ちょっとお話 2005年02月
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五線譜のラブレター

五線譜のラブレター

先週観てきました。
以下感想です。

ミュージカルや映画音楽の歌曲を作詞作曲した天才作曲家コール・ポーターと妻リンダの愛の物語。
これは、実在の人物の半生を、ミュージカル仕立てで描いた作品です。
彼の音楽が使われるいくつかのミュージカルも楽しむこともできます。
劇中劇としてみせてくれるミュージカルの他に、ドラマ部分でも、歌が入りこみますが、
普通のセリフも、バランスよくありますので、
前回のオペラ座~のように、すべてが歌ばかりだよ・・・笑ということがない分、ミュージカルお嫌いな人でも平気かも・・・笑
 あ・・・でも、突然歌は歌いだしますけど・・笑
そもそも、ミュージカルで、心理描写の必要な複雑な物語を描くのは無理な話ですよね。音楽的な要素も重要視
しなくてはならないないからですよね。 
ですから、簡潔なストーリーの方が、娯楽性に徹していて、内容にも歌にも満足感得ることの方が多いと思います。
なんたって、内容追求しようにも、それ以上がないからね・・・・・笑
そういう意味では、この映画でのストーリーの部分は、普通のドラマとしては物足りなさを感じるとは思います。
まあ、欲をいっては仕方がありませんが、オペラ座に比べれば、充分ドラマ性はあったと思います。
また実話というのも、重みを感じていいですよね。
主人公の人生は、波乱万丈です。
ポーターは、才能あふれる作曲家。一目ぼれした離婚歴のある女性リンダと、ホテル・リッツで豪華な結婚式をあげたあと、
2人は、ヴェネチアに移り、新婚生活をスタートさせます。
まあ・・ここまでは、惹かれるもの同士の運命的な出会いとして、納得できますが、そのあと、
ポールは、作曲活動のスランプを、バレエ・ダンサー(男)との情事で乗り切ろうとします。
そうなんですよ・・・・・ポールって、バイだったのですよ・・・・あらまあ。。。。
「僕は欲張りなもので一つの性だけでは満足はしないって.。。。。」って・・まあ。
しかし、そんな彼を「 いえ、いえ、あなたを全て理解しているから、いいのよ。
あなたの才能を愛しているから、私はあたなの夢をかなえるのに努力を惜しまないわ・・・・」と、気に病むこともなく、一緒に
歩むことを決心するリンダ。この2人の関係は、一般人には到底理解できないものですが、当人同士の間では、うまく
保っていけるのですよ。  歌声、踊りに魅力されて、深く考えることを忘れてしまいがちですが、これって、実は
すごいことでしょう。よくよく考えれば、なんて自由気ままな男性だわと思うのですが、この映画を観る限りでは
 そんな行動をしてしまうコールを、憎めないのが、不思議。
ケビンの魅力もあるのですが、ソフトでダンディーで、エレガントで紳士的な男性からか、そんなこと関係ないじゃないって思わせるところが多少なりともあるのですよね。
 実はそういう夫をもつ妻の心情って、予想以上に、複雑なものだと思うのですよね。  割り切っていても、どこか寂しい気持ちも当然あると思うのです。
 映画でも随所に垣間見られますが、すぐ、歌の場面に移りますからね。 深刻さが伝わってこないところはあります・・・・・。
 でも、このポールさんは、けっして奥さんを粗末にしているわけではないのですよ。
 彼女を妻として、大切にしているし、きちんと愛を注いでいるのですよね。
 彼が生み出した音楽は、全てがそうだったとはいえませんが、奥さんリンダを思ってこそのメロディーだったようです。
 彼女がいなくては生まれなかっただろう・・・音楽。  彼の作曲家への成功への道は、奥さんのサポートがなければ
歩んでいけなかっただろうと思いますね。   
特別出演として・・ナタリー・コール、エルヴィス・コステロ、シェリル・クロウなどが、その歌声を披露してくれます。
ケビン・クラインはあくまでも、作曲家という立場を貫き、ピアノの弾き語りなどを中心にして、歌や踊りは控えめな感じで
披露してくれます。奥さんのリンダ役のアシュレイ・ジャッドもそうですね。
ミュージカルの部分は専門家、ドラマ部分は、俳優人で引き締めるという感じで、演技的な面ではいいバランスだと思いますよ。
1920年代の社交界での暮らしぶりがよくわかり、
目の保養になりました。 アシュレイがこれまた、素敵。様々な衣装を着こなしてくれますが、とってもお似合いで、上品な
奥様の雰囲気が最高でしたよ。  彼女は、ケビンとともに、晩年まで演じるのですが、老けた演技もお上手でね。
メイクのせいかどこかわかりませんが、完璧おばあちゃん・・・。いや~~~、泣かさせてもらいました。
なんだかんだいっても、どんな夫婦であれ、晩年の幸せそうな姿をみると、なぜか、涙がでます・。
これまた、いい関係なんだよね・・。
 前半は、ミュージカル性が高くて、後半はドラマ性が高いという感じかな。是非是非、、最後まで観てくださいな・・

ところで、この映画、つくり的には、晩年のポールが、友人の男(演出家?)とともに、自分の生涯をショーという形で観る・・・という構成になっています。
 ですから、ときどき、老人ポールがでてきて、解説なんぞをしてくれるのです。ここでは俺はこう思っていたんだと
DVDの監督コメンタリーのような感じ。これは、好みにもよるのですが、多少うるさいです・・・・笑
          
自分の半生を老いた自分自身が観るという形にするのなら、最初の導入部分だけとして、途中からちょこちょこ
出てこなくてともいいのに・・・・と思ってしまいました。
        
歌はあまり知っているのがなくて残念でしたが、ラスト近くポーターが奥さんに歌ってあげる
「ソー・イン・ラブ」が一番のお気に入りでした。
これ日曜洋画劇場の終りの曲なんですってね。
そういえば・・・・。鑑賞後も口ずさみたくなるのよね。
奥さんのリンダが公演の成功のたびに渡すプレゼントも、愛情を感じさせてなかなか良かったです。
なにより、自分のために歌を歌ってくれる男性を、私にもくださいな・・・・って思います(爆笑)


ところで・・・・ケビン・クラインの「卒業の朝」もみたいと
思っているのですが、まだ新作扱いなんですよね。お薦めされているので是非チェックしたいですね。
旧作に落ちるまでは首を長くして待ちます・
昔、89年ね、フィービー・ケイツがケビン・クラインと結婚
したとき、どうして~と思いました。ずいぶん年齢差があったからね。フィービーちゃん、好きだったし・・。
でも、今の彼って年齢を重ねて、より魅力的になってきていますよね。やっぱり、先見の目があったのかしらと
今さらながら、思いますわ・・・

ドリーマーズ・・欲しいDVD

25日発売の映画「ドリーマーズ」予約はしたものの、まだ入荷されていないらしい。もともと入る予定のなかった作品だったからなあ~。行きつけのお店の割引券があるので、頼んだわけだけれど
時間がかかるのは、難点ですね。
・・・劇場鑑賞時の感想はこちら・・
http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/rikaidekinai3.htm#dori-ma-zu

 
DVD購入するのは、マイケル・ビット ミュージックビデオ「HEY JOE」と監督コメンタリーが観たいから。
ちなみに、この映画・・・サントラも購入しました。
音楽はいいよ~~~~~~。内容は好き嫌い分かれると思いますし、私もけっして評価している内容ではないのですが、
とにかく、映像と音楽が好みなので、手元に置きたいと
思っているんですよね。早く来てよ・・。

そして、来月にも欲しいDVDがあるのですよ・・・笑

トレインスポティングDTSスペシャル・エディション。
 これの特典もまた凄いのですよね・・。
レンタル一回しか観ていないので、もう一度、見直してみたい
のよね。細いユアンを手元におきたいし。

 クライング・ゲームDTSスペシャル・エディション。
これも好きですね。これはビデオ保存版をもっているのですが
今回監督コメンタリーともうひとつのエンディングが気に
なります・

  ともに来月11日発売です。
しばし・・・・悩みます・・・。
悩んでいるかたっていますかね・・・笑

ボビー・フィッシャーを探して

以前、お友達のサイトさんでいい映画だったよ~~~と
聞いていた作品です。
題名どおり・・探しました・・・笑D111350098.jpg

ボビー・フィッシャーを探して・・(1993  アメリカ)

