アプリマーケティング研究所
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メルカリで値段の「¥マーク」を小さくしたら購入率が伸びた理由、ペイディがサービス名を「カタカナ表記」にする理由など、プロダクトのマーケ施策まとめ30(2023)
2023年に取材した記事から、長く参考になりそうな施策をまとめました。※ 数値等はあくまで取材当時のものです。 1、商品ページの「¥マーク」を小さくしたら購入率アップ(メルカリ)メルカリでは、商品詳細ページの「値段の¥マーク」を小さくしたところ、購入率が大きく上昇した。 理由としては、¥マークを小さくしたほうが、心理的な「価格の圧迫感」が減って、心理的にすこし安く感じるためと考えられている。例えば、¥マークが大きいと桁数が多く感じたり、価格を高めに感じやすい。 この案が
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ショート動画は「生のリアクション」を入れるとアクションにつながりやすい。ファッションフリマアプリ「digdig」がリアリティを軸にしたSNS戦略で15万DLまで成長した話。
digdigさんを取材しました。 ⸺「digdig」について教えてください。 楊: 不要になった服を売買できる「ファッションフリマアプリ」です。服好きのZ世代(18歳〜30歳が約80%)を中心に広がっています。 2024年の1月に正式リリースをしていて、2024年8月に公開したアプリ版は累計15万ダウンロードを突破しています。 特徴的なのは、服を売るときの「不便さ」を解消しているところです。不要になった服を簡単に納得のいく値段で手放せることにこだわっています。 出品
売上高28億円、累計会員120万人のスクーが語る「ユーザーの学習体験」を高めることに成功した3つの施策と、マネタイズの方法は「お客様の声」に従ったら成功した話。
Schooさんを取材しました。 ⸺「Schoo」について教えてください。 森: 2012年にサービス開始したオンライン動画学習サービスです。生放送の授業と9,000本以上の録画授業で学びを提供しています。 会員数としては累計120万人。2024年9月期の売上高としては約28億円で、通期黒字化に到達しています。 売上の90%以上を占めるのは「Schoo for Business」という法人向けのプランで、約2,500社にアクティブにご利用いただいています。 創業時から
300万ダウンロードを突破した「カウシェ」に聞く「シェア買い」が普及しなかった理由。非目的な買い物市場と「変化に強いチーム」で前年同月比で16倍に成長した方法。
カウシェさんを取材しました。 これまでの「カウシェの歴史」について教えてください。 門奈 : 僕らカウシェは、もともとは「シェア買いアプリ」として、商品を誰かと一緒に購入するというコンセプトで2020年にスタートしました。 初期から継続率をかなり意識して、食品や飲料など「購入頻度の高いもの」を中心に扱っていました。 また新しさを感じてもらえるように「共同購入」ではなくて、「シェア買い」というワードを押し出して、150万ダウンロードまで成長しました。 でも、この「シェ
リサーチを中心に置いたプロダクト開発で売上高が3倍に成長。エン・ジャパンの「エンゲージ」に聞く、2つのリサーチで顧客理解を深めて、売上71億円まで到達した方法。
エン・ジャパンさんを取材しました。 ⸺「エンゲージ」について教えてください。 田中: エン・ジャパンが運営する、国内最大級の「総合求人サイト」です。求職者の会員数は800万人、公開求人数は190万件を突破しています。 売上高は71.9億円(2024年3月期)となっており、ここ2年間で3.7倍ほどに成長しています。1日単位で求人の露出を増やせる「エンゲージプレミアム」という企業向けのプランなどでマネタイズしています。 売上が成長した理由のひとつは「リサーチを通じた顧客理