その後の展開と
場面が移り変わるので、あきもせず、入り込んでいけます。
主人公の視点ですべて展開され、主人公が家族を犠牲にされた被害者という立場なので
必然的に感情移入してしまいます。
ネオナチっていう存在も初めて知り
勉強になることも多かったです
裁判の仕方も、同じくです。
ダイアン・クルーガーがとにかく
繊細な感情を表情豊かに演じているので共感度はあがります。
彼女の魅力もこの作品の質を上げているように感じました。
初期の彼女は良く見ていましたが
最近はご無沙汰だったので
今回のちょっと不良っぽい感じが実に新鮮に映りました
こんな演技するのね・・・・と。
スタイルも良いので、町を歩く姿も
絵になります。
冒頭の結婚式姿は可愛らしいです。
カティヤの夫は犯罪歴もあり
カティヤ自身も事件後、薬を使用してしまうというキャラ設定です。
ハードな入れ墨も彼女自身に入っています。
だからといって、被害者には変わりないのですが
日本人には馴染みがないキャラではあります。
薬に関しては、いい感情はないのですが、そこはこの映画では
問題ではないのかもしれません。
家族の絆が大事だったのですから。
でもちょっと気になります…笑
邦題これはちょっと嫌かな・・・
確かに決断はいろいろありましたが
もっと違う路線で題名をつけてもらいたかったです。
最後の章
海・・・という題名。
家族で遊びに来たのも海。
復讐の場所も海です。
ビデオカメラには
子供と夫が海で戯れるシーンがとられているのですが。
あの
子供が
「ママ、来て」ビデオ内で声かけているシーン
非常に複雑な心境で
今思い出しています。
だからなのか・・・なと思うと
つらいところ。
彼女の
体に現れる○○のシーンも
小鳥の存在も
大きな意味があるようで
後半の演出は素晴らしかったです。
決断って
些細な出来事で、変化するのね。
いろんな思いがわいてきますが。
どうしたら良かったかなんて
正解はないのでしょうが、
当事者としては
納得いかなく
どうしようもなかったのでしょう。
息子の最後の状況を
ああやって裁判で
具体的に聞かされたら
たぶん、正気で
私もいられないでしょう。
目には目を・・
それはいけないとわかっていても
そうせざる得なかった主人公を考えると
やはり複雑ですね。
もし犯人が
無罪だったら
私もわからないかな・・・とは思います。
行動の点でね。
それはいけないとわかっていても
止められなかった彼女が不憫でした
AUS DEM NICHTS
IN THE FADE
上映時間 106分
製作国 ドイツ
監督: ファティ・アキン
製作: ヌアハン・シェケルチ=ポルスト
ファティ・アキン
ヘルマン・ヴァイゲル
脚本: ファティ・アキン
共同脚本: ハーク・ボーム
撮影: ライナー・クラウスマン
美術: タモ・クンツ
衣装: カトリーン・アッシェンドルフ
編集: アンドリュー・バード
音楽: ジョシュア・ホーミ
出演: ダイアン・クルーガー カティヤ
デニス・モシット ダニーロ
ヨハネス・クリシュ ハーバーベック
サミア・シャンクラン ビルギット
ヌーマン・アチャル ヌーリ
ウルリッヒ・トゥクール ユルゲン・メラー
「愛より強く」のファティ・アキン監督がダイアン・クルーガーを主演に迎え、卑劣な移民排斥テロによって最愛の家族を奪われた女性が、絶望と怒りの中で立ち向かう理不尽な現実とその顛末を描いた緊迫の復讐サスペンス。カンヌ国際映画祭ではダイアン・クルーガーがみごと主演女優賞に輝いた。
ドイツ、ハンブルク。生粋のドイツ人のカティヤは学生時代に出会ったトルコ系移民のヌーリと結婚し、かわいい息子にも恵まれ幸せな日々を送っていた。そんなある日、ヌーリの事務所前で爆発事件が起こり、最愛の夫と息子を一瞬にして失う。警察はヌーリが移民だったことから外国人同士の抗争を疑うが、カティヤは移民を狙ったネオナチによるテロに違いないと訴える。やがてカティヤの主張通り、ネオナチの若いドイツ人夫婦が逮捕され、裁判にかけられるのだったが…。
<allcinemaより引用>
感想
「愛より強く」のファティ・アキン監督作品。
観たのは、10年前くらいね。いろいろ忘れている~~~(笑)
今回
3部構成の映画でとてもよく整理されていて見やすかったです。
第1章「家族」
第2章「正義」
第3章「海」
です。
事件が起きた経緯
裁判
その後の展開と
場面が移り変わるので、あきもせず、入り込んでいけます。
主人公の視点ですべて展開され、主人公が家族を犠牲にされた被害者という立場なので
必然的に感情移入してしまいます。
ネオナチっていう存在も初めて知り
勉強になることも多かったです
裁判の仕方も、同じくです。
ダイアン・クルーガーがとにかく
繊細な感情を表情豊かに演じているので共感度はあがります。
彼女の魅力もこの作品の質を上げているように感じました。
初期の彼女は良く見ていましたが
最近はご無沙汰だったので
今回のちょっと不良っぽい感じが実に新鮮に映りました
こんな演技するのね・・・・と。
スタイルも良いので、町を歩く姿も
絵になります。
冒頭の結婚式姿は可愛らしいです。
カティヤの夫は犯罪歴もあり
カティヤ自身も事件後、薬を使用してしまうというキャラ設定です。
ハードな入れ墨も彼女自身に入っています。
だからといって、被害者には変わりないのですが
日本人には馴染みがないキャラではあります。
薬に関しては、いい感情はないのですが、そこはこの映画では
問題ではないのかもしれません。
家族の絆が大事だったのですから。
でもちょっと気になります…笑
邦題これはちょっと嫌かな・・・
確かに決断はいろいろありましたが
もっと違う路線で題名をつけてもらいたかったです。
最後の章
海・・・という題名。
家族で遊びに来たのも海。
復讐の場所も海です。
ビデオカメラには
子供と夫が海で戯れるシーンがとられているのですが。
あの
子供が
「ママ、来て」ビデオ内で声かけているシーン
非常に複雑な心境で
今思い出しています。
だからなのか・・・なと思うと
つらいところ。
彼女の
体に現れる○○のシーンも
小鳥の存在も
大きな意味があるようで
後半の演出は素晴らしかったです。
決断って
些細な出来事で、変化するのね。
いろんな思いがわいてきますが。
どうしたら良かったかなんて
正解はないのでしょうが、
当事者としては
納得いかなく
どうしようもなかったのでしょう。
息子の最後の状況を
ああやって裁判で
具体的に聞かされたら
たぶん、正気で
私もいられないでしょう。
目には目を・・
それはいけないとわかっていても
そうせざる得なかった主人公を考えると
やはり複雑ですね。
もし犯人が
無罪だったら
私もわからないかな・・・とは思います。
行動の点でね。
それはいけないとわかっていても
止められなかった彼女が不憫でした