感想
かつて、アメリカには、天才プレーヤー、ボビー・フィッシャーという人がいたそうです。数々の輝かしい優勝記録を
打ち出していたのですが、ある日突然、失踪してしまったとか。(今は所在がわかっているみたいですけどね)
映画は、その人物を思い起こさせるような新たな才能が発掘させられ、どう育てられていったのかということが描かれた作品です。素晴らしいチェスの才能をもつ7歳の少年・ジョシュ。
天才ゆえの悩み、彼をめぐる・・両親、コーチそれぞれの思惑、大会に出る前から入り浸っていた公園でのチェス仲間たちとの ふれあいが、地味ながら丁寧に綴られていきます。       映画の中には、ボビー・フィッシャーの生い立ちが当時の映像をつかって、織り込まれています。なぜ・・・彼は輝かしい栄光を捨てて突然失踪してしまったのか・・・ということが(答えを出すまではいかないまでも)この物語の主人公の姿をみていくと、多少なりとも理解できるようになっていますね。
自分の子どもに才能があったらどうするだろう・・。たぶん、この親(どちらかというと父親のほうが積極的)
と同じように、よりよい環境へ・・よい指導者へ・・・とその才能を伸ばしてあげようとすると思います。
才能があるかないかわからなくても、過剰な英才教育をする人は多いですからね。
でも、それがかえって子どもの心を苦しめ、追い詰めてしまうこともあるのだと、この映画を観て再確認しましたね。
そもそもジョシュは、チェスを遊びの範囲で楽しんでいたようです。公園で賭けチェスすることも、そこの人物達と関わることに喜びを感じていたのだろうし、その場の雰囲気に親しみをもっていたのだと思います。それが・・・知らず知らずのうち、
親やコーチたちの、期待や、夢までも、背負ってしまう、競技としてのチェスの世界に引きづりこまれてしまった・・・・のですよね。勝ち進むことで、父親の喜ぶ顔がみられ、愛情を得られ続けるときっと思っていたのでしょうね。だから、一生懸命頑張っていた・・・そう思うと、いじらしい子どもの姿に、胸が熱くなりました。もちろん、母親はそんな子どもの心を充分理解していたので、あまり追い詰めないで~~~みたいなことを、随所、随所でいってくれるのですが、父親のほうは、なかなか気づかないのです。コーチにしても、自分の夢をもう一度みたいなところがあるから、指導に邪魔になる、公園での賭けチェスは辞めて欲しいてほしいなどと、言い出すのでしょうね。周りの人のエゴのほうが、強くなるにしたがって、彼が可哀想でしかたががありませんでした。初めて負けたときに父親はジョシュを攻め立てるばかり。負けるはずがないのに何故だってね。そんなとき、「なぜ、パパはぼくから離れているの?」っていったジョシュの言葉にちょっとウルウルしました。失敗や、挫折を味わった時に、攻め立てるのはよくないのだよね。よくやったね・・・って、温かい言葉をかけてあげるほうがずっとずっと大切なんだなって、子どもを育てている身には、痛い場面でしたよ。親が子ども傷つけてはいけないよね。チェス映画なので、競技場面はたくさん出ています。時計を使って、タイムを計りながらの闘いぶりは迫力がありますね。ルールーはよくわからないのですが、わからないなりにも、その場の緊迫した空気は感じられるので充分楽しむことができます。 見所は、ラストの強敵とのチェス試合でしょうね。そしてジョシュのとった行動には、色々と考えるべきものがありました。勝負にこだわることも大切ですが、試合をするのは人間同士。まずは、気持ちよく闘いたいなって思いましたね。
ベン・キングズレーをはじめ、フィッシュバーン、ローラ・リニー(先生役)など、脇は豪華な面々です。
前半は、やや面白みにかけるのですが、後半から盛り返しますので、機会があれば、是非どうぞ。

ところで・・・ボビー・フィッシャーにまつわり記事ではこんなものをみつけました。有名な方なのですね。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004071601001374



また・・・チェス映画で、こんなものも以前観ました。
愛のエチュード・・・
感想はこちら→。http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/fuufukann-eiga.htm#aino

ラブ・ストーリーなので、上の映画とはまたタイプが違うのですがチェスの天才ということでは同じですね。

チェスっていうと、他に、華麗なる賭けでも、名場面に使われていますし、ハリポターの一作目にも出てきますよね、
映画で探してみるのも面白いですよね

呪怨 と  回路

呪怨  (2002)

リメイクされたハリウッド版ではなく、オリジナル劇場版。
奥菜恵のヤツです。
この間テレビで放映されていたものを録画してやっとこさ、
観ました。
これ、色んな人が主人公の映画なんですね。
こんな構成になっているとは知らなかったです・・
てっきり、奥菜ちゃんが、主人公で最後まで、恐がり逃げ惑うのかと思っていました。
さらに時間軸をいじっているのですね。どんどん怨念が連鎖していくっという具合に。なるほど・・・凝ったつくりなんですね。

怨念をかもし出す霊は、伽椰子と俊雄くんですが、どうして殺されたのかどういう経緯があるのかというのは一切語られないのですね。冒頭に殺戮シーンがあるものの、それだけ。
あとは、霊として登場するのみ。だけど、これが最初から
ガンガン攻め立てるので、たぶん、これが恐いのだと思います。
明らかに見える霊ですからね。
ただ・・・あまりにも、予備知識が多かったもので、ものすごく
恐いっていう感じにはならなかったな~。だって、印象深い場面は、公開時に、ほとんどテレビで流れていたし、結構、
お笑いとしても扱われていた部分ありましたよね。
あの白塗りの俊雄ちゃん。だから、あ・・あの場面か・・こうやって使われているんだって・・一歩、ひいてみてしまったところがあるのですよね。それが残念でした。公開時にすぐ観たら
たぶん、もっと恐かっただろうな~って思います。
これ・・ビデオ版の方が恐いっていう噂ですよね。
でも借りないと思います・・笑  とくに好きっていう映画でも
ないしね。
 そうですね・・気に入った場面は、伊東美咲ちゃんがエレベータに乗ったときに、映る俊雄かな・・笑  ウォーリーを探せみたいに、ここにいるよ・・いる・・!!って大騒ぎできそうですよね。あと、女子高生がゾンビ化して迫ってくるっていうのも、
いかにも演技です~~~って感じで可笑しかった・・・ですね。
あ・・笑う場面じゃあないか。でもはってでてくる伽椰子は
気持ち悪かったですね。あの音がやはり注目する部分なのかしら。からだ硬いんじゃあないのって思っちゃいました。
昼間から観ていたので、そんなでもなかったのかもしれませんが夜一人だと、やっぱり恐いかなって思いましたね。
津田寛治さんも出ていて、ちょっとうれしかったり。模倣犯のとき印象的だったから記憶に残っていたのよね。
あと・・刑事の遠山さん、彼の奥さん。。メチャメチャ
やつれていましたね。ああならないように、身だしなみには気をつけようと思いましたね。
ハリウッド版はどんな感じですかね。
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続いて  回路

これは正月にテレビ放映されていたのですが、
感想UPできずにいた作品なんです。
だって・・・わからないんですもの・・・・笑
実は映画公開時の予告編が、とっても気に入っていたのですよ。
誰かが飛び降りるシーンが挿入されていて、非常にインパクト
あったのですよね。インターネットがらみの霊というのも
新たなホラーを予感して期待感高まっていましたしね。
でも蓋を開ければ・・・話の流れにイマイチのれなかったのですよね。小雪ちゃんは可愛いし、加藤君も嫌いじゃあないのだけれどなにせ、消えちゃうのがわけわからなくてね・・・笑
さらに、ラストは、かなり突拍子もない展開になっていくのですよね。スケールが大きいというかなんというか。
役所さんの役割も理解しがたかったし。ラストの音楽だけは
良かったという印象です。
暇があれば。。。いつか再見してみたいですけどね。
暇が無いので・・たぶん見ないかも~~笑

手作り品・・

映画、本中心のブログですが、今回はちょっと違う話題で。
なんだかみみこさんて・・映画ばかりみていて、
家事していないんじゃあないの・・?っていう声も上がってきそうなので(誰が言っているのかいな・・笑)
私の手作り品を恥ずかしながら、お見せしま~~~す。
最近作ったものっていうわけじゃあ・・ないんですが、
こういったこともしています・・・ということで・・笑

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↑こちらはパッチのクッションです。真ん中には、小野みきさんの可愛い~~♪イラスト布・・。ハート飾りで作ってみま
した。これは色違いで、2つ作ってリビングクッションとしています。よく見るとものすごく下手なので、遠くからみてくださいね。
さらにクッション下にいるのは、おなじみトトロとかおなしです。特に意味はありません・・・笑。映画公開時に子どもの為にたくさん作ったのです~~~♪ マスコット作りはとっても好き、
小学生の時、大高輝美に嵌っていましたからね~~。

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↑こちらはエコクラフトで作った小物入れです。
バッグもいくつかもっているのですが、小物入れのほうが
作りやすいので、お部屋のあちこちにあります。
材料を巻きで購入しているので、まめに作っていかないとね。
DVD収納BOXとして活用しています。
お気に入りの作品はあるかな?

