ちょっとお話 2012年04月
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アーティスト

アーティスト(2011  フランス)

THE ARTIST


監督: ミシェル・アザナヴィシウス
製作: トマ・ラングマン
製作総指揮: ダニエル・ドゥリューム
アントワーヌ・ドゥ・カゾット
リチャード・ミドルトン
エマニュエル・モンタマ
脚本: ミシェル・アザナヴィシウス
撮影: ギョーム・シフマン
美術: ローレンス・ベネット
衣装: マーク・ブリッジス
編集: ミシェル・アザナヴィシウス
アン=ソフィー・ビオン
音楽: ルドヴィック・ブールス
出演: ジャン・デュジャルダン ジョージ・ヴァレンティン
ベレニス・ベジョ ペピー・ミラー
ジョン・グッドマン アル・ジマー
ジェームズ・クロムウェル クリフトン
ペネロープ・アン・ミラー
ミッシー・パイル
ベス・グラント
ジョエル・マーレイ
エド・ローター
ビッツィー・トゥロック
ケン・ダヴィティアン
マルコム・マクダウェル
ベイジル・ホフマン
ビル・ファガーパッケ
ニーナ・シマーシュコ
スティーヴン・メンディロ



2012年のアカデミー賞作品。
1927年、ハリウッド。
サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、駆け出しの女優、ペピーと出会い、彼女にいろいろアドバイスする。やがて時代はサイレントからトーキー映画へ変化。
ジョージの出番もなくなってくる。
一方、ベピーは、トーキー映画で、華やかな活躍を迎えるのだが・・



感想

 
上映が少ないと思っていたら、意外と近場で公開されているという事実がわかり早速鑑賞☆
アカデミー賞作品だけど
フランス映画でさらにモノクロでサイレント、そして出演者も知名度なし・・・と(一般的に)
結構苦難である状況だよね。
私は映画好きだから、どんなスタイルでも果敢に挑戦はするものの、
とくに若い人たちにとっては、足を運びにくい作品でもあると思うな。
だからこそ、言っておこうかな・・。
意外とサイレントでも大丈夫よ♪。面白いよ♪1
私自身、モノクロは観ることがあっても、サイレントって馴染がなかったから
正直入っていけるか心配だったけど、全然平気。
実際のところ、声がなくても
鑑賞者の頭の中でその声は響いているんだよね。
読書中にその情景が脳裏に浮かぶのと同じで
映画の中では、無声だとしても、観ている自分の中ではしっかり声が聞こえてくる感じ。
もちろん、映画スト―リーがわかりやすかったというのも要因の一つではあるけどね(推理物じゃないし・・笑
ラブものだからわかりやすい・・・)
観た人
一人一人、頭に流れてくるセリフ内容は違ってくるだろうけど
それもまた、考えただけで、含み笑いしたくなるほど、楽しいことではあるよね。
だって、同じ、会場で同じ映画を観ても
誰として同じセリフでは受け取ってはいないでしょう?
理解している内容は同じでも、まったく同じ言葉で、受取ってはいなかったと思うな。
情けないな、俺・・と理解しても
ダメだな・・俺・・と理解しても、自由な部分があるんだもの。
想像力はわいてくるし、頭の体操にもなるよね・・・笑


お話は、前にも書いたけどわかりやすいというか、どうかで聞いたことのあるようなお話ではあるのよね。
サイレントで活躍した大スターの主人公が
時代の波にのれず、しだいに活躍の場がなくなって苦悩していく・・・
サイレント映画というスタイルに自信と、プライドをもっていた彼にとって
トーキー映画を認めるのは困難だったんだよね。
その一方で、端役の頃から知っていた女優、ペピー・ミラーがどんどん時代の波にのって
出世していく。出会いのころから少なからず、好意をもっていた2人だったけど、
立場上、なかなか素直に打ち解け会うことができなくって・・・、
どうなる2人の恋模様は・・・というような流れ。



