ドリアン・グレイ
ドリアン・グレイ (2009 イギリス)
DORIAN GRAY
監督: オリヴァー・パーカー
製作: バーナビー・トンプソン
製作総指揮: ジェームズ・スプリング
ポール・ブレット
チャールズ・ミラー・スミス
ティム・スミス
サイモン・フォーセット
ジェームズ・ホランド
ザヴィエル・マーチャンド
原作: オスカー・ワイルド
『ドリアン・グレイの肖像』
脚本: トビー・フィンリー
撮影: ロジャー・プラット
プロダクションデ
ザイン: ジョン・ビアード
衣装デザイン: ルース・マイヤーズ
編集: ガイ・ベンズリー
音楽: チャーリー・モール
出演: ベン・バーンズ ドリアン・グレイ
コリン・ファース ヘンリー卿(ハリー)
ベン・チャップリン バジル
レベッカ・ホール エミリー
ダグラス・ヘンシュオール アラン
レイチェル・ハード=ウッド シビル
フィオナ・ショウ アガサ
ピップ・トレンス
キャロライン・グッドオール
マリアム・ダボ
マイケル・カルキン
エミリア・フォックス
ジョニー・ハリス
ジョー・ウッドコック
マックス・アイアンズ
ヒュー・ロス
感想
オスカーワイルド原作の「ドリアングレイの肖像」の映画化。
すでに3回目だそうです。
原作は未読。
しかし、有名な話なのでポイントになるあらすじ(肖像画の男が年をとるかわりに
実際の男は若くて綺麗なままで年をとらない・・・)は知っていました。
カスピアン王子で一躍有名になったベン・バーンズ。
すみません・・・ナルニアは1作目しか観ていないので
彼のこともあまり知らず・・・です。
そんな状態・・・原作も、主演に対しても、あまり情報深くないまま、鑑賞しましたが
結構面白かったです。
時代的な空気感もしっかり伝わってきて、丁寧に作ってあった感じ。
出演者もコリンとか、ベンチャップリンとか、よく知っている面々が演じていたので
入り易かったし、いろんな場面で目の保養・・・笑、もバッシリ☆できました。
劇場未公開というのは残念だわ・・・。
どうやら、原作との違いも若干ある模様。
その違いはちょっとわからないのは残念。
細かい内容を知らないものが観たとして(私・・・)の感想です。
まず、
ドリアン登場が初々しくて良いね。
このあと、ヘンリー卿に悪の道に誘われて
道をはずしていくのが分かっている分、
この初々しさが、より愛おしく感じるわ。
ロンドン初めてのドリアンは
どんどん、いろんなことを吸収していくの。
田舎くさかったのに、都会の華やかな暮らしに、次第に目覚めていくのね。
そんな中で恋をする・・
レイチェル・ハード=ウッド 演じる
シビルね。
でもシビル、
ドリアンが永遠の愛を誓ったのに
浮気しちゃったとわかったら・・・
自殺してしまうの。
え・・・死んじゃうんだ!!(有名みたいだけど知らなかった私・・・)
こんなこと(っていうのは失礼だけど、女遊びをしただけなのに)と
思ってしまった私。どうやら、この自殺理由は原作と違う模様。
この映画の理由なら
ちょっと薄っぺらいかなとも思えるけど(それも唐突)
少しは罪悪感を感じたドリアンだけど
ヘンリー卿にも、促されて
やがて吹っ切れ、どんどん、それまで以上に妖しい世界にハマっていくの・・
悪魔に魂を売ったという感じよね・・・
あんなことも
こんなことも・・・
めくるめくる日々~~という感じで
観る人が充分理解できる範囲で濃く・・・笑・・描かれていました。
それでも、いやらしさがなく
そうか・・・バーンズどうしようもない奴になっていくのね・・・泣、と冷静に観ることができるのは
どこか映像に、品があるからなのでしょうか・・
あの仮面舞踏会?・・
よく見かけるよね。
仮面つけても絵になる人ってやっぱりいいわ・・・
鼻とか口とか・・・それだけしか見えないのに
絵になるって、きっともとが水準以上なんだろうな・・・。
ラストは・・・ドリアン
悲しい結末を迎えてしまうわけだけど・・・。
最後にヘンリー卿に
言った言葉が忘れられないわ。
細かい部分は忘れちゃったけど、確か、君のせいで・・みたいなことを言っていたよね。
ヘンリー卿自身がやってみたいというか、こうだったらいいな・・・的な
部分、願望を全部、ドリアンに押し付けたってことだよね。
自分の居場所はそのままで
ドリアンに自分の姿を重ね、傍で見て、楽しんでいたってこと。
そのくせ、
老いて自分に娘ができたならば
そういった、男には指一本触れさせないように
守ろうとするって、いかにも俗っぽい男になっていたヘンリー・・・。
老いたならば
そりゃ・・・あ、昔同様な浅はかな遊びをいつまでもやっていないってことだよね・・。
そう考えると
いつまでも若いっていうのは
ある意味悲しいことでもあるよね。
物事の道理がいろいろわかってきてもさ・・・
見かけはいつまでも同じなんだもの、
ドリアンの肖像は
本当に綺麗・・・
それゆえ、最後に
醜くなる様は
恐ろしかった・・・
とくにあの獣のような声?は
まったくホラーだった・・・。
音楽も不安感あおるような音色でなかなか素敵。
この時代がお好きな人&バーンズファンは是非~~どうぞ。