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↑最後はこちら・・。子どもの習い事用バックです。
これも小野みきさんのイラスト・・。
ピアノ教室専用です。簡単なものばかりで
はずかしい~~~って感じですけど、まあ・・・ボチボチ
生活を楽しんでおります・・・笑


あ・・・批判は勘弁ね~~。

ブエノスアイレス摂氏零度

「ブエノスアイレス摂氏零度」

ウォン・カーウァイの作品、「ブエノスアイレス」。
その撮影時でのエピソード、未公開シーン、インタビュー
などを盛り込んだドキメンタリータッチのDVDです。

久しぶりに、ブエノスの世界に浸ることができました。
このDVDは、本編ではカットされたいくつかの物語が
断片的に挿入されています。
とくにトニーに関するものが多かったかな。本編では女性の影は
一切見られなかったのですが、ここでは、トニーと関係が
あったであろう女性も出てきます。
一切カットしてしまったとは、出演者も残念であったでしょうが、これ以上複雑になってしまったら、理解しがたいお話に
なってしまったでしょうね。
しかし、トニーのレスリーへの愛情がどんなものだったかが
このDVDを観ることでさらに確認できますね。

レスリーの秘蔵映像もあります。お誕生日を祝うシーン。
撮影中にお誕生日を迎えた彼を、皆がケーキをもって祝って
くれるのですが、素顔の彼を垣間見れて良かったと思います。
タンゴシーンの練習風景も印象的。
ステップを覚え、演技を指導されているレスリーの、一生懸命
な姿に感動すら覚えますよ。

インタビューはトニー。何故か、ぼうず頭で答えていましたが
撮影時のつらさ?を語っていましたね。特に脚本もなく、
どんどんとその場で撮影していく監督さんの色がありますよね。
撮影も思った以上に長引き、何日も撮りが無い日が続いた
そうです。帰りたい・・帰りたい・・・て思ったんですって。
私なら、撮影隊に入れないわね。そんな過酷な日程では。
レスリーがコンサートのために帰国してしまって、一旦中止したというのも、初めて知りましたよ。本当に大変だったのね・・。

イグアスの滝・・も再び観れますよ。
音楽もあの有名な音楽が流れ、もう一度本編を見直してみたい
気持ちになります。
一応・・・保存ビデオあるんですけどね・・・笑

本編を観ている人は、是非とも一度はチェックして欲しい
DVDだったと思いました。

ブエノスの私の感想はこちらhttp://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/rikaidekinai3.htm#buenosuairesu20050218064050.jpg

Ray

レディースデイ、「Ray」を観てきました。
某TOHO・・映画館。
チケット購入時に席が指定されるので、いいですね~~。
しかし、地震の影響でダイヤが大幅に乱れていました。
定時に帰れるか心配だったよ~~泣。

で・・Rayですが、評判どおり、よく出来た伝記映画でした。
彼の人となりがよくわかる映画ですね。
これは彼の音楽や、人間的な魅力を理解していた人の
方がより楽しめると思います。私は、あまり音楽のことが
よくわからなく、彼についてもあまり思い入れがないのですよ。もちろん、有名な曲は2,3知っていましたが、聞いた事があるわ・・ぐらいですからね。そういった人間の感想と思って
理解してくださいませ。
以下・・・HPにUPしたものを、抜粋して載せます。

感想 やっぱり、これは彼の音楽に関心がある人の方が、より、楽しめる映画だと思います。映画全般において、彼の生み出した音楽が流れ、それをなぞるかのように人生が語られるわけですからね。あの歌の背景にはこんな逸話があったのだ・・・とか、ああいった状況の中で、この歌が生まれたのだということが
知識として得られるわけですよ。これはありがたいことですよね。素人の私なんかが観ていても、愛人マージと口げんか
している中で、一曲生み出してしまったなんてエピソードを知ると、「おお~~~私生活をも音楽に取り入れるのか・・」と
天才人の技の凄さをひしひしと感じてしまいましたよ・・笑。 愛人も一緒になって歌っていたりして・・、す・すごいと感心。
やはり才能に惹かれていたのでしょうね。
この映画は、スターとして輝かしい位置にいた彼の姿だけでなく、裏の部分・・陰の部分・・素顔をもクローズアップして
描かれています。
偉大な業績を残した人といえども、一人の人間、男としてはこんな姿もあったのだよということを包み隠さず描いていると
いうことが、高評価できると思うのです。うそ臭くないでしょ。人生綺麗ごとだけじゃあないって思えるし、
よりその人物を身近に感じることにもなりますからね。
正直、晩年の優しいイメージの彼(そのくらいは・・知っています笑)しか、知らなかった私としては
驚きました。女性としてはね・・・ああいった、取っ替え、ひっかえの、女性選びは、ムムム~~~とするし(しかし、腕だけで
女性の質がわかるとはさすがだ・・・)、好奇心からといえども
クスリに手を出すのはどうか・・・と思いはしますけどね。 クスリに関しては、更生施設にも入ったわけですから、自分の中で
反省材料としてとらえている部分はあるものの・・・女性遊びの方は、これはもう・・彼の性質?みたいなものでしょ。
よく女は芸の肥やし(音楽は芸じゃあないか・・。でもなんらかの影響力はあったのだろうね・・・ああいった情熱も才能を
豊かにする要因になるでしょ・・)なんて言葉もあるけれど、そんな感じなのかな・・。(肥やしにされたらたまらんけど・・・笑)そうそう、コーラスガールで雇っていた3人娘のうちの一人なんて、女にダラシナイ彼をみて、怒り爆発させていたものね。
ああいった些細な描写も取り入れているなんてね・・感心!!あそこある意味観客の反応でもあるよね.
話を前に戻しますが、クスリの部分。
中毒になっていることにたいして、まわりが傍観していた
部分があるでしょ。罪になっても弁護士を使ってどうにかこうにかと・・。音楽がいいからいいや~~みたいな考えはどうかと
思ったことも確かですね。やはり周りにも責任がって思います。

偉大な人物は平凡な人生を歩みません・・というのが、定番になっていますからね。またその手の人生を
観てしまったわという感じでした。
そんな生き方をしている彼を、許し、包み込める奥さんは、愛されているという自信があったとしても、出来たお人だ・・と
思ってしまいます。
奥さん以上に、すばらしいと思えたのは、母親。彼の成功は母親があってこそ・・・・といっても過言ではありませんよね。
フラッシュバックで、幼少の思い出が挿入されているのですが、この母親が登場してくると、何故か涙目になってしまう私。
この映画では一番の感動でしたね。
できません・・・・できません・・・あんなに強く子どもを育てることなんて。
「盲目だからなんていわせないで・・」「自分の足で立つことを覚えなさい」って、理屈ではわかっていても
ああいった状況の子どもにどれほどのことが自分にできるかと自問してしまいました。賞賛すべき人だと思いました。
もちろん、彼だってつらかったはず。映画では、すでに世渡りの知識を得て登場してくるわけですが(騙されないように知恵を
蓄えている)そこに行き着くためには、並ならぬ努力があったことと思います。黒人ということで人種差別だって、大きな
壁になっていたことでしょう。       
そういった部分はあまり描かれていなかったのですが、 利点も欠点もすべて・・・持ち合わせているそれがレイ・・・だという
人間像は充分こちらに伝わってきました。
主演のジェイミーフォックスの熱演もあって、伝記映画としては上出来の作品に仕上がっていたと思います。
音楽も盛りだくさんなので、耳からも楽しむことができる作品ですよね・・。

「パイラン」・・・・チェ・ミンシク♪

先日放映されていた「パイラン」を観ました。

感想はこちら・・http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/mimidori/

さて・・この映画は浅田次郎さんの原作。
たぶん、原作もいいのでしょうね。映画ではどの程度変えているのかわからないのですが、主演2人の演技がとても良かったので最後まで楽しめました。ちょっとヤクザの世界が強すぎたかなって思う部分はありましたけど。特に前半ね。
ミンシクさんの演技は嵌りに嵌って良かったですよね。
前半のパチンコ屋でのいちゃもんつける場面なんて、
オールドでの冒頭・・・酔っ払いイメージと被りませんでしたか。
ダメ中年ぶり・・・。でも、根は優しそう・・て感じ。