落ちぶれていく主人公を
どうかして手助けしたくって、オークション品を買い集め、自宅に置いておくペピー・ミラー。
きっと彼に見つかるだろうな・・・というのもすぐに推測できたし、
そんな彼女に彼は反発心わいて、単純に再起につながらないだろうな・・・・・というのもすぐに想像できたし・・・と、先へ先への内容は想像できたものの
全然つまらなくはなかったのよね。


それは、やっぱり俳優さんの演技の魅力度。
知らない方だったけど
あのお髭でにやけたお顔は、古き良き時代を思い出して
やっぱり見入ってしまうのよね
対する女優さんのあの風貌も、服装も、いい感じだし、愛嬌ある仕草も素敵だったから。
そうそう、脇役である犬のアギーの名演技も忘れてはいけないよね。
運転手のジェームズ・クロムウェルも良かったけど、
それ以上に犬君が、感動シーンつくってくれた!!と思いますね。
動物あなどれない・・・
主人公の彼が火事を出してしまう際には
必死の様子で警察官を呼びに走る・・・。素晴らしい演技☆
犬に泣かされたよ。主人公の自殺を食い止めるようにズボンを引っ張る様も
いじらしいね~~~

もちろん、犬以外だって面白いシーンはあったわ。
バーで飲んだくれた主人公が幻想観るシーンも好きなの。
自分の映画の中のキャラに、銃で撃たれたりしているのよ!!
たぶん、
「何やっているんだ、おまえ、しっかりしろよ、」ってゲキ、飛ばされているって感じなんだろうね。
また
スクリーンに映った自分の影が自然に動き出すところとか、
町のショーケースの中のスーツに自分を当てはめて、かつての栄光を思い出しているシーンとか、
本当に細かい部分で
よく心境表現しているな・・って感心していました。



映画全体、サイレントという特徴のある手法を
上手に利用していましたよね。
全部がサイレントでなく
ところどころ、場面によっては、音が流れていた部分もあったりして。
うまいな・・・。
ありきたりの内容が数段素晴らしく見えたのは
こういった工夫もあったからですよね。
そしてこの
最終的な部分として
ラストですよ。
ちゃんと音が出ている・・・・
で・・・爽快なんだよね、これが大いに。
出会ったときの、2人を思い出させるシーンでもあるしね☆
そうか、彼女の名案があるっていうのはこのことだったんだ!!
これなら、彼の魅力を
言葉なしで十分伝えることができるものね。


憎いね・・・この演出。


おもわず、
大きく手を叩いてしまうほど・・・・
とっても気持ちよく劇場をあとにすることができました。


多くの人に見てもらいたいと思います♪

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恋とニュースのつくり方

恋とニュースのつくり方 (2010  アメリカ)


MORNING GLORY


監督: ロジャー・ミッシェル
製作: J・J・エイブラムス
ブライアン・バーク
製作総指揮: シェリル・クラーク
ガイ・リーデル
脚本: アライン・ブロッシュ・マッケンナ
撮影: アルヴィン・クーフラー
プロダクションデ
ザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: フランク・フレミング
編集: ダン・ファレル
ニック・ムーア
スティーヴン・ワイズバーグ
音楽: デヴィッド・アーノルド
出演: レイチェル・マクアダムス ベッキー・フラー
ハリソン・フォード マイク・ポメロイ
ダイアン・キートン コリーン・ペック
パトリック・ウィルソン アダム・ベネット
ジェフ・ゴールドブラム ジェリー・バーンズ
ノア・ビーン
ジャック・デヴィッドソン
ジョン・パンコウ
マット・マロイ
パティ・ダーバンヴィル
タイ・バーレル
ヴァネッサ・アスピラーガ
ジェフ・ヒラー
リンダ・パウエル
カーティス・“50 Cent”・ジャクソン
トニー・イエイヨー
ロイド・バンクス




