ちょっとお話 2011年12月
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年末のご挨拶

今年も一年お付き合い
ありがとうございました・・・

年内はこれで更新は終了。
来年も細々と続けていきますので
また仲良くしてやってくださいませ・・・。


寒い日が続いております。
皆さま
体調にはお気をつけて・・・。


良いお年をお迎えくださいませ・・・・。



「007 スカイフォール」・・出演されるようで・・・笑
楽しみです

SUPER 8/スーパーエイト

SUPER 8/スーパーエイト(2011  アメリカ)


SUPER 8


監督: J・J・エイブラムス
製作: スティーヴン・スピルバーグ
J・J・エイブラムス
ブライアン・バーク
製作総指揮: ガイ・リーデル
脚本: J・J・エイブラムス
撮影: ラリー・フォン
プロダクションデ
ザイン: マーティン・ホイスト
衣装デザイン: ハー・ヌウィン
編集: メリアン・ブランドン
メアリー・ジョー・マーキー
音楽: マイケル・ジアッキノ
出演: ジョエル・コートニー ジョー・ラム
エル・ファニング アリス
カイル・チャンドラー ジャクソン・ラム
ライリー・グリフィス チャールズ
ライアン・リー ケイリー
ガブリエル・バッソ マーティン
ザック・ミルズ プレストン
ロン・エルダード ルイス
ノア・エメリッヒ ネレク大佐
ジェシカ・タック カズニック夫人
ジョエル・マッキノン・ミラー カズニック氏
グリン・ターマン ウッドワード
リチャード・T・ジョーンズ オーバーマイヤー
アマンダ・フォアマン 女性キャスター
デヴィッド・ギャラガー ダニー
ブレット・ライス プルイット保安官
ブルース・グリーンウッド
デイル・ディッキー イーディ
ジャック・アクセルロッド ブレークリー
ダン・カステラネタ イジー
トム・クイン マキャンドレス
マイケル・ヒッチコック ロスコ
テリ・クラーク バビット夫人
アマンダ・ミカルカ ジェン
ボー・ナップ ブリーン
ケイティ・ロウズ ティナ
トーマス・F・ダフィ ルーニー
マルコ・サンチェス ヘルナンデス
ブリット・フラトモ ペグ
ベン・ギャビン ミルナー
ジェームズ・ハーバート タリー
ジェイド・グリフィス ベンジー



1979年の夏。
父ジャクソンと2人暮らしの少年ジョーは仲間と映画作りにあけくれていた。
あるとき、チャールズ、アリスら5人の友達と共に駅舎で8ミリ映画の撮影中、
列車の脱線事故に遭遇する。
8ミリカメラには
“何か”が映っていた。
そんな頃、町では不可解な事件が次々と起き始める・・・。





感想

観たのちょっと前ですが年末なので、簡単に感想を・・・・。


お話自体は特に目新しいものはなかったのですが
楽しく鑑賞できました。
たしかこれ、公開時、結構宣伝していたよね?
それも肝心なところを秘密ベールに隠して宣伝していたような・・・。
だから、期待感もった人も多いと思う。
まあ・・期待が大きいと
ちょっとがっかり・・・はしてしまうと思うけど(意外と普通だから)
多くを望まないで
鑑賞すれば、それなりに楽しむことができると思うわ。


私も映画大好き少女だった頃があるので、登場人物たちの映画に対する思いに
共感するところがあったし、
時代背景も懐かしい感じがしたのが良かったので
そんなに悪くない作品だと思いました。


私はお家鑑賞だけど
こういう映画は大きなスクリーンの方が絶対いいよね。
あの列車事故も相当な迫力を感じるんじゃあないのかな。



今回
宇宙人が出てくるので、SFストーリー。
でも同時に描かれる
淡い恋や
家族の絆が私には心地よかったです。
安心して観ることができる内容だったので
素直に心に入り込んできました☆

あの女の子、アリス・・劇中でも仲間が撮る映画(ゾンビ映画ね)
で、演技をしているけどとっても上手いよね。
エル・ファニングちゃんだよね・・
姉妹でさすがだね・・・・。
そういえば、宇宙戦争のダコタちゃんも凄かったよね。





主人公の少年が母親との死別を乗り越えて
だんだんと強くなっていく姿が
母親目線で観たものとしては、うれしかったよ。
父親との関係も良好になっていき、
すべてにおいて
丸く収まるところは気持ち良いよね。



