木彫刻3
- 2016/10/25
- 08:13
一年ぶりの木彫のお話です。前回「木彫刻2」は未完の状態でしたが、どうにか出来上がりました。聖観音(復興)高さ23cmの小さな木像です。(米ヒバ材)ぐるっと一回りでも本当は完成ではないのです。まだ手を加えることが沢山あるのですが、あんまり長引いてもまずいので、一応出来上がりとします。 なぜそんなに掛かったか?と云うと、その後、右手のひらに腱鞘炎気味の痛みが出て、彫刻刀が握れない状態が続きました。鎮痛剤や...
木彫刻2
- 2015/10/22
- 20:35
木彫のその後です。今日は以前の会社のOB作品展の出品日で提出してきました。(昨晩、やっと彫り上げました。)とは言うもののまだ完成ではなく、途中段階(進捗率80%くらい)なのですが止むを得ずの出品です。首から上と手の彫りが終わっていません。 又ひざ下の彫りをどうするかを思案中です。(観音像が浮いているようにしたいのですが・・・) 制作中につき、敢えて下部に切り屑を付けたままにしました。膝下の彫りは...
木彫刻
- 2015/10/15
- 08:25
8月末に、懇意にして頂いている本牧の木工芸会社のオーナー(84歳)から木材を頂きました。立派な米ヒバの角材です。 頂いた木材を前にして、久しぶりに聖観音像を彫ることに・・・ 復興を願って瓦礫の中から、立ち上がる観音像です。ノコギリで大枠を切り取ります。 思った以上に材が硬く、切り込みを入れるだけでも結構時間が掛かります。(・_・;) 筋トレには丁度良いかも・・・木彫は彫り過ぎは失敗につながるので、ノコを...
木彫完
- 2014/10/19
- 19:03
やっと完成しました。 (でも眺めていると、まだ色々手を加えたくなりますが・・・)ぐるっと一周アップです。実際のヤモリは狭い隙間に入れるように可なり平べったいのですが、彫刻としてはインパクトがないので、へばり付いている様子を強調するため、指などは可なりデフォルメしたものにしました。この彫刻は人が生きていく上での不安と、それを乗り越えていく姿を表現したいと思い制作しました。アクリルボックスは無くて...
制作中2
- 2014/10/14
- 11:46
制作中の木彫の進捗状況です。(実は現在殆んど完成しているのですが、まだ細部が終わっていません。来週掲載したいと思います。)これは最初の段階です。今回はやや構造が複雑で、用意した木材に幅が無く制約があるため、粘土で模型を作り手持ちの木材で収まるかの検討をしました。 (粘土での概略模型は半日で出来ましたが、木彫ではそうはいきません。)この材は1年前、自転車でたまたま通りかかった本牧の木工所で、初めてお...
制作中
- 2014/09/26
- 20:55
これは木彫の工具で彫刻刀とヤスリの一部です。小さなものは自作したものです。割り箸や竹串に切れ込みを入れ、カッターの刃を差し込み接着し糸を巻いて補強したものです。紙ヤスリも竹ひごや楊枝に貼り付けて作ります。竹ひごも削って弾力をもたせたものや硬めのもの等、色々使用に合わせたものを作ります。紙ヤスリ等は消耗品で1つの作品を作るのに最低でも50~60本位は作ります。実際は彫刻をするのと同じくらい工具作りに...
来訪者2
- 2014/08/15
- 23:10
夕食後、居間でリラックスして一杯やりながら、今日出会った方々のお名前や写真の整理をしていると、玄関方面より控え目な叫び声。どうしたのかと行ってみると小さなヤモリの赤ちゃんがいました。家人の要請で表に出すことに、折角なのでその前に記念撮影となりました。玄関の照明が暗いのと慌てていたのでピンボケの写真ですが、眼と手の様子が可愛いと思いませんか?(気持ち悪いという方もいらっしゃるとは思いますが)本当はも...
3年か
- 2014/03/10
- 21:30
今日は「MM思い出返し隊・写真洗浄PJ」の活動日でした。瓦礫の中から回収された写真を洗浄乾燥させ元の持ち主にお返しする活動です。被災地に行かなくても近くでこのような活動ができることはとても有難いことです。中には殆んど原型が分からないような写真も多く見られます。無事持ち主に戻ること、またそこに映っていらっしゃる方々のご無事を祈りつつ作業させて頂いています。またそこで素晴らしい方々と一緒に作業できる幸せ...
試し彫
- 2014/03/04
- 17:11
前にご紹介した観音像を製作するにあたって、彫刻刀の使い方の練習と、色々な木材の性質を知るため試しながら作ったものです。彫刻刀を握るのは小中学校以来久々で、子供の古い彫刻刀を借りて彫りました。このフクロウは3cm角の小さなもので、実際は10数個作りました。頭の後ろに紐を通せるように穴があけてあり、ストラップ的に使えるもので、ほとんど知人に引き取られて行きました。写真のフクロウはまだ家の食器棚から巣立っ...
聖観音
- 2014/02/23
- 12:01
昨日、親戚の三十三回忌の法事に出席させていただきました。読経のなか見よう見まねで小さな子(故人のひ孫)が懸命にお焼香している姿を見て、親の生き方が有形無形で子に伝わっていくものだと改めて感じました。その後、故人のお人柄が偲ばれるお話しで花が咲き、皆さんの心に残る素晴らしい生涯を送られたことを伺い知ることが出来ました。写真の聖観音像は母が亡くなった後、親への感謝を込めて彫ったものです。仏像制作は初め...