 オールドでの演技に惚れた人も多いはずですよね。
ダサくてどうしようもない役から、渋くて、男臭い役まで演じられるのは魅力的だと思います。こういった2面性をもっているということは、演技の幅があるっていうことなのかしらね。
だって、ダメオヤジ役なんて本当に、その他一般の中年おじさん
そのものじゃあ・・なかったですか・・笑

ちなみに・・・シュリ・・この間地上波で放映されていましたね。
実は、前に観た時は、ほとんど彼の存在を意識していなかったのですよ。その当時、主演2人の方が、話題だったし、知識も少なかったものですからね。
だから、再見したときは、ミンシクさん中心に、じっくり~~
観ましたね。う~~~ん、燃える男って感じでカッコイイ。

で・・ブラザー・フッド。オールド
公開前に劇場で観たものですから、彼の存在をチェックするのを忘れていました。予備知識なく観にいったので、そこまで
気がつかなかったよ・・。ドンゴンに圧倒されちゃっていたからね・・笑


続いて、オールドだったけれど、それはもうインパクとありで
ここでは感想述べません・・。語ると長いし・・

ハッピーエンド・・・これも彼目当てで,観ましたね。
家庭内サスペンスって感じで、好みは分かれると思いますが、
これまた、さえない中年男で、妻を寝取られる役でした。
だけど・・・・やるときはやる・・笑って感じでしたね・・。

これからも、色んな役を演じると思いますので、
またチェックしていきたいと思います。
ちなみに・・・↑にあげた映画の感想は、HP上にUPしております・・・。20050215103204.jpg

今日はバレンタイン・・「チョコレート革命」

今日はバレンタイン・・。
手作りのチョコ、市販のチョコと飛び交っているのでしょうか。うちも・・・これから準備しますわ・・(遅いって・・)

で・・バレンタイン=チョコレートにまつわる本のお話。

ふと思い出したのが、97年ごろだったかな・・話題になった
俵 万智 さんの「チョコレート革命」。
チョコレートそのものズバリの題名がついていたので
取り上げてみましたが、ほとんどが不倫を題材にした短歌集なので読む人は限られているのかな。。どうなのかな。
やはり「サラダ記念日」の方が、一般受けするのでしょうか。

 <男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす>

ここから引用されている題名ですよね。
女性側の気持ちが良く表れている短歌で、これはもう
経験している人にとっては、痛いほどわかるわ・・・ていう内容であり、逆にされている側にとっては、憤慨したくなる内容とも
いえますよね。どちらの立場でもなかった私ですが・・
読みましたね。一応、話題作は目を通す主義なので、ざざざ~~と。 恋する女心かな・・そういうものを、あれだけの文章に
収めているなんてすごいわ・・・と思ったものでした。
長い文章にすると、リアルすぎてちょっと・・・というような
題材も、短歌にすると、ほどほどのエロチズムですむので
なかなか画期的な表現なのね・・と感心したりもしましたね。
背景、情景を考えると、結構大胆な内容なんですけどね。

 ところで・・・この短歌をもとにしたドラマがNHKで放映されていたのをご存知ですか。
その名も、「チョコレート革命」そのものだったような・・気が。
だいぶ前なので記憶も定かではありませんが、
主演は葉月里緒菜と緒方拳です・・。
緒方拳は・・・確か優秀な外科医。
里緒菜ちゃんは古本屋に勤めていたのかな~。
お父さんの手術の関係で病院を訪れた時、その担当医が
拳さんで・・・色々な偶然から出会って恋に落ちるという
バリバリの不倫ものでした・・・・笑

妻に内緒で旅行に行ってしまったり、携帯電話でこそこそ連絡取り合ったり、これまた、絵に描いたような不倫なんですけど、
面白かった・・・(オイオイ)
ところどころに、万智さんの短歌が挿入されるんですよ。
例えば・・拳さんが、車で迎えにくると・・・
 「濃紺の車すべらせ逢いにくる 海より蒼い時間を連れて」
な~~んて、短歌が挿入されて、彼女の心境を語るような形に
なっているのですよ。(よく覚えているじゃん・・笑)
結構丁寧に作られていて、里緒菜ちゃんも揺れる女心をうまく
表現していたな・・・って思っているんですけれどね。
最後は・・・拳さん可哀想・・・ていう結末でした。

ところで、拳さんは医者役でしたが、医者との出会いって・・
これはちょっと現実離れしすぎかな・・・。
とにもかくにも、あの時代は(97年ごろは)は、世の流れが
不倫ブームだったのかもしれませんね・・。

今日はバレンタイン・。本当に好きな人に
素敵なチョコをプレゼントしましょうね。。。♪

三連休

三連休といってもとくに予定なしですね。
いつも・・どおりです。
今年は花粉がひどいということで、
家のものも鼻をずるずるしだして、お出かけどころではないらしいのです。
で・・・恒例。。本屋めぐり。
予定がないときは、本屋に行きます・・。
学研の科学をゲット・・。これは時々ですが購入しております。
子が・・・ですね。。
私はブラブラ見学~
アレックス・シアラーの新刊が出ていましたね。
スノードーム。表紙はとっても素敵・・・ですが、内容は
不明・・。面白いのでしょうか。図書館に入った頃にでも
手を出してみるとします。
文庫本・・・オールド・ボーイの小説本が目につきましたね。
公開前から出ていたのでしょうね。著者の大石圭さんて
ホラー書く人ですよね。傍にはものすごいタイトルの
本が並んでいてちょっとビックリ・・(湘南人肉医だっけ。
ものすごいね~~~笑)
このオールドの小説版、映画を観ていることもあってちょと
興味があリ・・パラパラと。
ほ~~~~ラストは、こんな風に仕上げているのね・・・
と、これまた驚き。映画とは違っていますね。
結構・・・後味悪そう・・・・。


今日は一本映画を観ることができばいいかな~~~と
思っています。
そうそう、金曜日の虎ノ門の某監督の映画評論コーナー。
ものすごかったね・・・。毒舌と言われているだけのことは
ありますね。色んな見方があるものだと・・深夜にしみじみ
思ってしまいました・・・オールドの評価は監督・・いいんだけどね~~

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード

 著  ダン・ブラウン

ルーヴル美術館長が死体で発見される。その夜館長と会う約束になっていたハーヴァード大教授ラングドン。
死体に残されたメッセージに彼の名前があったことから
警察より終れる身になる。ソニエールの孫娘ソフィーの協力を得暗号解読に乗り出したのだが、警察は必死の追跡を始める。
果たして、結末は・・

感想  話題作の本をやっと読み終わりました。
これは、美術的なものに興味がある人、キリスト、聖書に
ある程度知識がある人の方が楽しめる作品だと
思います。
残念ながら、私は絵の方の知識があまりないもので、
暗号解読の部分については、正直よくわからなかったというのが
現状です。
しかしながら、全体の流れはとてもスピーディ。
次から次へと事件が起こり、謎が深まってきます。
読むものの好奇心を損なわないつくりは、やはり凄いなと
思います。サスペンスとしてみれば、謎の部分に理解がいきとどかなかったとしても、満足いくのではないでしょうか。
洋書を普段読まない人にも、お薦めできるのではないかなと
思います。
表題のダ・ヴィンチはもちろんですが、最後の晩餐の絵の
解説も出てきます。
これは、手元に絵を置いて見比べながら、読みたくなりましたね
また、ストーリーに中には、いくつかの映画名も引用
されます。
「最後の誘惑」と「アイズ・ワイド・シャット」ですね。
どちらも衝撃的な作品ですので、それを引用しているっていうのも面白いなと思いました。
しかし・・・アイズの某シーンのようなものをこの映画では
再度映像化するんでしょうかね。重要な意味がありますからね。
ちょっと複雑な思いを感じる人もいると思われますけどね。
さて・・・
ラストは甘さのある結末ですが、これはやはり映画向きとも
いえるのではないでしょうかね。

ところで・・映画化の配役はトム・ハンクスとオドレイちゃんですよね。(決定なのかな?どうなのかな)
う~~ん,トム・・・ですか。
私の中ではイメージが違うのですがいかがなものでしょう。
個人的にはレイフにやって欲しかったです。20050211130708.jpg

アンドレイ・タルコフスキー・・・鏡

鏡  (1974  ソ連)

あらすじさえも書くことが難しいのに、感想となるとさらに難しいですね。
よく感じる映画ということばを聞きますが、まさに、これはそういう映画。
映像と音楽が自分に合うか合わないかで、好みもわかれると思います。タルコフスキーって実は初めて。 難しい映画が多いと聞いているのですが、他の作品もこんな感じなのでしょうか。
解るような解らないような・・・という表現が相応しいですよね。中には眠くなってしまうという人もあろうかと思います。当然でしょう。
ストーリーが淡々とした映画というのは、数多く観ていますが、この映画はストーリーが、、あるのかないのかも
はっきりしない映画なのです。