失業中のTVプロデューサー、ベッキー。彼女はなんとか
次の仕事、ニューヨークのローカルTV局の朝の情報番組の仕事を得る。
その番組は“デイブレイク”。
かなりのやっかい番組。
立て直しのために彼女が起用したのは
報道キャスター、マイク・ポロメイ。
しかし彼は
情報番組ということで難色。
どうにか引き受けてもらったのだが、なかなかうまく事は運ばない。
一方、女性社員に人気の先輩プロデューサー、アダムに
好意をもたれる、ベッキー。
仕事と恋・・・どうなるか。




感想


楽しかった~~
全然期待していなかったけど、観終わったあと元気になることができるし、
意外と拾い物って感じです。
ただし、恋と題名にはあるけど
そちらの方は、飾りって感じかな。
またまた、脇にパトリック・ウィルソン・・・でね。
先日彼の映画を観たばかりだから妙に、親近感☆
それにしても彼って、主役女優の恋愛対象的な役柄が多いね・・・。


映画のメインテーマは、ずばり、頑張る女性へのエール・・・です。
テレビ番組を受け持ったベッキーが
ベテランニュースキャスター、ハリソン扮する
マイク・ポロメイに振り回されながらも、一生懸命仕事する・・。
番組の視聴率をあげようと悪戦苦闘する姿は
私たち観ている側も応援したくなる気持ちでいっぱいになるし、
彼女が頑張れば頑張るだけ、自分たちも負けないぞ~~と気持ちになってくるの。
明日からの元気が出てくるのよね。



もちろん、主役の彼女だけでなく
この映画はベテランのハリソン・フォード と、 ダイアン・キートンが
とってもいいの。
とくに、最近、私の中ではご無沙汰だったハリソンが(最近の彼の作品はほとんど観ていないんだよね)
ハマり役。
報道キャスターとしてのプライドがあるため
情報番組に協力的でなかった彼が、 ベッキーに接するうちに徐々に変わってくる姿が
見どころ。合わせてそんな彼がキュート。

型物だと思った彼だけど
プライベートではお料理もしちゃってね。可愛い、ハリソン・・って感じでした。

ダイアン・キートンとの意地のはりあいも面白いのよね。
番組終わりに
だれが
グッバイ~~と挨拶するかっていう場面で、どちらも譲らず
しつこく、何度もグッバ~~イと、語る様には大笑いしてしまったわ。
大人げないんだもの……笑



途中、視聴率をUPさせるために
かぶりものしたり、体当たり取材したりと
番組出演者が必死になっていく様も、傍で見ていると、妙におかしい・・
そこまでやるのか・・・と思ったり。
ハリソンは、ハリソンで、
逆に
正統派の生取材で、この危機(視聴率UP)を乗り越えてくれたんだけどね。
ただ、だからといってこのあと
すんなりこのハリソンが、ベッキーと良い関係になったというわけでなく・・・
映画は
もうひとやま、あります。
ベッキーが違う局に引き抜きになるかも・・・というエピソードに突入。
かなりの盛り上がりになります。ドキドキ、ハラハラ。
ハリソン、最後の最後に、ベッキー引きとめ作戦をするんですね。彼らしい方法で。


この映画で一番印象的だったのが
仕事に一生懸命すぎて私生活(恋人との関係)をおろそかにしている
彼女に対して、そっとハリソンが語る
「最後に残るのは無」というところ。
仕事人間だったハリソン、自身の経験をそのまま、口にしたんだよね。
もちろん、仕事は大事だけど、そればっかりというのもよくないかもしれないからね。
何事もバランスが大切っていうことを、感じたシーンでした。



恋も仕事もうまくいくって
出来すぎ・・とは思うものの
こういう、素直な話も、たまには観たいもの。


とくに、落ち込んでいる時なんかはこの手の映画は最高ですよね

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未来を生きる君たちへ

未来を生きる君たちへ  (2010  デンマーク・スウェーデン)

HAEVNEN
IN A BETTER WORLD


監督: スサンネ・ビア
製作: シセ・グラム・ヨルゲンセン
原案: スサンネ・ビア
アナス・トマス・イェンセン
脚本: アナス・トマス・イェンセン
撮影: モーテン・ソーボー
音楽: ヨハン・セーデルクヴィスト
出演: ミカエル・パーシュブラント アントン
トリーヌ・ディルホム マリアン
ウルリク・トムセン クラウス
ウィリアム・ヨンク・ユエルス・ニルセ
ン クリスチャン
マルクス・リゴード エリアス
トーケ・ラース・ビャーケ
ビアテ・ノイマン
キム・ボドゥニア