宇宙人は意外と素直に地球を飛び立ってくれたし・・・。
できれば、あまり悪さしないで欲しかったけど、
人間たちにひどい仕打ちされていたら
大暴れするのも当然か・・・。


宇宙人の容姿としては
親しみがある感じではなかったけど・・・笑
宇宙人ポールみたいな(未見だけど顔は知ってるよ)愛嬌があるといいな・・・・・・笑



ラストで流れる
子供たちがとった映画作品。
ゾンビ作品なんだけれど
短い割にクオリティーか高くて面白かった~~~



こういうお楽しみがあるのっていいよね。

su-pa-eito.jpg

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011   アメリカ)



MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL


監督: ブラッド・バード
製作: トム・クルーズ
J・J・エイブラムス
ブライアン・バーク
原作: ブルース・ゲラー
脚本: ジョシュ・アッペルバウム
アンドレ・ネメック
クリストファー・マッカリー
音楽: マイケル・ジアッキノ
出演: トム・クルーズ イーサン・ハント
ジェレミー・レナー ブラント
サイモン・ペッグ ベンジー
ポーラ・パットン カーター
ミカエル・ニクヴィスト
ウラジミール・マシコフ
ジョシュ・ホロウェイ
アニル・カプール
レア・セドゥー



「ミッション:インポッシブル」シリーズの第4弾。
ロシアのクレムリンで爆破事件が発生。
容疑がかけられるIMF(米国極秘諜報機関)のイーサン・ハントとそのチーム。
政府は“ゴースト・プロトコル”を発令し、
イーサンのチームはIMFから登録を抹消。
しかし、イーサン達は爆破事故の首謀者が企てている
核兵器での攻撃を食い止めるべく、そのミサイルの暗号コードを奪回しようと考える。
ミッションを遂行するため
取引が行われるという
ドバイの高層ビルへと向かう。






感想



年末年始は行けそうにないので、早めに観てきました。


スケールが大きく、スピード感もあり派手な作りで
最後までハラハラドキドキ。
冷静に考えると、結構、無茶苦茶な行動もしているので、本当に可能なの?って
思うことも多いんだけれど
観ているときはそんなこと感じさせない。
アクション映画ではそれが一番大切なんだよね。


それにしてもトム、若いな。
いつもトムの映画感想になるとまっさきにこの言葉が浮かんでくるよ。
全然変わらないんだものね・・・(厳密には変わっているが)
アウトサイダーからのトップガンからの
まさに私の青春時代に活躍した彼が
いまだ一線で活躍。
もう・・・こちらが驚くばかりのアクションを見せるんだから
ため息でちゃうよ。
私は何やっているのって思うよね、若くいなきゃ、自分もね・・・・・笑



さてこの映画、前作から5年。
前作映画館で観た私としては、なぜ冒頭トムが刑務所いるのか不思議。
あの奥さんはどうしたの?幸せな家庭は・・・。


と、疑問はそのうち解決。
え・・・・奥さんって、死体になって、それも一部が出てきたって。
そんな悲惨なことになっちゃったの?



その秘密はのちほど。
今回のミッションはチームの濡れ衣を晴らすというもの。



仲間は
トム・クルーズの イーサン・ハントをリーダーとする4人。
ジェレミー・レナー扮する ブラント
サイモン・ペッグ 扮するベンジー
紅一点のポーラ・パットン扮する カーター。


ブラントは途中で仲間に加わったわけだけれど
彼には秘密があるの。
イーサンの奥さんにまつわる秘密なのでこれが、意外と重要。その告白に注目してね。


ベンジーは試験に受かってメンバーになった方。
ちょっとお笑い的な部分を担っているので
彼との会話には注意。
なにげに、怖いこといっているよ…笑

カーターは、恋人かな?冒頭で仲間の一人を失っているので
復讐に燃えている女性を演じています。それでも任務のために極力感情を抑えていたけど
復讐者である女暗殺者との格闘場面では
憎しみが湧いてきて、かなり凄まじい争いとなっています。女同士は怖い・・


予告編でも使われている
ドバイの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”。
一部分は予告で何度も観ていたけど
通して、全体像を観ると
本当に怖い・・なにせ、高い、高い。
これ本当にトム、自分自身でやったの。
凄いな。
高所恐怖症の人だったら、観ているだけでもつらい・・よ。
足がすくんじゃう。

