ちょっとお話 映画(ラ行)
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ラストナイト・イン・ソーホ

ラストナイト・イン・ソーホー (2021 イギリス)
LAST NIGHT IN SOHO

監督:エドガー・ライト
製作
ニラ・パーク
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
エドガー・ライト
製作総指揮
ジェームズ・ビドル
レイチェル・プライアー
ダニエル・バトセク
オリー・マッデン
原案
エドガー・ライト
脚本
エドガー・ライト
クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
撮影
チョン・ジョンフン
プロダクションデザイン
マーカス・ローランド
衣装デザイン
オディール・ディックス=ミロー
編集
ポール・マクリス
音楽
スティーヴン・プライス
出演
トーマシン・マッケンジー
(エロイーズ)
アニャ・テイラー=ジョイ
(サンディ)
マット・スミス
(ジャック)
テレンス・スタンプ
(銀髪の男)
マイケル・アジャオ
(ジョン)
ダイアナ・リグ
(ミス・コリンズ)
シノーヴ・カールセン
(ジョカスタ)
リタ・トゥシンハム
(ペギー)

 ファッションデザイナーを夢見てデザイン学校に入学し、憧れのロンドンへと出てきたエロイーズ。
寮での生活に馴染めず、ソーホー地区で下宿生活を始めることに。
するとその晩、眠りについた彼女は、夢の中で60年代のソーホーに暮らしていた歌手志望の若い女性サンディとシンクロしてしまう。サンディの身体を通して華やかな60年代のロンドンを味わい、楽しい日々を送るようになるエロイーズだったが…。

      <allcinemaより、あらすじ引用>


感想  

久々に映画館に行きました。予告から見たいと思っていた一本なので、満足です。
期待は裏切らないという感じでした・・・(笑)

エドガーライト作品は、「ベイビードライバー」しか、観ていなくて、そこまで監督に対して熱い思いはないのですけど、
やはりこだわりの、音楽と映像には、惹かれるもの沢山ありました。
見せ方、良かったわ。60年代というのも、私的には、ツボでした。

(ほぼネタバレ・・・・未見の方はごめんなさい、感想の後半には、ラスト20分の部分にも、ふれています)

ホラー映画というジャンル分けでしたけれど、とくに怖くはなかったので、ホラー苦手な人でも大丈夫かな~~(笑)
ミステリー的な部分もあるし、青春映画?的な部分も感じられるので、とても見やすい映画だったんじゃあないのかなって
思います。
殺戮場面があるので、血は飛び散りますけど、目を覆うほどのグロさはなかったので、そこも気軽に薦められる要因。


冒頭、主人公、トーマシン・マッケンジー演じる、(エロイーズ)の、素敵な踊りからの始まり。
流れる歌は、ピーター&ゴードンの曲『愛なき世界』
彼女、新聞紙で作ったドレス姿で踊っているんですよ。もうキュート。冒頭からして、この可愛い主人公に、釘付けになりました。
私は、お初ですけど、声も可愛いんですよね。彼女は、祖母と二人で、田舎町に住んでいて、夢はデザイナーになること。
母親は、精神を病んで自殺したみたいですよ(前半でわかる・・)
そんな彼女、ロンドンの洋裁学校に入学許可をもらい、心配するおばあちゃんを後にして、夢と希望をもってロンドンの街に
やってきます。いいわ~~~夢多きの、若者は。

初めてのロンドン。怖いです。怪しい雰囲気ぷんぷん。気持ち悪い、タクシー運転手に声かけられたりして、
もう、観ているこちらは、娘を上京させた母親気分です。同年代に人は、絶対そう感じるはず。心配でたまらないわ。

とりあえず、寮に入ることになるのですが、このルームメートのジョカスタという、女の子が、感じ悪くてね~~
女子寮あるある、映画的に、あるあるの、設定なんですが、まだまだ純朴で真面目なエロイーズにとっては、
付き合うのは、苦痛で仕方ないみたいです。ルームメイト、自由奔放だし、陰で悪口言っているし、棘のある言葉しか、言わないし、やたら、上から目線でねえ~~~。エロイーズは、おばあちゃんには、電話越しで、みんな良いひとよ~~って言っていますが、
本当は、うんざり。
だからか、偶然見つけた、ワンルームの入居者募集ちらしを、もとに、早々と、引越しをしてしまうのです。
古いけど素敵な一軒家。下に大家さんがいるけど、住み心地もよさそうで、気持ちもルンルン。
でもその日から、毎晩、不思議な夢をみるようになるのです。

で・・そこからが、予告でもみることができる、60年代の世界。
そこで、生活している、歌手志望の若い女性サンディとシンクロしてしまうようになります。

その世界観が、とにかく素敵。この、サンディと、エロイーズが、シンクロしていく映像が、何とも言えない感じなのよね。
鏡を使って、それぞれ別人物を対照的に映し出し、そこにそれぞれの心情も見ることができるという
いままでにはない、映像だったかなあ…面白かったです、そこだけでも見る価値あり。

ちなみに、このサンディも、ある意味、もう一人の主人公ともいえます。アニャ・テイラー=ジョイちゃんですね。
またこの彼女も、とっても魅力的。
意志の強い目とか、いいわ。そして彼女、映画「スピリット」の彼女でもあったんですね。大きくなったわ。
金髪ヘアーと60年代ファッションがお似合い。重ねて、歌も、踊りも最高。
これまた、そのショー的な部分を見るだけでも価値ありと思えます。

毎晩、サンディの過ごす時間を、疑似体験するようになる、エロイーズ。現実世界にも、その影響は出てきて、
エロイーズは、サンディと同じ金髪にし始め、60年代のファッションをみにつけ(白のコート素敵だったな)、さらには
夢に見た、サンディが身に着けていた、ピンクドレスを自分自身の作品として、デザインし始めるのです
これね↓
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ここまでは、とくにね、タイムスリップ的な青春映画として、心穏やかに鑑賞できます。可愛いね、素敵ね‥と言う感じでね。
ここから・・・(笑)

実は、サンディ、騙されちゃっていて(泣)、歌手になるために手助けしてやると、恋人気取りでマネージャーの、ジャック
(いかにも、怪しいお顔、怖い・・・わ)の言いなりになっていたら、ジャック・・・悪党だった・・・。
娼婦にされているの・・・・いや~~~これ、衝撃的。ある日、夢の中で、サンディをみたら(エロイーズの夢の中でね)
マリオネットの姿で踊る女の取り巻きの一人として、肌むき出し姿で、踊り、舞台にたっていたんだもの。
これはストリップみたいな感じ?・・・・・(驚)もはや、ひも男に、操られている状態よ。そして挙句に、パブの客と付き合えって・・・
完全に、娼婦になっていました・・・・


ここから、怒涛の展開、事件がおきます。詳細はみてからのお楽しみということで。

ポイントとして
殺されたのが誰か。サンディ?
始まりから意味深に現れる、初老の男、これは誰?