断片的な映像が多すぎるので、話として考えるのは難しいですね。実は私二度観ました。   遅い時間に観たので、一度目は途中で意識が朦朧として・・・笑、、しらないうちに
最後の宗教曲(ヨハネ受難曲)・・・に(泣)
二度目はなんとなくストーリーをつかめたものの、それも中盤まで。後半は、いまだよくわかりません。
これは・・・もしかしたら、ストーリー云々の映画ではなく、この世界に自分がどれだけ浸れるかということを
重視すればいいのかなと鑑賞後思いました。

で・・・浸れるかというと。。嵌ります・・笑

本当、難しいことは一切わからないのに、この映像を観ていると、心が休まりますね。だから深夜遅くの鑑賞は眠くなるのかな。
 もともと記憶なんて曖昧なものですし、夢の中の映像は

意味不明なものになるのが多いですよね。考えるのは無理な話でしょう。  だって、これは観ている私達の記憶では
なく、主人公の記憶ですから。
主人公(冒頭言語治療されている男だと思いますが・・・)は母親との関係がうまくいっていないように
感じます。お母さんとは和解しなさいという妻のセリフからも伺えます。  支配されているような関係だったのかな。
主人公は結婚した妻に、母親の姿を重ねています。 妻に母親の姿を時折観るのです。
やがて、結婚生活は破綻し、妻と子どもとは離れて暮らしているようだということが、おぼろげにわかります。
また、戦争の生生しいシーンがいくつか挿入され、彼の過ごしてきた時代というものの大きさ、悲惨さが、ひしひしと感じられます。何に戸惑いを感じ、どう成長してきてきたのかというのは、他人にはまったくわからないけれど、
映像だけからも、なにかしらの苦悩みたいなものを感じるのですよね。って。。。まったくもって本質的には理解していないのだけどね。以下・・・印象的な部分をピックアップ。

風になびく草原・・・・手の平で燃える炎、雨の雫が滴れる中で燃え盛る小屋、髪を洗う女性・・・ここで落ちる物体は
何故こんなに美しい感じるの????
そして鏡・・・映しだされるのは、一人の顔ではなくって・・・。 ナレーションとして入り込む詩の朗読。  まったくもって、意味はわかりませんが、不思議な響きがあります。
そして最後の曲・・・宗教曲を聴くときは、無性に寂しくなるのは何故でしょうかね。
色んな意味でインパクトある作品でした。

音楽から語るこの映画・・・ということで、わかりやすい
解説しているところ見つけました。参考にさせていただきます。

http://magacine03.hp.infoseek.co.jp/index.html

未公開映画・・「マイ・ファースト・ミスター」・「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」他

今日は未公開映画について。
映画って・・映画館で上映されているのが、すべてでは
ないのですよね~~。
実はこっそり・・・笑、DVD化されている中にも、
ホホ~~とこちらをうならせる様な一本があるのです。

未公開にこだわって観ているのではなく、面白そうと思って手にしたものが未公開だったっていうことなんですけどね。
いくつか紹介しようと思います。観てくれる人いるのか
わからないけどね・・・でもでも、あ。。それ観たことある
と思ってくだされば、うれしかったりもします・・。
HP上から引っ張ったものを多少短くしています。


「マイ・ファースト・ミスター」 (2001 アメリカ)

友達にも家族にも心を開かない、孤独なパンク少女と、堅物な中年男性との心の交流ストーリー。
17歳のジェニファーは、体のあちこちにピアスをつけ、派手な衣装を身にまとい、時には自傷行為もする少女。
母親は再婚しており、家庭内でもなぜか居場所を見つけられず、いらいらしていた。
そんな彼女も卒業し、働き口を捜していた。 とある紳士服店で働く、中年のランダルという男と出会い、なりゆきから
そこで働くことになってしまう。2人の関係は奇妙なものだったが、やがて愛情にも似た友情が芽生えてくる。
しかし、ランダルには秘密があったのだ・・。

感想  これは良かったです。ハートミングストーリーで観終わった後、とってもやさしい気持ちになれる映画でした。
なんといっても主演2人の演技が泣かせます。 
 リーリー・ソビエスキーちゃんが、こんなパンク少女を演じているとは夢にも思わなかったです。ファンなら必見でしょう。
前半はブラック・コメディーなのですが、中盤からラストに向かっては、ヒューマンストーリーとなります。
これほど、一本の映画に中で雰囲気が変わってしまうものも、珍しいのではないかと思いました。
前半のカラーで引いてしまわないことが大切です。

これはジェニファーの自分探しのストーリーなのです。
彼女と心をかよわせるのは、常識的で、生真面目な男ランダル。ジェニファーは彼に、父親の姿を重ねていたのでしょうね。
そして愛情にも似たものも感じていたに違いないです。  恋人のようにも感じていたのでしょうね。
2人には通じるものがあるのですよ。それは孤独ということ。 ランダルも、家庭のにおいがぜず、
他人ともあまり関わろうとしない
どこか、孤独な部分をもっているのです。

ジェニファーって、温かみのある場所に、自分を置くことを恐がっているようにみえるんですよね。だから家庭を嫌がるの。
でもランダルは、そんな彼女に、家族って人間って温かいものだよ・・・て教えてくれるんですよ。
じゃあ・・なぜ、ランダル自身には家族がいないのか・・・というのがこの物語の後半のポイントになるのですよ。
ランダルには家庭を遠ざける理由があったのですよね。

登場人物が思った以上に多い分、描ききれていない人物がいましたね。なんだか紹介みたいに終ってしまったのが残念です。  もう少し、整理して話を進めたほうがすっきりするかとも思います。ただ、気になるか箇所はあっても、全体のトーンは好みでした。なにしろ、いいお話・・だから。ジェニファーの心の変化だけをみてみれば、とてもよく出来ていると思います。
機会があれば是非鑑賞してくださいね。

「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」
(2001  アメリカ)

サミーとテリーは小さい頃に両親を亡くす。
大人になってからのサミーは8歳の息子と2人暮らし。
弟テリーは音信不通になっていた。そんなある日弟から連絡がくる。久しぶりに故郷の田舎町に帰ってくるという。
再会に胸膨らますサミーだったが・・・・・・。

感想  2000年のアカデミー賞の主演女優と(ローラ・リニー)と脚本にノミネートされた作品です。
サンダンス映画祭でも絶賛されたとか。地味ですが本当にいい映画だと思います。
ヒューマンストーリーですが、少しコメディー的な部分もあります。けして押し付けがましい感動作には
なっていないのに、何故か観終わった後、心に染み入るものがあります。
シングルマザーのサミー。子育てにも仕事にも一生懸命だけれど、女としての生き方を忘れたわけではありません。
昔の恋人にたまに会って、そのままベッド・インしたり、職場の上司と不倫したりと、自分の思うがままに生活しています。
シングルマザーゆえの悩みって色々あるのでしょうね。誰かに頼りたいという気持ちも当然あるはずです。
傍から見れば、好き勝手ねと思えるけれど、
彼女は彼女なりの、人生を送ろうと頑張っているのだと思います。昔の恋人に結婚を迫られるのですが、彼女はなかなか返事を出そうとはしません。
ただ流されるだけではいけないんだな~ってきっと思ったのでしょうね。 
寂しいから一緒になるというのは、相手に失礼だものね。
不倫相手の上司は、ものすごく嫌なやつで、
なんでこんな男と関係結んじゃうのかしらと唯一疑問符なのですが、彼女の男性の好みがそうなのだからしょうがありませんよね。そんな決してお堅いだけのサミーの前に、弟君が現れるのです。彼女と弟が今までどういう生活をしてきたか、
どういう関係だったのかは詳しくは語られません。 ただ、幼少の頃両親をなくしたという事実を背負ってきた
2人ですから、それぞれ苦労してきたには違いないのです。
離れ離れに生活してきた2人が、また同じ家で暮らし始めるのですが、弟の成すことに、ハラハラしどうしの姉サミー
なのです。
この弟は優等生の弟ではありません。地に足が着いていないという感じです。でも、私はこの弟が
ダメなヤツには見えませんでした。
弟役はマーク・ラファロです。最近、出演作多いですよね。

弟の行動に振り回される、サミー。
弟が自分の思うような人間に
なってほしいという気持ちが、逆に弟との関係を難しくしていくんです。 それでも姉弟の絆は、強いものなんですよね。 気持ちのいいラストを迎えます。
姉弟の関係がある人、兄弟、姉妹がいる人、いやいや、誰でもこの2人の関係には、思い当たるものがあると思います。 
静かな感動は必ず得られると思います。
・・この映画バッハ(と思います)が流れます。これも好みでした