2011年のアカデミー賞外国語映画賞。
 デンマークで母親と暮らす少年エリアス。
両親は別居中で父アントンはアフリカの難民キャンプで医療活動をしていた。
エリアスは学校でいじめられていたのだが・・・
ある日、転校生のクリスチャンという子に助けられる。
彼は母親の死後、父親と暮らしていた。
やがて、一時帰国したアントンが、2人の前で暴力的な男に殴られるという事件が起こるが・・・





感想



2011年のアカデミー賞外国語映画賞作品。
スサンネ・ビア の作品ですね。


メッセージのしっかりした正統派の映画でした。
暴力の連鎖がいかに無意味であるか・・ということを
二組の家族を通して描き
いろいろと考えさせられる部分も多く、よくできた作品だな・・・・と感じました。
物語としては一つの終わりを見せているものの、
暴力というものが完全になくなるというわけでなく
もしかしら、その後もあるのかもしれないという予感さえ
感じとってしまって、複雑な部分もありました。
あのアフリカのビックマン、彼がいなくなっても、もしかしたら別の権力者が現れるかもしれない・・
ビックマンのアントンの対応に対して、反発がどこかで起こるかも知れない・・・それも暴力かも?
また、子供たちに報復された男や、
いじめっこらも、このまま黙っておさまってくれるのだろうか・・・もしかしたら
違う手段で彼らが迫ってくるのかもしれない・・・

こんないやらしい考えをするのは
逆に、そう簡単ではないんだ・・・、この世の中から暴力をなくすのは・・・と思っている自分が
いるわけで・・、正直、嫌だな・・自分と思ってみたりしました。

でもどこかで誰かが
一旦、この行為はどういう意味があるのかと振り返ってみることは大切なんですよね。
そこで怒りを止めること、
相手を許す勇気、
それらをきちんと考えてみようというメッセージが聞こえてくるようでした。
だからこういう邦題に繋がっていくんだろうな・・・とも理解しました。


が・・・基本的にこの邦題はあまり好きじゃあないかな。
お行儀よすぎる気がするから。




こうやって観た後いろいろ考えることができるスサンネ・ビア の作品は
やっぱり、好きだな・・・と思いましたけど、
実は
アフターやある愛の風景で感じた
振り回されるくらいの、疲れるぐらいの、自分の感情の揺れはそんなにはなかったんですよね。
重い題材でしたが、冷静に感じとれたということ。
今までの作品の中では
一番バランスがとれているし
いい作品だなと思うのですが
あまりにも題材が深いという
か、難しすぎていていたのかな・・・自分には。


今までの作品って
男女の愛・・というものがメインだったように
思うんだけど
今回はより、社会的な要素、(暴力)がテーマだったでしょ・・。
さらに、ビアの作品って、キャラの一人ひとりの心情を丁寧に描いていくような
ものが多いんだけど、うん、この作品もちゃんと描いてはいたんだけど、今回
私的にはもうちょっと・・・と思うところがあったのよね。
暴力ということで、どうしても私は、モヤモヤする部分があったの。



具体的には
クリスチャンがあれほどまでに相手を憎む気持ち→母親の死を巡っての父親との関係が・・
私もっと知りたいという気持ちがあったかな。
そこをクリアーしないと、なぜあの子が、やったらやりかえす・というそれもかなり
過激な発想をするのかが、わかりにくいのよね。
そういう子であるという前に、なぜそういう、意識をもつようになったのかの
バックボーンがもっと知りたかったの。
父親に対する当てつけなのか、投げやりになっているのか・・・。それにしたって爆破ってとこまで
いくのはかなり荒んでいると感じるからね。