まあ、ミスリードとさせておいて、最後は真実はこれだ・・と上手に伏線回収させて、ラストは、ほっこり、めでたし、めでたしに
させているので、気持ちよく劇場を後にすることができました。

サンディは、可哀想だったけど、なんとか、途中で抜け出せなかったかな・・・
サム・クラフリン(バーで接待した、こんなところに君はいるような人でないといった男ね)
の言うとおりに、しておけばよかったのに。
そして、こんなところに、サム・クラフリン・・・。最初だれだか、わからなかったよ。

さらに、サム・クラフリンが、ようは、
テレンス・スタンプになっているっていうことでしょ?すごいよ。
見ていない人には何のことかわからないけど・・・・(笑)

「コレクター」の、テレンス・スタンプが、ここで鑑賞できるなんて思わなかったです。良かった~
80越えなのに頑張っていて尊敬です。

雨のシーンや、夜のネオンも多く
目に、どぎつい感じが残るのでそこは、気を付けて・・・(年配向けに注意・・(笑))
あと、恋人ちゃんの、男の子は、悪いやつでもなく、終始いいやつで、最後幸せそうな形になって良かったです。
ホラーで、彼氏が死んじゃうというケースも、多々あるので・・・。
ラストの鏡のシーンが好きなので
気持ちは晴れ晴れです。

ちなみに、撮影監督チョン・ジョンフンさんて、パク・チャヌク監督らの作品で撮影を任されてきた方なんですって。
なるほど~~~。今回も実力発揮でしたね。
ミス・コリンズ役のダイアナ・リグさんはこの作品が遺作だったそうで、残念ですね。007へも出演。そういえば、映画でも007の看板がありましたね。最後の見せ場は、ダイアナ・リグさんでしたものね~~。
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ローズの秘密の頁

ローズの秘密の頁


【あらすじ】
取り壊しが決まった聖マラキ病院。
転院する患者たちの再診のために病院を訪れた精神科医スティーヴン・グリーン(エリック・バナ)は、病院で40年間もの長い時間を過ごしてきたローズ・F・クリア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を看ることになる。
彼女は自分の赤ん坊を殺した罪を背負っていた。しかしローズは、その罪を否認し続け、自身を本名とは別の「ローズ・マクナルティ」と名乗り続けていた。
グリーン医師は、ローズが大切にしている1冊の聖書の存在を知り、彼女の過去に興味を持ちはじめる。ローズは何十年にもわたって、聖書のなかに秘かに日記を書き綴っていたのだ。
そして彼女は日記を辿りながら半世紀前の記憶を遡り、グリーン医師を前に自分の人生を語り始める――

ルーニー・マーラ (若かりし頃のローズ役)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ (老年のローズ役)
ジャック・レイナー (マイケル・マクナルティ役)
テオ・ジェームズ (ゴーント神父役)
エリック・バナ (スティーヴン・グリーン医師役)

【スタッフ】
製作・監督・脚本:ジム・シェリダン
共同脚本:ジョニー・ファーガソン
撮影:ミハイル・クリチマン
音楽:ブライアン・バーン
衣装:ジョアン・バージン
原作:セバスチャン・バリー

<アマゾンより、転記>

感想

サスペンスタッチの冒頭だったので(子供を殺したのか、殺していないのか、すべて妄想?か)
興味深く鑑賞。
やはり、気になります~~笑

老婆が過去を回想するという構成で、それ自体は目新しくもなく。しかし
精神病院にいるということは、ただならない出来事か、相当のトラブルがあったと推測。
どんな過去が?ということでかなり、みるものを引っ張ていくわ~~と感じました。

しかし、このお話、見終わったあと、う~~んと思うことも多く、思わず、解説を読んでしまいました。


ふむふむ、そういうことかと。

ちょっと初見では、気づかないこと多かったんですよね。なんで、夫が拉致されて自分が精神病院に行く羽目になるのか
そもそも夫、なんでみんなにあんなに、敵視されているのかとか。神父、あいつはいったい何?(笑)とか。
そして数十年精神病院って?どういうことよ、とか。
時代背景、宗教、お国柄等、知識ないと、この点については、
うん?って思うわけですよね。⇒結局解説読んだのでよ~~くわかった次第。

そういえば、アイルランドの映画
いろいろみているので、ピン、とこない私も私だけど
もうなにせ
昔に観た映画ばかりだったしね

クライングゲームなんかも、そういった時代背景だったかなあ~~
監督はジム・シェリダンとういことで調べてみると
以下

★マイ・レフトフット My Left Foot (1989)
ザ・フィールド The Field (1990)
★父の祈りを In the Name of the Father (1993)
★ボクサー The Boxer (1997)
★イン・アメリカ/三つの小さな願い In America (2002)
ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン Get Rich or Die Tryin' (2005)
マイ・ブラザー Brothers (2009)
★ドリームハウス Dream House (2011)
★ローズの秘密の頁

でした。

★印は見ている映画。もうーず~~~昔。忘れちゃっていたわ

ということで
一回目はなんとなくの鑑賞をして
勉強してから、さらにもう一度の鑑賞を試みました。そのあとの感想


ローズ可哀想…これにつきます。
正常なのに、40年もの長い間、精神病院に入れられていたって、ひどすきではないですか。
そしてどうやら、その裏には
神父のただならぬ感情が入り込んでいるってことが判明。