何もこんな高いところで取引しなくても・・・・・笑

トムが身につけている
吸盤型の手袋。
途中で、役に立たなくなっちゃったら冗談じゃないよね・。
あとで開発者、責めちゃうよ。笑いごとじゃあすまされないしね。


コンタクトレンズ使ったカメラとか、
最新の技術を使った
スパイ道具がいくつか出てくるので当然そちらも見逃せないよね。


ドバイのビルのアクションも凄かったけれど
その後に続く
ドバイの砂嵐の中のカーアクションも凄まじい。
車好きには美味しいシーンでもあるよね。車かっこいいよ。



結局
核爆弾が発射されてしまい
もはやそれを爆発させないように皆で努力。
時間との戦いだよね。


駐車場での
痛い痛いアクション。
一つのスーツケースを2人の男が争奪戦。
取られたり取り返したり・・・・。


もちろん、
トムの活躍のもと
ミッションは無事完了するわけだけど、
わかっていても
ドキドキハラハラはしっかり感じます。


あ・・・
ここで奥さんはどうなったの?と
思う人にうれしいお知らせ。
最後のちょっとウルルとするシーンには
男の大きな愛を感じました☆
トム・・男だね・・・。

とにかく、
文章ではあらわしにくいので
これは映画館で
是非楽しんでくださいね。


お正月
家族で楽しむことができるお勧めの一本です。
年末にはテレビで
過去作品もやるかな。
未見の人はできれば、3も観て
イーサンが奥さんとどんなに幸せだったかを知ると
この4でのイーサンのラストが
より、味わい深くみえてくると思うよ。
ミッションmi01
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名前のない少年、脚のない少女

名前のない少年、脚のない少女  (2009   ブラジル・フランス)


OS FAMOSOS E OS DUENDES DA MORTE
THE FAMOUS AND THE DEAD


監督: エズミール・フィーリョ
製作: サラ・シルヴェイラ
マリア・イオネスク
脚本: エズミール・フィーリョ
イズマエル・カネッペレ
撮影: マウロ・ピニェイロ・Jr
音楽: ネロ・ヨハン
出演: エンリケ・ラレー “ミスター・タンブリンマン”
イズマエル・カネッペレ ジュリアン
トゥアネ・エジェルス “ジングル・ジャングル”
サムエル・ヘジナット ジエゴ
アウレア・バチスタ 少年の母


ブラジル南部の小さな田舎町。
母親と2人で暮らす16歳の少年。
居場所がない彼は
インターネットの中に安らぎを見出している。
やがて彼はネットで写真を投稿をしている
神秘的な少女“ジングル・ジャングル”の存在を知り・・・



感想


新作2本続けて観ました。一週間まえぐらいかな。
この作品とあわせて観たのがスーパーエイト(そのうち感想UP)
あちらが分かり易いぶん、余計この映画はつらかった・・・


わからない・・・・・!!
映画続けて観ているから、多少疲れてはいたけど・・
それでもわからない・・・


今思いだして感想書いているけど、余計わからなくなっている・・・・笑


今回
何の予備知識もないまま(ちらしも、予告知らず)鑑賞に臨んでしまったのが響いたのかもしれない・・・
いや、予備知識はあまり入れない方が新鮮な気分で観ることができるので
絶対いいに違いないんだけど
この映画に関してはね・・・・どうかな・・


この映画を鑑賞に選んだのは
DVDのパッケージと映画の題名から。

すっごくそそられる感じだったから。
ね・・・いいでしょ?
脚のない少女って意味深でしょ?
実際脚はあるけど・・。


岩井俊二っぽい、少年少女の淡い恋愛映画だと思っていたけどちょっと違ったわ。



前半はとくに話がつかめないと思うわ・・・

現実と幻想が入り乱れているので。
説明的な部分も
極端に少ないので
ついていけないところもあります。


思春期はそれでなくても不安定だからね・・・
その感情の波に
他人がのるのは難しい・・・まして、結構年いっている自分だし・・・笑



ネットと繋がる
孤独な少年という、設定は現代ならでは。
さらにこの映画、ブラジル映画なんですよね。
アートを感じさせる映像であるので、意外!!と思わせます。



全然内容に踏み込まず、すみません。
もっと明確なレビューも存在するので深く知りたい人はそちらを・・・
なにより
関心があれば是非自分の目で確かめてみてください。
一筋縄ではいかないかもしれませんが・・・


