ミシェルのヒト観察記

少し遅く帰ってきたさぁちゃんは、
なんだか疲れているようで、
何度もため息をついていました。

ボクはおっかえりーっておでむかえして、
待ってたよー、
遊びましょーって、ぐっるぐる言いました。

そしたらさぁちゃんがにっこりして、
どんなに疲れていても、
帰りを待っていてくれるミシェルがいると、
ほっとするよって、
ちゅぅしてくれました。

そしたら、なにして遊びましょうか？





買い物してきたものについていた、
しゃばしゃばした紙が気になっていたら、
これで遊ぶ？って、さぁちゃんが言いました。





はいー！！
なんかこれ、たのっしーい。

わーい。





しばらく遊んでいたら、
わーって言って、
みーたん、ちょっと待っていてってさぁちゃんが、
テレビの前に走りました。
さいとうかずよし様が出てきたんです。





かずよし様のあだ名は、せっちゃんというのですが、
テレビにむかってさぁちゃんが、
せっちゃーんって言って、
一緒に歌って踊っていました。

なーんだ。
結局さぁちゃん、
ボクよりかずよし様がいいんじゃないですか。
ぷんぷん。





そしたらさぁちゃんが、
みーたんも踊ったらいいじゃんって言って、
ボクを抱っこして、
強引に一緒に踊らされました。

まったく、
さぁちゃんのお相手もひと苦労です。





ミシェルが一緒にいてくれるから、
楽しく歌って踊れるんだよって、
さぁちゃんが言いました。
そして、
ほーむ、すいーとほーむって言って、
たくさんボクをなでなでしてくれました。

そんなボクのまいにち。
ボクとさぁちゃんの、あったかな我が家のまいにち。


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