宗谷ラッセル2017 ~ 筬島俯瞰にて ~
JR北海道は昨年11月、鉄路の半分近くについて 「単独では維持困難」 と発表。
路線維持の方策や負担のあり方について沿線自治体との協議を進める考えを示しました。
その中には宗谷本線の名寄~稚内間も含まれているのですが、そんな先行き不透明な状況ですが、今シーズンも何とか宗谷本線の定期排雪列車の運転が始まりました。
発足当初より鉄道事業の大幅な営業赤字が確実視されていたJR北海道。
国鉄の分割民営化に際して経営安定基金を積み立てて、その運用益で赤字の穴埋めをする仕組みも、バブル経済崩壊で金利は低下し、運用益が減り続けて安全運行に関わる線路設備や車両の保守費用もままならなくなって、結果的に近年はトラブルが相次ぐ事態となっていました。
北の鉄路を切るのは簡単な事ですが、沿線住民の足はもとより、食料供給の観点からも北海道から本州へ多くの農産物が運ばれていますし、政治的な観点からもロシアやサハリンの近隣国より国土を守るために必要だという判断もあり得ると思います。
国鉄の分割民営化から30年、経営安定基金の仕組みづくりに携わった政治家や官僚も既に退き、政権もころころ替わって有耶無耶になってしまった国鉄改革の後始末を、今一度、株主である国が主導となってJR北海道や沿線住民の意見を聞いて考える時なのではないでしょうか?
ご一緒した皆さま、お世話になりました & ありがとうございました!
3枚とも 2017年1月 宗谷本線 筬島~音威子府
路線維持の方策や負担のあり方について沿線自治体との協議を進める考えを示しました。
その中には宗谷本線の名寄~稚内間も含まれているのですが、そんな先行き不透明な状況ですが、今シーズンも何とか宗谷本線の定期排雪列車の運転が始まりました。
発足当初より鉄道事業の大幅な営業赤字が確実視されていたJR北海道。
国鉄の分割民営化に際して経営安定基金を積み立てて、その運用益で赤字の穴埋めをする仕組みも、バブル経済崩壊で金利は低下し、運用益が減り続けて安全運行に関わる線路設備や車両の保守費用もままならなくなって、結果的に近年はトラブルが相次ぐ事態となっていました。
北の鉄路を切るのは簡単な事ですが、沿線住民の足はもとより、食料供給の観点からも北海道から本州へ多くの農産物が運ばれていますし、政治的な観点からもロシアやサハリンの近隣国より国土を守るために必要だという判断もあり得ると思います。
国鉄の分割民営化から30年、経営安定基金の仕組みづくりに携わった政治家や官僚も既に退き、政権もころころ替わって有耶無耶になってしまった国鉄改革の後始末を、今一度、株主である国が主導となってJR北海道や沿線住民の意見を聞いて考える時なのではないでしょうか?
ご一緒した皆さま、お世話になりました & ありがとうございました!
3枚とも 2017年1月 宗谷本線 筬島~音威子府