他にもこんなものが・・・

リリィ・リュディヴィーヌ・サニエが可愛い・・☆
沈黙の行方・・・ガルシアの苦悩映画・・重い。。!!
エゴイスト・・・ミック・ジャガーも出ているよん、
最果ての地・・・地味~~でも景色が綺麗
奇跡の詩・・・エド神父が渋い・・

 掘り出し物を見つけてみたいですよね。

きみに読む物語

きみに読む物語 (2004 アメリカ)


きみに読む物語・・行ってきました。
場内すすりなく声がいっぱいしていましたよ。
このお話は、老人パートと若者パートで構成される映画ですが、
若者のストーリーのほうが時間的にも内容的にも
濃いです。

以下HPにUPしたものを多少端折って感想として載せます。
色んな見方がありますので、あくまでも私の感想としてと
いうことで・・・。
多少のネタバレもしています~~~。

感想 
  17歳の一目ぼれから始まる恋。かなり強引とも思われシチュエーションでしたが、若者の情熱、無鉄砲さを語るにはこれくらいインパクトがあった方がいいのでしょうかね。 私ならあのデートの誘いなら「どうぞ、ご勝手に・・」って言って頷かないけどね。
それはともかく、ゴズリングが一目ぼれをするほどの、魅力がある女性にアリーが見えなかったのが、難点。
ゴズリングはこれでファンが増えるのかな。
「完全犯罪~」のときからみると、今回は好感度UPの
役でしょう。
あ・・・アリーでしたよね。
 個人的にあのおでこと口元が、好みではないのです。あと笑い声が・・ダメ・・笑
もちろん、じゃじゃ馬で・・・とう設定なんだろうけれどもう少し、育ちのよさがもつ、オーラというものがあってもいいんじゃあないでしょうか。これが、老女のアリー、ジーナ・ローランズになるのね、
結びつかないと思ってしまいました。
2人は、すぐさま恋に落ちます。強引な男のアプローチにやはり女は弱いのでしょうかね。

身分違いの恋という設定は正直、いまさらな~っていう気もします。でも仲がよいだけではないというのが
この映画ではポイントかも。 けんかも激しくするのですよね。
 アリーは性格的に良いとはお世辞にもいえないと思うのです。嫌味も平気で言いいますよね。またわがままだと思える部分も
ありますよね。
ノアの付き合いを両親に責められた時・・・どうでしたか。

「あの人は、貧乏でセンスがなくて教養がないけれど、愛しているのよ・・・」って言っていましたよ。
あんた・・そうまで言っちゃあ・・・ノアが可哀想よって苦笑してしまいました。

ただ、ノアは、そんなアリーだけれど、傍にいて欲しいって思っているのでしょう。、
いろんなことを乗り越えて一緒にいきたいと思える人だと思っているのでしょう?
人間パーフェクトな人なんていませんからね。そこを考えると彼の包容力の大きさに思わず、おお~と感心してしまいます。
オレはきみの全てを包み込むことができる・・・欠点も良いところも全てという思いが、きっと彼の中にあるのでしょう。
ちょっと男の自信かな・・。もちろん、それが愛の深さだと思ってもらって当然よいと思いますよ。
        
 愛されることって、幸せなんだよということが、全体に
流れている空気でしょう。
そもそも、女性って受身になることに憧れを
感じる部分が多いと思うのですよ。ア・・私だけか?笑
それが、この物語でもかなりロマンチックさに結びついていると
感じましたけどね。
きみの為に白鳥を見せてあげる・・きみのために
手紙を書いた・・・きみのために・・・なんでもしてあげよう・・・。
 そうなんですよ・・・この映画、すべて男性からのアプローチ。
ただただ、アリーは、黙っているだけで、男の人が寄り添ってきてレールをひいてくれるのです。もちろん。最後の決断は
彼女ですよね。今までがパットしなかった分、あの部分の
彼女にはアッパレといいたいですよね。

この映画・・どちらかというと、男性キャラがとてもいい人間に描かれていませんか。ノアは、終始一人の女性だけを
愛します。(未亡人の件については例外か~笑)
婚約者の男性も、恐ろしいくらい物分りが良いですよね。  婚約者の欠点らしい欠点も描いていなかったでしょう。
彼だって、アリーに誠実な態度を示していましたよね。
大きな違いは、貧富の差と、思ってくれた年月の長さだけじゃあないのかとも、思うくらいです。 
一方の女性陣・・。アリーは先ほど書いたように
わがままですよね。手紙が来ないと責めるなら・・何故自分からコンタクトしなかったのかとか、新しい男に言い寄られて
婚約に行くまでの過程に一瞬の迷いもなかったのかとか・・・、写真を見てから急に会いたくなったっていうのは、なんだかな~
とか、女性側から観ても腑に落ちない部分はあります。
       
またアリーの母親の過去のエピソード、捨てられていなかかった手紙などの件も、それどうよ・・・て・・突っ込みを入れたくなる部分だったのですけどね。いや~、そうしなければ、盛り上がりにかけてしまうとはわかっているものの、気になるのだから
しょうがないですよね・・笑
でもでもですね・・・・・・・ この映画の最大の見せ所は年老いたアリーとノアの姿、夫婦像だったと思うんですよ。
これがあったからこそ、良かったのだと思うのですよ。
こうありたいなという理想じゃあないですか(愛し合っていた場合ですけどね)
なんていうのかな・・・ああいう状況でさえも愛せるって言うことの素晴らしさかな。
私・・・前半のラブストーリーにはそう感じるものなかったのですが、後半のジェームズ・ガーナーの演技にえらく
涙腺刺激されましたよ。これは・・・観ている人の年代にもよるかもしれませんが、弱いです~~~
老いることって、悲しいじゃないのよ・・・てしみじみ思いましたけどね。

老人パートで扱った病気については、アイリスの方がリアルでしたよね。
ロマンチック度はこちらの方(きみ読む)が上ですけどね。


アイリスも是非・・鑑賞して欲しいですね。
こちらはかなり感動した映画なのですよ。
お薦め・・。
現実ってこうだけれど、それにもめげないよって感じが伝わってくるのがいいんですけれど、あまりにもリアルなので、観る人にとっては意見も分かれるかもしれませんね。
ちなみに・・・このアイリスは、受身の女性ではありませんので、見比べてみるのもいいでしょうね~。

レイクサイド

レイクサイド    著 東野圭吾

湖畔に集まった並木俊介、藤間、坂崎、関谷・・それぞれの親子。彼らは受験生の親。子どもたちは塾講師津久見の主導の下
この湖畔の別荘で、勉強に励んでいたのだ。そんな彼らの前の
並木の愛人高階恵里子がやってくる。並木の奥さん美菜子の
秘密をもって・・。しかし、彼女は殺されてしまう・・
誰が・・なんの為に?

公開中の映画「レイクサイド・マーダーケース」の原作です。
東野さんの作品って、「秘密」しか読んだことがないのです。
あ・・サンタのおばさんもあったっけ・・笑
ミステリーものでは、もっと重厚な作品を沢山書いていらっしゃいますよね。その中においては、割と、軽めのタッチの作品
だと思います。なにぶん、すらすら~読めますし、登場人物も
少ないので、頭の中で整理しやすいです。
舞台も湖畔の別荘のみ。(多少動きますが。。笑)
読み手は、登場人物、それぞれのキャラと、心理描写を
楽しむことができる作品だと思います。

犯人は、だいたい予想はつきますが、曖昧なカタチでラストを
締めくくっています。犯人に、罪を告白させたわけでもないし、
罪を追求するようなこところも一切ありません。
モヤモヤ感が残ってしまうわけではありますが、背景に潜むものの、大きさを考えると
なぜか、複雑な気持ちになってしまうストーリーでした。

親と子の関係をちょっと見つめなおしてみたくなりますね・。
受験戦争・・愛人・・他人の子・・とオーソドックスな
要素が入り込んでいます。ここらへんは、目新しさはないかな。
逆に言うと、身近に感じる要素があるということですよね。
一番、面白く読めたのは、アリバイ工作。
頭の回転が早い人は、すごいね・・。ああいう発想を瞬時に
思いつくのもまた、才能の一部ですよね。
そうじゃあなければ、受験生の親といえないのかな。

映画の配役はとても面白そうですよね。
どういった感じに仕上がっているのか、興味ありますが、
たぶん、ビデオ鑑賞となるでしょう。
どうも邦画は、自宅で鑑賞というカタチに
なってしまいますね。洋画中心・・・・。
最近、原作の映画化が多いでしょ。だから、原作読んで楽しんじゃお・・・っていう考えが身についてしまっているのですよね。