神父がローズに、恋愛感情をもっているってことは、なんとなくわかったけれど、
ローズの方からは、シャットアウトしているんだから、ストーカーのように、絡んでこなくてもいいじゃない?
ところどころで、現れて、意味ありげな言葉、言わないで欲しいわ・・まったく。
聖職者ということで、立場的に自分の気持ちに正直になれないっていうのも、わからなくはないけれど
だからと言って、相手の女性の人生めちゃくちゃにしていいってことはないじゃない?
赤ん坊を取り上げてしまうって、最低よ。

映画の中で、色情症、ってことば使われていたけど、う~~ん、ローズ悪気があるわけでないし。
確かにあの目で、見つめられればなあ~~~ふらふら、きてしまうのも致し方ないし。
そういう意味では、ローズ役のルーニー・マーラは、適役。
あの目、魅力的でした。
グリーン医師を派遣したということは、ゴードン神父、贖罪の意味もあったのかなとは推測できるけど
だからと言って、許されないよ、まったく、ゴードン・・・
そしてグリーン医師が息子だという真実。
最後の最後にば~~んと真実が出てきて、これはちょっと、出来すぎだよ、都合よすぎと一瞬思ったりしたけれど
あの幸せそうな老年ローズの姿を見てしまうと
自然と、それでよし!!、と思えてしまうわ

救いなかったら、これこそ、どんよりしてしまうものね

傍に寄り添っている看護士さんもとても良い方でほっこり。
できればもうすこし、早くにこういう結末迎えて欲しかったって思いました
40年は長すぎです


映像も服装も俳優陣もとっても良かったです。
ちなみに
ローズ、いつマイケルをそこまで好きになった?もうそこし、愛を育てるエピソードあればなとは思いました
なんとなく、知らないうちにマイケルと相思相愛になっていたように感じてしまったので。
マイケル役の俳優さんジャック・レイナー。
どこかで見たことあるなって思ったら、「シング・ストリート」の主人公のお兄ちゃんでしたね
あら~~、お兄ちゃん幸せにならないのねと思うと前にみた作品のイメージと被りながら、一層不憫に思えてきました。
好みの問題だけど、マイケル、特別イケメンではなかったけど(笑)
いい人なのねと、いうのは、
伝わってきました




ルイの9番目の人生

ルイの9番目の人生(2015)
THE 9TH LIFE OF LOUIS DRAX
上映時間 108分
製作国 カナダ/イギリス
監督: アレクサンドル・アジャ
製作: ショーン・ウィリアムソン
アレクサンドル・アジャ
ティモシー・ブリックネル
マックス・ミンゲラ
製作総指揮: ザンヌ・ディヴァイン
ローザンヌ・コーレンバーグ
ジョナサン・キーア
原作: リズ・ジェンセン
『ルイの九番目の命』(ソフトバンククリエイティブ刊)
脚本: マックス・ミンゲラ
撮影: マキシム・アレクサンドル
プロダクションデ
ザイン: レイチェル・オトゥール
衣装デザイン: カーラ・ヘットランド
編集: バクスター
音楽: パトリック・ワトソン

出演: ジェイミー・ドーナン アラン・パスカル
サラ・ガドン ナタリー・ドラックス
エイデン・ロングワース ルイ・ドラックス
オリヴァー・プラット Dr.ペレーズ
モリー・パーカー ダルトン刑事
ジュリアン・ワダム
ジェーン・マグレガー
バーバラ・ハーシー
アーロン・ポール ピーター・ドラックス

 リズ・ジェンセンによる世界的ベストセラー『ルイの九番目の命』を「マニアック」「ホーンズ 容疑者と告白の角」のアレクサンドル・アジャ監督で映画化したミステリー・サスペンス。9歳の誕生日に崖から転落して昏睡状態に陥った少年の数奇な人生と、その裏に隠された切なくも驚愕の真相をミステリアスかつファンタジックに綴る。出演は少年ルイ役にエイデン・ロングワース、その母ナタリーにサラ・ガドン、ルイの担当医パスカルにジェイミー・ドーナン。
 9歳の誕生日に両親とピクニックに出かけた少年ルイが崖から落ちて昏睡状態に陥る。彼はこれまでにも生死に関わる大事故を8度も経験していた。さらにルイの父ピーターは現場から行方不明となってしまい、美しき母ナタリーのもとにも謎の警告文が届くようになる。そんな中、ルイを担当することになった著名な小児神経科医アラン・パスカルは、この少年を巡る謎を解き明かすべく、自ら調査に乗り出すのだったが…。

<allcinemaより引用>


感想

予備知識なく、鑑賞したので
素直に驚きました。

ミステリーでもあり
ファンタジーでもあり、不思議な作品でしたね。

崖におちたお父さん・・
あの姿は
「怪物はささやく」をどうも思い出しますねえ^^
囁きの感じも。


九死に一生を得た経験の少年ということで
そういう運命?の子供で
その人生を受け入れていくドラマなのかな・・・と勝手に思っていました。
すみません。
ミステリーでしたね。
主人公ルイは、物語り前半、すぐに崖から落ちて昏睡。
昏睡の中での語りで、ルイの隠された事情が
次第に明らかになっていくという流れです。

単なる奇妙な運命で片づかなかれば
仕組まれた事故っていうことでしょ?
ほとんどの映画をみた人が、意外と気づいていた部分、母親怪しいね・・・・でしたけれど、
私は、いや、ひねりにひねって、
結局、父親虐待に戻るのではとまで、無駄な考えをしてしまいました。
父親に申し訳ない。

ということで、今回
この映画に関しては、素直にみていたので
しっかり騙され、とても面白く鑑賞できたのですが、
じっくりかんがえると、
この少年が、不憫で・・・。

子どもながら、母親の精神状態、理解していたってことでしょ?
親が子どもを理解するのでなく
子どものほうが、親の歪んだ愛情表現を理解していていたっていうのがせつないわ。