あ・・王子のイメージではないけどね。
DORIAN GRAY
監督: オリヴァー・パーカー
製作: バーナビー・トンプソン
製作総指揮: ジェームズ・スプリング
ポール・ブレット
チャールズ・ミラー・スミス
ティム・スミス
サイモン・フォーセット
ジェームズ・ホランド
ザヴィエル・マーチャンド
原作: オスカー・ワイルド
『ドリアン・グレイの肖像』
脚本: トビー・フィンリー
撮影: ロジャー・プラット
プロダクションデ
ザイン: ジョン・ビアード
衣装デザイン: ルース・マイヤーズ
編集: ガイ・ベンズリー
音楽: チャーリー・モール
出演: ベン・バーンズ ドリアン・グレイ
コリン・ファース ヘンリー卿(ハリー)
ベン・チャップリン バジル
レベッカ・ホール エミリー
ダグラス・ヘンシュオール アラン
レイチェル・ハード=ウッド シビル
フィオナ・ショウ アガサ
ピップ・トレンス
キャロライン・グッドオール
マリアム・ダボ
マイケル・カルキン
エミリア・フォックス
ジョニー・ハリス
ジョー・ウッドコック
マックス・アイアンズ
ヒュー・ロス
感想
オスカーワイルド原作の「ドリアングレイの肖像」の映画化。
すでに3回目だそうです。
原作は未読。
しかし、有名な話なのでポイントになるあらすじ(肖像画の男が年をとるかわりに
実際の男は若くて綺麗なままで年をとらない・・・)は知っていました。
カスピアン王子で一躍有名になったベン・バーンズ。
すみません・・・ナルニアは1作目しか観ていないので
彼のこともあまり知らず・・・です。
そんな状態・・・原作も、主演に対しても、あまり情報深くないまま、鑑賞しましたが
結構面白かったです。
時代的な空気感もしっかり伝わってきて、丁寧に作ってあった感じ。
出演者もコリンとか、ベンチャップリンとか、よく知っている面々が演じていたので
入り易かったし、いろんな場面で目の保養・・・笑、もバッシリ☆できました。
劇場未公開というのは残念だわ・・・。
どうやら、原作との違いも若干ある模様。
その違いはちょっとわからないのは残念。
細かい内容を知らないものが観たとして(私・・・)の感想です。
まず、
ドリアン登場が初々しくて良いね。
このあと、ヘンリー卿に悪の道に誘われて
道をはずしていくのが分かっている分、
この初々しさが、より愛おしく感じるわ。
ロンドン初めてのドリアンは
どんどん、いろんなことを吸収していくの。
田舎くさかったのに、都会の華やかな暮らしに、次第に目覚めていくのね。
そんな中で恋をする・・
レイチェル・ハード=ウッド 演じる
シビルね。
でもシビル、
ドリアンが永遠の愛を誓ったのに
浮気しちゃったとわかったら・・・
自殺してしまうの。
え・・・死んじゃうんだ!!(有名みたいだけど知らなかった私・・・)
こんなこと(っていうのは失礼だけど、女遊びをしただけなのに)と
思ってしまった私。どうやら、この自殺理由は原作と違う模様。
この映画の理由なら
ちょっと薄っぺらいかなとも思えるけど(それも唐突)
少しは罪悪感を感じたドリアンだけど
ヘンリー卿にも、促されて
やがて吹っ切れ、どんどん、それまで以上に妖しい世界にハマっていくの・・
悪魔に魂を売ったという感じよね・・・
あんなことも
こんなことも・・・
めくるめくる日々~~という感じで
観る人が充分理解できる範囲で濃く・・・笑・・描かれていました。
それでも、いやらしさがなく
そうか・・・バーンズどうしようもない奴になっていくのね・・・泣、と冷静に観ることができるのは
どこか映像に、品があるからなのでしょうか・・
あの仮面舞踏会?・・
よく見かけるよね。
仮面つけても絵になる人ってやっぱりいいわ・・・
鼻とか口とか・・・それだけしか見えないのに
絵になるって、きっともとが水準以上なんだろうな・・・。
ラストは・・・ドリアン
悲しい結末を迎えてしまうわけだけど・・・。
最後にヘンリー卿に
言った言葉が忘れられないわ。
細かい部分は忘れちゃったけど、確か、君のせいで・・みたいなことを言っていたよね。
ヘンリー卿自身がやってみたいというか、こうだったらいいな・・・的な
部分、願望を全部、ドリアンに押し付けたってことだよね。
自分の居場所はそのままで
ドリアンに自分の姿を重ね、傍で見て、楽しんでいたってこと。
そのくせ、
老いて自分に娘ができたならば
そういった、男には指一本触れさせないように
守ろうとするって、いかにも俗っぽい男になっていたヘンリー・・・。
老いたならば
そりゃ・・・あ、昔同様な浅はかな遊びをいつまでもやっていないってことだよね・・。
そう考えると
いつまでも若いっていうのは
ある意味悲しいことでもあるよね。
物事の道理がいろいろわかってきてもさ・・・
見かけはいつまでも同じなんだもの、
ドリアンの肖像は
本当に綺麗・・・
それゆえ、最後に
醜くなる様は
恐ろしかった・・・
とくにあの獣のような声?は
まったくホラーだった・・・。
音楽も不安感あおるような音色でなかなか素敵。
この時代がお好きな人&バーンズファンは是非~~どうぞ。
あ・・王子のイメージではないけどね。