原作の魅力を生かした映画ならば、いいのですが、それに反した作品も沢山あるしね・・・。
そうそう、
模倣犯は、原作が面白かったので、ものすごく期待して映画に行ったらアレ・・・笑ですからね。
やっぱり・・自宅にいようと・・思いました・・・・♪

韓国ホラー・・箪笥と4人の食卓

韓国ホラー映画ということで次の2本を紹介しましょう。
すでにレビューUPされているものをMY HP(おしどりの小部屋)から引っ張ってきました。
皆さんのご意見お聞きしたいですね~~~

 箪笥・・(2003  韓国) 

感想  韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝」をモチーフにした映画です。
この怪談とは、継母のいじめによって、不幸な生涯を送ることになった姉妹の話だとか・・。(池に飛び込んで自殺しちゃうみたい・・・)。
言われてみれば、かなりその話を生かした作りになっていますが、映画はそれだけでは終らなくて、ひとひねり付け加えた
ものになっています。      
 冒頭から、笑顔で出てくるママ母のウンジュですが、どうみても意地悪そう・・・笑。姉妹も妙にくっついてばかりで、
オドオドしていましたからね。  これは相当やられているな・・・・て(いじめている)思いましたよ。
ただ、いじめ場面よりは、この家には誰かいる?っていう不穏な空気の方が主流なの。
え~、これったアザーズみたいなのかしらって・・・・・でも違ったけれど・・笑・
幽霊は出てきます。でも大して恐くないですね。
ですから、恐さを望んでいる人にとっては肩透かしかもしれません。
でも出方がね・・・・突然なんですよ。「わ~~~~」って脅かされた感覚に似ているかな。
私はビデオ鑑賞でしたので、そんなに驚きもしませんでしたが、劇場だと音の大きさや画面の大きさなどで迫力が出てきますよね。ビク・・・とする方も多かったのかもしれませんね。
この家に隠された秘密・・・・・・なんでしょうね~~~笑<
途中から、真相を匂わすような言葉を、父親が発するので、もしかして・・・・・こうなのかという推測ができると思いますが、最後まで観ないと明確にはわかりません。   ラストで、大まかな説明をしてくれるので、流れとしてはこういうことだったのね・と理解でき、冒頭のシーンの意味も納得できるわけですが、それでも細かい部分は一度見ただけでは、わかりずらいと思います。
伏線がですね・・・説明がない分、謎に包まれたものが多いのですよ。  一度見た限りでは全部のシーンに意味を求めるのは 無理だと思うし、見直したとしても、本当のところはわからないですね。
過去に起こった事件はわかるものの、そこに至る過程においては不明。
継母・姉妹の関係は、別として、母親の過去・継母・父親の関係、母親と父親の関係についても
はっきりしたことは表していませんね。想像しましょう・・・もしくは細かいところは不透明で結構、この哀しみだけを味わってくださいということかもしれませんね。

この映画で興味深かったのはビジュアル面かな。姉妹2人のお洋服も、それぞれ違った雰囲気で可愛いらしいですよね。
各お部屋も、花模様の壁紙から始まって、ベットカバーや、脇の小物類など、お洒落な感じが漂っていました。
そしてメインの箪笥ですね。日本でよく見られる箪笥のイメージとはまた違った、観音開きの洋風箪笥でした。インテリアとしても素敵ですね。
箪笥にまつわる哀しい姉妹のお話。それにしても、非情な継母以上に、腹立たしいのが、父親ですよね。
なにもせず、黙って見ることしかできない男。
のんきにひげそっている場合じゃあないよ・・・て、映画を観ながら、声出しそうでしたよ。これって・・・嫁姑で何もいえない息子の図式と同じですよね。  
 あ~~~無力な男って情けないわよね。
ホラー苦手な人にも楽しめる映画だと思いますよ。あ・・この映画のポスターみましたか。このポスターいいですよね。<
特に姉妹の微妙な座り方の違い・・・。妹はダラリン~~~としているでしょ。映画のストーリーを表しているように感じましたよ

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さて・・・・もう一本”4人の食卓”という映画。

4人の食卓 (2003 韓国)

感想  心理ホラーですね。 表面だって恐いと思う場面は少なく、じわじわと恐さが広がってくる感じです。
ただ、巷でよく言われているように、謎が謎のままでちょっと消化不良起こしそうです。笑
結婚を控えたジョンウォンのマンションに置かれた食卓。
恋人が気にいったといって、運んできた家具なんだけれど、照明が変わっているんですよ。
4人それぞれが座る席に、スポットライトが当たるようになっているの。 そのテーブルの照明だけをつけると、それぞれの席の人がスターになったような気分になるんですよ。
そこにね・・・・・あんなダラリとした感じで子どもが座り込んでいるのがちらちら見えるのが・・・・気持ち悪いですよ。
だいたいあんなテーブル用意するなよ・・・って言いたいわ。この設定は結構面白いと思ったんですよね。
なんだか、再現フィルムでこんな霊体験ドラマ観たことありますわ。地下鉄で遭遇した事件は、いつ自分の身に降りかかるかわからないことでしょ。起きても不思議のない事件だから
ゾクゾクしましたね。 そういえば、この映画に出てくるエピソードって、いつおきてもおかしくないものばかり。
育児ノイローゼ、幼児虐待など、子どもをもつ親の立場からしてみると、気分が沈むような出来事ばかりでね、
あんまり観たくないものでしたね。
前半は、霊が見えてしまうジョンウォンのおびえ具合が、まったり、ゆっくり展開されているので、イライラしました。
だからなんなのよ・・・・って、先が見えない展開に耐えること・・・時間。
そのうち、血色の悪い・笑、チョン・ジヒョンが、ふらふらと現れ、もうひとつの話が展開されるのです。
それが、自分の子どもを殺されてしまったというつらい過去なんですが、このジョンウォンが観た幽霊とどう関わっていくのか
と思いきや、あんまり関係がないの。 じゃあ・・・霊が見えるもの同士の悩みかと思いきや、話はそれだけには留まらず、
この彼には実は忌まわしい過去があるという事実が判明してくるの。 え~~~、この過去が霊が見えることに繋がるの・・
と思ってみたものの明確な答えは出ず。さらに、彼女の身に降りかかった出来事や、彼の7歳以前の過去に起こった出来事が
実に思わせぶりで、曖昧な映像として出てくるので、本当の事実がみえてこないの。事実を見せないように
つくってあるとしか思えないわ。
だから、映画の内容的には、私もはっきりとしたことが言えないのよ。
ただ、受け入れられない事実は事実ではなく、耐え切れない真実は真実ではないっていうことばは、
ひきつけられるものがあるわ。
自分の知らない何かがどこかにあるのかと思うと、ちょっと恐いよな気がするものね。
記憶ほど曖昧なものってないよね。夢と現実が時々クロスする瞬間ってあるような気がするし、都合よく捻じ曲げたいって気持ちは誰にでもあるしね。
もっと、わかりやすく、短めに作ってくれたらもう少し面白く観れたような気がします。
チョン・ジヒョンは、めちゃめちゃ…暗いですね。 明るい表情が彼女の魅力にもなっていたと思うのですが、
今回は一切なし。イメチェンを図っていますね。
しかし、あのバタンと突然倒れる睡眠障害(嗜眠症)。前にリバー・フェニックスの映画で観ましたが、よくあるんですかね。
現代は心の病って沢山あるので、その方が、お化けみるより、恐く感じますね。
そうそう、この映画、面白く感じてきたのは、ジョンウォンの過去の記憶が蘇ってくる当たりから。少年時代のある暑い夏の
日の出来事は・・・・・・・恐かった。さりげなく・・・子どもが**されちゃうんだよね。おばあちゃんの顔まで恐く見えたよ。気持ち持ち悪かったよ。

 どちらが好みですか~~。
どちらもホラーというより、悩ませる映画ですよね。
巷では4人~の評価は悪いのですが、題材的には私は面白いと
思いましたよ。こういった・・・心理ホラーは大好きなので
これからも韓国・・・頑張って欲しいです・。・・ふふ・・

「ワン・モア・キス」

ワン・モア・キス (1999 イギリス)
  監督  ヴァディム・ジーン
  出   ヴァレリー・エドモンド(サラ)
      ジェラード・バトラー(サム)

脳腫瘍で余命わずかなサラは故郷の町を訪れる。
別れて7年の恋人サムに再び会いに行くがすでに結婚していた。
「最後のひとときを一緒に過ごして・・という」サラ。
奥さんのシャーロットは複雑な表情をするが、2人はお互いに
時間を共有するようになる・・・