少年なりに、いろいろ悩んでいたんだな~~~と。

そして父親。
本当の父親ではないけれど。
とってもいい人じゃん。
彼の言葉に涙・・・・よ。
本当に、少しでも疑ってしまい、ごめん・・・

ミュンヒハウゼン症候群って
どこかできいたことはあるけれど。

しかし、
男ってなんで、美しくって弱い者に
手助けしてしまうのかしら。

担当医パスカル・・
しょうもないな~~
あんなに美人な奥さんがいるのに、ころりと。
まして、あのラストよ?
精神科にいるナタリー・・お腹大きかったじゃない。
なんてこと。
パスカル。
え・・
パスカルを演じているジェイミー・ドーナン?
って。
え・・あの例の3部作の(フィフティ・シェイズ、シリーズの)
彼ね。
みていないけれど、その映画のイメージあるから
なんとなく。。。(笑)
ヤダ(笑)

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ルルドの泉で

ルルドの泉で(2009)
LOURDES
上映時間 99分
製作国 オーストリア/フランス/ドイツ
監督: ジェシカ・ハウスナー
製作: マルティン・ゲシュラハト
フィリップ・ボベール
ズザンネ・マリアン
脚本: ジェシカ・ハウスナー
撮影: マルティン・ゲシュラハト
プロダクションデ
ザイン: カタリーナ・ヴーペルマン
衣装デザイン: ターニャ・ハウスナー
編集: カリーナ・レスラー

出演: シルヴィー・テステュー クリスティーヌ
レア・セドゥ マリア
ブリュノ・トデスキーニ クノ
エリナ・レーヴェンソン セシル
ゲアハート・リーブマン
リンデ・プレロク
ハイディ・バラッタ
フーバート・クラマー
ヘルガ・イリッヒ



 奇蹟の起きた泉としてカトリック教会の巡礼地ともなり、世界中から奇蹟を求める信者や病気の人々が訪れるピレネー山脈のふもとにあるルルド村を舞台に描くヒューマン・ドラマ。主演は「サガン -悲しみよ こんにちは-」のシルヴィー・テステュー、共演にレア・セドゥ、ブリュノ・トデスキーニ。監督はこれが長編3作目となるオーストリアの新鋭ジェシカ・ハウスナー。
 フランスとスペインの国境に位置するピレネー山脈のふもとの小さな村ルルド。聖母マリアの出現した地として、また奇蹟の水が湧き出る泉で知られる世界最大の巡礼地。このルルドへのツアーに参加した女性クリスティーヌ。不治の病で車椅子生活を余儀なくされていた彼女だったが、療養のさなかに突然、立って歩けるようになる。誰もが重い病気や障害を抱えるツアー参加者の中で、なぜそれほど信心深くもない彼女にだけ奇蹟が訪れたのか。彼女への祝福の一方で、周囲には疑念や嫉妬も芽生えはじめていく。

<allcinemaより引用>

感想

○○○旧作77円セールでの鑑賞。

題名が題名なので
宗教色が強く、難しい映画かなとも思ったのですが
そんな感じではなく
人間の色々な感情を垣間見ることができ
とっても興味深い作品でした。
ただかなり淡々としていますし
説明も最小限
台詞も少な目なので
好みはわかれる作品かな・・・・と。
想像力で補えるところは楽しくもありますが。

どの方も印象的でしたが
車いすに乗っていた娘(ほとんど動けない感じの子、意思の疎通も難しそう)と
母親のペアー。
一回、奇跡的に娘が話しだすようになるのですが(奇跡か・・)
そのあと、すぐにまた元通りに。

さりげなく描かれていましたけれど、衝撃的でした。
また怖そうな介護人の方が、急に倒れてしまって、
え・・・意味が分からないけれどどうしたの?と思ったら
あの方も実はって言う真相で。
これも衝撃的でした。

奇跡が起こった少女のそばについてくる
おばあさんも一体何者なのか・・・
なんであんなに関与するのなか・・・・というのも不思議だったり。
ラストも
どうなるのかな・・・とドキドキでした。

ルルドという場所がどういうところかというのも
知識として学べたことも大きくて
いろんな意味で
記憶に残る作品でした。

なぜ、主人公だけに奇跡が起きたかという
明確な答えは映画ではないし
そもそも
奇跡かどうか・・・

そう信じればそれは奇跡というのだろうし
信心深いから願いがかなうのか
いや
祈ってもかなわない人もいるし
現に主人公は信仰心そんなにあったようにはみえなかったし・・・
信じても悲しい運命の人もいるし
不平等なことも多いし
それも含めて神様のおぼしめしと感じられるかどうかなのか・・

信仰心そのものについても
意外と考えさせられる要素ももっているので
突き詰めていけば
わからなくなる内容ではありますよね

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ロスト・エモーション

ロスト・エモーション(2015)
EQUALS
上映時間 102分
製作国 アメリカ
監督: ドレイク・ドレマス
製作: マイケル・シェイファー
マイケル・プルス
アン・ロアク
ジェイ・スターン
チップ・ディギンス
製作総指揮: リドリー・スコット
ラッセル・レヴィン
イ・ジェウ
チェ・ピョンホ
原案: ドレイク・ドレマス
脚本: ネイサン・パーカー
撮影: ジョン・ガレセリアン
プロダクションデ
ザイン: ティノ・シェードラー
ケイティ・バイロン
衣装デザイン: アビー・オサリヴァン
アラーナ・モーシェッド
編集: ジョナサン・アルバーツ
音楽: サッシャ・リング
ダスティン・オハロラン
音楽監修: ティファニー・アンダーズ

出演: ニコラス・ホルト サイラス
クリステン・スチュワート ニア
ジャッキー・ウィーヴァー ベス
ガイ・ピアース ジョナス
トビー・ハス
デヴィッド・セルビー
ケイト・リン・シール
レベッカ・ヘイズルウッド
テオ・ヨー
オーロラ・ペリノー
スコット・ローレンス
ベル・パウリー

<allcinemaより  引用>

感想

巷の評価はイマイチみたいですけれど
私は好きな世界観でした。
SFといいながら
恋愛映画色が強かったのも、理由かも。

ニコラス・ホルト 君素敵だったもの。
今までは素顔がよくわからない作品ばかり
だったから(私がそういうのばかり見ていた)
今回素顔たっぷりみることができてちょっと満足
苦悩顔も良かった(笑)
純粋に
こういう映画見ると
感情豊かな生活ってやっぱり必要。
理性も閉じ込めすぎるとストレスにはなるかなって。
好きなら好きだものね。