ジングル・ジャングルの
ネット上の写真は魅力的ですし、
物語で印象的に流れる
ボブ・ディランの「ミスター・タンブリンマン」も耳に優しいです。
少年のハンドルネームでもあるタンブリンマン。



自分の若い頃を思い出してみてみるのもよいかもしれませんね。



↓ちなみに写真の男の人は少年ではありません。


thefamousdeadmain_s.jpg

ミスター・ノーバディ

ミスター・ノーバディ (2009  フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ)

MR. NOBODY



監督: ジャコ・ヴァン・ドルマル
製作: フィリップ・ゴドー
製作総指揮: ジャン=イヴ・アスラン
脚本: ジャコ・ヴァン・ドルマル
撮影: クリストフ・ボーカルヌ
美術: シルヴィー・オリヴィエ
衣装: ウラ・ゴーテ
編集: マティアス・ヴェレス
スーザン・シプトン
音楽: ピエール・ヴァン・ドルマル
出演: ジャレッド・レトー ニモ
サラ・ポーリー エリース
ダイアン・クルーガー アンナ
リン・ダン・ファン ジーン
リス・エヴァンス ニモの父親
ナターシャ・リトル ニモの母親
トビー・レグボ 15歳のニモ
ジュノー・テンプル 15歳のアンナ
クレア・ストーン 15歳のエリース
トマ・バーン 9歳のニモ
オードリー・ジャコミニ 15歳のジーン
ローラ・ブリュマーニュ 9歳のアンナ
アラン・コーデュナー フェルダイム医師
ダニエル・メイズ 若いジャーナリスト
マイケル・ライリー ハリー
ハロルド・マニング テレビの司会
エミリー・ティルソン イヴ
ロリーヌ・スキーアン ジョイス
アンダース・モリス ノア
パスカル・デュケンヌ ヘンリー
ノア・デ・コスタンツォ 5歳のニモ
キアラ・カゼッリ クララ



 「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督作。
西暦2092年。
医学の発達で不老不死の世界。
世界最高齢118歳の人間の老人ニモは、まもなく死を迎えようとしている。
そんなとき、彼のもとに、記者が訪れ
彼の過去を録音したいと申し出る。
語り始めるニモ・・・




感想



舞台は未来社会。主人公のニモは118歳。そして間もなく人生を終えようとしている。
そんなニモが語る過去の話というのが、この映画の大筋。
ただし、この過去が、一筋縄ではいかないもの。
ニモが死んだと思ったら生きていたり、様々な女性と結婚していたりと・・いろんなバージョンの
人生が繰り広げられるわけ。
ポイントとなるのは、選択。
もしあのとき・・こちらを選べば・・・どうなっていたか・・・という
誰もが考えるようなことを実際に形として表してしまっているんだよね。

一体どれが本当なのか・・の
答えは用意されていないの。
各自がニモの本当の人生はいったいどれだったんだろうと思いながらも
一方では、その全てがニモの人生でもあるのだろうと
納得さえしてしまう・・・
決めつけなくてもいいんじゃないのかな・・・って思ってしまう。

それは

ニモがラストで語る
「人生は他のどんなことも起り得ただろう。それらには同等の意味があったはずだ」(テネシー・ウィリアムズ)
言葉があるから。

年老いたニモがいる世界は未来でしょ?
恋もないし、セックスもないし、死ぬこともない・・・
でもニモの語る人生の様々なバージョンには
それらすべてがぎゅうぎゅうに詰まっている・・・

生まれて死ぬまでの間、
様々な出来事が自分を取り巻き、その出来事全て
豊かでもあり、せつなくもあり、悲しくもあり
でも・・振り返ってみると、とっても魅力的なものになっている・・

話を聞く、新聞記者には到底味わえないようなものだと思うの。

そんな人生の奥深かさをしみじみと観たあとに感じる・・・
そんな映画だったんじゃないのかな・・・って
思いました。



と・・・簡単にまとめてしまうと
わざわざ買って何度も観たわりにはということになるので
・・・・・笑
もう少しだけ内容踏みこんで書いちゃおうかな。


ニモの人生の転機は
9歳
両親の離婚で、父親についていくのか、母親についていくのか迫られます。
まず、大きく1と2に分けられます。

1・・母と暮らす場合→アリスと出会う
→アリスに泳げないという→アリスと仲良くなれる・・・①
→アリスにクラスの皆は馬鹿だから泳がないという→アリスは別の人とそ                                          の後結婚②
   