ジェラード・バトラーを観るために、レンタルしてきた作品ですが、実は、お友達から地味映画としても紹介されていた作品なんですよね。テーマは、いかにして納得する死を迎えるか・・というかなり重いものでした。どよ~~~~ん・・。
後味は悪くはないのですが、かなりヘビーな題材なので、体調のよいときに観る方がいいでしょうね。
 観た人の感想も分かれるストーリー展開です。
どの人物の行動に共感できるかによって違ってくると思うのですよね。
昔の恋人が現れ、妻帯者の男に、私の時間に付き合ってと申し出るのですよね。7年前に勝手に恋人を捨ててアメリカに行ったサラ。なのに死期が近づいていると知ると、相手の状況もかまわず
自分の思いを打ち明ける・・。奥さんにしてみれば。。たまったものではありませんよね。ここをどうみるかが・・ポイント。
以下・・・長くなりますのでHP上に感想をUPします。
興味がある人はそちらをどうぞ。
http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/harannojinnsei-3.htm#wan
で・・・問題のバトラーさんですが、痩せています・・笑
顔のラインがすっきり・・・。
体も、ファントムのように肉厚ではないし、セクシーな雰囲気もあまり漂っていませんでしたね。お顔は、はっきりとわかるので、あ・・あの目だ、あの口元だと大いに盛り上がることが
きますけれど・・。役柄がね・・どうもハッキリしない人だったので魅力的には映らなかったのですよ。強引さが欲しかった・・
でもラブストーリーですから、優しい雰囲気は漂わせていますよ。ちょっと確認して欲しいな・・・。
見た方の感想もお聞きしたいです。
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オペラ座の怪人

オペラ座の怪人を映画の日に観てきました。
ミュージカルもオペラも好きなので、満足度の高い作品と
なりました。舞台を観たことがないので、映画で観ることができて本当に良かったと思います。舞台版を見ている方とは感想も
また違ってくるとは思いますが、以下、この映画だけの感想を
まとめます。ちなみにHP上でもupしておりますので、
そちらもよければどうぞ・・・(微妙に違います)
http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/mu-jikaru-eiga.htm#OPERA

私は、このオープニングから引きつけられてしまいましたね。
時代は1919年。映像はモノクロなんですよ。
老人2人がお互いを意識しながら、オークション商品の猿のオルゴール(これがかなりリアルな猿・・笑)を、
競り合います。そしてシャンデリアに場面が移った途端、画面が、順々に色づき、1870年代へと変わるのです。
いや~~~、素晴らしいといったらないですよね。この順々、あるいは次第にという表現が大切。
いいのですよ。さあ~、ここからが本題ねという期待感で背中がぞくぞくしましたよ。
これは老人の回想物語でもあるのです。現代(1919年)をモノクロで過去をカラーにしたことで、
どれだけ、若かりし日への懐かしさ、愛おしさがあるのかが、自然と伝わってきましたね。
オペラ座では、色んなコスチュームの人が様々な練習をしています。楽しかったですよ。
その中で、可憐に踊っているのが主役のクリスティーヌでした。 正直、存在自体はそんなに目立つ人ではないのですよね。
特に美人だとも感じませんでしたし・・・。あ・・・ロッサムちゃんいた!!という印象なのですが、俄然歌になると光るんですよね。
さすがに、幼少からオペラの舞台に立っていた人は違います。 声質が透明で美しく、立ち姿も絵になりますね。
      
映画のセリフはほとんど歌ですね。ミュージカルなので当たりまえですが、思った以上でした。これが苦手な人にとっては、たぶん、全く入っていけない
世界になってしまうと思います。でも私は好きなのでけして
短くない上映時間もあっというまに過ぎてしまったという感じです。 
あくまでもミュージカルを映像化した映画なので、ストーリーの上で、深みを求めるのは無理な話だとは思います。
(私、セリフのみの普通のドラマとしての話も見てみたかった気がするのですよ。とくに三角関係の男女は興味深いし、
複雑な感情を微妙なセリフの間とか、表情で読み取っていくのも好きでしてね)もちろん、それを歌で表現するのが
ミュージカルの醍醐味でもあり魅力ですから、これはこれで、満足はしています。
第一、見た直後はそんな細かいこと気にする暇もなかったですよ。それは絢爛豪華な舞台と衣装・・そして出演者の人たちの豊かな歌声の素晴らしさに圧倒されて考える余裕さえなかったと
いうことですよ。時間が経てば色々と思うことがでてくるのは当たりまえですけどね。

どのシーンも印象的でしたがいくつかあげますと・・

1、 ファントムがクリスティーヌを隠れ家に連れてゆくシーン・・・・・・・小船でユラユラ。バックに歌声。ろうそくが浮かび上がり、
その光は幻想的に2人を包むのです。カリブの海賊みたいですね・・笑。

2、 屋上で愛を確かめ合うシーン・・・・
ラウルの優しげなテノールの声と、クリスティ-ヌの歌声が重なり合います。ラブラブですよ~。
愛する2人は美しいですわ。そして物陰から覗き込むファントム。カメラひく~~~。悲しみが大空に舞う~~~~。おお~~
      切ないです。
3、 仮面舞踏会・マスカレードです。何故か、妖しい魅力を感じるのは私だけ?。この整列して歩みだす人々の姿に
心が何度も踊ってしまいました。登場する怪人にハッ・・・と一度目のときめき☆今までの雰囲気とは違った服装でしたからね・・。

4、 やはり 劇中劇「勝利のドンファン」で歌われたポイント・オブ・ノー・リタ-ン でしょう。
ファントムとクリスティーヌの気持ちが通じ合う重要な曲。セクシーなファントムに2度目のキュン・・☆(役者が好みというよりキャラに惚れるのよ・・・。)
      

そしてラストまでの展開は、すべて心に残るもの(ファントム、ラウル、クリスティーヌの最後の戦いは、見応え充分でした)
 エレファントマンを思い出すようなファントムの過去・・・
そこから始まった愛されないもののもつ悲しみ・・・それらに大いに感情を揺さぶられまして・・・久々に泣きました。
クリスティーヌが求めていたのは父親の姿、ファントムの求めていたのは母親の姿・・・お互いが、失ったものを自然と補う形で
惹かれあったのでしょうね。
完璧なラウルにない、魅力・・・自分の才能を伸ばし、
抱擁してくれる温かさをもつファントムはクリスティーヌにとって、簡単には捨てきれない存在だったのでしょうね。
映画ではホラー色を排除してよりロマンチックに仕上げていましたのが、良かったです。
正反対なタイプな男性が現れたらどうします?ちょっと考えますよね。 
彼女の選択は現実的なものを選んだのかなという気がしますが、ファントムの思いも、理解できるんぶん、やるせなさが残りましたね
       ファントム可哀想・・・・。

終り方も余韻を残してなかなかなもの。好きですわ。
お~と忘れちゃいけない。ミニーちゃん、。面白すぎ・・・笑。
歌は吹き替えなんですってね。あのオペラは違うでしょって
思ったものね。
ラウル役の・・パトリック・ウィルソン。その方面では有名な
ようですが映画では初めて見ました。カッコイイですよね・・笑
白馬に乗って助けにきたり、剣を使って戦ったり、果ては水中まで潜らされてしまって(まるで、タイタニックのよう・・)
かなりアクションを見つけていましたが、ただの優男で終っていないのが良いではないですか。金八のような髪型も気になりませんわ。
ミランダ・リチャードソンは、やはりうまいよね。好きな女優さんよ。ファントムとの過去も意味ありげで想像力膨らみました。
で・・・彼女、年取っても昔の面影があって若若しかったですよね。反対にラウル・・・彼女より若いように見えたのに、
年取りすぎ。あの運動神経のよさはどこにいったのよ・・・笑
あれは奥さん亡くして、一気に老け込んだという感じですよね。
それほど愛していたということかな。
ファントム役のジェラルド・バトラー。
私、あまり知らない人だったわ。サラマンダーもトゥームレイダー2も興味ないので観ていないのよね。至上の恋は観ているけれど思い出せない顔だし。近々「ワン・モア・キス」で素顔を
確認してみますね。顔が幅広いな・・・ていう印象もってしまったんだけれど・・・笑。一時バンデラスって言われていたでしょ彼のファントムも見たかったですわ。

さて、家には何故か、アンドリュー・ロイド・ウェバーの
ミュージカル曲CDがあります。舞台はキャッツだけしか観たことがないのですが、曲は好きだったので、以前(大昔・・笑)
購入したのですよ。このCDにははジーザスもエビータも入っているの。ファントムは2曲だけだけれど、
かえってから流しましたね。もう頭の中はオペラ座で
いっぱいよ。

  DVDになったら是非欲しい作品です。
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