またこうやって
人目を避けよう…的な恋愛は
もう
倍増しで熱くなるんだよね・・・・(笑)

ラストは
ロボトミー手術のようなものを選択しちゃったホルト君と
旅立つ彼女。

愛していたのは昨日までの自分であって
もう
君には感情がないって・・・
真顔で言われたら
泣いちゃうよね・・・


でも映画とはずれるけど
大好きな2人同士でも
相手の感情がなくなってすれ違いになっていくカップルって
よくありますよね~~
そういう事例は
こういう映画のような感じで
相手は
きっと変な手術されて
感情がうしなわれていったんだな・・・って考え
ることもできるな・・・
そうしないとやりきれないよね・・・なんて思ったりもしました。

映画ラストに向けては

薬で制御された恋愛感情は再び
よみがえることができるのか
愛は科学に勝つのか

そういうテーマも考えましたが
どうでしょうね~~

他の映画
ニコルソンの
カッコーを思い出したり(洗脳されちゃうところ)
ガタカや
アイランドなどの
他のSF作品も思い出したりと
既成感はありありだったけれど、
それも良しと。

真っ白な世界っていうのも
インパクトあって良かったです。

また
日本の建築物が使われてるってことでも
興味深かったです。

男女の恋愛感情がなくなっての
男、女って
夫婦間では
実際
いっぱいいるんだけどね・・・

rosotoemo-shonn 映画

ラ・ラ・ランド

ラ・ラ・ランド(2016)
LA LA LAND
上映時間 128分
製作国 アメリカ
監督: デイミアン・チャゼル
製作: フレッド・バーガー
ジョーダン・ホロウィッツ
ゲイリー・ギルバート
マーク・プラット
製作総指揮: マイケル・ビューグ
脚本: デイミアン・チャゼル
撮影: リヌス・サンドグレン
プロダクションデ
ザイン: デヴィッド・ワスコ
衣装デザイン: メアリー・ゾフレス
編集: トム・クロス
振付: マンディ・ムーア
作詞: ベンジ・パセック
ジャスティン・ポール
作曲: ジャスティン・ハーウィッツ
音楽: ジャスティン・ハーウィッツ
音楽監修: スティーヴン・ギジッキ
エグゼクティブ音
楽プロデューサー: マリウス・デヴリーズ

出演: ライアン・ゴズリング セバスチャン(セブ)
エマ・ストーン ミア
ジョン・レジェンド キース
ローズマリー・デウィット ローラ
ソノヤ・ミズノ ケイトリン
J・K・シモンズ ビル
フィン・ウィットロック グレッグ
ジェシカ・ロース
キャリー・ヘルナンデス
トム・エヴェレット・スコット
ミーガン・フェイ
デイモン・ガプトン
ジェイソン・フュークス
ジョシュ・ペンス
トレヴァー・リサウアー


 「セッション」のデイミアン・チャゼル監督がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンを主演に迎えて贈る本格ミュージカル・ラブストーリー。大きな夢を抱いてLAへとやって来た男女の出会いと甘く切ない恋の行方を、カラフルかつマジカルなミュージカル・シーンと、夢と現実の狭間で苦闘する主人公2人の葛藤のドラマを織り交ぜほろ苦くもロマンティックに綴る。
 夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、いくつものオーディションを受ける日々。なかなか役がもらえず意気消沈する彼女は、場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。弾いていたのは、以前フリーウェイで最悪な出会いをした相手セブだった。彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したいという夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。そんな2人はいつしか恋に落ち、互いに励まし合いながらそれぞれの夢に向かって奮闘していくのだったが…。




感想


 評判の冒頭高速道路シーンはやっぱり圧巻。
ここは大画面で是非堪能したいところですね。

個人的にミュージカル映画好きなので楽しみにしていたわけですが
期待した以上の出来でした。
私は好き★
ちなみに、結構今、本作にはまっている自分であるけれど(笑)
この感じは、ミュージカルでいうと、「ムーランルージュ」を鑑賞した時と同じ感覚ですかね。
同じ波が来たってこと(笑)


この映画、歌も良かったけれど、音楽がとくによかったです。
特にジャズよね。
まあ、私は今までにジャズが好きっていうわけではなかったけれど
主人公の彼のこだわりをきいていると、なんだか、すっごく気になってしまうのですよね。

サントラ今回購入したのですが
歌のではなくスコア版、インストロメンタルのやつで、ジャズ色が強いです。ちょっとおしゃれに流したりしております。
高級喫茶の雰囲気ですよ、室内は(笑)


前作「セッション」もそうだったけれど
監督の思いが如実にあらわれている作品だったのかな。

ジャズへの思いがね。


夢と現実の折り合いがうまくとれないのは
当然と言ったら当然。
映画だからこそ、ハッピーのままで・・・という思いもあるけれど、
ああいうラストもまた身に染みるようで、私にはグットきました。
価値ある時間をともに過ごせたという事実は
永遠に残るんだものね。
色あせないし。
ある意味、ハッピーで、あるのではとも考えられる展開ではありました。
ミア結婚して女優としては活躍していて、
セブ、念願のジャズバーの経営者のようだったものね~~~

あ、ミアは結婚していたわけだけれど、
こういう風に結婚して生活きちんと築き上げてしまっているというのが
女性ならではなんだよな~~~とも思いました。なんだかしっかりしている・・・
考えてみれば、セブが生活のために、自分の意向とは違うジャンル音楽の方に向きをかえたときに
助言していたのはミア。そしてミアの言うとおり、結局は自分の好むジャンルの音楽、夢に向き合うことになったじゃない?
しばらくしてミアがスランプに陥った時、今度はセブが、助言をし、夢をかなえる道に引き戻したんだよね。
で・・・2人とも軌道修正して、共に、本来の自分たちの夢へと向かっていこうと・・・そう前向きになっていた物語だったけれど

最後の最後

5年の年月で、ちょっと状況は変わってしまっていたよね。
なにがあったんだろうね・・・って想像力働く…笑
すべてはつかむことができないということも、人生経験長い人間ならば
しかたないか・・・とは納得できるけどね。

