ナツトウダイ 夏燈台
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Flora of Mikawa
トウダイグサ科 Euphorbiaceae トウダイグサ属
中国名 | 钩腺大戟 gou xian da ji |
[英国名] | Siebold's spurge |
学 名 | Euphorbia sieboldiana Morr. et Decne. synonym Euphorbia taquetii H.Lév. et Vaniot synonym Euphorbia sieboldiana var. ohsumiensis (Hurus.) Hatus. synonym Euphorbia tsukamotoi Hondasynonym Euphorbia sieboldiana C.Morren et Decne. var. montana Tatew. |
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
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

花 期 | 4~5月 |
高 さ | 20~40(70)㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地、丘陵 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ロシア |
撮 影 | 田原市 13.4.15 |
夏の名がつくが、春に咲き、6月には実が出来始める。
多年草。高さ20~40(70)㎝。塊茎は大きな根茎状、長さ10~20㎝、根茎は太さ4~15㎜、セグメントは数珠形。茎は1本又は束生し、太さ(2)4~7㎜、しばしば上部の節で小枝に分枝し、平滑、無毛。葉は互生し、上部ほど葉が大きい。托葉はない。基部の鱗片葉はすぐに落ちてなくなる。葉柄は無柄又はほとんどない。葉身は楕円形~倒卵状披針形~楕円形、変化が多く、長さ2~5(10)㎝、幅0.5~1.5(3)㎝、無毛、基部は漸尖~楔形 、全縁(小円鋸歯状)、先は鈍形~鋭形~尖鋭形、側脈は羽状。花序は頂生の偽散形花序。一次総苞葉(primary involucral leaves)は 3~5(6)個つき、楕円形~卵状楕円形、長さ3~6㎝、幅0.4~0.8(2.8) ㎝、基部は類切形(写真のものはほぼ円形)、先は鈍形。一次散形花序柄(primary rays)は3~5(6)個つき、長さ2~4(7)㎝。集散花序はほとんど二出であり、ときに単出になる。杯状花序苞葉(cyathophyll)は杯状花序の基部に対につき、非常に変化が多く、腎形状円形~卵状三角形~円形、長さ0.8~1.4(1.8)㎝、幅0.8~1.6(3.2)㎝、基部は広楔形~狭心形~類円形、先は円形、先端につく杯状花序苞葉の方が下段のものより小さい。杯状花序は短柄があり、杯状体 (杯状総苞)はつぼ状、長さ3~4㎜、幅3~5㎜、裂片は三角形~卵状三角形、内側に短いまっすぐな毛がある。腺体は4個、主に黄褐色、ときに淡黄色~黄緑色、三日月形、尖った先は2個の細い角状になる。角は鈍形~針状、変化が多い。雄花は杯状体に数個つき、杯状体から突き出る。中間にある関節から上が雄しべにあたる。雌花は1個つき、中間に関節があり、関節から上が雌しべにあたり、子房は杯から横に突き出て垂れ下がり、平滑、無毛、花柱は3個、長さの1/4以下が合着し、宿存性だが落ちやすく、先(arm)がそれぞれ2裂する。花後に雌花は直立する。蒴果は3裂し、 長さ(3)3.5~4㎜、幅4~5㎜、平滑、無毛。種子は類円柱状、球形、長さ約2.5㎜、幅約1.5㎜、灰褐色、平滑。種沈があり、種沈は平滑、小さく、無柄。花期は4~5月。
タカトウダイは苞葉が円形に近い。腺体が黄色、惰円形。子房の表面にはいぼ状突起が密にある。
トウダイグサは葉がへら形。腺体が惰円形。
多年草。高さ20~40(70)㎝。塊茎は大きな根茎状、長さ10~20㎝、根茎は太さ4~15㎜、セグメントは数珠形。茎は1本又は束生し、太さ(2)4~7㎜、しばしば上部の節で小枝に分枝し、平滑、無毛。葉は互生し、上部ほど葉が大きい。托葉はない。基部の鱗片葉はすぐに落ちてなくなる。葉柄は無柄又はほとんどない。葉身は楕円形~倒卵状披針形~楕円形、変化が多く、長さ2~5(10)㎝、幅0.5~1.5(3)㎝、無毛、基部は漸尖~楔形 、全縁(小円鋸歯状)、先は鈍形~鋭形~尖鋭形、側脈は羽状。花序は頂生の偽散形花序。一次総苞葉(primary involucral leaves)は 3~5(6)個つき、楕円形~卵状楕円形、長さ3~6㎝、幅0.4~0.8(2.8) ㎝、基部は類切形(写真のものはほぼ円形)、先は鈍形。一次散形花序柄(primary rays)は3~5(6)個つき、長さ2~4(7)㎝。集散花序はほとんど二出であり、ときに単出になる。杯状花序苞葉(cyathophyll)は杯状花序の基部に対につき、非常に変化が多く、腎形状円形~卵状三角形~円形、長さ0.8~1.4(1.8)㎝、幅0.8~1.6(3.2)㎝、基部は広楔形~狭心形~類円形、先は円形、先端につく杯状花序苞葉の方が下段のものより小さい。杯状花序は短柄があり、杯状体 (杯状総苞)はつぼ状、長さ3~4㎜、幅3~5㎜、裂片は三角形~卵状三角形、内側に短いまっすぐな毛がある。腺体は4個、主に黄褐色、ときに淡黄色~黄緑色、三日月形、尖った先は2個の細い角状になる。角は鈍形~針状、変化が多い。雄花は杯状体に数個つき、杯状体から突き出る。中間にある関節から上が雄しべにあたる。雌花は1個つき、中間に関節があり、関節から上が雌しべにあたり、子房は杯から横に突き出て垂れ下がり、平滑、無毛、花柱は3個、長さの1/4以下が合着し、宿存性だが落ちやすく、先(arm)がそれぞれ2裂する。花後に雌花は直立する。蒴果は3裂し、 長さ(3)3.5~4㎜、幅4~5㎜、平滑、無毛。種子は類円柱状、球形、長さ約2.5㎜、幅約1.5㎜、灰褐色、平滑。種沈があり、種沈は平滑、小さく、無柄。花期は4~5月。
タカトウダイは苞葉が円形に近い。腺体が黄色、惰円形。子房の表面にはいぼ状突起が密にある。
トウダイグサは葉がへら形。腺体が惰円形。