大好きなアリスとの会話の受け答えでも、①、②と、人生は変わってしまうわけです。
①のその後として・・・   →アリスと異父兄妹となる
→親の離婚→アリス別れ、再会?③
→結婚して子供もでき幸せな家庭→ニモ海に落                                              ちて死?④
さらに、アリスと恋をしたとしても必ずしも順調な世界が待ち受けているとは
限らず、③、④の人生もあり・・・ってことになります(ここら辺は不確か)


これと同じように
2・・・・父親と暮らす場合もあります→エリースと出会う
→手紙を渡さない→バイク事故ニモ死?⑤
→手紙を渡す→エリースと結婚⑥
      →エリースに振られジーンと結婚⑦。


父親と暮らす場合は、アリスはニモの前にも出てきません(すれ違うのみ)
そのかわり意中の女性は、エリースとなりますが、こちらはニモの片思い。
エリースは他の人を思っているために、自らの精神が壊れていきます。
また、エリースへ、恋心が届かない場合、
ジーンと結婚という道も発生します。そのかわり、こちらは、気持ち的にはジーン大→ニモ小です。
ニモはエリースを思いながらの結婚ですからね(ちょっとジーンが可哀想)


こうやって、いろいろと枝分かれして
最終的には12通りほどあるようですが、(火星バージョンも入るのでしょうか)
それを整理しても頭が痛くなるのでここまでで・・・・笑
この様々な人生のパターンが順番通りでなく、あっち行ったり、こっちったり、たまには戻ったりと
入り組んだ形で紹介されていくのですが
ごちゃごちゃにならないように、ちゃんと編集されているのはさすが~~~。

工夫としてはこんな感じで・・・
3人の女性たちは
それぞれ赤・・アリス
    青・・エリース
    黄色・・ジーン
と色分け。
わかりやすいです。

ちなみに、アリス★相思相愛
     エリース★ニモの片思い?
     ジーン★ジーンの片思い?と
気持ちの面でも、分かれております。




とはいうものの、
わかりづらい映像もあったり・・するんですよね。

それは、34歳のニモ・・
黒白のチェックベストを着たニモが走り回る世界観・・

同じようなパターンの人がたくさんいる世界ね。
そこでは
別の母親がいて
すでに違う子供(監督の別作品にも出てくる方ね)と生活していたり・・する。



人生の転機は9歳ではあるのだけれど、
この34歳のニモにもなんらかの意味があるんじゃあないのかな・・と思ってしまいます。
34歳以降の記憶がないことだし・・・
118歳のニモがお医者さんに言われて過去を思い出すときも
一旦、34歳のチェックベスト世界に入り込んで
それから大きく過去にさかのぼるからね。
また、あの未来の医者も、私のところに来たとき…と言っていたのが
34歳ぐらいだったようだしね。



この物語は未来世界の118歳のニモが振り変える過去ともとらえることが
できるけれど、
逆に9歳のニモが描いた未来の世界
(選択をしなければすべての可能性が残るといっていた
ニモだからその可能性が映像となった?・・・)
もしくは34歳のニモが描く未来の世界
(15歳のニモは予言ができる、小説も書いていた・・
それにチェックベストの34歳のニモが118歳のニモとテレビ電話で                   話すシーンから考えて)



と、いろんなケースを想像し、
2度目では
ああかも・・・こうかも・・・という
深い鑑賞ができました。


結局、どう感じとっても
かまわないのかもしれませんね。観る人の感性に任せる・・って感じで☆
例えば
自分の人生を振り返って
私だったら・・・って想像しても面白いだろうし・・・
何度も
何度も死んだと思ったら生き変えるような展開を観ながら
世界はひとつでなく
もっと沢山あって、複数の自分が存在しているのかもしれないと・・・想像してもまたよいですしね。

ラストの時間逆回りシーンも
不思議な感覚で観てしまいますよね。
どんなことを感じましたか。
ブラビの映画じゃあないけれど、
戻るっていう
時間感覚もまた、あるかもしれないな・・・って思ったり、
ああやって死んでもまた生き返るなんて場面観ていると
死ぬこと自体、そんな問題でもないように感じてしまうような・・・




