2021年 06月 21日
「インヘリタンス」
「Inheritance」2020 USA
2008年のニューヨーク。政財界に絶大な影響力を持つ名家モンロー。ある日、当主のアーチャー・モンローが車の運転中心臓発作で急死する。残されたのは妻のキャサリン、長女のローレン、そして長男のウィリアムの3人。遺産は妻と子供たちに分散して相続されることになる。
莫大な遺産を残して急逝したアーチャー・モンロー。彼は元銀行家で、娘は地方検事、息子は政治家と、一家は権力とマネーを併せ持つ。アーチャーは長女のローレンに遺言を残していた。それには”真実は掘り起こすな…”のメッセージと共に一本の鍵が入っていた…
地下室に囚われていた男は鎖で繋がれていた。”30年前の因縁とは?隠されたモンロー家にまつわる忌まわしき秘密とは…”
地下室でモーガンと名乗る男を発見したローレンは”真実は掘り起こすな…”のメッセージを無視して行動を起こす。
プロットとしては中々面白い。モーガンのゲームに挑むローレンはまずまずかな?でも極上のミステリーとまではいかない。
tomato meterは24%と寂しい限り。
リリー・コリンズに検事はちょっと似合わないかな?本作のローレン役、最初ケイト・マーラだったらしい。
良い人のイメージが強いコメディ俳優でもあるサイモン・ペッグがサイコパス気味の悪人を演じるとは?サイモンは筋肉質なボディを作り上げメイクでキャラを盛り上げているが、少々凄みが足りなくて残念。顔的に無理はあるけど...。
出番は少ないが母親役のコニー・ニールセンは存在感ありでナイス!
wowowで観た本作の監督ヴォーン・ステインの「アニー・イン・ザ・ターミナル」には、サイモン・ペッグが出演していて面白かった。
ヴォーン・ステインはSecond Unit Director or Assistant Director(第2班監督/助監督)として29作品あり。
ローレン・モンローに「トールキン 旅のはじまり/2019」「エミリー、パリへ行く/2020:TVシリーズ」「Mank/マンク/2020」のリリー・コリンズ。
モーガン・ワーナーに「しあわせはどこにある/2014」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」「ミッション:インポッシブル フォールアウト/2018」のサイモン・ペッグ。
キャサリン・モンローに「修道士は沈黙する/2016」「ワンダーウーマン 1984/2020」のコニー・ニールセン。
ウィリアム・モンローに「恋愛だけじゃダメかしら?/2012」のチェイス・クロフォード。
アーチャー・モンローに「テッド/2012」のパトリック・ウォーバートン。
スコット・モンローにマルク・リチャードソン。
ハロルド・シューリスに「ビール・ストリートの恋人たち/2018」のマイケル・ビーチ。
ソフィア・フィオーレにクリスティーナ・デローサ。
監督は「アニー・イン・ザ・ターミナル/2018」のヴォーン・ステイン。
新宿武蔵野館にて