2023年 01月 21日
「離ればなれになっても」
「Gli anni più belli」…aka「The Best Years」2020 イタリア
1982年のローマ。親友のジュリオとリカルドと共に青春を謳歌する16歳のパオロは同級生のジェンマと恋に落ちる。4人で過ごす日々は素晴らしく楽しかった。しかしジェンマの母が亡くなり伯母に引き取られたジェンマはナポリに行ってしまう。1989年、教師、俳優、弁護士となった3人の青年はローマでジェンマと再会する…
監督ガブリエレ・ムッチーノの前作「家族にサルーテ! イスキア島は大騒動」のレビューに”World Wideに活躍しているステファノ・アルコッシ&フランチェスコ・ファヴィーノを筆頭に豪華なイタリア人俳優の競演。でもドラマは騒々しばかりでつまらなかった。”と書いていた。
本作は時代に翻弄されながらも、くっついたり離れたりを繰り返す男女の愛と葛藤のドラマ。
本国で大ヒットしたのも納得の一作で中々見応えがあった。でも日本では受けないのか、平日の最終回のシアターはガラガラで上映も1/26まで。
原タイトルの「最高の年」が「離ればなれになっても」になってしまう邦題の付け方が不思議。
しかしながらイタリア人のトークにはちょっと呆れる。まるでマシンガンのように口から言葉が飛び出す。イタリア旅行の時もおしゃべりな人が多々いたのを思い出す。
いつものように予備知識なしで鑑賞。シアターでの予告編は数回見ているけど、予告編って熱心に見ない。なので、エンドクレジットが始まり、パオロ役はキム・ロッシ・スチュアート!?彼の変化にびっくり。ピエルフランチェスコ・ファヴィーノは顔が派手だからか?デカいからか?わからないが「天使と悪魔/2009」の頃とほとんど変化していない。クラウディオ・サンタマリア も「ジョルダーニ家の人々/2010」の頃とあまり変わっていないけど、キム・ロッシは痩せているからかも知れない。
ちょっと余談…
昨年の秋に恵比寿ガーデンプレイス三越跡地にできた「センタープラザ」も見てみたいと思って、YEBISU GARDEN CINEMA で上映しているアレッサンドロ・ガスマン主演のイタリア映画「泣いたり笑ったり/2019」を見ようかなと思った(2022年12/2公開、既に上映終了)。Netflixでガスマンの「我が名はヴェンデッタ/2022」を鑑賞したが、今ひとつだった。で、悩んだ末映画鑑賞をやめたのでリニューアルした恵比寿ガーデンプレイスには行けてない。
毎年有楽町で開催されるイタリア映画祭を楽しみしていた。しかしパンデミック以来有楽町での開催はなくなった。今年はどうなる?再びInternet公開?
ジュリオに「シチリアーノ 裏切りの美学/2019」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
ジェンマに「盗まれたカラヴァッジョ/2019」のミカエラ・ラマッツォッティ。
パオロに「家の鍵/2004」「ハートの問題/2009」のキム・ロッシ・スチュワート。
リカルドに「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ/2015」のクラウディオ・サンタマリア。
監督、脚本は「家族にサルーテ! イスキア島は大騒動/2018」のガブリエレ・ムッチーノ。
TOHOシネマズ・シャンテ
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