2023年 12月 10日
「マエストロ:その音楽と愛と」
「Maestro」2023 USA
”レナード・バーンスタインと女優でピアニストの妻フェリシア・モンテアレグレとの関係を軸に、2人が歩んだ紆余曲折に満ちた愛と葛藤の人生を情熱的に描き出していく。”
年老いたバーンスタインが、ピアノを弾きながらインタビューに答え、妻を忍ぶところから始まる。時は戻り、大指揮者ブルーノ・ヴァルターが病気のため、代役として登場したバーンスタインがニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の指揮をし大喝采を浴びる。その後アメリカ人として初めての音楽監督に就任する。
モノクロで始まるドラマは中盤でカラーになる。
オープニングから台詞が多いことに気づき、なるほどだった。バーンスタインってとても人好きでおしゃべりな人物。こういうタイプって芸術家には珍しいのかな?なんて思ったけど…。
妻のフェリシアとの間に3人の子供を儲けたが、バーンスタインは同性愛者でもあった。Wikiにもしっかりと記してある。
バーンスタインの親友(恋人?Babyと呼んでいた)で音楽家のデヴィッド・オッペンハイムを演じるマット・ボマーのシーンは非常に少ないながら存在感ありの俳優。「The Sinner -隠された理由- (シーズン3)/2020」のマット・ボマーがnice。
「アリー/ スター誕生/2018」に続くブラッドリー・クーパー監督、主演作品。ラストに本物のバーンスタイン登場。ブラッドリーはレナード・バーンスタインになりきっていてスゴい!
バーンスタインと言えば「ウエスト・サイド・ストーリー」の作曲者として有名。劇中聞き覚えのあるメロディが流れた。
ブラッドリー・クーパーが、何年もかけて練習したというオーケストラを指揮するシーンは迫力あり。手だけではなくジャンプしたりでとても大胆なパフォーマンスの指揮者バーンスタイン。
夫婦間の葛藤に苦しむフェリシアを演じるキャリー・マリガンも巧い。
映画はバーンスタインの3人の子供たちに捧げられている。
フェリシア・モンテアレグレに「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け/2022」のキャリー・マリガン。
デヴィッド・オッペンハイムに「ジョナサン ふたつの顔の男/2018」「エコーズ/2022」のマット・ボマー。
ブルーノ・ジラートに「シシリアン・ゴースト・ストーリー/2017」「レッド・ノーティス/2021」のヴィンチェンツォ・アマート。
シャーリー・バーンスタインに「マリー・ミー/2022」のサラ・シルヴァーマン。
ジェイミー・バーンスタインにマヤ・ホーク。
監督、脚本、製作、出演(レナード・バーンスタイン)は「ナイトメア・アリー/2021」のブラッドリー・クーパー。
シネ・リーブル池袋(Netflix配信前に一部のシアターで上映)
マエストロ、劇場に見に行かれたのですね。
私は配信で見ましたが、とてもよかったです。
ブラッドリー・クーパーの細部にわたるこだわりが感じられ
彼は意外と職人肌なのかもしれないな、と思いました。
フェリシアを演じるキャリー・マリガンの演技もすばらしいの一言。
2人のゴージャスな生活(邸宅のインテリアがすばらしかった!)
音楽シーンも多く大満足の作品でした。
こんばんは。
池袋で上映があったので鑑賞できました。
>ブラッドリー・クーパーの細部にわたるこだわりが感じられ...
職人肌同感ですね。
ゴージャスな生活...アーティストの家って感じで素敵でした。
素晴らしいインテリアを鑑賞できるのも映画の醍醐味です。
キャリー・マリガン活躍してますね。
音楽はもちろん全体的に見応えのあるドラマでした。