いろんな解釈をし、
楽しむことができるのが一番。


ところで
映画でよく出てきた

バタフライ効果・・・・「ほんの些細な出来事の差が、やがて大きな結果の違いをもたらす」


これは、バタフライエフェクトで散々勉強したけれど・・・・笑
この映画でも効果的に使われていて
ますます興味をもってしまいました。



失業中のブラジル人が卵をゆでたから・・・・
→アンナの連絡先が消えてしまった
→アンナとの再会がなくなってしまうという事実に繋がるなんて誰が想像できる?



・・・そう考えると
自分のちょっとした行動ひとつで世界が変わってくるともいえて
恐ろしさを感じたりしますね。



お~~と話がどんどん広がってしまうのでこの辺で。


是非、この映画を見た感想
教えて頂きたいです。



annnano-badi.jpg

↑15歳のニモ。トビー・レグボと
15歳のアンナ ジュノー・テンプル。彼女は「つぐない」の子でしょ?「つぐない」よりもず~~と良い☆

子役ちゃんはみんな可愛かったけど、とくにこの15歳の2人は瑞々しくってお気に入り。
特に男の子。素敵ね☆

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↑こちらは青年のニモね☆
ジャレッド・レトー・・・彼も素敵よ

刑事のまなざし    著  薬丸  岳

刑事のまなざし    著  薬丸  岳




夏目刑事が扱う
7編の事件。




感想


薬丸さんの短編集です。長編のイメージが強いのですが短編もさすがに
上手いです。しかし、どれもかなり重めの事件ばかりですので
読んでいて、どんより・・・してしまいます。
実際、殺人事件というものは気持ちがいいものではないのはわかりますが・・・。
やるせない気分になってしまうんですよね。



「オムライス」・・・内縁の夫が殺された。台所にはオムライス。
          犯人は息子なのか?
「黒い履歴」・・・クレーンゲームを得意とする男。そして彼の姉。
過去の罪のために男はなかなか就職できずにいた。そこに起った殺人事件。
         被害者は、姉の子供の友達の父親だった。
「ハートレス」・・・ホームレスたちを巻き込んだ事件。
「傷痕」・・登校拒否を続ける女子高校生。きっかけは痴漢事件だった。
「プライド」・・女性はボクシングジムにかよっていた。強くなるために。
        被疑者と加害者には誰にも言えない秘密があった。
「休日」・・夏目は大学の同級生に息子の相談を受ける。息子は犯罪に手を染めているのではないか?
「刑事のまなざし」・・夏目の娘を襲った通り魔事件。犯人がついに判明する。




全部で7編。全部の物語に絡んでくるのが夏目刑事です。
夏目刑事には過去があります。もともと刑事だったのではないのです。
自分の身内を襲った事件。そのために刑事に転職したのでした。
犯人を捕まえるため…復讐したい・・・そんな単純な気持ちだけではないのかもしれません。
普通の感情ではなかなか刑事という職業を全うできないと思います。
毎日、毎日、気持ちが塞ぐような事件ばかりに遭遇するわけですし、
被害者とも当然接して行かなくてはいけないのですから・・・。
自分と同じような被害者と接するんですよ。
できないですよね・・・・・・普通は。
そんな夏目刑事の葛藤ですが
わりと抑え気味。もっと感情的になってもいいんじゃないのかな・・・と思うくらい
冷静でした。それは年月がたってしまったということもあるのでしょうか。
でも、目の前にいるのは、
事件の後遺症を抱えている自分の娘なわけですよね。やるせない気持ちばかりです。
最後の
「刑事のまなざし」で、夏目刑事の娘を襲った犯人が判明するわけですが・・・
やっぱり、加害者には同情できません。
どんな事情があろうと・・・・やっぱり、許すことはできないだろうな…・・自分だったら。



7編の中では
最初の「オムライス」が一番後味が悪かったです。
そういうことか・・・・という事実が判明してからの
どんより感が・・・はんぱなくすごい。
こんなことあっていいの?と。。。問いかけたくなりました。


また
「黒い履歴」で描かれる性犯罪。
これもまた
気分的にどんより・・・。



犯罪のない
世の中になって欲しいと願わずにはいられません。


keijinomanazashi.jpg

ロスト・アイズ  

ロスト・アイズ   (2010  スペイン)