とはいうものの

再会してお別れした瞬間
ミアが振り向いてセブと目と目を合わせたから

うん

良かったと。

後悔なしだね、その選択。

だから素敵な物語になったんだよねと確信しました。

あれで振り返らなかったら、セブ不憫すぎるしね。

好きなシーンはいろいろあるので語れないかも。
またDVDでも観ながら楽しみたいと
思っています。


色鮮やかな映像も目の保養になったし
緑、黄色、ピンクの服も素敵よね~~

そしてなんといっても
ピアノ。
個人的にピアノを弾く男子は
評価が2倍あがるよ~~(笑)

一生懸命練習したのね、すごいね・・・・
かっこよかったです。

タップダンスもあの姿勢(良く写真であるショット(^^♪)
が、まあ、絵になる、絵になる・・・。

スタイルがよいのよね。


ライアン今回はなぜだろう・・・すごっくかっこよくみえるんだよね。
なぜなんだろうね~~
またみて確認するつもり。

2回目は鑑賞できないのでDVD待っています。
サントラももう一つ、購入しようかな・・歌のほうね。

rararanndo640.jpg




ライト/オフ(2016)

ライト/オフ(2016)
LIGHTS OUT
上映時間 81分
製作国 アメリカ
監督: デヴィッド・F・サンドバーグ
製作: ジェームズ・ワン
ローレンス・グレイ
エリック・ハイセラー
製作総指揮: ウォルター・ハマダ
デイヴ・ノイスタッター
リチャード・ブレナー
脚本: エリック・ハイセラー
撮影: マーク・スパイサー
プロダクションデ
ザイン: ジェニファー・スペンス
編集: カーク・モッリ
音楽: ベンジャミン・ウォルフィッシュ

出演: テリーサ・パーマー レベッカ
ガブリエル・ベイトマン マーティン
ビリー・バーク ポール
マリア・ベロ ソフィー
アリシア・ヴェラ=ベイリー
アレクサンダー・ディペルシア
アミア・ミラー
エヴァ・カントレル
エミリー・アリン・リンド
ロッタ・ロステン

 デヴィッド・F・サンドバーグ監督が2013年にネットで発表し話題となった短編動画を、「死霊館」のジェームズ・ワン製作の下、サンドバーグ監督自らの手で長編化したサスペンス・ホラー。電気を消すと姿を見せる謎の存在によって恐怖のどん底へとたたき落とされる主人公姉弟の運命を描く。主演はテリーサ・パーマー、共演にガブリエル・ベイトマン、ビリー・バーク、マリア・ベロ。
 実家を出てひとり暮らしをしていたレベッカは、怯える弟から“電気を消すと、何かが来る”と悩みを打ち明けられる。にわかには信じがたい話だったが、レベッカには心当たりがあった。彼女が家を出た理由も、その何かだったのだ。弟も苦しめられていると知り、今度は逃げずにその正体を突き止めようと決意したレベッカ。いくつもの照明を用意して、いざ実家に乗り込んだ彼女は、やがて母ソフィーの恐ろしい秘密と向き合うことになるのだったが…。

<allcinemaより引用>

感想

もともと短編動画だったのですね。⇒それ、みました。怖かった(笑)
映画としてもかなり短い作品で(81分)
どうかなと思ったのですが、すっきりしていて見やすかったです。

冒頭に
おじさんが殺され
すぐあとに
イケイケ姉ちゃんとイケイケの彼氏が出てきて
話が見えにくいな…と思っていたところもありました。
しばらくして、
おじさんは、イケイケ姉ちゃんの義理のお父さんだとわかりなるほどーと納得。
そしてイケイケだと思っていた姉ちゃんは実は
良い感じで(笑)
イケイケだと思っていた彼氏は
本当に良い人で(終盤、頑張る、(笑))
いや~~~
すぐ殺されちゃうカップルにならなくって
本当に良かったと思いました(笑)
彼氏ね、
映画の終盤、
謎の人物に
襲われた後、一目散に彼女おいて
逃げてしまったので
このままだとおこるよ~~~としばらく思っていたのですよ。
ホラーでは
こういうキャラ定番だったし。

でも、…良い彼氏なんだもの。
好きになったよ

家族の絆を感じさせるホラーは良いですな

ちなみに
DVDだったので
未公開部分も鑑賞。
とくにラストについては
別バージョンラストが入っていました。

それによると、

事件が片付いた後
弟ちゃんと彼氏と自宅に戻ったら
最後またダイアナが現れるという後日談。
よくホラーでみかける
一旦終わりだと思ったら
まだ怖さが続いてたというパターンですね。
今度は強力ライトで
ダイアナをボロボロにし、
弟ちゃんから完全に切り離してめでたしめでたし・・・という流れでした。

これはこれでありかと思いますが
ちょっと彼氏が情けなく映るから
やっぱりカットしてすっきりした方がよいですね


エンドロールも
かっこいい怖さで、良い感じです。

電気をつけると
現れて消すと見えなくなるって

映像で見ていると
だるまさんが転んだみたいな雰囲気ですね。

パット振り返ると止まっていて
目をそらしていると動くというパターン。

単純なアイデアなのに
意外と怖い映画に仕上がるのは
工夫次第でホラーはまだまだできるっていうことですね


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リリーのすべて

リリーのすべて(2015)
THE DANISH GIRL
製作国 イギリス/ドイツ/アメリカ
監督: トム・フーパー
製作: ゲイル・マトラックス
アン・ハリソン
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
トム・フーパー
製作総指揮: リンダ・レイズマン
ウルフ・イスラエル
キャシー・モーガン
ライザ・チェイシン
原作: デヴィッド・エバーショフ
『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』(講談社刊)
脚本: ルシンダ・コクソン
撮影: ダニー・コーエン
プロダクションデ
ザイン: イヴ・スチュワート
衣装デザイン: パコ・デルガド
編集: メラニー・アン・オリヴァー
音楽: アレクサンドル・デスプラ

