年初の「しぶんぎ座流星群」も終わりましたが皆さん見れた&撮れたでしょうか?
ここでお浚い。流星の撮影は10秒以上の長秒露光によるインターバル撮影をなるべく切れ目なく&多量に行い、その写真のなかから当たりを探す、という流れです。先ずこれが前提。
ここで問題になってくるのがバッテリーです。特に冬場の深夜から未明にかけては一番冷え込む時間帯な訳でバッテリーには過酷な環境。自ずとインターバル撮影時間も短くなる訳です。
それをカバーする術は… そう、外部からの給電ですね。これで解決!
えと、そうは簡単にいきません(^_^;タイトルの私のメインカメラは何れも本体のUSBコネクタからの外部給電には未対応。正式名称が解らないかったのでカメラ機種と「外部給電」とかをキーワードに検索して見つけたのがこの2種のアダプタ。(Nikon純正品にはUSB接続タイプはなし)
Nikon D7000 (バッテリー形式:EN-EL15用)![20250119_164435_r 20250119_164435_r](https://mhal.cocolog-nifty.com/blog/images/20250119_164435_r.jpg)
Canon G7XmarkⅡ (バッテリー形式:NB-13L用)
年初の「しぶんぎ座流星群」に間に合わせるべく2024年12月中頃にAmazonでポチっと。
D7000用は2~3日で届きましたが、G7Xmk2用は結局年末着。発送されてからが長い!(笑)
しかし品名もDCカプラーとかダミーバッテリーとか、とにかく正式名称とかが曖昧ですし、D7000用には評価やレビューがあったけどG7Xmk2用は評価もレビューもなし。怪しい(^_^;
ま、使えれば結果オーライってことで早速お試しです。
先ずは、D7000用(EN-EL15)カプラーの動作可否やモバイルバッテリー運用での状況等をば。
この製品はUSB Type-CでPD(9V出力)対応のアダプター、又はモバイルバッテリーからの給電が条件とのこと。使ったモバイルバッテリーはグリーンハウスの廉価品(^_^;
容量10000mAh(20W)ってモノです。非力スペックながらも一応要件は満たしている模様。![20250119_165218_r 20250119_165218_r](https://mhal.cocolog-nifty.com/blog/images/20250119_165218_r.jpg)
ちなみに EN-EL15 の純正や互換バッテリーの容量は1900mAh(7V)、さて結果はいかに!
無事起動しました(^_^) バッテリー残量表示も問題なしです。後は持ちですね。
レビューを見ると他のカメラ(同規格サイズのバッテリー)でも消費電力の関係か、上手く動作しない例があった様で怒りのレビューもチラホラと。ホントに大丈夫かな(^_^;
カプラーから出ているケーブルを通す切り欠きがあることに今更気づきました(^_^;
のっけから調べもしませんでしたが純正品があるって証ですね。
さて、バッテリーの持ち等のテストです。露光時間15秒で連写モードでカシャカシャと。
結果は約30分(100枚程)で連写が停止。特に長秒時のノイズ低減とかしている訳じゃないですが、レリーズを戻したとたん溜まった画像を表示&保存?し出したので、何等かの設定が不味いのか、又は長秒露光での連写が不味かったのかその時点では解らず。
2回試して同じ結果だったのでハード的制約?と思い久しぶりにマニュアルを見てみると・・・
なんと「連写は最大100枚迄」との記載が!スッキリしました(笑)
結局はD7000内蔵のインターバル撮影機能でテスト。露光15秒、書込み時間考慮+2秒でインターバル17秒に。結果、明け方は氷点下の寒空の中、フル充電から3.5時間程でバッテリー切れ。
この結果だと正直Nikonの純正バッテリーと大差ないのですが、これは「定格容量」や出力(W)の大きいモバイルバッテリーを使う&保温対策等をすればもっと長時間持つと思われます。
(Anker 5000mAh、PDバッテリーは4時間程持ったので個体差もアリ)
さて、お次は G7Xmk2 (バッテリー形式:NB-13L)のダミーバッテリーの結果を。
こちらのは USB Type-A でのモバイルバッテリーと接続です。10000mAhのPD非対応バッテリーでも使用できました。純正&互換バッテリーの電圧が3.6Vなので5Vが出ればPD対応でなくとも問題ないってことでしょうね。繋いだ様子はこんな感じ。
当たり前ですがフタが締まりません(笑) D7000の様な気の利いた切り欠きはなし。
雲台のクイックシューを取り付ける時にスペーサとか入れればフタの半開き状態で固定出来ると思い3ミリ厚のスペーサを購入するも厚すぎて、というかネジ長さ不足で取りつかず(^_^;
そのままクイックシューを取り付けてみると… 壊れそう(^_^; まあ強く締めなきゃ大丈夫(笑)
スペーサのことは追々考えるとして固定はできるのでとりあえずは良しとしました。
で、電源を入れてみると・・・「通信エラー、これCanonのロゴ入ったバッテリー?」と。![20250119_170918_r 20250119_170918_r](https://mhal.cocolog-nifty.com/blog/images/20250119_170918_r.jpg)
ここで「はい」とウソつくと電源落ちて終了(^_^; 正直に「いいえ」と答えるとこの表示に。
恐る恐る「はい」を選択すると・・・無事起動です。チト後ろめたいけど結果オーライ(^_^;
ちなみにここで「いいえ」を選択すると先と同様に終了です。まあ当たり前ですね。
これカメラ内にログとして残って保証期間内の有償、無償の判断とかに使われるのかな?
まあ起動後もおかしな挙動もなく通常の使用が可能です。早速耐久テストをば。
こちらも先の D7000 同様、グリーンハウスの10000mAhモバイルバッテリーで検証です。
撮影は「星空タイムラプス」15秒インターバル(素材残し)バッテリー切れ迄無制限です。
結果は、深夜1時~6時半頃迄、約6時間近く稼働してくれました(^_^)
D7000と同じく、明け方は氷点下の環境下です。ここはやはり消費電力の差でしょうか。
モバイルバッテリーの保温対策をすればもっと長持ちするかと。たぶんやらんけど(^_^;
で、まとめると何れのカメラでも…
・確かに純正や互換バッテリーよりは長持ちするが環境(仕様機器や気温)の影響が大きい。
・モバイルバッテリーはなるべく信頼のおけるメーカ&大容量・高出力な仕様のモノを。
・氷点下では極端にバッテリー性能が落ちるので出来れば保温対策を採ること。
※過剰に温めるのはダメな様、巾着袋等にホッカイロと一緒に、ぐらいかな(^_^;
今回の「しぶんぎ座流星群」や「ふたご座流星群」は正に真冬、最悪な環境下での撮影でしたが温かい季節なら余裕で数時間、一晩はバッテリーも持つんじゃないでしょうか。
次回、3大流星群の残り一つ「ペルセウス座流星群」は8月なのでまだ先だなー。
夏場はバッテリーの持ちより天気の方が心配(^_^;
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