あとは、アントンが、子供に、自分が殴られる姿を見せるという・・
行動。親として、その行動ってどうなんだろう。
いくらなんでも、やりすぎではないのかな。言って分からないから、実践?
それにしたって、過激ではないかい。自分が親ならたぶんそういった行動もしないし
違った部分で子を諭すと思うのよね。



まあ・・・そんな部分や
別居していたアントンと妻との修復が結構唐突に感じたとか・・・。


まあ・・こんなことつらつら考えながら
一歩、引いたところから観ていた部分はあるけれど、
素晴らしい作品だったとは認めております。

子供に見せたいと思う映画であることは間違いないかも・・・。



ある愛の風景にも出演していた
ウルリク・トムセンが、意外と出番が少なかったのが残念。
クリスチャンの少年がイケメンでした・・・

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ラブ・アゲイン

ラブ・アゲイン (2011  アメリカ)


CRAZY, STUPID, LOVE.


監督: グレン・フィカーラ
ジョン・レクア
製作: スティーヴ・カレル
デニーズ・ディ・ノヴィ
製作総指揮: デヴィッド・A・シーゲル
ヴァンス・デジェネレス
チャーリー・ハートソック
脚本: ダン・フォーゲルマン
撮影: アンドリュー・ダン
プロダクションデ
ザイン: ウィリアム・アーノルド
編集: リー・ヘイキソール
音楽: クリストフ・ベック
ニック・ウラタ
出演: スティーヴ・カレル キャル・ウィーバー
ライアン・ゴズリング ジェイコブ・パーマー
ジュリアン・ムーア エミリー・ウィーバー
エマ・ストーン ハンナ
ジョン・キャロル・リンチ バーニー
マリサ・トメイ ケイト
ケヴィン・ベーコン デイヴィッド
ジョナ・ボボ ロビー・ウィーバー
アナリー・ティプトン ジェシカ
ジョシュ・グローバン リチャード
ライザ・ラピラ リズ
ジョーイ・キング モリー・ウィーバー
ベス・リトルフォード クレア
メキア・コックス

15歳で知り合い49歳のこの歳まで
妻エミリー一筋のキャル。
ある日その妻から
浮気の告白と離婚を言い渡される。
キャルはどうする・・・・





感想


巷の評判が良い作品だったし、珍しく新作半額デーだったのでレンタルしました。


あ~~~、やっぱり噂通り、面白かったわ。
ラブコメは良いね・・・気分が楽になって幸福感あふれるよ・・笑
それにこの作品の主人公は
まさに、私と同年代って感じだし、
夫婦仲の修復、倦怠期状態なんて、人事には思えなくなってしまう話題だものね・・。
(実際、うちがここまでいっているってわけじゃあないけどね…笑)
監督、前作の「フィリップ、きみを愛してる」も素敵な作品だったし
今後も期待しちゃうよね★。


出演者は
聞いていたけどものすごく豪華。
ケビンも、マリサ・トメイも出演なんだよ・・すごいよね。
私、恥ずかしながら
主役のスティーヴ・カレルって初めてなのよ。
彼の作品って観たことなかったのよね。
コメディー系が多いのかな。
私そっち系はあまり見ないからね・・・。
だから最初から、この主人公のおじさん、地味==って思っていてね。
ジュリアン・ムーアが選んだっていうこと自体
信じられなかったもの・・・・・笑

だって、「クロエ」のときはジュリアン・ムーアの旦那さんリーアムニーソンだったし、
レイフが不倫相手の時もあったし・・・、なんかもう・・・・相手は絶対
良い男(見た目)ってイメージがあったからね。あ・・・スティーブン・レイが旦那のときもあったか…笑
色っぽい彼女にこの旦那?って思っちゃうのはしかたないじゃん!!!
もちろん、人柄は良いみたいだから
そういう点ではありなのかもしれないけど、バランス的には
そうなの?って感じでした。