出演: エディ・レッドメイン リリー・エルベ(アイナー・ヴェイナー)
アリシア・ヴィカンダー ゲルダ・ヴェイナー
ベン・ウィショー ヘンリク
セバスチャン・コッホ ヴァルネクロス
アンバー・ハード ウラ
マティアス・スーナールツ ハンス
エメラルド・フェネル
エイドリアン・シラー


 世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を基に、ふとしたきっかけから男性であることに違和感を抱き始めた主人公の苦悩と、そんな夫を献身的に支え続けた妻の葛藤と感動の愛の物語を描いたドラマ。主演は「レ・ミゼラブル」「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。共演に本作の演技でみごとアカデミー助演女優賞に輝いた「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」「コードネーム U.N.C.L.E.」のアリシア・ヴィカンダー。監督は「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー。
 1926年、デンマークのコペンハーゲン。風景画家のアイナー・ヴェイナーは結婚して6年目になる肖像画家の妻ゲルダと仲睦まじい日々を送っていた。ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を引き受けたのがきっかけとなり、自分の中に潜んでいた女性の存在を自覚するようになる。最初は遊びのつもりでアイナーに女装をさせ、“リリー”として外に連れ出し楽しんでいたゲルダも、次第にアイナーが本気だと気づき激しく動揺するが…。
 
<allcinemaより引用>

感想

昨年末に観た一本

素晴らしい映画でした☆

劇場で観たかったです。

なかなか難しいテーマなので
映画化もどんな感じになるのかな・・・と思っていましたけど
美しく、正統派な形で描かれておりました。
私は奥さんの気持ちに入り込むかな。

夫の変化
自分を責めちゃいそう。
変わっていく
夫に
寄り添えるかな。。。。って疑問
自分はどうなんだろうって。
難病で献身的に尽くすというのも大変だけど
こちらもね~~
配偶者の性別が変わるって
衝撃的だものね。

夫として、男として
結婚したわけだからね。

今までの形を否定したところからの出発
なかなか
包み込むようにはできないですよ。


彼は奥さんがいたから
変われた部分があるよね。

そう考えると
やっぱり
女性は強いな~~

女性って
真の強さ?
そういうものが
あるんだよね。

主演2人はもちろん素晴らしいんだけど
友人のマティアス・スーナールツについて。

でてきました、イケメン。
まさかここで再会とは。
またいいやつで。
ちょっとそこだけはニコニコしてみていました。


りりーのすえてnews_xlarge_thedanishgirl_201601_01

ラスト5イヤーズ

ラスト5イヤーズ(2014  アメリカ)
THE LAST FIVE YEARS


監督: リチャード・ラグラヴェネーズ
製作: ローレン・ヴェアセル
カート・ドイチェ
リチャード・ラグラヴェネーズ
ジャネット・ブレナー
原作戯曲: ジェイソン・ロバート・ブラウン
脚本: リチャード・ラグラヴェネーズ
撮影: スティーヴン・マイズラー
プロダクションデ
ザイン: マイケル・フィッツジェラルド
衣装デザイン: シエラ・ウェルズ
編集: サビーヌ・ホフマン
作詞: ジェイソン・ロバート・ブラウン
作曲: ジェイソン・ロバート・ブラウン

出演: アナ・ケンドリック キャシー・ハイアット
ジェレミー・ジョーダン ジェイミー・ウェラースタイン
カサンドラ・インマン エリカ
ベッティーナ・ブレスナン ヘザー
タマラ・ミンツ ダニカ
リサ・ハーリング ジュリー


 オフブロードウェイのヒット舞台の映画化。
ニューヨーク。アパートでひとり傷心のキャシー。5年前に運命の出会いを果たしたジェイミーとの結婚生活は破局を迎え、彼はここを出て行った。新たな人生を歩むために。そう、いまだ傷ついたままのキャシーとは対照的に…。そんな2人の出会いから破局までが、キャシーは別れから出会いへとさかのぼり、反対にジェイミーは出会いから別れへと向かって、互いに逆行する時間軸に沿って、それぞれの歌とともに描かれていく。


allcinemaより引用

感想

シェルブールの雨傘やレ・ミゼと同じく
セリフが全て歌である完全ミュージカル映画。

それをわかっての鑑賞でした。

歌,
さすがに上手いですね。
アナ・ケンドリックはピッチパーフェクト1,2でも楽しませてもらったので
今回も期待。そして期待通りでした★


男性の方はお初で
とくに好みにはならなかったのですが
歌はこれも素敵です。


ただ、
印象的な歌が少なかったかな・・・。
知っている曲ではなかったし。
切ない歌詞もあったことはあったけれど、
曲に惹かれなかったのかも・


ラストの掛け合いの歌だけは
聴きごたえあって、おおお~~~と注目はしてみましたが。


この映画
恋愛ものですが
構成がこっているんですよね

描かれるのは2人の出会いから破局まで。
恋愛のうえ、結婚もするんですが別れます。
2人とも夢がありましたが
男性は成功、女性の方は、思うようにいかないと
現実は厳し状況に。
それが
すれ違いのきかっけになるのかな・・・

誰でも
人生なかなか上手くはいかないのですがね。

女性
キャシーは別れから出会いへとさかのぼり
男性、ジェイミーは出会いから別れへと向かっていくと、2パターンで描かれるのですが
ミュージカルでわざわざここまでしなくてもと思ってしまいます。

この手の描き方は
普通の映画でもみたことあるので
目新しさはなかったし
個人的には
こういう心のすれ違い、破局パターンは
しっかり心の機微が感じられる正統派映画の方が
好みですね。

シェルブールの雨傘も
そんな感じでしたが
あれはフランス映画で映像も素敵だったから嫌いじゃあないのかな
ただし歌は吹き替えだけど。

今回は
現代劇、舞台もニューヨーク。
そんな背景も惹かれなかった理由かも。


でもミュージカルは好きなので
いろんな映画
見ちゃいます。
rasuto5 eiga

ルーム

ルーム(2015)
ROOM

製作国 アメリカ

監督: レニー・アブラハムソン
製作: エド・ギニー
デヴィッド・グロス
製作総指揮: アンドリュー・ロウ
エマ・ドナヒュー
ジェシー・シャピーラ
ジェフ・アークス
デヴィッド・グロス
ローズ・ガーネット
テッサ・ロス
原作: エマ・ドナヒュー
『部屋』(講談社刊)
脚本: エマ・ドナヒュー
撮影: ダニー・コーエン
プロダクションデ
ザイン: イーサン・トーマン
衣装デザイン: リア・カールソン
編集: ネイサン・ヌーゲント
音楽: スティーヴン・レニックス