LOS OJOS DE JULIA
JULIA’S EYES


監督: ギリェム・モラレス
製作: ギレルモ・デル・トロ
ホアキン・パドロ
マル・タルガローナ
脚本: ギリェム・モラレス
オリオル・パウロ
撮影: オスカル・ファウラ
編集: ホアン・マネル・ビラセカ
音楽: フェルナンド・ベラスケス
出演: ベレン・ルエダ フリア/サラ
ルイス・オマール イサク
パブロ・デルキ イバン
フランセスク・オレーリャ
ジョアン・ダルマウ
ボリス・ルイス
フリア・グティエレス・カバ


 先天的な眼の病気で徐々に視力を失う運命にある女性、フリア。
ある日、
同じ病に侵され、最近角膜手術をうけたばかりの
姉、サラが、自殺したという報告を受ける。
その死に不審なものを感じるフリア。
フリアは捜査を始めるが
自分の目の視力はどんどん失われていく・・・






感想


 ギレルモ・デル・トロ製作ということで
期待した部分があったんだけど、そんなでもなかったかも。
「パンズ・ラビリンス」や「永遠の子供たち」はちょっとダークファンタジーの色合いがあって
その非現実的な部分が私的には見どころでもあったのよ。
今回もだよね・・・・と当然のように思っていたら
そうでなかったから・・・・・。
さらに、いくつかのエピソードの中で消化不良のものもあって
すっきり感がなかったの。
(特に、隣人の親子ね。
後半で姿が現れたけど
お父さんは、なにやらイヤラシイおやじみたいな描かれ方だし、
娘は、フリアに重要なこと知らせるだけ知らせたあと
あんな残忍な殺され方をして終わりだなんて・・・
存在意義、薄かった・・・・)
(あと、隣人のおばあさんね。あのおばあさんと息子の関係も
もっとわかりやすくしてほしかったな・・・、
説明だけでなく、過去を具体的にもっと知りたいところ・・・)



なにより
夫の愛情が私にはうん?って感じでした。
あの行為は
どうなんだろう・・・。
双子の姉とは
結局、お付き合いしていたんだよね?
もっと妻を愛しているという部分が
言葉だけでなく形としてあれば、私も違ったふうにみたかもしれないのに。
君の瞳に宇宙が見えるっていう言葉・・・・は
ちょっと甘すぎないかい・・
ここを素直に見ることができれば
たぶん、ラスト感動できるのではないかと
思います。
私は感動はなかったかも・・。



目が見えなくなって恐怖を感じるって言うのは
以前タイの映画だっけ?
ホラー映画であったような気がして
どうもそのイメージが頭を横切ってしまった。

彼女たちだけ
見える人がいるのかと思っていたら
人間としてはちゃんと存在している
犯人でした・・・


世間一般では存在として薄いと思われているけど、
目の見えない人にとっては自分はものすごい存在価値があると思い込んでいる
屈折した男

そういうゆがんだ動機っていうのは
わからなくはないけど・・・。
あの男のお母さんは
そんな彼のために目の見えないふりをしていたってことでしょ?
じゃあ、そもそも
親が甘やかすから
あんな屈折した男に育ってしまったんだよ。


次第に目が見えなくなる
恐怖とか
取ってはいけない包帯を取ってしまったことから
うすぼんやりしか見えないときの様子とか
見ているこちらもフリア目線になることができたのは
面白かったけど。
顔が見えないとなると、
傍にいる人の存在もはっきりみせず、とくに顔だけ、カメラでは写さないのよね・・



目の前すれすれに刃物を突き刺すとか
目の中に注射するとか・・
気持ち悪いのは
ちょこっとだけあったけど
全体的には
サスペンスミステリーで
ホラーとはすこし違うかもという作品でした。
(お屋敷の様子とか・・は好みでした・・)


サスペンスと思ってみれば
わりと、いいかも。

なにせ
これ
レンタルしたとき、お店の宣伝文句が
レックを越えるほどの恐怖・・・っていうのよね。
だから、ものすごい怖いものを期待してしまった・・・
それが失敗かも。
まっさらの気持ちだったらまた違った感想になるかもね。


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みみこ

  • Author:みみこ
  • レイフ・ファインズ好き
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