それにしても、学生の時から
彼女一筋・・ってビックリ・・・・・.
そういう男、キャラが、これまた魅力でもあるのだろうけれど.
今まで他の女性に目移りしなかったのもそれだけ
魅力的だったムーア・・ってことですよね。
奥さんとしては、愛してくれるのはいいけど
男として努力しない旦那に嫌気がさしちゃたのかな。
奥さんは働いてもいるし、相変わらず綺麗な感じだものね。
浮気相手のケビン、
もっとずるく、嫌な男のように設定されているのかと思ったら
意外と普通っぽくて、いい人みたいじゃないですか。
ただ、可もなく、不可もない、存在かな。
もっと、絡んでくるのかと思ったらおとなしかったよね。


カレルは、
ムーアの突然の離婚話に動揺して、
簡単に家を出てしまうけど(そんな男も妻としては嫌なんじゃないの?)、
気持ちはダーク。そのうち愚痴るためにバーに出向くようになって
そこで出会うのが
ライアン扮するナンパ氏。
登場シーンからしてカッコイイね・・・・・笑
カレルの人柄の良さにも惹かれて、ライアンは彼をもてる男に改造していくんだけど・・・。

服装・言動・・
ともに鍛え直した結果、
カレルは男度UP.でも見た目だけで、根はあまり変わっていない感じもするが・・・・・笑。
多少、自信はついたのかもしれないよね。
ナンパして成功した女性が9人も~~~。いくらなんでも・・・・・笑
と・・・ツッコミしたくなる展開だったけど
それもご愛敬だよね。
男も磨けばどうにかなるっていうのが実証されたわけだけど
逆にいえば、
女はあんなテクニックでひっかかっちゃうのかい!!って思わなくもないよね。
軽い男には気をつけなきゃ・・。

そもそも、カレルがダサいのは
本人のせいでもあるけど、
奥さんももうちょっと手助けして磨いてあげたら良かったのに・・・と余計な
お世話だけど思いますがどうでしょうかね・・・笑


小ネタが多くて(息子と浮気相手、ケビンの対面シーンも面白いね)
伏線も適度に貼られていて
最後まで楽しく観ることができました。
中年の夫婦の恋の行方だけでなく、
彼らの息子の恋模様と
ナンパ氏の恋模様も同時に描かれていて
それが最後に、
おお~~~~こう繋がっているのか・・・という
オチまで用意されていって
なんとも心憎いです。

ナナって誰だろうと
思っていたら
まさか…彼女だったとはね。


80年代を思い出させる
「ベストキッド」の修行とか
「ダーティーダンス」のダンスシーンとか、
知る人ぞ知るネタが
また良いよね。

あんな風にダンスシーン再現するカップルはいないけどさ・・・・笑


私は
ジュリアン・ムーアが
ガスのつけ方がわからないって
カレルに電話するシーンが好き。
振った旦那だけど、本心は好きなんだよね。頼っているんだよね。
そんな妻の姿を
そっとそとから見ているカレルも素敵。



最後は
息子の卒業シーンでの演説。
素敵な愛の告白だったよね。ジーンときたわ。
魂の伴侶か・・ちょっと恥ずかしいけどね☆
あそこまではっきり言われたら
女の人はうれしいかもしれないよね。
いつまでも
自分を思っていてくれる
彼にほれなおすかも。


夫婦生活長くなったら
刺激があった方がいいのかもしれないよね
それで絆が深まれば。



途中、
すっごいドタバタで
関係者全員が集結して
どうなるのかと思ったけれど、
ちゃんと、しっとりした終わり方になったのは良かったわ。
ただ、笑って終わるのでなく
しんみり。じーーーんと来るのも良かったです。




ライアン・ゴズリングの
裸は凄かったな・・・
俺を観ろ~~って感じない?
最近ラース見たばかりだったからそのギャップにも、もちろん、驚きました。
ブルーバレンタインの中年にも驚いたけどね。
しかし裸は・・・まさにサービスショット。
今回ケビンはなかったけど・・・ライアンだけでもお腹いっぱいになったから
満足、満足って感じだよね・・・笑

ちなみに
このあと、某映画でパトリックウィルソンの裸も観ていますので
ここのところ、
そんな路線が続いてますな・・・(どんな路線か・・・笑)