出演: ブリー・ラーソン ママ/ジョイ
ジェイコブ・トレンブレイ ジャック
ジョーン・アレン ばあば/ナンシー
ショーン・ブリジャース オールド・ニック
ウィリアム・H・メイシー じいじ/ロバート
マット・ゴードン
アマンダ・ブルジェル
ジョー・ピングー
トム・マッカムス
ランダル・エドワーズ

 エマ・ドナヒューのベストセラー『部屋』を「ショート・ターム」のブリー・ラーソン主演で映画化
5歳の誕生日を迎えたジャックは、狭い部屋に母親と2人で暮らしていた。外の景色は天窓から見える空だけ。母親からは部屋の外には何もないと教えられ、部屋の中が世界の全てだと信じていた。2人はある男によってこの部屋に監禁されていたのだった。しかし母親は真実を明かす決断をし、部屋の外には本物の広い世界があるのだとジャックに教える。そしてここから脱出するために、ついに行動を開始するのだったが…。

(allcinemaより引用)

感想   

「ディーバン・・・」の映画鑑賞時に、「ルーム」の予告編を観ていたので
(予告編は結構ネタバレしている)、予備知識が多少あったものの、
思っていた以上に感動してしまいました。
アカデミー賞主演女優賞の彼女も良かったけれど
なにより子供の存在が抜群で、彼の一言一言に、涙こぼしてしまう感じでしたね。

前半は監禁生活の様子、そして脱出
後半は脱出後の社会生活を送る親子に焦点がおかれていました。

最初は、閉じ込められた生活というのはわかりません(だから予備知識ない方がその後の驚きが増すのでベター)
ちょっと狭苦しいお部屋に、親子で暮らしているんだな・・・・・程度にしか感じないのよね。
子供の髪が長いのも、そういう髪形かな・・とも思えるし、
質素な生活は、生活が苦しいのかな程度に理解できちゃうから。
一応テレビもあるし、普通食のお食事もしていますからね。
でもなんとなく違和感を感じてくるの。
5歳のお誕生日にケーキを作ったママに
子供が蝋燭をねだっても、それは彼に頼めないとママは拒否。

そう・・・必要な食料は、決まった日にしか届かない。
そして、それを持ってくる男がやってきたその日は、子どもは押し入れで寝なければいけない。

わ~~~。
多少はわかっていたけれど、ものすごい設定でした・・驚。
子供の素直な言葉、しぐさが可愛い分、
現実の深刻さが隠れちゃうところがありますけれど
このママ(ジョイ)と子供(ジャック )が置かれている状況は、悲惨でした。

そして
拉致され監禁されたジョイの身に何が起こったか、
このジャックが、誰の子かというのが、なんとなく観る者が理解できるようになると
観ていて苦しい部分がでてくるんですよ。(ジョイのパパ、ウィリアム・H・メイシー のあの態度もわからなくもない)
そんな悲惨なこととは関係ないところにいる
ジャックが純粋な分、
救われるところも充分あるんだけれど、同時に現実のリアルさが息苦しいというか・・・。


この私が感じる大人の感覚はつまりママ、ジョイの感覚と同じ。
だから
ジョイは監禁から脱出してからの社会生活に相当苦しむことになるの。
世間の目、親の目、失った過去の自分の時間について、自問自答すればするほど精神的に追い込まれていくの。
もう・・・それは十分すぎるほどわかるわ。
私なら、耐えられないもの。

逆に、ジャックにおいてのルームからの脱出はまた違った意味合いを示していると思うのよね。
世界が広くなるということ。
ルームの中が世界のすべてだと思っていた中で
もっともっと広い世界が存在するっていうことを脱出によって認識できたのだから。
ジャックが
はじめて外の世界に出たときの
彼の目に映る世界、空や人や、庭や、地面や草木がすべてにおいて彼の目線で描かれているところが
とっても魅力的でした。
はじめて
この世に生を受けた赤ちゃんもきっとこんな感じの感覚を味わっていたんだろうなって・・・。
赤ちゃんは言葉を発することができないけれど
ジャックすでに5歳で
それを言葉にも表現できるわけでしょ?
その言葉を聞くことが、やっぱり観る者にとっては感動的になるんですよね。

ものに一つ一つ
挨拶するジャックは愛おしかったな。
おはよう…洗面台って・・・。

子供はやっぱり
希望。
なぜ子供を手放さなかったか・・・と記者が質問していたけれど
その言葉は、酷だと思うな…。
ジャックの存在が彼女の生きる支えだったし。
現に
社会に出てからも
彼女を救ったのはやっぱりジャックだったからね。

ジャックの中では
ルームの生活はママとの愛に満ちた生活であったと信じたいし
それにさよなら・・・・を上手にできた
あの最後だから
彼女たち親子には今後希望に満ちた新しい生活が訪れるだろうと信じられる気がしました。


ジョーン・アレンの
ばあばも素敵でしたよね。
自分の娘と孫への接し方が。
綺麗だし。

ばあば大好き・・・
なんて
あんな可愛い男の子に言われたら
うるうるしちゃいますよ。
可愛いな。

設定がかなり特異で
よくこういう設定は復讐劇やホラーテイストでつかわれやすいんだけれど
今回は親子の絆に重点を置いた感じなので見やすいと思います。
設定が設定なので
どうしても大人の感覚でいろいろ想像してしまったり、いやな思いを感じたりするときも
あるけれど
それを恐れて鑑賞チャンスを逃してしまうのはもったいないですよね。

映画は子供の視点で終始物事を見ているということを考えると
自分が得るものはたくさんあると思うから。
とくに
子育て経験のママはいろいろ思うはず。
子供を初めて違った世界に送り出すときの
あのドキドキ感を・・・

ru-mu gazou eiga
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