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シャッフル

シャッフル (2007   アメリカ)


PREMONITION



監督: メナン・ヤポ
製作: アショク・アムリトラジ
ジョン・ジャシュニ
アダム・シャンクマン
ジェニファー・ギブゴット
サニル・パーカシュ
製作総指揮: アンドリュー・シュガーマン
ニック・ハンソン
ラース・シルヴェスト
脚本: ビル・ケリー
撮影: トーステン・リップシュトック
プロダクションデ
ザイン: デニス・ワシントン
衣装デザイン: ジル・オハネソン
編集: ニール・トラヴィス
音楽: クラウス・バデルト
音楽監修: バック・デイモン
出演: サンドラ・ブロック リンダ
ジュリアン・マクマホン ジム
ニア・ロング アニー
ケイト・ネリガン ジョアンヌ
アンバー・ヴァレッタ クレア
ピーター・ストーメア ロス医師
シャイアン・マクルーア
コートニー・テイラー・バーネス
マット・ムーア




夫と娘2人に囲まれた幸せな生活をしているリンダ。
ある日
ジムが自動車事故で死んだという知らせを受ける・・・
しかし、次の日ジムは生きていて・・・。
リンダは曜日がシャフルされているようだと気づく・・





感想


かなり前に観たのだけど忘れちゃいそうだからUP。
これも評判が悪いのね・・・・笑



私は
夫婦の愛の再確認と思って観ていたので
そこそこ楽しめたわ。


でも、こんな風に今日は何曜日だっけ?と意識しながら生活するのって
私もよくあるわ・・
ついつい、今日は何日だったか分からなくなってしまうときがあるので。
今日はゴミの日か、弁当いらない日なのか、
いつも自問自答しちゃうのよね。
だから、こういう風にバラバラの日が襲ってきたら、私はいやだな・・・・。
わけわかんないもの・・・


アイデアとしては面白いと思うわ・・・
だからか、途中突っ込みどころもいくつか出てくると思うのよね。
でも短い映画だし、
あまり深く考えないでいたわ。
それと、彼女が起きた時が何曜日になっているのかも
本当は整理しながら観た方が良かったのだけど
そこのところもいちいち考えるのが面倒なので
さらりとみてしまったわ・・・ごめんね。


でももちろん最後のまとめ方はきちんと確認。
ああなるとは
正直思わなかったです。
夫が死なないように懸命にサンドラが努力しているんだから
絶対、よい方向に事が進むんだろうなと思っていたら
全然違うんだもの。

すごく残念。


運命は変えられなかったってことなのよね・・・・
そして
その運命を受け入れろ・・・ってことなのよね。

夫の伝言も
すっごく悲しいわ。


壊れかかった夫婦のきずな
結局
絆は取り戻せたってことだよね。
だけど辛い話だな・・・



それでも乗り越えていかなければいけないってことなのかな・・・


サンドラ
険しい顔がいっぱいで
怖かったです。


これって
2もあるんですね。
わざわざ借りてまでは観ないけど
そのうちTVでやってくれないかな。
あ・・サンドラじゃあないんだ・・・

しゃっふるPremonition02

パッセンジャーズ

パッセンジャーズ (2008  アメリカ)


PASSENGERS


監督: ロドリゴ・ガルシア
製作: ケリー・セリグ
マシュー・ローズ
ジャド・ペイン
製作総指揮: ジョー・ドレイク
ネイサン・カヘイン
脚本: ロニー・クリステンセン
撮影: イゴール・ジャデュー=リロ
プロダクションデ
ザイン: デヴィッド・ブリスビン
衣装デザイン: カチア・スタノ
編集: トム・ノーブル
音楽: エド・シェアマー
出演: アン・ハサウェイ クレア・サマーズ
パトリック・ウィルソン エリック・クラーク
デヴィッド・モース アーキン
アンドレ・ブラウアー ペリー
クレア・デュヴァル シャノン
ダイアン・ウィースト トニ
ウィリアム・B・デイヴィス
ライアン・ロビンズ
ドン・トンプソン
アンドリュー・ホイーラー
カレン・オースティン
ステイシー・グラント
チェラー・ホースダル



セラピストのクレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った5人の乗客の
セラピーを担当することになった。
一人、エリックだけは、個別のカウンセリングを要求・・・。
やがて
生存者たちが次々と謎の失踪を遂げる。
この事故の原因は
航空会社にあるのではないか・・・・。




感想


地上波・吹き替えで放映されていたのでチェック。
これは、オチを知っている作品だったので、今までレンタルもしないで、流していたのですが、
せっかくの機会なので観てみました。


かなり前の作品なので、核心に触れながらの感想になります。



巷の評判がすこぶる悪いのね・・・・・笑
私は、そんなに悪くないと思いました。
個人的には、あそこまで濃いラブシーンはいらないのではと
思うけれど、しみじみ振り返ってみれば
あれはあれで、ある意味
無念さへの裏返しかな・・・と思えてきて、ありかも・・・・と今なら納得。



ただ、セラピストという職業がら、患者と一線越えてはいけないと
あれほど、頑張っていたクレアなのに、
エリックと水に入った途端に、崩れ落ちるようにラブシーンってなんか、
安っぽい感じには映るのよね。
もうちょっと、クレアの揺れ動く気持ちがあって、なびきそうな雰囲気が事前に
あった方が、受け手としてはすんなり、心に入っていくと思うな・・・


エリックを迎えに来たのが
ワンコだったのは、泣けるよね。
犬だよ・・・犬。

あの愛しそうな目でジ~~とみつめているシーンなんて
人間以上に情が深いではないかとウルウルきてしまったよ。



素朴な疑問だけど
犬はしょうがないにしても
クレアの傍にいたダイアン・ウィーストが一体誰だったのかというのは
本人自身が、忘れちゃっていたわけだはないんだよね。
前世の記憶が消えているってことなのかな。
だって、いくらなんでも、今まで生きてきて接してきた人を
忘れてしまうってことはないものね。
死んでしまった自分だから
過去の記憶も一瞬なくなってしまっているってことだよね。

でもなぜ、迎えに来てくれるのがあの2人なんだろうね。
もう一人の先生の方はどうしてなんだろうね。

クレアにまつわる、亡くなった人は他にも沢山いるだろうに・・・。
意外と
迎えに来てくれる人の方が
相手に対してより強い思いをもっているのかもしれないよね。
あの犬もさ・・・、ご主人様愛していたんだろうね。


最後に
真実に気づくクレア。
本人が気づくまで待っていてくれる
エリックって、良い奴ではないですか・・・。
彼が、自分が気づいた真実を、教えちゃえば簡単だけど、
本人が自ら気づくことが大切っていうことなんでしょ?
結構深い意味があるよね。
やっぱり自分できちんと自分の位置づけを確認しなくてはいけないんだよね。
それが死んでいてもさ。
受け入れるってことが大切だから。



事故シーンが最後にリアルに再現されるわけだけど、
すっごく怖かったわ。わかっていても映像で見ると
体震えてきちゃうもの。
あの状況下で、エリックが、きちんとクレアを誘導していたのが
印象深かったです。
もう絶対だめだという中で
それでも、最後まで男らしく、彼女を勇気づけていたでしょ?
あれちょっと感動しちゃいました。


辛い映画なんだけど
後味が
悪くなかったのは
自分の最後の瞬間に
支えてくれる人が傍にいたってことだったんじゃあないのかな。
でもまあ・・・共に死んじゃっているんだから
せつないとしか言いようはないけど・・・・泣。


ああいう、ああもうダメなんだ・・・とわかるまでの
時間があるのって嫌だよね。
心残りや未練がいっぱい残るからね。

パトリック・ウィルソン・・・おでこが気になる・・・・・・笑
今回の吹き替え、パトリック・ウィルソンの声優さんは
桐本琢也さんでした。先日まで見ていた韓ドラの
「私に嘘をついてみて」のカン・ジファンの声と一緒でした・・



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